【Sky二次創作】『深淵覗きの断章 ―異つ空の異聞譚―』まとめ【創作ホシの子】

『深淵覗きの断章』とは？

『深淵覗きの断章 ―異つ空の異聞譚― (Fragments of Abyssgazer: Strange Tales from Another Skies)』は、自アバ創作星の子『ガーベラ』と『ネモフィラ(ネモ)』を主人公とした、『Sky 星を紡ぐ子どもたち』の非公式二次創作小説/ツイートシリーズです。
“ほぼ時系列カットアップ連載(各お話の時系列が大体バラバラな方式)”を採用し、探究の子らの様々な営みを、スクショ・小説・動画等を用いて不定期(作者の気紛れ)でお送りしております。
⚠原作の諸要素に対する独自解釈・捏造・オリジナル設定が含まれております。閲覧の際はご注意ください。⚠

主人公①：ガーベラ(Gerbera)

またの名を『深淵覗きガーベラ』。
リトル・ガーベラと白イタチのガーベラの二つの姿を持つ。
性別：無し(人格は女性寄り)。
明るく勇敢で好奇心旺盛。鋼の如き精神と活力を備えた不屈の子。
滅びた王国に希望を齎す『使命の子の優等生』であり、常に知識と刺激に飢えている怖いもの好き。
そのせいで、友人兼弟子のネモフィラからは呆れられたり心配されたりしている。
2回目の転生以降、死後に抱きしめた“あの子”の存在や“世界の在り方”に疑問を持ち、
『空の王国に散らばる無数の謎(歴史や伝承、星の子の正体、光と闇の生態系等)を解明したい』
という強い願望を抱いている。

詳細なキャラクターシートはこちら。
【#創作ホシの子_CS】ガーベラ(Gerbera)【#SkykidOC】
https://privatter.net/p/6211343

主人公②：ネモフィラ(Nemophila)

ガーベラの弟子であり、かけがえのない大親友。
旧名及び愛称は『ネモ』。
性別：無し(人格は男性寄り)。
普通の星の子では知覚・干渉不能な“残留思念”に呼びかけ、
他者の意識と繋がることができる異能“交信”の使い手でもある。
『深淵覗き』なガーベラと比べると常識人寄りで、
好奇心や精神面の強さも一般的な星の子より少し上程度。
時折無謀な行動に出たり、スリルを求めたりするガーベラにヒヤヒヤさせられているが、
心の中ではその在り方に憧れ、もしもの時に守ってやれるくらい強くなりたいとも思っている。

詳細なキャラクターシートはこちら。
【#創作ホシの子_CS】ネモフィラ(Nemophila)【#SkykidOC】
https://privatter.net/p/6580489

オリジナル設定・用語集

大精霊関連のオリジナル設定

【#sky創作＆#深淵覗きの断章】大精霊関連オリジナル設定メモ
https://privatter.net/p/7316713
私のヘッドカノン及び『深淵覗きの断章』時空における、大精霊の外見性別・外見年齢・一人称、原作の設定画に出てきた『旧名』の扱いやその他の呼び名について纏めています。

“交信”

ネモフィラが有する特殊能力。
星の子の『“精霊の記憶”を辿る機能』から派生・発展したもの。

土地や器物に宿る精霊/星の子の残留思念に呼びかけることで、
思念のおおよその位置を広範囲で探知したり、思念が有する記憶を辿ることが出来る。

また、ネモフィラに触れた/触れられた相手の意識と接続＝“直結交信”して、
記憶・知覚・思考を相手と共有したり、相手の意識に潜行(心象世界へ侵入)する事も可能である。

詳細はネモフィラのキャラクターシートを参照。

雛鳥の子

王国に生まれ落ちて日が浅い、初心者な星の子の事を指す。
単に『雛鳥』或いは『雛』とも呼称される。

雛鳥と一人前の区別の認識は個々により様々ではあるが、
自力で迷わず暴風域/原罪に行き、恐怖に打ち克って『務め』を果たせるか否か
で区別する者が多い。

旧き星の子

ずっと昔から空の王国を旅している古参の星の子。

その大半は、王国の謎を追う中で、
或いは己の道を究める中で『何か』を見出し、行方知らずとなっている。

消えた者達の足跡は、彼らが記した文書、
或いは彼らを讃える若い子どもたちの口承にのみ残されている。

星の子の外見年齢と精神年齢

星の子の外見年齢及び身長は、人間の幼児～低学年(最低身長は外見1歳～1歳半、最高身長は外見6～7歳)に相当する。
但し、精神年齢の成熟度は3歳～15歳以上と個体毎にバラつきがあり、知識・経験の差や『残り火』か否か等の様々な要因により左右される。

