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ともや @isitubutuyou

①結果主義 ②ほどほどが苦手 ③体がきつくても頑張ってしまう ④怠けているような気がして自分を責める ⑤休息や遊びに罪悪感を感じる ⑥息抜きが苦手 ⑦嫌だけど相手の期待にこたえる

2022-01-29 17:45:33
ともや @isitubutuyou

慢性疲労症候群のクライエントは ・完璧主義 ・過剰適応 といった傾向がある。 例えば、トップアスリートは、常に全力は出さない。筋肉を成長させるためには超回復という休息が必要で、その回復を軽視した者は、オーバーワークで競技人生を棒に振ることになる。

2022-01-29 17:45:33
ともや @isitubutuyou

完璧主義や真面目な人は、幼少期に「条件付きの愛」で育てられたケースが多くあります。 親の言いつけを守ったときだけ褒められる 良い成績をとったときだけ褒められる このような成功体験は、逆説的に「そうでない状態=悪である」という信念をこどもに植え付けます。

2022-01-29 17:45:34
ともや @isitubutuyou

では、無条件の愛とはどのようなことを指すのでしょうか?勿論、なんでもかんでもいいよではありません。 間違いや失敗を犯しても、指摘はするけど同時に愛していることも伝える。 子どもの主導権を尊重し、子どもが自分で決めるべきことと、親がすることを明確に区切ります。

2022-01-29 17:45:34
ともや @isitubutuyou

これを愛着と呼びます。 幼少期に一度定着してしまった愛着は、本人が気付かない限り、7~8割の人はそのまま生涯を終えるとさえ言われています。 ジョンレノンは人気絶頂期でも常に不安を口にし、努力を惜しみませんでした。いつ無能警察が自分を取り締まるか?認められない自己像を恐れていたのです

2022-01-29 17:45:35
ともや @isitubutuyou

つまり、彼は幼少期に染みついた「条件付きの愛」により、常に努力していないと自分は認められないし、愛されない人間である」という、もはや自分では気付くことのできない無意識下の恐れに突き動かされていたのです。

2022-01-29 18:18:25
ともや @isitubutuyou

エインスワースは、愛着に必要なのは「安全基地」であると説きました。 ①失敗してもいい ②休んでもいい ③回復したらまたやればいい ④何があってもあなたは素晴らしい ⑤何があってもあなたを見放さない この港のような役割を言い換えた言葉があります。 「家は回復装置でなければならない」

2022-01-29 18:18:25
ともや @isitubutuyou

常に頑張り続けなければならない人の本質とは、「安全基地を持たない」ということなのです。 安全基地を持たない人は、休息回復ポイントがないがゆえに、「無力感」に襲われがちになります。 人生の困難を乗り越えるにはエネルギーが必要ですが、補給路を持たないのです。

2022-01-29 18:18:26
ともや @isitubutuyou

では安全基地をどうやって作るか? という話になりますが 実際には、育ての親に求めるような 「無条件の愛を注いでくれる誰か」に出会わなければならないわけではありません。 出会わなくても大丈夫なんだ!!

2022-01-29 20:38:20
ともや @isitubutuyou

現実的には、「安心安全な感覚のイメージ」さえ掴めてしまえば、次第にそのイメージが「避難所として機能」するようになります。 あとはそれを育てるだけなのです。

2022-01-29 20:38:20
ともや @isitubutuyou

安心安全な感覚とは この人の前ではなぜだか自然体で居られる、そのときをイメージして得られる温かさや、ぬいぐるみを抱きしめたとき、自分で自分の肩をさすったときでも良いでしょう。 先ずは自分の中に生まれた温かさを見つけていくのです。

2022-01-29 20:38:21
ともや @isitubutuyou

次に、そのイメージを育てていきます。 温かさに触れながら どんな状態でも自分に価値はある 自分は大丈夫 ここに居ても構わない これを繰り返すことにより、自分で自分を繰り返し説得し、信念を上書きしてしまうのです。 pic.twitter.com/PDJ6Nsiqdt

2022-01-29 20:38:22
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ともや @isitubutuyou

愛着が安定化している人は、いつも気にかけてもらえているという安心感を心の中に内在化することにより、次第に養育者がそばに居なくても探索活動を行えるようになっていきます。 同じように、安心感を定着させることで、「自分で自分の親になる」のです。

