とりあえず今、小躍りしながら「アルシーブ69」( noseshop.jp/?pid=131482675 )のほうを手首に2プッシュほどしてみたのですけれどね、真っ先に感じたのは強く爽やかな柑橘類(香調に書かれてるタンジェリンかな)とぴりりとした刺激的な辛味…こっちはピンクペッパーか。
2019-03-23 16:33:05あと樟脳の匂いもするんですよね。嫌すぎないぐらいの。良い意味でちょっとツンツンしてる。あくまでトップノートなので、しばらく経ったら落ち着いて別の香りが顔を出してくることでしょう。いやあ楽しみだなあ。己の手首をじっくり嗅ぎ回しながら書き物するぞお。
2019-03-23 16:36:17一時間ほど経過、トップのぴりりとしたペッパーや柑橘のノートは遠ざかりました。今はだいぶフローラル。ランとかお香みたいな、少々パウダリーな感じですかね。香調には「プルーン」って書いてあるんだけどプルーン判らないなあ…樟脳っぽさは相変わらず。これはベースノートとして長続きしそうな。
2019-03-23 17:26:58三時間経過。樟脳がだいぶ抜けてきた気がします。そしてこれは明らかにパチョリ! あとムスク! 甘く暖かみのある匂いになってきました。トップノートの超スパイシーな感覚とは打って変わって…私はパチョリ大好きなので、己の左手首がたまらなく尊いものに思えてきます。しかしプルーンはどこだ。
2019-03-23 19:28:51ちょうど1時になったタイミングで、昨日同様にミニ香水の肌乗せチェックを行いました。今日はこの香り。 ヴァネラ(オードパルファム) - ニッチフレグランスの通販|NOSE SHOP(ノーズショップ) noseshop.jp/?pid=130623369
2019-03-24 13:02:34ラボラトリオ オルファティーボ(LABORATORIO OLFATTIVO)のヴァネラ(Vanhera)! トップノートはひんやりフレッシュなベルガモットとスパイス各種。ノートによれば「カルダモン、四川胡椒、ピンクペッパー」なんだそうで、カルダモンは確かに判るなこういう匂いだ。
2019-03-24 13:04:22ペッパリーですねペッパリー。この時点でバニラも感じるのですが、お菓子っぽくはないです。むしろちょっとお肉料理を求めたくなる匂いです。エスニック料理だな! って気分。これは期待。
2019-03-24 13:06:25@TES_evening 四時間が経過し、いよいよバニラが全面に。ただ、甘い甘ーい洋菓子的バニラじゃないですねやっぱり。どこか焦がしたようなというか、苦みや渋さもある香りになってきました。バニラ風味も感じるリキュール、みたいな雰囲気ですかね。ブラックコーヒーに入れたい(?)
2019-03-24 17:25:55@TES_evening もしくはこういう香りのビスケットをエスプレッソに浸して食べたい(?)そういう意味は間違いなくグルマン系なのだなあ。どこかキレがあって、秋冬じゃなくても(さすがに真夏は無理としても)着けられそうですね。
2019-03-24 17:27:41八時間経過。甘さがさらにスッとしたというか、またひんやりとした匂いに変わっている気がします。ベースにダークウッディノートとあるので恐らくそれでしょう。さっきまではアンバーとかムスクもしっかり香っていました。時間が経つにつれ色々なバニラが楽しめたなあ。おとなバニラ…
2019-03-24 21:06:51あ、ダークウッディ…は私が参照していた香水情報サイトの記述だった。公式では「カルマウッド」と「ティンバーシルク」か。…それって一体何なんです? と思ったらそういう名前の合成香料なんですね。前者はサンダルウッド等オリエンタルな香木系の、後者はシルクのように滑らかなウッドノート、と。
2019-03-24 21:11:37というわけで帰宅し、風呂に入り、きのうNOSE SHOPさん( @noseshop_jp )から届いた(はいいけれど私がアレだったので試すどころではなかった)ミニ香水のうちひとつをいま付けました。エタ リーブル ド オランジェのデンジャラス コンプリシティー!
