2022年の本の思い出です。
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矢向 亜紀 / やむかい あき @AkiYamukai

#2022年の本ベスト約10冊 思えば今年は1冊目から強烈でした。選んだ約10冊への想いはこちらにて👇 #カクヨム kakuyomu.jp/works/11773540… #note note.com/yamukaidesuyo/… 2箇所で公開中、読みやすい方でぜひ。今年、あなたはお気に入りの本を見つけられましたか?見つかっていたらいいなと思います。 pic.twitter.com/fAS7ywU5M2

2022-12-25 19:11:30
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矢向 亜紀 / やむかい あき @AkiYamukai

『フランキスシュタイン: ある愛の物語』 ジャネット・ウィンターソン著/河出書房新書 過去と今、現実と物語、命が溶け合う感覚。『フランケンシュタイ』で描かれる、合わせ鏡に似た博士と怪物の関係を随所に見た。それにしても、皆が知るフランケンシュタインの概念からこんな物語が生まれるとは… pic.twitter.com/QrqVdR6U27

2022-12-25 16:08:30
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『だれも死なない日』 ジョゼ・サラマーゴ 著/東京創元社 事の発端が1/1だから年末年始の読書にぴったり。 “国民が死ななくなった”という不条理(に見える現象)を理屈と哲学で語るのは『白の闇』を思い出す。公共事業や宗教観に話が広がるの興味深いし、その視点で物語が進むの…?という意外な展開も。 pic.twitter.com/jHGExvFnhc

2022-12-24 19:06:00
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『フローリングのお手入れ法』 ウィル・ワイルズ 著/東京創元社 これは〜〜!これはまた意地悪なお話だな〜〜!留守番の為にわざわざ飛行機乗ってやってくる主人公 vs 几帳面潔癖音楽家の友人(またはフローリング)。ただ留守番をしただけなのに……。舞台で観てみたいお話。 pic.twitter.com/4A55T91IkP

2022-12-23 15:23:00
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『彼女の思い出/逆さまの森』 J・D・サリンジャー 著/新潮社 実は初サリンジャー。派手ではないけど惹かれる短編集(と思いきや繋がりもある)、その中でふと輝く一文を見つけるのが楽しい。何となくルシア・ベルリンを思い出した。2021年Color of the Yearに似た色使いの装幀も好き。 pic.twitter.com/4cSuh46QfQ

2022-12-22 17:13:00
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『早すぎる埋葬』 エドガー・アラン・ポー 著 “生きたまま埋葬される恐怖”が、個人ではなく19世紀の西洋の人たちの中に存在していたというのに驚いた。事実(雑談)からいつの間にか物語に入っているという話の構成はなんだか落語みたい。寄席で聴きたくなる短編。 bookwalker.jp/dee668cb71-16b… #bookwalker

2022-12-21 17:13:00
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『ドイル傑作集 冒険編』 アーサー・コナン・ドイル 著 / 新潮社 所々にホームズの面影があるホームズものではない短編集(と聞いたら著者はげんなりするだろうなあ)。それと同時に、ホームズとは全く違う話の流れや舞台が見られて面白い。不思議な冒険集。 bookwalker.jp/de8de159bb-154… #bookwalker

2022-12-20 15:21:00
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『英国屋敷の二通の遺書』R・V・ラーム 著 / 東京創元社 霧深い陸の孤島、曰く付きの屋敷…現代物だけど古きよきミステリ感、読者があらすじから想像した物語を越える展開の数々。若干後出しジャンケン感を覚える箇所もあるけど、事実を知る度に声が出た。この主人公が好きなので、続編も読みたい! pic.twitter.com/YJyhbYE7vk

2022-12-19 14:11:00
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「たまふりの人類学」 石井美保 著/青土社 文学的・寓話的な雰囲気もある随筆、だけど確かに小説ではない事実。特に好きなのはⅠとII。色んな地域の文化と個人の肌が馴染んでいくようで、しとしと雨が降る森を歩くのに似た読み心地。表紙(カバーも内側も)の見た目や触り心地も趣深い本。 pic.twitter.com/eSG15z8qE4

