秋野さんグラブル関連まとめ

秋野紅玉 @cctome1

それはそれとして、ガウェインが守りたいものは家族の愛したもので、君の愛するものはなんなんだい？と聞いてみたいが妄想の彼はハッとした顔をして考え込んでしまうのだな

秋野紅玉 @cctome1

たぶん、かんがえたこともない

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ムッとして息をつくと、ごめん、ちょっとからかっただけだよ、と笑いながら言われれば言葉を失う。わかりきったことなのにこの年若い団長に言われるとまだムキになってしまうところが彼には面白いらしい。

秋野紅玉 @cctome1

家族と愛した国、年若い団長と青の少女、守りたいものばかりが増えていき、一つしかない我が身がもどかしい。強くなければ。そのためには多少の強がりも必要なのだ。

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戦斧を構える。おそらく飛び出そうとしている後ろの気配に振り向かず「下がっていろ！」と叫ぶ。目の前の暗闇から来る、ざらざらとした原始的な殺意のようなものが頬を撫でた。

秋野紅玉 @cctome1

アランは帰れなかったヤチマを還してあげたくてコアを持っていったはずなので、危機に瀕していたとはいえあそこで復活させてしまったことに若干の罪悪感があってほしいし、ヤチマは気にしないでアランと仲良くしてほしい

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アラン：こんな形で帰るつもりではなかったし、新たな戦いの中にヤチマを放り込んでしまった。笑ってほしかっただけなのに ヤチマ：おうちかえれた！アランありがとう！かえしてもらったからヤチマはがんばる！

秋野紅玉 @cctome1

あの関係性、アランは老いた自分がかつて憧れた少女のために…で、ヤチマ側はいつまで経っても弟分、みたいな感じの距離感なのいいですよね最高です天才かよサイゲのライターさん

秋野紅玉 @cctome1

「おやすみ、ヤチマ」「ハッシャバイ、アラン」ヤチマはゆっくり目を閉じた。閉じた目蓋の裏にも虚空に星が光っていた。

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たとえ偽物だと分かっていても、あの頃と同じ声で同じ呼び方をする弟の姿に躊躇いを感じなかったと言ったら嘘になる。

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寒さに半ば感覚を失いつつある手のひらが武器を求めて腰にすべる。 が。

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干し草のような柔らかい色の髪が前に出るほうが早かった。小柄な体が使い慣れた剣を振るう。顔は見えない。

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「悪辣だね」 降り積もる雪にも吸い込まれず、普段の快活な声とは違う、地を這うような低い、かすれた声だった。

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弟の姿をしたモノは、黒い霧状になってかき消えた。 「ごめん、やらせないよ」

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振り返った団長は、いつもと変わらない笑顔だった。

秋野紅玉 @cctome1

息を呑んだままだったルリアが、睫毛に風花をつけながら小さく息をつく。同時にビィも肩から力を抜いた。