2022年5月に佐賀県と長崎県を旅行した際、現地ツイートから漏れた事柄などの補足。
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タケ @take_all_a

2022年5月佐賀・長崎旅行、5日目の補足。町営 浦川内団地の給水塔(佐賀県大町町)。 敷地の高低差で位置エネルギーを稼げているため、塔本体はもっと低くても機能すると思うのだが、普通の平地と同程度の高さで造られている。 #danchi #給水塔 pic.twitter.com/H99k9ZMfWk

2022-06-10 22:13:12
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タケ @take_all_a

佐賀県大町町はかつて杵島炭鉱で栄えた町である。これは第4坑通風坑という坑道の換気専用の坑口の遺構。鉄筋コンクリート造でY字型をしている。藪漕ぎを覚悟していたが意外とすぐに到達できた。 pic.twitter.com/gjzk4EAA8H

2022-06-10 22:17:00
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1枚目はY字型のダクトの分岐部分を見たところ。天井でコウモリがキイキイ鳴いていて長居する根性が無かったので、スマホでパッと撮って外に出た。廃墟マニアの人たちはあの環境で三脚を立ててちゃんと撮影しているのか。偉いなあ。 pic.twitter.com/YGnCoucl9E

2022-06-10 22:19:12
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現存する杵島炭鉱の変電所は以前に見ているので今回はスルーした。大町町内の炭住街や運炭線のトンネル坑口の見学も予定していたが時間不足で断念し、武雄市方面に移動。

2022-06-10 22:21:04
タケ @take_all_a

きたがた四季の丘資料館(設計者 未確認、佐賀県武雄市北方町)。合併前の旧北方町に関する郷土資料館。門型の展望台がユニークだ。何となく毛綱毅曠氏の影響を受けているように思うがどうだろう。毛綱さんの建築ほどクセは強くないけれど。 pic.twitter.com/EkkNA65aGu

2022-06-10 22:23:09
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きたがた四季の丘資料館の内部と展示物。旧産炭地の郷土資料館は、施設によって炭鉱の扱いが大きかったり小さかったり様々だが、ここは炭鉱関係の資料が比較的多かった。 pic.twitter.com/c3S4eiUOpO

2022-06-10 22:25:50
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西杵炭鉱 記念碑(佐賀県武雄市北方町)。西杵は「にしき」と読む。この石碑は炭鉱住宅街だった地区の公園に置かれている。碑文は「明治鉱業株式会社 西杵炭鉱址」のみ。明治鉱業は福岡の安川家が経営した炭鉱会社で、安川電機などが存続している。 pic.twitter.com/otew7jHSLs

2022-06-10 22:29:27
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昔の航空写真を見ると、公園の背後の地形は炭鉱のトロッコ軌道の築堤だったと思われる。 pic.twitter.com/Y2SVImE9aN

2022-06-10 22:31:16
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記念碑の近くに残る西杵炭鉱のホッパー。 pic.twitter.com/TozeQDa4vl

2022-06-10 22:32:31
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ホッパーの内部に入るなんて何年ぶりだろう。 pic.twitter.com/nxPQ8l4PIk

2022-06-10 22:35:11
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公園周辺の住宅のうち、切妻平屋建ては炭鉱住宅の可能性が高いが断定はできない。背後の山はたぶんボタ山だ。 pic.twitter.com/9k4iUPGwkF

2022-06-10 22:36:57
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最終日は武雄市中心部をスルーするつもりだったけど、これだけは見ておかねばと訪問。武雄市図書館(佐藤総合計画、佐賀県武雄市)。いわゆるツタヤ図書館の第1号である。建築自体はツタヤ図書館となる前の竣工でとても良質。 pic.twitter.com/h6eHLLLOVg

2022-06-10 22:57:46
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武雄市図書館の内部。1・2階各1ヵ所の指定された位置でのみ撮影可。この3枚は1階の指定位置で撮ったもの。 pic.twitter.com/a0BJvvlwe7

2022-06-10 23:00:39
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同2階。図書館運営を指定管理者に委ねるのはとりあえず容認するとしても、1階フロアの条件のいい部分をすべて蔦屋書店とスターバックスに明け渡すのは譲歩しすぎじゃないの、と思った。 pic.twitter.com/rnWlQ4DcpC

2022-06-10 23:03:09
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この施設の正式名称は武雄市図書館・歴史資料館である。内部に歴史資料館の部屋はいちおう残っていて年に数回ほど企画展を開催するものの、常設展示は行っていない(その間、部屋は閉鎖)。他方、前述したように合併した旧町の郷土資料館は常時開館という妙な状態が続いている。 pic.twitter.com/PCB6hD1ZUH

2022-06-10 23:14:40
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武雄市図書館の隣に建てられた武雄市こども図書館。こちらも佐藤総合計画が設計した。内部は未見。 pic.twitter.com/WB20IPefRC

2022-06-10 23:21:13
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2022年5月佐賀・長崎旅行、5日目の補足の続き。佐賀県武雄市から長崎県波佐見町に移動して前日の取りこぼしを拾う。まずは波佐見町歴史文化交流館 波佐見ミュージアムへ。町が民家を買い取ってリノベーションして2021年に開館した郷土資料館だ。 pic.twitter.com/uvg8XHXhYR

2022-06-23 22:19:54
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元の住宅は波佐見焼の窯元だった方が1972・S47に建てた日本家屋で、内部は大きく変更されたが、客間は当時の意匠が残っている。 pic.twitter.com/G71PQBUZh1

2022-06-23 22:20:36
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展示内容は波佐見焼に重点を置きつつ、キリスト教や中世城郭から近現代の郷土出身著名人まで、波佐見町の歴史を総合的に紹介している。 pic.twitter.com/wPlbNMviNI