2019-04-03 22:14:33つけたての印象が「あっこれ焼き菓子じゃない!? ラム酒とかスパイスとか使ったリッチめの焼き菓子!」でした。実際、香調にも頭から「ラム、ジンジャー、ココナッツ、ベリー」とあるのであながち間違ってはいない…と思いたい。ここからどう変化するのか楽しみです。夜は長いからな!
2019-04-03 22:15:51一時間経過。焼き菓子っぽさは鳴りを潜め、今はエキゾチックなグリーンフローラルに。ノートによれば金木犀とジャスミンなんですけど、あれっそういえば金木犀ってどういう香りだったっけ…?(生花とはすっかりご無沙汰)イランイランは判る。ここからウッディかつレザリーになっていくのかな。
2019-04-03 23:19:49三時間ほどが経過し、だいぶレザーと特に木の香りになってきました。サンダルウッドとカラマス、ジンジャー、そのあたり。カシミアウッドはなにしろ今までに含まれてる香水を(たぶん)嗅いだことがないので、「これか!」というのは解らない。
2019-04-04 01:36:49おやすみ前に。五時間経ってとみにジンジャーが際立ってきました。どこか冷ややかなウッディーノートだったのが、再びクリーミーで甘みのある香りに戻ってきたかんじ。にしても、アルシーブ69と比べてそんなに香りが広がらないなあ。
2019-04-04 03:50:09週頭の悲しみにもめげず一週間を無事に終えた褒め言葉のように、左手の内側へ先日届いたもう一つのミニ香水を吹き付けましたが、これがまあものすごく幸せな香りでにこにこしています。これ! リマーカブル ピープル|非凡な人々(オードパルファム) noseshop.jp/?pid=131485680
2019-04-06 21:22:38トップノートがグレープフルーツにシャンパンにカルダモン…らしいけど、シャンパンやカルダモンではないかなあ? いや、泡は感じます。ほんとに弾けるような爽やかさ。グレープフルーツは確かに。瞬間思ったのが「こういう匂いがして泡が出る入浴剤あったよな」で、なんだか申し訳ない。
2019-04-06 21:23:54最初の香りがぱちぱちーって弾けてる中に、もうミドルの(だと思う)ジャスミンの匂いが流れ出してるのが、動きがあっていいですね…しかしこれもそんなに長続きする香りではなさそうだな。というよりアルシーヴ69がオードパルファムにしては長持ちしすぎたのでは(お風呂入って翌朝まで残った)
2019-04-06 21:25:42二時間半が経過。弾けるような柑橘の感じはあっさりと消え、今はひたすらエキゾチックな花々の香り。ジャスミンですねえ。あとミドルノートに「カレーリーフ」があるはずなんですが、なにしろ現物を嗅いだことがないのでよくわかりません。曰く「カレーの香辛料と柑橘の交じったような香り」。
2019-04-06 23:52:44クイント カント「マンドラゴーラ(Mandragola)」 トップノート、「ベルガモット」とか「ライム」とか書いてありますけど真っ先にガッと来るのがいきなりベースノートの香木各種(アガーウッドとガイアックウッド)。我々の慣れ親しんだ「ほっとする木の香り」じゃなく、もう「異国です!!!」感。
2019-04-20 13:23:01で、その強烈さはほんの数分で収まって、いきなり可愛らしいベリーっぽい香りが大人しく漂ってくるんですよ。香調にベリー系のものは書かれていなかったので、これバラなんだろうか…? そこに薬っぽさというか、ほんの少しの苦味が加わっているかんじ。
2019-04-20 13:25:23愛らしいけど決してキラキラふわふわしてはいないんですよ。仄暗い甘さ。そりゃあシリーズのインスパイア元がルクレツィア・ボルジアならそうなりますよね。これがどう変化していくのか期待しかありません。楽しみ…!