文字

幾つかの星の子の集団(コミュニティ)では、優れた知恵を持つ旧き星の子達によって考案され、
集団ごとに独自の進化を遂げた文字が使われている。
ガーベラとネモフィラのように、集団内/友達同士での共通文字と、厳重管理したい調査記録や秘密を記すための個人文字を使い分ける星の子もいる。
とある星の子が集団間の情報伝達と子どもたちの啓蒙の為に考案した汎共通文字も存在するが、
そもそも文字の読み書きは使命の子の義務ではない(星の子は精霊と共通の言葉を話し、感情表現のみでの意思疎通も可能である)為、
識字率は全星の子の約60％、汎共通文字の普及率は約20％にとどまっている。

これら星の子文字の模倣元の一部である、数十種類の精霊文字を正しく解読出来た子は、
「実在するか否かわからない」とされていた。
「精霊達の文字を読み解いた星の子『明かしのフリス』の伝説が残ってるから、
　“フリス本人が残した文書”を見つけられれば大発見かも！」
というのが、古書好きのガーベラの見解であったが……

詳細は以下を参照。
【#深淵覗きの断章】深淵覗きの共通文字と『明かしのフリス』について
https://privatter.net/p/8798297

『残り火の子』

「旧き星の子らが広めた物語上の存在」或いは
「精霊たちの伝承が歪められて伝播したもの」として大多数の星の子に信じられている、
『迷える星の子たちを救う特別な星の子』の事。
単に『残り火』とも呼称される。

『残り火』の伝説は、子どもたちの願望に基づく歪曲や脚色が激しい。
しかし、大精霊たちが知る真実は、そんな伝説を遥かに超えるものであった……

詳細は『残り火の子ら』3ページを参照。

投影キューブ(投影石)

主に書庫で見つかる、石製と思しい記録媒体。
動力源となる『結晶(ダイヤ石)』が嵌め込まれている。
プロジェクションキューブ、記憶キューブ、記録キューブ、メモリーキューブ、記憶石、記録石等、様々な呼称を持つ。

情報の取り込みや投影、消去、『権限』の付与等の操作には光(火)を要する。
書物や絵画等にキューブを近づければ、そこに記された情報を取り込ませる事ができる。
扱い慣れた者であれば、キューブを手にして念じ、任意の記憶映像(持ち主の視覚・聴覚情報で構成された映像)や心象風景の映像を取り込ませる事も可能。

書庫等で見られる『精霊が遺したキューブ』の殆どには特殊な『権限』が付与されている。情報の投影は出来ても、星の子による記憶/記録の追加や消去等は出来ない。
祖たる賢者が『星の子の手で自由自在に扱えるキューブ』を携えて再訪するまで、詳細な使い方を熟知する星の子は一部例外を除いて存在せず、多くの旧き星の子も「謎多き遺物」と書き残していた。

深淵覗きガーベラは、蒐集してきた多種多様な文書の情報すべてを
自分の投影キューブに取り込んている。
研究に専念する際はこのキューブを持ち歩いているそうだが、
仮にかの子から盗めたとしても、ガーベラの火が無ければ閲覧できない。
……そして、盗んだ者が碌でもない目に遭わぬ保証は、一切ない。

友情の誓い(友結び)

互いに友愛の白キャンドルを差し出し、友達になる事。

影の子(影っ子)

火を灯し合っていない状態の星の子。
姿が影っぽく見えることからこう呼ばれる。

尽きの子(尽きっ子、結晶塗れ)

闇の生物に襲われたりして、光が尽きた星の子。

嵐の子(石っ子)

暴風域/原罪に居る石化した子ども。

『務め』

原作で描写される『星の子の使命』の別称。
原罪の嵐の子(石っ子)達に光の翼を捧げに行き、転生する事。

外つ国(とつくに)

“空の王国の外の領域/異世界(現実世界も含む)”を指す言葉。
書庫1Fの秘密の場所(オフィス)は王国と外つ国の狭間にある場所だとされている。

外つ国語

外つ国から入ってきた外来語の事。
正しい知識・由来はかなり歪められた形で星の子達の間に伝わっている。

ワカタレ

突然自分と他者の間に“存在のズレ”が生じて、離れ離れになってしまう怪現象。発生原因は不明。
友達同士でこれが起きた場合、星座台から友達の『星』へ飛べばどうにかなる。

