グラゼニやカイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんについて、色々追っています。
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まきもgpfb @makimogpfb

昨日の勢いのまま、グラゼニ東京ドーム編10巻(電子版)を読む。あー夏之介の根底には、やっぱ野球への情熱があるんだなあ。命を失う危険があったのに「やっぱ野球はやめません」「どんなに危険でも…これしかできないし…素晴らしいチームメイトがいる…」と言うのは泣けた。

2019-09-25 21:11:31
まきもgpfb @makimogpfb

東京ドーム編中盤あたり(2017)では、もうアニメ企画は進行していたのかな?アニメ1話の、アニメ改変モノローグ「逃げ出すわけには行きません。だって僕には野球しかありませんから」に繋がるものがある。東京ドーム編10巻は、アニメ化した範囲から大分先の話なのに、このあたりも参考にしてそう

2019-09-25 21:18:27
まきもgpfb @makimogpfb

そして東京ドーム編10巻で、なんと高校生版夏之介(通称ナッツ)が、とある挫折を経験してデレたww ここまで読み進まないと、高校生版夏之介と大人版夏之介の融合地点が見えて来ないのか…生意気クールで実は熱いナッツも好きだが、(高校野球部の)監督に、泣いて抱きつくナッツにも泣けた

2019-09-25 21:24:17
まきもgpfb @makimogpfb

挫折する直前の高校生版夏之介の、「オヂサン(高校野球部監督)が望むこと全部叶えてやるよ!」「みんなの期待に応えてやる!おれはできる!もっともっとがんばらなくっちゃ」というモノローグも熱い。

2019-09-25 21:32:03
まきもgpfb @makimogpfb

なんでアニメ版1話の夏之介が「既に大人で、実の所、悟りも誇りもある」状態で、終盤が最終回のような雰囲気なのかも、わかった気がする。(原作のナッツ編で描かれた)苦労や努力、挫折を経験済みである状態の延長線上にあるのが「アニメ版1話の夏之介」であり、ある意味ナッツ編エピローグなのかも pic.twitter.com/Ywhl30OJK9

2019-09-25 21:41:12
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まきもgpfb @makimogpfb

そう思うと、重ね重ねアニメ版1話凄いなー。原作無印~東京ドーム編あたり、または制作INギリギリまでの原作最新話を加味し、アニメ独自の解釈を含めて統合した夏之介を第1話にして表現したわけだから。

2019-09-25 21:49:00
まきもgpfb @makimogpfb

どんなに短いスパンであっても、キャラクターの掘り下げを存分にやれるのが、アニメ版グラゼニのシリーズ構成・全話脚本の高屋敷英夫さん(探求中)の「凄み」の一つであるわけだけど、そう考えると1話から同氏の技術が、これでもかと駆使されていたわけか…

2019-09-25 21:53:58
まきもgpfb @makimogpfb

例えば、高屋敷さんの比較的初期の担当作である空手バカ一代45話(演出・コンテ)では、飛鳥の弟子である高津と、高津の親友の瀬川が妙に印象に残る。特に瀬川は、高津を思いやる、友達思いの優しい人間であることが1話内で存分にわかる。 (詳しくは、前にブログで書いた→ makimogpfb2.hatenablog.com/entry/2018/04/… )

2019-09-25 22:00:42
まきもgpfb @makimogpfb

勿論、出崎統・岡部監督や、45話脚本の硲 健さん(誰かの変名という噂がある)の妙技との複合であるわけだが、それにしても、瀬川というキャラクターの掘り下げは1話内でよく描けている。

2019-09-25 22:05:27
まきもgpfb @makimogpfb

「人間の色々な側面を描いて画面に奥行きを持たせる」のが、高屋敷さんの演出のモットーであるわけだが(宝島ロマンアルバムより)、キャラクターの掘り下げについては、比較的初期の空手バカ一代の演出やコンテの段階で、十分できている。これは高屋敷さんの才能の一つでもあるのではないだろうか?

2019-09-25 22:08:58
まきもgpfb @makimogpfb

そういった才能をベースにして、技術を数十年間磨いてきた結果がグラゼニのシリーズ構成・全話脚本なわけだから、そりゃ個性と技術がミッチリ詰まったものになるのは必然か。 ちょっとこれは、原作を読み進む度に、アニメで色々新発見がありそう。

2019-09-25 22:12:51