2019-04-20 13:28:17三時間経過。ちょっと前までバラがとてもよく香っていたのですが、今はベリー的な甘さともども収まって、とてもウッディな匂いになっています。それもダークで妖艶なやつ。ほんとにひんやりとして「暗い香り」なんですよ…蝋燭の明かりだけが点いたアンティークな調度の部屋、みたいな。
2019-04-20 16:25:10流石のエキストレだけあって、九時間経ってもまだまだ匂いは残っています。というかお風呂入ったのに残っています。凄い。ラストにはアンバーやベチバー、サンダルウッドなど、穏やかでちょっと烟るような香りが揃い、肌に馴染んでゆく感じ。
2019-04-20 22:48:52ペンハリガン「お騒がせネルソン公爵/マッチ アド アバウト ザ デューク(Much Ado About the Duke)」 トップは正にノート通りのジン! 爽やかでひんやりとした、ジュニパー等のボタニカルの香りがします。ほんの数分しか続かないのが残念ですが、とっても好きな始まりかたですねえ。
2019-04-21 10:57:37それを過ぎると早速ハートノートのバラが出てきます。といっても、なにしろ香りのテーマである人物が「夫人がありながら夜ごと劇場に通う、ミステリアスで魅力的な若い公爵」ですから、可憐なバラじゃなくシックでダークでスパイスの効いたバラ。ムエットで嗅いだときより気に入ったかもしれない…
2019-04-21 11:01:48三時間経過。もうだいぶ香りが薄れてるんですけどあのう…あなたオードパルファムですよね…? でも心地よい薄れかたというか、最後まで「匂い」を忘れていないというか。スパイス感が和らいで、柔らかでどこか掴みどころのないバラやレザー、人肌を思わせる香りへ。
2019-04-21 13:53:43最後まで夜の香りであるのは間違いないです。それこそ劇場とかシックなパーティーとか、夜の社交の場に現れる、正装のしっかり決まった紳士の漂わす匂い。柔らかくジェントルだけど甘くはないのだなあ。
2019-04-21 13:56:27ティツィアーナ ティレンツィ「ラウダーノ ネロ(Laudano Nero)」 トップからいきなり苦くてダークな煙っぽい香り。クイント カントの「マンドラゴーラ」と同じく香調にアブサンとありますが、そういった薬草酒度はこっちのほうが上かと。でも緑色って感じじゃない。黒。
2019-04-21 22:28:01まあ香りの名前からして「黒いアヘンチンキ」なんだから当然ですね。薬草酒というか、アルコールにそういった植物を漬けて作る浸出液だ。アブサンそのものというより、その原料であるニガヨモギの香りなのかもです。そんな薬草やタバコめいた苦味の中に、感じ始める甘みはアンバーか。
2019-04-21 22:31:14一時間経過。最初の「これ人によっては『タバコ臭い』って思われるやつなんじゃ」というような、苦味たっぷりの煙たさは15分ほどで収まりました。とはいえ、タバコノート自体は続いています。それに加えて、バラやローズマリーの香りがほんのり顔を出し始めたような。
2019-04-21 23:39:59ミドルノート、「灰」はともかく(タバコの灰ですよね要するに)、「スレート」の匂いは流石にすぐ連想できないぞ。説明文曰く雨上がりの秋のパリをイメージしたものらしいので、ああいった石畳からの連想なんですかね。ううむ。
2019-04-21 23:41:01三時間経過。ああー樟脳! 樟脳! ということでミドルノートのカンファーローレルがいよいよ全面に出始めました。タバコも相変わらずです。本当にここからベースのバニラとかムスクとかは出てきてくれるのだろうか…
2019-04-22 01:32:17その後、樟脳っぽさは長続きしたのですが、ちゃんと後からバニラの甘さも顔を出してきましたよ。とはいえ大分時間はかかりました(付ける人の肌質にもよるでしょうが)。基本的にはタバコ(それもよくある「火を点ける前の刻みタバコ」じゃなくて紙巻タバコ)と樟脳とほんのりバラの香りということで。