2022-12-16 12:26:00
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『木曜殺人クラブ 二度死んだ男』リチャード・オスマン 著/早川書房 年末用のはずが読んじゃった!高齢者たちの“特攻野郎Aチーム”な探偵ぶりは健在で、クライマックスはもう劇場版並みの盛り上がり。そこに哀愁を散りばめて…このバランスがいい。そして“二度死んだ男”ってそういうことだったのね… pic.twitter.com/J66P13H21F

2022-12-13 16:28:00
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『ロンドン謎解き結婚相談所』 アリスン・モントクレア 著/創元推理文庫 こんな…こんな面白いことある…?絡んではほぐれゆく物語の巧さに、何度か声を上げた。そしてこの台詞回し、洋画ファンが大好きな雰囲気ですソースは私。早く続き読まなきゃ…まだまだ活躍を見たい登場人物が居るんだ… pic.twitter.com/uYuusAI5Z3

2022-12-10 14:03:00
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『ゲイ短編小説集』 オスカー・ワイルド他 著/平凡社ライブラリー 収録作と解説を合わせて読むことで完成する本。時代背景や物語を見る観点が勉強になる。今だと、また新しい価値観を加えて構成出来るのかもしれない。同シリーズにレズビアン短編、クィア短編もあるので読みたいな。 pic.twitter.com/ZdkRhq1e4K

2022-12-08 15:44:00
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#絵本の日 絵本と言えば『魔女図鑑―魔女になるための11のレッスン』ですね…。周りに誰も読んでる友達いなかったけど、Twitterにはこの本がDNAに効いてる仲間が意外とたくさん居る。不気味可愛いお菓子のレシピはもちろん、全体的に皮肉が効いた語り口で、大人になってから読んでも楽しい一冊。 pic.twitter.com/sJPSo69TBB

2022-11-30 12:22:00
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『彼は彼女の顔が見えない』 アリス・フィーニー著/東京創元社 ずっと不穏で先が気になって一気読み。「どういうことだ?」って登場人物とこんなにも同じタイミングで思うことある…?雪の中を気まずい夫婦がドライブする小説は名作。登場人物が少ないので海外小説が苦手な人にもお薦め。 pic.twitter.com/3qyMaTi7qe

2022-11-29 13:42:00
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#ミセス・ハリス、パリへ行く』 (ポール・ギャリコ著/角川文庫) 映画のキャスティングの完璧さを実感するミセス・ハリスの表情、キラキラ輝くドレスの描写…。映画だと結末も含め変わってる内容が多く、彼女の冒険譚はその時代に必要とされる形で更新されながら愛され続けるんだろうな~と思った。 pic.twitter.com/1wmDM3b3fi

2022-11-27 17:51:00
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『古い面の家』 (小沼丹 著 / 中央公論新社) 語り口は淡々と、その分返って目の前で起きる“訳の分からないこと”が際立つ短編の名作揃い。市井の人情味や王様の突飛さも楽しめ、それでいてどこか物悲しさやノスタルジックな雰囲気があるのも好き。江戸川乱歩が“ユーモア・ミステリ”と評したのも納得。 pic.twitter.com/cwQzdXLPPa

2022-11-26 18:31:00
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『無声映画のシーン』 フリオ・リャマサーレス 著 / ヴィレッジブックス “昔の写真を見て思い出した情景”の小説群。確かに回想録だと勘違いしそうなほど、物語はとても鮮明。所々ゴシック体なのが、記憶の濃淡を思わせていい。写真を眺めて思い出しているのが自分であるかのような心地になる。 pic.twitter.com/J8ud5ZuZaa

2022-11-12 14:19:00
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『動物農園』 ジョージ・オーウェル 著 / 中央公論新社 内容は今更私が言うこともなく、物質として格好いい本で、おとぎ話の絵本ようなデザインが故に物語の皮肉さが際立つ。装幀と物語が融合してる感。これはトラウマになるほうのヒグチユウコ氏。最後の方の例の場面では「うわぁ」となった。 pic.twitter.com/tqpxQxvxpn

