Ep 301 私は母の言葉を聞き 何か返す言葉を探していたが 橋母) 何をするにも奈々未の自由だけど、一度でいいから彼の気持ちに向き合って欲しい。これは私からのお願いd… 奈) 大きなお世話だよ 母を無視してリビングを出ていった 橋母) (あそこまで一途な男はもう現れないのに…) pic.twitter.com/DJacR8DVcb
2019-11-13 02:24:09Ep 302 勢いに任せて自分の部屋に戻ると 瞬時にベッドへとダイブした 奈) (彼の気持ちに向き合う) 私の脳内ではお母さんの言葉が再生され続けていた 私は彼の為に考えて断ったのに 今日の事は間違いじゃないと言い聞かせていた pic.twitter.com/9GK3x0x3zb
2019-11-13 02:24:11Ep 303 だけど… なんで私はいつも強く当たってしまうのかな? 間違ってないと思っていた私の行動は 母の一言で全てが心に引っかかってしまい 分からなくなってしまった pic.twitter.com/m43xljmEtr
2019-11-13 02:24:14Ep 304 静まり返った部屋で考え込んでいたら ある話声が聞こえてきた 奈) (この声って) 外を見ると確かに声の主は飛鳥だった 飛) お兄ちゃん家着いたよ 〇〇) どうしたらいいんだろう 奈) (〇〇くん…) pic.twitter.com/VrJsPkT7MQ
2019-11-13 02:24:15Ep 305 飛) 何言ってるの? 〇〇) …いつまでも諦められない俺は気持ち悪いよな(小声) 飛) そんな事言わないで、ほら慰めてあげるから 2人は家に入って 声が聞こえなくなると私は再びベッドに寝転ぶも 何処かが強く痛くなっていた pic.twitter.com/nivmpqFn89
2019-11-13 02:24:17Ep 306 寝れるはずが無い私は 「彼の事を考えているのに…」 「なぜ皆んなはこの事に関わるの?」 「私と〇〇くんの問題なのに」 奈) どうして… 考えているだけで時間が過ぎていくも この感情は一体どう言う事なのかな? pic.twitter.com/Jt92p61VWE
2019-11-13 02:24:19Ep 307 電気を消しても支配してくる母の言葉… 「自分の気持ちに嘘を言い続けたままでいいの?」 今回の一週間で綺麗に整理するはずだったのに 彼を無視して遠ざけた時期とかの 高校生の時の記憶を思い出したら 私は寝れる事がなかった pic.twitter.com/GlzaWvvpFR
2019-11-13 02:24:21Ep 308 確かに自分の夢を叶える為に 私は彼に嘘を通してしまった事はある だけど今更昔の事で… コンコン🚪 龍) 姉ちゃん?入っていい? 奈) どうしたの? 龍太を部屋に入れた pic.twitter.com/a5eXDV3cEI
2019-11-13 02:24:22Ep 309 だけど表情が暗く、下を向いていた 龍) さっきはごめんね 奈) ビックリしたけど大丈夫だよ 龍) あんなに声出すつもりなかったんだけど、これまでの事を思い出してさ… 奈) そうだったんだね 龍) だからちょっと僕も乱れてしまったのかもな 奈) あんたにしては珍しいね pic.twitter.com/muBjo99kuE
2019-11-13 02:24:24Ep 310 龍) そう…か? 奈) どっちかと言うとあまり騒がないじゃん 龍) うん… 会話の中でもどこかまだ暗かった 奈) 龍太… 気になっていた事を私は聞きたかった 奈) その…何かあったの? pic.twitter.com/L6jjWz9Ggf
2019-11-13 02:24:27Ep 311 龍) 〇〇の事なんだけどさ…単純に好きな人にフラれるのは悲しいと思うからさ… 奈) … 今回の帰郷で〇〇の気持ちは変わってなかった事が分かった だけど私の嘘で彼を苦しめていたのも間違いなかった 奈) (私は何をしてるんだろう…私のバカ) pic.twitter.com/Qck6lgcBjF