2022-01-29 20:38:22
ともや @isitubutuyou

※PTSDが絡んでいて単独で厳しい場合はEMDRなど。

2022-01-29 20:38:22
ともや @isitubutuyou

さて、これまで見てきたような愛着の不安定な状態になってしまうのには原因があります。 その一因として「過干渉親」を見ていきましょう。 過干渉の親は、なぜ過干渉になるのでそうか? 子どもを思い通りにコントロールしたいという欲求があるのかもしれません。

2022-01-29 22:35:48
ともや @isitubutuyou

過干渉親は、あらゆることに首をつっこみます。 溺愛したり、逆に何から何までけなしたりして、子どもの自主性を重んじません。 親の指示に従う子は「良い子」 指示に従わない子は「悪い子」 (不認証環境) (つねに粗探し)

2022-01-29 22:38:11
ともや @isitubutuyou

このような親自身がルールと化している環境下では、こどもは以下のように学習してしまいます。 良い子でいないといけない 頑張って期待に応えないと見捨てられる 全く愛されなかったわけではなく、愛された事があるからこそ、見捨てられるかもしれないという「不安に囚われる」ようになるのです。

2022-01-29 22:40:53
ともや @isitubutuyou

このように見捨てられ不安が強く、他の人の愛情に敏感な状態を「不安型」「とらわれ型」と呼びます。 人一倍不安感が強く、人に頼らないと自分を支えられないのに、頼っている人に対して手厳しく、粗探しばかりしてしまい、素直に甘えられません。 1歳半の時点でこの傾向が出ることもあります。

2022-01-29 22:45:35
ともや @isitubutuyou

「不安・とらわれ型」は、愛情不足+過干渉で起こりやすくなります。 愛されたり、愛されなかったり。 それまでは愛されたのに、ある時期からすごく愛情不足を味わっているなど。 そのようなギャップは、パチスロなどギャンブルの嗜好性と似ています。

2022-01-29 22:51:11
ともや @isitubutuyou

この展開の読めない不安定さは、一度は手に入れた関係が失われてしまうのではないか?見捨てられるのではないか?という恐怖を生み出します。 例えば、愛着回避型の場合、もらえないのだから他人に執着しなくなりますが、とらわれ型は、一回もらえているがゆえに執着が発生するのです。

2022-01-29 22:54:14
ともや @isitubutuyou

愛着形成における感受性期は、生後半年から1歳半頃とされています。 驚くべきことに、この生まれたばかりのわずかな期間に、どのような養育環境で育ったかが、それ以降の人生や人間関係のパターンに大きな影響を与えてしまうのです。

2022-01-29 22:57:08
ともや @isitubutuyou

不安型の治療が終わったクライエントは、こう振り返ります。 とにかく相手に100点の愛を求めていたんです。私だけを見てと。 だから連絡がとれないと、「私なんかいらなくなったんだ」と追い詰められていました。最近は、ひとりが10点×10人いてくれたらそれでいいやって思えるようになりました(笑)

2022-01-29 23:00:47
ともや @isitubutuyou

そう、赤ん坊が母に100%の愛を求める切実な気持ちと同じなのです。 人は、成長とともにTPOに沿った範囲内で満足することをわきまえるものですが、「不安型」の人はそうする機会を与えられませんでした。 常にあらゆることに介入されて育ったため、100%の関心を自分に向けられないと耐えられないのです

2022-01-29 23:03:56
ともや @isitubutuyou

クライエントはこう語ります。 今までは例えば、成績良くしたら褒められるんじゃないかとか、体を売ったら耳心地のいい言葉をもらえたとか、「何か」と引き換えにしか愛情ってもらえないものだと思っていました。何もできなくても愛されるはずがないって。愛とは何かと引き換えに得るものでした。

2022-01-29 23:06:52
ともや @isitubutuyou

不安型の人たちは、滅多に認めてもらえなかったので、人から必要とされていると感じたい、という愛や承認を求める気持ちに急き立てられています。 死に物狂いで頑張ってはじめて、自分には価値があると思えるので、手を抜くことも他人に頼ることもできません。