2022-11-06 13:09:00
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『ピエタとトランジ』 藤野 可織 著 / 講談社文庫 表紙の印象からゴシック系?と思ったけどそうではなく、青春謎解きミステリーでもなく、“一生をかけたシスターフッド物語 〜殺人事件を誘発する体質を添えて〜”だった。幾つになっても二人で居れば最高、な空気感がいい。仲良しほど口が悪いのリアル。 pic.twitter.com/JEI2Zgdv9k

2022-11-04 18:44:42
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『プラヴィエクとそのほかの時代』 オルガ・トカルチュク著 /松籟社 聖書や福音書のような雰囲気で、難解ではないのに読み終えるのに時間がかかった。霧で白む森を彷徨い、じっと目を凝らすのに似た空気。架空の村を舞台にした何世代にも渡る物語は、劇的ではない分、生々しさが余韻として強く残る。 pic.twitter.com/bDyRiuRfmn

2022-11-03 22:06:48
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『自分の中に毒を持て』 岡本太郎 著/青春文庫 展覧会が始まったので久しぶりに。彼の作品と向き合うと酷く疲れるのは、彼の言葉を借りるならそこに込められた“呪力”によるんだろうな…。命を愛しながら命と闘い続けた人。彼の“爆発”の原動力は外的な導火線ではなく、彼自身にあったのだと再認識。 pic.twitter.com/Lk0FW7MGGb

2022-10-19 19:04:25
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『キャクストン私設図書館』 ジョン・コナリー 著/東京創元社 全体的に“物語”への愛が伝わる作品集(“”には皮肉的な意味合いもあると作中でコナン・ドイルが言ってたけどこれは違います)。この不思議な図書館の司書になりたいと、本好きの多くは思うのでは。『失われたものたちの本』も読みたい… pic.twitter.com/hxdc0J2aRf

2022-10-18 19:21:00
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『いずれすべては海の中に』 サラ・ピンスカー 著/竹書房文庫 幻想的なSFを想像してたけど、思った以上に質量があるというか物質的・現実的。SSWとしても活動中の著者だから、音楽の話題多めなのが嬉しい。 表紙カバーの肌触りや色味、中のモノクロの表情が素敵で見惚れてしまった!背表紙もいいぞ! pic.twitter.com/3dpvPFZmt5

2022-10-16 16:34:28
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『名画の中で働く人々 「仕事」で学ぶ西洋史』 中野京子 著、集英社 現代アートばかり観てきた自分が、過去の絵や人に興味を持つきっかけが同著者の『怖い絵』。中野さんの、絵の中に垣間見える“人生”や“生活”を紐解く視線や語り口がとても好き。数多の職業の積み重なりが、歴史を作るんだなぁ。 pic.twitter.com/chbSltHuje

2022-10-15 12:04:46
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『ガルシア=マルケス中短編傑作選』 ガブリエル・ガルシア=マルケス著、河出文庫 読み終わってしまった…。まさに「やるせなさの文学」。寓話的なお話でさえ心の中で落ち葉を踏む様な音がする。歯を抜く話はルシア・ベルリン『掃除婦のための手引き書』でも見たけど、何か共通する概念があるのかなぁ

2022-10-12 12:44:00
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『窓辺の愛書家』 エリー・グリフィス著 東京創元社 この著者が高齢者ミステリー書いてくれるなんて俺得だった。そしてこんなに今の情勢が絡むとは。頭の中で描いた相関図は弾けました。 本作が好きな人は、前作の『見知らぬ人』は勿論、他著者だけど『木曜殺人クラブ』と『殺しへのライン』もぜひ… pic.twitter.com/0PdudByYTQ

2022-10-08 19:10:37
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ガイ・リッチーの映画みたいな展開でとても好き。事実は一通りしかないはずなのに、人間の願望や思い込みや意地というフィルターを通すとコロコロ表情を変える。これだから人間〜〜っ!という気持ちになる。 「藪の中」 芥川龍之介著 bookwalker.jp/de15568a5d-fdc… #bookwalker

