これは、創生師がまだ【カゲ】だった頃のお話――。 風見鶏静花、彼女は壱ノ笠に居を構える名家の一人娘で大切に育てられたが故に、外の世界にあこがれを抱いていた。 三条光弥、静花が外出した際に悪い奴に絡まれていた所を助け、何時しか静花へ恋心を抱いた青年だ。 創生師誕生と長い年月へと至る、始まりのお話である。 (※連載当時のまま掲載しているので、誤字脱字があります)
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「成程。まぁ、慣れる速度は人其々って所があるからな。光弥君が慣れた時に呼んでくれて構わないからな」 「うん、わかった…」

2021-04-08 20:20:49
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二人が学校の門に入ろうとした途端、博堂の方に数名の女学生が寄って来るや、各々作って来たであろう弁当箱を受け取り「今日もご苦労様」と返せば、黄色い歓声と「明日も作ってくるからねー!」等と言い残し、女学生たちも同じ校舎の中に入って行ったのだった。

2021-04-08 20:20:50
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午前の授業を受け終えて、三条や博堂をはじめとする生徒たちが皆、各々の昼休みに入るや、博堂は女学生らに頂いた弁当を構内食堂の机上に広げるや、他の生徒たちが横を通り「博堂お前、そんなに食べれるのかよ?」「良かったら、俺らが食べるぜ?」と聞いてくる。 #風見鶏の暗影

2021-04-09 20:11:36
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「結構、これは俺が貰った弁当なんだ。有難く、最後の一品まで食切るからな」 「へいへーい」 その様子を少し遠くで見ていた三条だったが、博堂の斜め向かいの空いている席に向かい「いやぁ、本当に凄いね」と言いながら座った。

2021-04-09 20:11:37
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「お陰様で、朝昼晩の飯には困らないがな」 「だろうねぇ…」

2021-04-09 20:11:37
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午後の授業も終わり、各々の帰路や活動の為に行き始める中、三条も授業道具を鞄に仕舞いながらこの後の予定を復唱しながら学校を後にする。 ――たしか、今日は母さんから買い物を頼まれているけども……。ったく、いくら子供だからってこの歳になってお使いを頼まなくてもいいのにさ。 #風見鶏の暗影

2021-04-10 19:27:11
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そんなことを思いながら上着のポケットに入れていたメモを取り出し、買うべき物を確認していた時だ。 「あっ」 短い反応に遅れて気づくと「す、すみませんっ!」直ぐに頭を下げるや「こ、こちらこそ、ごめんなさい」聞き覚えのある声を耳にし、三条は頭を上げる「か、風見鶏さん?」と声をかけた。

2021-04-10 19:27:12
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「三条さん…!」 「き、奇遇ですね。…っていうよりも、その、まさかこのような場所で会えるとは思わなんだです!」 照れ笑いにも似たような調子で話す三条を見た風見鶏も、つられて笑いながら「はい」と、返すのだった。

2021-04-10 19:27:12
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偶然の再会と勢いで、近くの定食屋に入った二人だったが(勢いで行きつけの場所に来ちゃったけど…、あぁ…どうしよう…)と頭の中で悩んでいた。 最も、連れ込んだ理由として「通っている学校の近くなので、他の同期には見られたくない」と言ったら、向こうは何と答えるだろう。 #風見鶏の暗影

2021-04-11 19:28:55
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そういう事を考えると、ますます声をかけにくくなる等と思っていた矢先。 「…あの、三条さん」 風見鶏静花の呼び声でようやく反応し、当の本人は裏声で「はぁい!」と大きく返事をした。 「大丈夫、ですか?」

2021-04-11 19:28:55
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静花の心配そうな顔を見た三条は「す、すみません……。いきなり、こういう所に連れ込んでしまって……」と言いながら、頭を下げて謝った。 「いいえ、むしろ、こういう場所には来たことが無いので、とても嬉しいです」 「そ、そうでしたか…」

2021-04-11 19:28:55
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安心していいものなのかと自らに突っ込む三条だったが、店内を見る彼女の横顔を見ると(ラッキーだった…かもしれないなぁ……)と思うのだった。