2022-01-29 23:08:31
ともや @isitubutuyou

体調を崩してもまだ頑張る生き方の正体は、決して単なるまじめさではなく、そうしなければ自分の存在価値がなくなってしまう、という不安感に駆られた強迫観念なのです。 100点満点を目指さないと、自分は愛されなくなってしまうという不安なのです。

2022-01-29 23:10:23
ともや @isitubutuyou

不安型の人は、調子が悪いときほど、その瞬間を生きています。 振り返るとか、思い出すのが苦手で、そのときワーッとなっちゃうんだけど、あとで考えたら、なんでそうなったかよく覚えていないのです。 漠然とした不安感から逃れるために、何かに没頭することを好みます。

2022-01-29 23:13:20
ともや @isitubutuyou

子ども時代や親との関係について客観的に振り返ることが困難で、曖昧な答えしか返さなかったり、そうした質問をされることに怒ることもあります。 目の前の生々しい感情に呑みこまれやすく、語る言葉も一文が長く、ゴチャゴチャしていて描写が細かく詳しい一方で、自己省察に欠けた面があります。

2022-01-29 23:16:22
ともや @isitubutuyou

大人になってからも、感情を溜め込みすぎると、相手のことを考えず長電話しすぎたり、仕事から疲れて帰ってきたパートナーに見境なくまくし立てたりして、迷惑がられることもあります。

2022-01-29 23:17:29
ともや @isitubutuyou

「不安型」の愛着障害とは、厳密に言えば、一種のPTSDであり、子どものころの見捨てられ体験のフラッシュバックです。 これあ、あたかもADHDのように衝動的になったり、他の人のちょっとした言動に敏感に反応してパニックになったりしてしまうことを指します。

2022-01-29 23:19:00
ともや @isitubutuyou

返信がすぐ来ないと見捨てられたように感じてしまったり、期待通りにいかないと、すぐ裏切られたと感じてしまいます。 自分のなかの期待と現実にギャップが生じたときにストレスを感じやすく、それがあたかも自分に対して思いがないなど、そのように受け止めてしまいます。

2022-01-29 23:21:51
ともや @isitubutuyou

グリーンバーグの研究によると、17歳の時点で何らかの不安障害だったクライエントは、既に満1歳の時点で3.7倍も不安定な愛着パターンを示していました。 愛着不安は、ADHD、全般性不安障害、強迫性障害、パニック障害、うつ病、双極性障害などさまざまな診断名を下されることがあります。

2022-01-29 23:23:06
ともや @isitubutuyou

クライエントはこう語ります。 家がちょっとでも汚れると捨てられると思って、壁とか天井とかまで拭くんですよ。一日中、掃除をしていました。 完璧にキレイにしないと捨てられるかもしれないという制御できない不安感に襲われていたのです。

2022-01-29 23:24:58
ともや @isitubutuyou

摂食障害(特に拒食症)も、強迫観念が大きく関係しています。 強迫行為は、一般的に、同じことを繰り返して安心を得るという意味合いがあります。 頭の中で不安が渦巻きすぎて、何も行動できなくなり、動いていないのにヘトヘトに疲れ果ててしまう「強迫性緩慢」のような分かりにくいものもあります。

2022-01-29 23:26:41
ともや @isitubutuyou

不安型が、心身症を含む様々な病名で診断される大きな理由として、体の感覚と、感情とが混線していることが挙げられます。 クライエントは次のように語っています。 私、疲れてると、すぐ「死にたい」ってなるんです。→

2022-01-29 23:30:22
ともや @isitubutuyou

かつては、「あ、死にたいんだ」「死のう」ってそのまま繋げてました(笑)。 でも実は大抵、ただ疲れていただけなんですよね。 最近それに気づいて、あ、この「死にたい」って、また「死にたい病」が出てるだけだ、きっと疲れてるんだなって、休んだりとか出来るようになりました。

2022-01-29 23:30:22
ともや @isitubutuyou

本当は「体」が疲れているだけなのに、なぜか「心」が死にたいという感情に満たされる。 これは失体感症(アレキシソミア)と呼ばれる現象です。

2022-01-29 23:32:59
ともや @isitubutuyou

クライエントは頻繁に、「悲しみや怒り」など、感情言葉を使います。 身体の状態を認識できないせいで、睡眠不足だったり、おなかがすいたり、身体的に疲れていたりするときでも、それを精神的苦痛と解釈しがちなのです。