2022-10-02 07:53:45
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「掌に眠る舞台」小川洋子 著 / 集英社 終わらないで…と思いながらゆっくり読み進め、読み終えてしまった。 “舞台”を題材にした短編集、小川洋子作品の醍醐味である、“理屈ではない柔らかな要素分解”が効いた、“舞台”のあらゆる要素を活かした物語が詰まってる。「装飾用の役者」が特に好き。 pic.twitter.com/Iz9u3zkKzU

2022-09-22 23:12:02
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アンソニー・ホロヴィッツ著のホーソーンシリーズ、「殺しへのライン」まで読み終えた。前作までとは違う趣向もあって、ホーソーンシリーズ続けますよという自信と確信を感じた。 表紙のイラスト、鉛筆→ボールペン→万年筆ってなってるけど、ペンって他にまだ種類あるのかしら🤔筆ペン、羽根ペン…? pic.twitter.com/D2m2C6AiT2

2022-09-15 22:04:53
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#殺しへのライン2022 これまでとは違う舞台“文芸フェスの会場の島”、どこか不穏な景色や参加者たち…。明確にすべき情報/曖昧でいい情報の線引きが心地よくも憎らしいほど巧い。事件の始まり方・物語の終わり方から(著者のほうの)ホロヴィッツの本シリーズへの自信を感じたので、次回作を何卒…! pic.twitter.com/ULF0CRtoji

2022-09-29 12:17:00
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「その裁きは死」 アンソニー・ホロヴィッツ 著 (創元推理文庫) ミステリーの真相ってそりゃあ悲しいものだけれど、本作は心の底から「悲しい事件だったね…」となった。入り組む人間関係と過去。作中のホロヴィッツが前にも増して踏んだり蹴ったりだったので、次回は一体どうなってしまうのか…。 pic.twitter.com/MjPzpac0KK

2022-09-08 12:23:03
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「メインテーマは殺人」 アンソニー・ホロヴィッツ 著 (創元推理文庫) 私の中でスタンディングオベーションが鳴り止まない👏👏現代が舞台&語り手が著者、そこにリアルな描写も相まってに“現実かな?創作かな?”とワクワク出来る。英国コンテンツが好きな人にはピンと来る人名・作品名もたくさん。→ pic.twitter.com/n12QAvoj8m

2022-09-06 18:18:59
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「美徳と悪徳を知る紳士のためのガイドブック」マッケンジー・リー 著 (二見文庫) 顔のいい放蕩息子が片想い中の幼馴染と旅に出る話…のはずが、とんでもない展開に。現代にも通じるあらゆる要素を内包して割と深刻なはずなのに、主人公の語り口と次々に起こる事件が相まってとにかくドタバタ劇。 pic.twitter.com/acMZ0kdHqS

2022-09-05 12:15:07
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『捜索者』タナ・フレンチ 著 (ハヤカワ・ミステリ文庫) 674ページの長編作、いざ読み始めたらあっという間に引き込まれた。ドラマ「ブロードチャーチ」を思わせる、物悲しさと緊張感、地域独特の閉塞感・息苦しさに満ちたミステリー。ド派手と言うよりひたすらにアンビエントなハラハラが続く名作。 pic.twitter.com/uap6xrQbXe

2022-08-30 20:03:25
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「京の森の魔女は迷わない」朝比奈 夕菜 著(角川文庫) 医者と魔女が不可解な患者の謎に迫るお話。魔女も陰陽師も仕事として成り立っている世界観だけど、出来事や人間模様に現実味があって心躍った。和装がお好きな方や、洋風ファンタジーがお好きな方にも実はおすすめ。 kadokawa.co.jp/product/322203…

2022-08-29 18:48:17
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「シャーロック・ホームズとシャドウェルの影」ジェイムズ・ラヴグローヴ 著(ハヤカワ文庫) びっくりするほど面白くて徹夜しかける勢いで読んだ。導入から興味津々、こういう作りのお話大好きだから…。正典では起こり得ない出来事にハラハラしっぱなし。クトゥルーものだけどちゃんとホームズもの。 pic.twitter.com/Em2zBU0PRs