『深淵覗きの断章』小説作品まとめ

『深淵覗きの断章』関連の小説作品は、一部例外を除いてPrivatter(ぷらいべったー)で公開しています。
現時点で投稿されている作品の時系列は以下の通りです。

①『深淵を覗く子よ』2ページ～3ページ

『魔法の季節』～『夏灯りの日々(2020)』の頃のお話。
星の子ガーベラの誕生と、かの子が『深淵覗き』を名乗るまでの経緯。

②『ネモと、影の夢の贈り物』2ページ～8ページ

『預言者の季節』の頃のお話。
星の子ネモの誕生と深淵覗きガーベラとの出会い、及びネモの“交信”能力が本格覚醒するまでの経緯。

③『夢叶えし者の、終わりの話』

『夢かなう季節』最終クエストでのお話。
“交信者”ネモフィラが垣間見た、夢見の町のスケーターの『終わり』の光景。

④『我らは真の竜を知らぬ』

『来福の日々(2021)』が終わる頃のお話。
ずっと昔に行方知れずとなった二人の旧い星の子の記録と、来福の訪問者を巡る物語。

⑤『深淵覗きと荒れ地の勇者』

『大樹に集う季節』が始まる直前のお話。
リトル・ガーベラと、夕闇の如く得体の知れない『捨てられた地の大精霊』の対話。

⑥『残り火の子ら』

『星の王子さまの季節』の頃のお話。
大精霊たちは知っている。ガーベラとネモフィラの秘密を。
見届けよう。見定めよう。光無き我らを救う子らを。罪深き我らの裔の子らを。

⑦『深淵を覗く子よ』1ページ＆4～5ページ

『夏灯りの日々(2021)』の頃のお話。
念願のランタンを手に入れたネモフィラに、リトル・ガーベラは語り出す。
『深淵覗き』を名乗る切っ掛けとなった出来事を。

⑧『ネモと、影の夢の贈り物』1ページ＆9ページ

『羽ばたく季節』の頃のお話。
蒼翼のネモフィラは、ネモだった頃の思い出を振り返る。

⑨『いざなわれしもの』

『深淵の季節』が始まる直前のお話。
悪夢は深淵覗きを苛み、新たな冒険へと誘う。
「ボクの手をとっておくれ、ガーベラ。
　君もボクと同じ『残り火の子』であり、『罪の跡』に招かれし者なんだから」

⑩『黒き影と、白き獣』

『深淵の季節』最終クエストでのお話。
「ご機嫌よう、花のように儚い星の子よ。
　かの子に授けた我が祝福を“交信”と名付けたのは、貴公であったな？」
深淵覗きガーベラは謎めいた影との邂逅を果たし、新たな力を得る事に……

⑪『一等星たちは語りかける』

アレフ＝レーシュ編、第1作。
『砕ケル闇ノ季節』第2クエストの頃のお話。
「アレフの思い出が蘇った今、あなた方は王冠を望みますか？ それとも……」
『思い出してしまった』残り火の子らを呼び寄せて、彼らは語る。
“最初の叛乱戦争”の数千年後に起きた、暗黒の災厄を。
彼らの愛し子、王の末路を。

⑫『夕闇の裁きと宵闇の策謀』

アレフ＝レーシュ編、第2作。
『砕ケル闇ノ季節』第3クエストと第4クエストの間のお話。
「「堕ちた救い手、裔の子よ。これより先は無垢であれ。清くあれ。真っ新であれ」」
闇の破片の影響により、ガーベラとネモフィラの中では鮮明な『王の記憶』が蘇りつつあった。
そして、謎の星の子『イジー』の投影キューブを得た事で、
二人の残り火は大精霊たちの陰謀を知る事に……

⑬『But It Is Not This Day』※不定期加筆公開中

アレフ＝レーシュ編、最終話。
『砕ケル闇ノ季節』第5クエスト～最終クエストの頃のお話。
「アンタとイジーを繋ぐ『呪い』は私が断ち斬る。そのために私は生まれてきた！」
「ずっと、ずっと待っていました……私の求めた『願い星』、新たなるアレフ=レーシュを手に入れる瞬間を」
「オレの……オレたちの答えは、これだぜッ！！！」
夢を介して、遥か昔の『捨てられた地の大精霊の記憶』を見たガーベラとネモフィラ。
目覚めた彼らに、世界の運命を揺るがす試練が待ち受ける。