2022-01-29 23:34:25
ともや @isitubutuyou

また、ストレスから体の痛みが生じたときも、その痛みがどこから来た痛みなのか?うまく識別することが苦手です。 身体の状態を正しく自覚するのが難しく、表現する語彙にも乏しいので、言葉で適切に伝えることができません。 失体感症は、身体的苦痛を、感情的苦痛と誤認してしまうことをいいます。

2022-01-29 23:35:51
ともや @isitubutuyou

支配的な養育環境に曝され、わけもわからずひたすら頑張り続けてきた不安型の人たちは、体が悲鳴をあげても頑張り続けたことによって、本当の自分の気持ちや、体のありのままの感覚を知るのが難しくなってしまったのです。

2022-01-29 23:38:47
ともや @isitubutuyou

見捨てられ不安による強迫観念にとらわれ、自分を犠牲にしてまで周りに認められようと頑張り続けてきた結果、自分の身体の状態を顧みるための感覚が麻痺してしまうのかもしれません。 これは、必死に警報を鳴らし続けて知らせようとしていた自分の体を無視し続けたということなのです。

2022-01-29 23:40:19
ともや @isitubutuyou

線維筋痛症患者の71%にうつ病の既往あり。 失体感症のせいで、身体の苦痛をただの「痛み」としか認知できず、 いったい身体が 何を必要としているのか 識別できない ことが関係しているかもしれません。

2022-01-29 23:41:51
ともや @isitubutuyou

不安型の赤ん坊は、泣いたり、叫んだり、しがみついたり、金切り声を出したりして絶えず注意を惹こうとします。 それはまるで、大騒ぎでもしないかぎり、誰も注意を向けてくれないと結論付けたかのようにも見えます。

2022-01-29 23:43:51
ともや @isitubutuyou

不安型の赤ん坊は、親がどこにいるかわからないと激しく気が動転しますが、親が戻ってきてもろくに慰めてもらえません。 親といても楽しくないのに、他の子供なら遊びたがるような状況でも、消極的にあるいは腹を立てながらも、親のほうに注意を集中したままでいるのです。

2022-01-29 23:46:23
ともや @isitubutuyou

例えば 回避型の人は いつも冷めていて、あらゆる感情を切り離して物事に対処しますが 不安型の人は あらゆる感情のうずの真っ只中にいて、今にもおぼれそうになっているため、物事が手につかなかったりします。

2022-01-29 23:48:19
ともや @isitubutuyou

感情のうずにのまれかけながら 生きるか死ぬかの瀬戸際にいますので 見捨てられないよう必死にしがみついたり 強迫的に追い詰められたり パニックになって我を忘れたり 自分の体の状態がまともに認識できなくなったりしています。

2022-01-29 23:49:38
ともや @isitubutuyou

■治療 ここまで見てきた愛着障害は、第4の発達障害(絆の病)とも言われています。 クマのプーさん病理テストでいうところの不安感(ピンクのところ)。 アメリカ精神医学界の新しい診断基準にも、「関係性の障害」というのが、暫定的な病気のカテゴリーとしてとりあげられるようになりました。

2022-01-29 23:51:10
ともや @isitubutuyou

原因が愛着にあると、いくら投薬を続けても治らないことがあります。 専門医はこのように語っています。 実はね、「本人を直接診る」のと「家族だけを診る」のとで治療成績を比べると、ほとんど変わらない。むしろ家族だけを診たほうが、うまくいく場合すらあるんです。

2022-01-29 23:52:46
ともや @isitubutuyou

これが、「絆の病」と呼ばれるゆえんです。 自分でも出来る治療法を以下に示します。 ①症状に、「◯◯病」と名前をつける。 例)愚痴を聞いてもらいたかった病。 ②自分の半生を書き出してみる。 ③自分の取説を作って他の人に見せる。 ④眠りと気分の記録表を作ってモニタリングする。

2022-01-29 23:54:16
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まとめたひと
ともや @isitubutuyou

虐待児(笑) 僕が変なことを書いている時は、それを選択しているのではなくて、他の選択肢が禁止されていて見えていないからそうなっているので「こうしてもいいんだよ?」と教えてください頼むぅ!お礼します! ①クマのプーさん病理テスト解説 ②mbti性格診断解説 アイコン@aqua39863986