2019-11-13 02:24:28Ep 312 徐々に龍太は顔を私に向けて話していた。 龍) 姉ちゃんのちょっとした嘘を彼には言いたくないんだ。お願いだからもう素直になってよ 熱意がこもった話し方を聞いてると 探していた記憶がもうはっきりとしていたのかもしれない その時は良かれと思ってた事も 今は心のモヤモヤで一杯だった pic.twitter.com/JZni7RzUoP
2019-11-13 02:24:30Ep 313 「ちょっとした嘘」 母と龍太に立て続けに言われるのも 彼と約束をしてまで私の本当の気持ちを隠してしまった あの時強がらずに伝えたいれば 彼との関係も変わっていたのかな? その事に触れないのは母と龍太の優しさなのかもしれない pic.twitter.com/WBL2qS3gVi
2019-11-13 02:24:34Ep 314 それじゃ私は何をするべきなのかな? 龍) ごめん姉ちゃん...もう寝るからお休み 奈) あ…龍太… 出て行こうとした龍太を途端に止めた 龍) 姉ちゃん? 奈) 私さ…どうしたらいいの? 龍) … 龍太の言葉で私の迷いは消えていく事になり するべき事がそこにあった pic.twitter.com/5bRA3P3EFi
2019-11-13 02:24:36Ep 315 カーテンの隙間から差し込む部屋 時間は分からないが僕は静かに目を覚ましながら朝を迎えた だけどなんでだろ? 体がとても重くて 動く気力すらもなかった 今日は別に大学も休みだし寝ててもいいだろう pic.twitter.com/NX20m0LxBz
2019-12-16 02:14:58Ep 316 どれくらい時間がたったか分からないが 起き上がろうとしてもまだ動けなかった 何か分からずにふと隣を見ると そこには飛鳥が僕に抱きつきながらまだ寝ている 〇〇) 飛鳥… その姿を見ると昨晩のことを思い出した pic.twitter.com/wFGSGPaI3h
2019-12-16 02:15:00Ep 317 あの後 家に戻ってからずっと僕の側にいてくれて ずっと一緒に泣いてくれた飛鳥は 僕が寝るまでずっと抱きしめてくれていたおかげで ゆっくり寝る事が出来た 僕は感謝しかなくて 大きな借りができた pic.twitter.com/Ox2m0YAQXP
2019-12-16 02:15:02Ep 318 薄暗い部屋の中でも僕は飛鳥の寝顔を見ながら 優しく頭を撫でた後 そのままゆっくりと僕から抱きしめた 〇〇) ありがとう飛鳥 ずっと飛鳥に「僕の彼女です」って奈々未姉を紹介したかったのに ごめんね飛鳥 pic.twitter.com/CuOdDXEEMQ
2019-12-16 02:15:05Ep 319 飛) んん… 〇〇) おはよう飛鳥 飛) おはよう兄ぃ 眠い目を擦りながらも僕の顔を除く 〇〇) どうしたの? 飛) ゆっくり寝れた? 〇〇) うん。おかげさまで pic.twitter.com/b2kJIyou1D
2019-12-16 02:15:06Ep 320 飛) ならよかった 〇〇) 昨日はありがとう飛鳥 そのまま頭を撫でるとニヤニヤし始めると 飛) へへへ… 〇〇) 飛鳥? 飛) しばらくこうしてる 僕から離れる気配がなかった pic.twitter.com/xLCgn6uWf4
2019-12-16 02:15:09Ep 321 〇〇) そろそろ起きない? 飛) えぇ〜 〇〇) だってこんな時間だしさ 時計を見ても普段ならとっくに起きてる時間だった 飛) 別にいいんじゃない…だって予定なんてないんだし 〇〇) まあ…そうだけどさ 隣にいるのは妹だけど悪くない… pic.twitter.com/opevQFdS4D
2019-12-16 02:15:14Ep 322 こうしてずっとそばにいてくれたのも 飛鳥の願いを叶えてあげたかった理由だった だけど時間が過ぎていくと 母) 2人とも…そろそろ起きなさいよ お母さんが起こしに来た 〇〇) ほら…起きるよ 飛) は〜い pic.twitter.com/hMRWRNOaNd