2021-04-11 19:28:56
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行きつけの定食屋を出て、今度こそ目的の場所へ向かい歩き始めた三条だったが、静花も一緒に同じ方向に歩き始めたのだ。 流石に何も喋らないで歩くのも変だろうと思い「あの、風見鶏さんは、今日はどういう用事で外出をしたのですか?」と聞けば、静花は急に顔を俯かせる。 #風見鶏の暗影

2021-04-12 19:29:09
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――しまった!僕はなんてことを…! 「すみません!無理に答えなくても大丈夫ですからっ!」 その姿を見た三条は慌てて言う中で「あの、笑わないでくれますか…?」静花はその眼を見て聞くと、三条はハッしながらも「も、もちろんです!」と返す。

2021-04-12 19:38:09
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「身体が悪いとかではないのですが…、私、あの家からあまり外を出た事が無いんです。外出したとしても、付き人の車や馬車へ乗って行ったりとかで、自らの足この街を歩く機会が少ないので……もっと歩いてみたいなって、思ったんです」

2021-04-12 19:38:09
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風見鶏静花の真剣な表情と声に圧倒されそうになり、彼女の言う事に対しどう返すべきかと真剣に考えてしまう。 「やはり、変…ですよね」 その声を聞いた三条光弥は「そんなことありません!」と、やや大きな声で即答した。 #風見鶏の暗影

2021-04-13 20:14:10
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「どんな理由であれ、見聞を広げるというのは、とても良いと僕は思います!」 緊張のあまり、早口で言う三条の様子を見た静花はクスリと笑うと、向こうもつられて笑い合ったのであった。

2021-04-13 20:14:10
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母親に頼まれたお使いに寄るお店に二人で入るや、静花は物珍しそうに商品棚に並んでいる売り物をじっくりと観察していたのが印象的で、買い物を忘れる程見惚れてしまう事態が生じる程だった。 #風見鶏の暗影

2021-04-14 19:13:29
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店を出る頃には外もすっかりと陽が落ちて夜を告げようとする空に変わっているのを見て、三条は「よかったら、近くまでお送りします」静花に提案したが「大丈夫ですよ!私、一人でも帰れますから!」と返す。

2021-04-14 19:13:29
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「しかし、流石にこの時間帯では……」 その時だ、静花の足元に伸びる影が勝手に動いたのが視界に入り、思わず二度見してしまうが、その影は一切動じる事はなかった。 「どうか、したのですか?」 「いいえ、なんでもありません。…兎も角、僕が送りますから…!」

2021-04-14 19:13:30
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〇月▽日(×) 天気:曇り 学校が終わり、母さんから頼まれたお使いを済ませようとした時、偶然にも風見鶏静花さんに出会いました。 あまりにも突然すぎて、僕は緊張してしまったけども、静花さんはそういう素振りが全く見えなかった。 #風見鶏の暗影

2021-04-15 20:38:45
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きっと、僕よりもそういう事に慣れているのだろうと推察するが、所詮は個人が考える所だから、外れている可能性もあるかもしれない。 でも、今日だって別れ際に「また会いましょう」と言ってくれたのは、とても嬉しくてたまらなくて……愛おしい。

2021-04-15 20:38:45
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もし、彼女が良いと言ってくれるのならば「付き合って下さい」という言葉を、今すぐに伝えたい。

2021-04-15 20:38:45
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その日の夜、風見鶏静花はコソコソと屋敷の裏口から家の中へ入って行ったものの、目の前に一人の男がいたものだから、驚いたような顔をして「あら、お出迎えですか?」と聞いた。 「とぼけないで下さい、お嬢様」#風見鶏の暗影

2021-04-16 19:12:07
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皺ひとつもないタキシード一式を着こなし、細長めの眼鏡をクイッとあげた男は心配そうな声を出して静花に話しかけてくる。 「外出する際は私に声をかけて下さいと、あれほど言ったじゃあありませんか!今日だって、他の使いの者に聞いて初めて知ったんですよ?!」

