図書館に行きたいパワーがこのへんに溜まってきたけど、何を読んだり借りたりするのかを完全に忘れてしまったのでノープラン図書館になるおそれがある。
2019-09-03 17:55:52図書館を初めて訪れたが勝手がわからず「イフリート、イフリートがどこかにいるはず」とつぶやきながら力任せに本棚をずらそうとしていたらすぐに通報された回
2019-09-03 17:58:33@ubmzh 「世にも危険な医療の世界史」 「お好み焼きの物語 執念の調査が解き明かす新戦前史」 「大航海時代の日本人奴隷 」 あたりを私の代わりに読んでおいていただけると助かりますー
2019-09-03 18:16:57@kasei_san あ、お好み焼き! のやつ。 なんかで脳のシワに挟まってました。さすが! 図書館にあるか不安ですね。あるのかな。 いってきます。
2019-09-03 18:18:18@ubmzh 行ってらっしゃい! 稲城市立図書館にはあるようです。もし位相が一致していたらどうぞ! www1.library.inagi.tokyo.jp/winj/opac/swit…
2019-09-03 18:19:56『大航海時代の日本人奴隷』 日本人奴隷ガスパール・フェルナンデスは、ポルトガル商人に購入されたが「日本式の年季奉公」と「期限付き奴隷」の認識には大きな隔たりがあった!
2019-09-03 20:03:40ガスパールを購入したペドロはポルトガルを異端審問で追われた秘密ユダヤ人であった。 異端審問の手は、マニラへ伸び、長崎へ逃れたペドロはガスパール(人さらいに売られた日本人奴隷)と出会う。 長崎での生活が始まったが……そこにも異端審問の魔の手が!!
2019-09-03 21:07:49なぜここまで詳細な事情がわかるかというと、全て裁判記録に残されている情報だからなのだ。奴隷トレーサビリティ制度や呼び名に出身地が含まれるなど、当時の奴隷制度が徹底した品質管理が行われていたことを証明している。 「私が売りました」 奴隷商人ドミニコ
2019-09-03 21:11:01さて、奴隷と言われてイメージする映像はどのようなものだろうか。少なくともペドロの家庭では奴隷は虐待されず家族同然として扱われていたようだ。 奴隷は資産でインフラ。 料理を任せる相手には家族以上の信頼を寄せていたようだ。(裁判記録からもそれが読み取れる)
2019-09-03 21:23:57若年のガスパールは子息の友人として厚遇され他の奴隷の補佐をする以外は適切に教育を受けたらしい。裁判でのしっかりした証言がそれを裏付けている。 しかし、その素直さが主人の異端を証明してしまい、彼らは長崎からアカプルコへ拠点を移すことになる。 pic.twitter.com/6NlIdb1dNs
2019-09-03 21:27:58序章のガスパールの記録は大航海時代の1570-90年くらい。 日本でも秀吉が伴天連禁止令とかを出して肩身が狭かったようです。 食生活とか習慣で出自がバレて日本人から怒られが発生するとか当時のキリシタンの様子も気になりますね。
2019-09-03 21:35:49当時の西欧人の倫理観として、わざわざ有色人種を奴隷化して厚遇するというものがカルマ調整に利用されておりインスタグラムとかにも残されている。 未開地奴隷の洗礼(人間化)を行うと善行によって社会ステータスを得ることができたようだ。
2019-09-03 22:00:45ガスパール編終わり。 最後は裁判記録がふわふわになるが、彼ら日本人奴隷はメキシコの地で住民として暮らしたであろうと〆られている。 異端審問によりポルトガルからアカプルコまで世界を半周。世界は回っているのだなあ。
2019-09-03 22:04:51「でかいcatanaを持つハポンの売買を禁ずる」 日本人傭兵が海外へ進出していたらしいことが奴隷売買制度から裏付けられてるみたいです。 シャムで活躍した吉田健一とか、知られざるサムライが世界中にいてもいいですね。レイピア剣士もOK! (今日はここまで)
2019-09-03 22:09:30同時代のアジア地域。 日本人は船員や傭兵として頻繁に国外へ移動していたらしい。マニラ、フィリピン、ゴアでの生活や売買の記録がある。 後のマカオ事件(船舶爆破事件)などもあり一大勢力となっていた事例も挙げられている。 pic.twitter.com/YpMNDmLeTD
2019-09-04 09:01:29マニラ=アカプルコ航路によって日本人奴隷は新大陸へ運ばれていた。同様のルートは慶長遣欧使節団と辿り、じゃかぼこ船員や隊員を現地へ落っことしていったので日本人が生えたという記録もあるらしい。(西欧編とも関連する)
2019-09-04 20:53:13お望月さん、本の内容のまとめ方が上手いのはいいんだけど余計な描写を加えるから本当にこう書いてあるかの信用がいまいちないんだよね。 特に人物の名前を覚えず適当に置き換えたりするクセがあるから後の世の研究者は苦労したという。 ほら、時系列もおかしい。
2019-09-04 20:57:01島津に売られた日本人が転売を重ねてリスボンで200倍の価値がつきました。 ヨーロッパルートは文化を感じる(日本人奴隷とポルトガル人の結婚とかある)けど黒死病でK-T境界線が発生して追跡がうやむやになってるのめちゃくちゃ怖い。
2019-09-05 20:53:27最後はスペインの「ハポン姓」一族の話だ。支倉常長に同行した高位のサムライが現地に残ったという話は有名だが、割とヒンヒンしてヤポンに帰ったものがいたりしたことが記録にあるという。 刀を置き、教会に暮らす剃髪した修道士。 ロマンがある!
2019-09-05 21:01:24『大航海時代の日本人奴隷』読了。 物語性のあるガスパールの人生が冒頭にあり、後の展開を理解する助けになってくれた。翻訳編集が光る作品だった。 あとがきに、実はまだ何倍もの原著があり翻訳されているということが明らかになる驚きが待っていた。 「イエズス会が手引きする奴隷貿易」とは!
2019-09-05 21:07:27かせいさんありがとうございました。こういう知的好奇心がドバドバ出るやつは最高です。 一般的な小突き回して奴隷船に詰め込むようなことはなかったよー。なかっとは言わないけど。 文明の洗礼を与えて人間化した施しだよー。島津が人狩りしてきたやつだけど。 島津こわい。 (おわり)
2019-09-05 21:12:23