2019-12-16 02:15:17Ep 323 あれ?普段なら「やだ…まだ寝てる」なんて言う飛鳥なのに 今日はすっと起き上がった 〇〇) 腹減っ…た ベッドから起き上がると 目の前には 壁一面に飾られてる君のグッズを見て言葉を失う pic.twitter.com/hzucPSjnhb
2019-12-16 02:15:18Ep 324 思い出してしまう昨晩の出来事は 心に刺さる痛みが 信じて来たはずだった自分の思いも 見つからない拠り所も 終わったこの気持ちは 天から伝えられたメッセージだったのかもしれない
2019-12-16 02:15:18Ep 325 だけどもう時間を変えられる事なんて出来ない 前へ進むしかない… 飛) お兄ぃ 〇〇) ん? ギュッ あえて何も言わずに抱きついてくる 〇〇) ?? 飛) … pic.twitter.com/UGeTigAwmv
2019-12-16 02:15:21Ep 326 〇〇) 飛鳥? 飛) うるさい…黙ってて 〇〇) え… 飛) だから… 離れようとしない姿を見て 僕もそのまま飛鳥に抵抗はしなかった pic.twitter.com/qLTztylh0i
2019-12-16 02:15:23Ep 327 飛) 大丈夫…私がいるから 〇〇) … 飛) ね… 〇〇) ありがとう飛鳥。元気でたよ 飛) よし…これで大丈夫だね 今の飛鳥はどんな心境なんだろう? pic.twitter.com/VYWixSrqY6
2019-12-16 02:15:24Ep 328 飛) それじゃリビング行こう 〇〇) そうだね 飛鳥に元気をもらったは良いが 僕にはしなければならない事があった 〇〇) ごちそうさまでした 食べ終わるとそのまま自分の部屋に戻り ゴミ袋を取り出した pic.twitter.com/2vlwC9SRLn
2019-12-16 02:15:26Ep 329 これまで集めて来た大量のグッズを前にして 僕はそのまま一つず丁寧に 片付けの作業に取り掛かった これまでの自分から「卒業」するためにも 変わらなければならなかった
2019-12-16 02:15:26Ep 330 〇〇) よし…これで全部か… 全てのグッズが袋にまとめられて 僕の部屋は真っ白になった これだけ空っぽで「無」の部屋を見たのはいつ以来だろう? 飛) お兄ぃ… どこか悲しそうな目をしている飛鳥がいた pic.twitter.com/0SwlhgLDTF
2019-12-16 02:15:28Ep 331 〇〇) 飛鳥…ごめんな 飛) … さっきは「大丈夫」とか言ってくれたけど 今はそれとは真逆な表情をしている 〇〇) 約束守れなくて 飛) … 何も言わずに部屋を出て行った pic.twitter.com/dLT2jsKVHg
2019-12-16 02:15:30Ep 332 飛鳥にも嫌な思いをさせてしてしまった 奈々未姉と一緒に過ごしていた時の飛鳥が見せた笑顔は 僕や龍太じゃ到底引き出せない 本人だから溢れる笑みがあった だけどここまで僕に寄り添ってくれる人は飛鳥だけだろうな
2019-12-16 02:15:31Ep 333 だけどそれも僕のダメなところで 結果的に飛鳥を悲しませてしまった 〇〇) ごめんな飛鳥 時間は止まらないし 進まないといけないのに 申し訳ない気持ちから 謝る言葉しか出てこなかった
2019-12-16 02:15:31Ep 334 やがて綺麗になった部屋で でもなんで僕は奈々未姉の事が頭から離れないの? 分かっていたはずなのに 1番よく知っているはずなのに それなのに嫌いにならず いつか振り向いてくれたらいいなぁ そう思って過ごしていた
2019-12-16 02:15:31Ep 335 母) 〇〇〜お客さんだよ 〇〇) ん?誰だ? それからしばらくして 自分の部屋に突然誰かが隣にやって来た 龍) よっ… 〇〇) …龍太か…
2020-02-18 02:33:57Ep 336 部屋に入るなり真剣な表情をしていた 龍) 聞いたよ…昨日の事 静寂を破ったのは龍太だった 〇〇) そうなんだ 龍) うん…姉ちゃんから全部聞いてさ どう反応したらいいのだろう?