2021-04-16 19:12:08
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「でも、こうして何事もなく無事に帰って来たのだから、いいじゃないですか」 「『終わり良ければ総て良し』という言葉もありますがね……本当、何かがあっては遅いのですよ!旦那様や奥様にも心配させてはいけませんからね!」

2021-04-16 19:12:08
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向こうの心配をよそに、静花は深い溜息をひとつついた後に言い放つ。 「松家の言いたいことは解ったけども、私だって、何時までも子供じゃないのよ。一人で何処かに行きたくもなるのだから、もう少しちゃんとわかってきただけないのかしら?」

2021-04-16 19:12:08
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静花に言いくるめられた松家は、大きなため息をつきつつも、一人で屋敷の見回りをしていた。 ――先輩達から話は聞いていたけど、お嬢様の身勝手な外出は本当に困りものだな…。 #風見鶏の暗影

2021-04-17 18:59:23
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松家自身、風見鶏家の召使いとして勤めて数週間と経ったばかり。 前任の召使いが高齢になって自ら辞めると言い、次の者という事で静花と歳の近い松家が選ばれたのだが、こうも自由奔放に外へ出られてはたまったものじゃない。

2021-04-17 18:59:23
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――今後が、不安でしかない…。 首を振りつつも、気を取り直した松家は再び屋敷の見回りを続けるのであった。

2021-04-17 18:59:23
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翌朝、何時ものように学校へ向かう途中で博堂懷治に会った三条だったが「三条光弥君、ひとつ伺いたい事があるのだがね?」挨拶を交わして早々にそう聞かれたものだから「な、なんでしょう…?」と、緊張気味に返す。 #風見鶏の暗影

2021-04-18 20:44:25
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「いやね、昨日、学校が終わった後に君を見かけたのだよ」 「ど、どこで…ですか?」 「学校の近くにある小さな商店さ」 いきなりな問いに、思わず身構えてしまった三条だったが「それは、母さんの使いで寄っただけでして…」と返す。 「成程、母君の使いか」 「は、話は以上…ですか?」

2021-04-18 20:44:25
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「そうだな、伺いたい事はまだ、山ほどある」 「えっ?」 「だが、いま聞くと君は今以上に顔を赤くする可能性があるので、今は伺わない事にするさ」 一難去ってまた一難、という心境になりつつも、三条と博堂が校門を通ると、何時ものように博堂に寄って弁当を渡す女学生がやって来たのであった。

2021-04-18 20:44:26
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今日も一人で外へ出ようとした静花だったが、案の定、使用人兼付き人の松家に見つかってしまい、致し方なく行動を共にしていた。 「毎度毎度、私の眼を盗んで勝手に外出されては困りますよ、お嬢様」 #風見鶏の暗影

2021-04-19 19:12:32
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松家が運転する車の後部席に乗っていた静花であったが、当の本人は彼の話もろくに聞かず、不機嫌そうな表情を浮かべ、外の景色を眺めていた。 「これからは、私に一言申してください。そうしたら、何時でも外出する手配を致しますから」

2021-04-19 19:12:32
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松家の言いつけもろくに聞かず、窓から流れる街の景色を見ていた風見鶏静花だったが、ある人物を見つけるや「松家、とめて!」と、声をかける。 「えぇっ?!しかし、ココでは通りの邪魔になりますし…」 「じゃあ、私はココで降りるから、車は適当な所に止めれば十分でしょう!」 #風見鶏の暗影

2021-04-20 20:09:37
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「何を無茶な事を言っているんですか、…ってぇ、お嬢様!?」 ルームミラーで今一度、静花の様子を確認した松家だったが、静花は車の扉を開けて外に出て行った後で、動揺は隠せぬ松家だったが(まずは、車を停めて扉を閉め、近くに停め、お嬢様を迎えに行かねば!)と思い、ゆっくりと停車させた。

2021-04-20 20:09:38
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何時もの時刻に学校が終わり、後は家路に帰るまでだと思いながら道を歩いていた時だった、誰かに呼び止められたような声が耳に入った三条光弥だったが、きっと、気のせいだろうと思って正面を向こうとした時、その声はより確実に耳に入り、後ろの方をちゃんと向いた。 #風見鶏の暗影