2022-06-23 22:22:40
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波佐見町に金山があったとは知らなかった。 ※ レンガ造発電所は現存せず。 pic.twitter.com/5qwFtDP2ow

2022-06-23 22:24:12
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旧波佐見町立中央小学校講堂兼公会堂(清水玄治、長崎県波佐見町)。波佐見尋常高等小学校の講堂兼公会堂として1937・S12に竣工。1995・H7に小学校が移転した際、他の校舎とともに講堂も解体されそうになったが、住民の反対運動で保存されて現在に至る。 pic.twitter.com/JGS4HVepCy

2022-06-23 22:27:12
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内部。保存決定後に修復工事が行われており、案内役の方によると、壁の淡いピンクは地元住民の記憶と異なるようだ。塗膜の層を分析して竣工当時の色を推定したのかもしれない。また、ステージ中央には奉安殿がある。 pic.twitter.com/2AsNfEPgXc

2022-06-23 22:32:11
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2022年5月佐賀・長崎旅行、5日目の補足の続き。昨夜述べた旧波佐見町立中央小学校講堂兼公会堂のすぐ近くに「西の原」という場所がある。外部からは2棟の木造建築が見える程度だが、敷地内には魅力的な店舗が並ぶ波佐見町の人気観光スポットだ。 pic.twitter.com/UfE3cj1vfx

2022-06-24 22:33:40
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「西の原」はもともと福幸製陶所という波佐見焼の工場だったところで、2001・H13年に廃業した後、点在する複数の建屋群はカフェや雑貨、陶器などのショップに利活用されている。 pic.twitter.com/RoF03CB2wR

2022-06-24 22:34:58
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福幸製陶所を営んでいた幸山陶苑は江戸時代から続く窯元だが、「西の原」の建屋の最初期のものは1926・S1頃に建てられた。4棟が登録有形文化財で、写真はそのうちの2棟。左が旧事務所(現在はカフェ)、右が旧細工場(現在はショップと多目的スペース)。 pic.twitter.com/TMBP9bALWk

2022-06-24 22:36:33
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建屋は傾斜地に不規則に点在しており、工場というより集落のような景観が広がる。登録有形文化財ではない建屋は外観をいじっているようだ。 pic.twitter.com/W5m0fQ5KM0

2022-06-24 22:38:16
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旧福幸製陶所細工場(さいくば)の内部のうち多目的スペースの部分。物販店は撮影禁止だがここはOK。細工場とは陶磁器の成形などの作業場。天井に吊ってある木のフレームは乾燥棚だろうか(未確認)。 pic.twitter.com/ZnoSy6njqE

2022-06-24 22:50:26
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設備はほとんど撤去されたものの壁際にシャフトが残っていた。壁の向こうにモーターかタービンがあってシャフトを回転させ、プーリーにベルトを掛けて動力を伝達してろくろ等の機械を回したと思われる。 pic.twitter.com/bHFfNVH20q

2022-06-24 22:56:39
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2022年5月佐賀・長崎旅行、5日目の補足の続き。長崎県の波佐見町から佐世保市に移動してレンタカーを返却。後は特急で博多に帰るだけだが、発車時刻まで余裕を持って佐世保に戻ったので、待ち時間に少し市街地を散策した。

2022-07-08 23:03:25
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アルカスSASEBO(佐藤総合計画・建友社・三建設計設計業務企業体、長崎県佐世保市)。県のホールと市の地域交流センターの複合施設である。内部は未見。こういうSFチックで派手なデザインは佐藤総合かなと思って後で調べたらやはり当たっていた。 pic.twitter.com/OzRLQHpsSM

2022-07-08 23:04:49
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次に、松浦鉄道の佐世保市中心部の高架が以前から気になっていたので少し見てきた。松浦鉄道は区間によって歴史が異なるが、市内の佐世保~北佐世保は1935・S10に開通(当時は鉄道省)。既に市街地化が進み用地買収が困難なため、高架橋とトンネルで線路を通した。九州初の市街地高架鉄道である。

2022-07-08 23:08:25
タケ @take_all_a

九州の他都市に先駆けて高架で鉄道を通したのは、佐世保市が鎮守府を構える軍港だったから。このときに建設された高架区間は、日本遺産「鎮守府 横須賀・呉・佐世保・舞鶴」の佐世保における構成資産になっている(後で調べて知った)。

2022-07-08 23:09:09
タケ @take_all_a

この写真はアーケード街「さるくシティ4○3」と松浦鉄道の立体交差部。高架本体はパネルに覆われていて、上のハイサイドライトに通過列車が見える。位置は中佐世保~佐世保中央で、両駅は200mしか離れておらず、日本一短い駅間として有名だ。 pic.twitter.com/aPQCsDlxv6

2022-07-08 23:10:57
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前掲写真の右手(中佐世保側)を見る。高架と周辺建物との間の狭い道に面した高架下の店舗群が横町空間を形成している。 pic.twitter.com/ktTUFtdPOX

2022-07-08 23:12:12
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佐世保市中心部を通る高架は建物に囲まれていて目視できる部分は少ない。佐世保駅の徒歩圏内では、佐世保市体育文化館の北側(佐世保市光月町)が比較的見やすい。 pic.twitter.com/0UqXk32UKT

2022-07-08 23:14:46
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高架下のアパートらしき建築物。 pic.twitter.com/S7XgPlK9cR

2022-07-08 23:16:31
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まとめたひと
タケ @take_all_a

福岡県を中心に、建築・団地・土木・産業遺産などについて、ツイッターにつぶやいたことをまとめています。個人サイトの方は放置中。