2020-02-18 02:33:57Ep 337 龍) 本当にごめん 前回同様にすぐに謝った 〇〇) ど…どうしたんだよ 龍) その…力になれなくて 〇〇) だから龍太は悪くないって 龍) でも… 彼は下を向いていた
2020-02-18 02:33:58Ep 338 龍) 〇〇力になるたのに、結局は何も出来なかった 〇〇) だから謝るなって。俺が悪いんだから 龍) でも… 龍太はどこか律儀で どんな事でも真面目に向き合う人だった
2020-02-18 02:33:58Ep 339 この7年間ずっと僕の事を気にかけてくれて 奈々未姉の近況を教えてくれていたのは確かだけど そこまで謝る必要は無いと思っていた 〇〇) 僕の一方的な片思いだったんだよ 龍) でも…
2020-02-18 02:33:58Ep340 〇〇) どれだけ待っても無理なものは無理なんだよ。たとえ好きな気持ちがどれだけ強くても叶わない恋だってある 龍) そんな事ないだろ… 〇〇) だいたい初恋は実らないって言うし… 龍) それは…確かに聞いたことあるけどさ… 正直、この話は今したくない
2020-02-18 02:33:59Ep 341 〇〇) この話はもう終わり…飛鳥も連れて飯食いに行こうぜ… 早く抜け出したかった為に話を変えようとしたら 龍) 本当にそれでいいのか? 部屋から出ていくのを止めた 龍) ずっと姉ちゃんの事待ってたんだろ? 〇〇) …
2020-02-18 02:33:59Ep 342 龍) 〇〇はこれまでずっと姉ちゃんへの気持ちが変わる事なくちゃんと約束を守って待ち続けた… 龍) それなのに「はい、そうですか」で終わらせていいのか? 〇〇) … 龍) 〇〇? 〇〇) もういいんだって。終わった事だし
2020-02-18 02:33:59Ep 343 龍) だったら7年も何のために待ってたの? 〇〇) もう7年も過ぎたからだよ…今更僕が現れて昔からの気持ちをぶつけても迷惑だったんだよ。それに気付けなかった僕が馬鹿なだけだから 龍) これまで… 〇〇) 龍太!!!
2020-02-18 02:34:00Ep 344 我慢出来ずに大声で叫んでしまった 龍) え…あ 〇〇) もういい加減にしてくれよ 龍) … 〇〇) ずっとこの状況が続いているのが辛いんだよ。だから昨日の事はもういいだろ
2020-02-18 02:34:00Ep 345 僕はそのまま鞄を手に取り 勢いだけで家を飛び出した 〇〇) なにやってるんだろうな 勢いだけで龍太に対して感情的になってしまったのは自分でも分かっていたが 僕はそのまま行く場所もなく ただ町を歩き続けた
2020-02-18 02:34:00Ep 346 この気持ちは忘れないといけない 少しでも早く前に進むためにも早く頭を一旦整理しなければならないのに 考えているうちに気づいたら夕方になっていた
2020-02-18 02:34:00Ep 347 そして家に戻ったときには 隣の家には目も向けずに真っ直ぐ玄関を開けた そしたら目の前には飛鳥が座っていた 〇〇) 玄関で何を… ギュ 飛) … 抱きつきながら言葉を何も発さない 〇〇) 飛鳥… pic.twitter.com/Q9viG5oQs7
2020-02-18 02:34:03Ep 348 飛) 電話にも出ないし、連絡もないし… 〇〇) ごめんね それしか言えなかった 飛) もうこれ以上不安にさせなるな 〇〇) 分かった 弱い喋り口調になっていた pic.twitter.com/HDnHVMYs6A
2020-02-18 02:34:04Ep 349 飛鳥はその後 僕がそろそろ寝ようと部屋に戻ったら 飛) … 無言でドアを開けて そのまま僕のベッドに入った 〇〇) どうしたの? pic.twitter.com/cLZxXYgSlB
2020-02-18 02:34:06Ep 350 飛) … だけど飛鳥は全く喋らないままだった そのまま布団を被り横になり 背中を向けて ただ直ぐに寝てしまった 〇〇) (飛鳥…) pic.twitter.com/3vTkjLB3ZD
2020-02-18 02:34:07