2019-04-22 22:51:30セルジュ ルタンス「シェンヌ(Chêne)」 トップノートは正に木! とってもシャープです。しっとりとして温もりのある木じゃなく、削りたての乾いた木。そして、数分もしないうち漂ってくるのは…お酒。シェンヌ =オークで作られた樽に、詰められて熟成される蒸留酒のイメージなのかなあ。
2019-04-27 23:45:46最初はあんなに「木です!」だったのに、すっと甘さが出てくるのが不思議。いや、もちろん今も木なんですけど、木の色が濃くなったかんじなんですよ。最初は白木だったのに! お酒の香りと言ったけど、ウイスキーじゃなくてラムですねこれは。蒸留所の蔵の中にいるみたい。し、幸せ…
2019-04-27 23:48:07うん、でもこの香り…というかセルジュ ルタンスの香り全般に言えることだとは思うけど、自分で付けて人前に出たい香りではないかもしれない。どこからか漂ってくるのを嗅ぐとか、自分で付ける場合はそのまま部屋に籠もってゆっくり読書するとか、寝るときにとか、そんなふうに楽しみたいような。
2019-04-28 00:00:11二時間経過。香りの変化は落ち着いてきた…のかな? 燻されたような暗色の木を感じる、暗くて静まり返ったようなウッディノートです。ちょっとスーッとする香りは樹液のイメージなのだろうか。そんなハーブっぽさも感じるようになってきました。私にとっては本当に居心地の良い香り。
2019-04-28 02:00:00セルジュ ルタンス「ラ フィーユ ド ベルラン(La Fille de Berlin)」 吹き付けた瞬間から圧倒的に「薔薇!」な香り。明るく華やかで可憐なローズじゃなく、暗い色をした生々しいバラ。青さや苦さもしっかり感じる甘くない生花。土というか石畳、金属っぽさすらあるんですよ。
2019-04-28 11:44:18トップノートにはゼラニウムもあるのでその影響かなあ。なんだろう、生花は生花なんだけど、まさに今地面から咲いている満開のバラではないんですよね…不思議だ。
2019-04-28 11:47:26Fragranticaのレビューで、「東独時代のスターリン様式の建物の裏庭で咲くバラ」とか、「ベルリンのコンクリートを突き破って育つ野薔薇」という表現がされていて、あまりにも美しい表現だと感激していたし、肌に乗せて香ってみて「ああー!!!」と頷いている
2019-04-28 11:50:25二時間経過。金属っぽさや冷たい石っぽさが和らぎ、花の香りもちょっと甘さが出てきました。昨日と香り立ちが違うのは、肌に点で乗せるかスプレーするかの差? それとも肌の状態の問題?(室温気温は同じぐらいの肌寒さだし)昨日はちょっとベリーみたいな匂いがしたんですよね。
2019-04-28 13:48:45ところでラ フィーユ ドゥ ベルラン、時間が経つにつれ甘さが増していったんですけど(それもやっぱり可愛らしい甘さじゃなく、パチョリ的なダークな甘さ)、最後になってふっと冒頭の、あの青っぽい匂いが戻ってきたんですよ。びっくりしました。昨日はそんなことなかったし。
2019-04-28 22:34:34なんかこう、あたかも今まで少女と共に幻想のベルリンへ迷い込んでいたのが、はっと現実の凍てつくような寒さの中へ引き戻されたような。なんかそういうやつです。
2019-04-28 22:35:07でも具体的に「あっ、トップはあれの匂い!」って言えないんだ 一嗅ぎごとに香りのいい青い葉の匂いがしたり、ラベンダーの匂いがしたり、ちょっと粉っぽいお花(ノートによればマグノリア)の匂いだったりするんだ…不思議で複雑でほわーっとする…
2019-05-20 23:11:38しかし(風呂上がりで体温が上がっているせいもあるかもしれないけれど)トップノートが消えるのが早いこと早いこと。吹き付けた瞬間から数分ほど、ベルガモットやグレープフルーツの香りがぱっと弾けて、今はもうぜんぜん違う匂い…
2019-05-20 23:13:34いや、でもこの「ボタニカルをたっぷり使った良いジンで作るジントニック」感は一応まだトップノートなのか(ジュニパーとカルダモンがトップノート部に書かれている) ここからどんなふうに香りが広がるんだ…たのしみたのしみ…
2019-05-20 23:14:28