2021-04-21 20:36:02
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「三条さん!」 「風見鶏さん?!どうして、ここに…?」 「先程、車に乗っていた時に三条さんの事を見かけまして、降りて来ちゃいました」 随分と凄い事をする方なんだなぁと思いつつも、三条は静花の顔に砂がついている事に気づき、ポケットからハンカチを取り出して渡した。

2021-04-21 20:36:03
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風見鶏静花の顔に砂がついている事に気づいた三条光弥は、ポケットからハンカチを取り出し「よかったら、どうぞ使ってください」と言いながら渡した。 「ありがとうございます」 礼を言うと、静花は近くの建物の窓ガラスで自身の顔を見ながら顔を拭き始める。 #風見鶏の暗影

2021-04-22 18:47:07
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その様子を後ろで見ていた三条だったが、またしても彼女の足元に伸びる影が一人勝手に動いている姿が見え、思わず二度見をするものの、顔を拭き終えた静花の呼び声に反応し、足元の影を見た時には、既に元の姿に戻っていたのだった。

2021-04-22 18:47:07
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無事に近くの駐車場に車を停め、途中で降りた静花を探し始める松家だったが、当の本人は一向に見つからない。 ――お嬢様、一体どちらに…。見つけられなかったら、後が怖いぞ…。 #風見鶏の暗影

2021-04-23 20:09:58
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そんなことを思いながら探していると、近くから聞き覚えのある声が聞こえ、その方へ向かうとようやく本人を見つけ、声をかけよとした矢先、隣に見知らぬ男が居たのだ。 ――あれ、お嬢様は確か許嫁が居るって聞いたけど…?

2021-04-23 20:09:59
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建物の陰から二人を見ていると、向こうからの視線を感じ、ハッと隠れてしまう松家だが(何してるんだ、もう)という思いが溜息で出るのだった。

2021-04-23 20:09:59
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近くのベンチに座った三条光弥と風見鶏静花だったが、当の本人たちは顔を合わせても直ぐにそっぽを向きつつも「お、お先にどうぞ」「いいえ、三条さんから…」というように、互いに互いを譲りあう会話しか成立していなかった。#風見鶏の暗影

2021-04-24 19:36:54
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何度目かの切り出しでようやく先が進み、三条の方から「今日もまた、この街を見て来たんですか?」と聞いてくる。 「はい、でも、今日は付き添いの方が居ますから、先日程自由はきかないですけどね」

2021-04-24 19:36:55
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「そう、ですか…」 何処か気まずい空気になりつつも、今度は静花の方から聞いてくる。 「そういえば、三条さんは学校に通われているのですか?」 「はい、しがない学生ですけどね」 「羨ましいですわ、私も学び舎で様々な日々を過ごしてみたいなって思うんですけど、両親がそれを許してくれなくて…」

2021-04-24 19:36:55
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彼女の言葉から察するに、自分よりも裕福なのは確かだけれども、自由というものは何処か制限されているようにも聞き思う三条だった。

2021-04-24 19:36:55
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二人が座るベンチの近くにあった時計塔の時刻を見るや、静花は立ち上がる。 「そろそろ、帰らないと…」 「よかったら、送りますよ」 「ありがとうございます、でも、今日は付き添いの使用人が居ますので」 「そう、でしたよね」#風見鶏の暗影

2021-04-25 19:19:51
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愛想笑いをしつつも、内心では複雑そうな気持になりつつも「じゃあ、今日はこれで」別れの言葉を告げた。 「はい、ありがとうございます」

2021-04-25 19:19:52
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まとめたひと
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

基本は自分が考えた創作ッ子達の事を呟いたり、絵を上げたり、お話も書いたりします。偶に違う話や、参加している企画創作のお話等……ようは気まぐれだが基本は創作用アカウントです。(※食べても美味しくない鶏野郎で無言フォローをしたり、時として話すとアツくもなりますがそれでもよろしければです)御用の方はDMまで。

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