2022-08-27 13:28:47
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「新シャーロック・ホームズの冒険」ティム・メジャー 著(角川文庫) 初めてホームズのパスティーシュ読んだ気がして来た。「え?」となる展開、ホームズとワトスンそれぞれにハッとなる瞬間があって、まさに冒険だなぁ〜と。この時代の生き方、街並み、流行などなど堪能出来たのも楽しかった。 pic.twitter.com/R76iI3j4kT

2022-08-26 22:18:37
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「threesome」榎田尤利 著(角川文庫) 艶っぽい場面の色気はもちろん、任侠ものに漂う“刹那的な生き様の風情”が味わえた。物語の先でも彼らはきっと穏やかには生きられないんだろうなとか、そこがどんなに地獄でも笑ってるんだろうなとか。「本当に悪い夢ってのは……」のくだりで胸が苦しくなる。 pic.twitter.com/tMkAs5qYu4

2022-08-26 21:10:21
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『異常 アノマリー』 エルヴェ・ル・テリエ 著/早川書房 あなたなんてものをお書きになったの…?読み終えてあわわ…が出たのは今年で2度目(1度目は「とむらい家族旅行」)。淡々としたわかりやすい文体で語られる“異常”が、不気味で福音で呪いであるような。読了後に見る2つの表紙、素敵だね…(遠い目 pic.twitter.com/wZWs4tU8KB

2022-08-23 18:45:42
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「その少年は語れない」 ベン・H・ウィンタース 著 買ったその足で、我慢出来なくて電車乗りながら読み始めてしまった。何が…一体何がこれから起こるんですか…?それとも、もう起こってしまったんですか…?とソワソワしっぱなし。 pic.twitter.com/1i6mIQ4TSx

2022-08-16 19:48:48
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「16品の殺人メニュー」 アイザック・アシモフ他編 / 新潮文庫 この本をお供に遠出をしました(持ち運び中だったのでカバー外してる)。読んでいるとお腹が空くような、だけどその後に食事をするとちょっぴりドキドキする不思議な感覚…。こんなにハラハラするご飯短編集、なかなかない。 pic.twitter.com/nMLqyCM1rS

2022-08-10 18:41:50
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#ムーミンの日 だから、私の大好きなモランが出てくる「ムーミンパパ海へいく」を。私の中ではモラン回としてお馴染み。月夜の海の景色、部屋に広がる夜、うみうまの美しさ、そしてモランの寒々とした寂しさ…。グッズで時々見かける、モランとムーミンの対面シーンは本当にハッとする。おすすめです。 pic.twitter.com/lgxhjKYKTD

2022-08-09 13:58:17
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#今日買った本・届いた本 遅ればせながら、やっとこさ入手。 「異常 アノマリー」エルヴェ・ル・テリエ 著/早川書房 感想見て、面白そう!と飛びついた。 「エリザベス女王の事件簿 ウィンザー城の殺人」S・j・ベネット 著/角川文庫 夏の移動時間のお供にしようかしら。 pic.twitter.com/YNop9hFbdC

2022-07-29 21:32:00
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「無垢なる花たちのためのユートピア」川野芽生著/東京創元社 こういう、美しくて残酷で心がざわつき、しかし終わらないで欲しいと願ってしまう“真綿で首を絞めてくる小説”、たまらないですね…。この真綿は本当によいものです…。言葉と物語にゆっくり首を絞められて、読むほど視界がぼやけて行く。 pic.twitter.com/y6YnqP2Wa0

2022-07-29 18:47:01
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流行や最新刊がだいたい2週間〜1ヶ月の時差を経て訪れる本屋さんに、『ガルシア=マルケス中短編傑作選』がそっと置いてあったので飛びついてしまいましたね…。何気に、カバー外した表紙の内側の四角が真ん中よりずれてるの好き。『白の闇』もそうだったから、河出文庫のテンプレなのね。洒落てる… pic.twitter.com/2rgD7lNtum

2022-07-15 16:40:11
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#今日買った本・届いた本 「マイ・ポリスマン」を読み終え、表紙の考察をして膝にトムを受けてはや数日。自分のほしいものリストに並ぶ「美徳と悪徳を知る紳士のためのガイドブック」を見てハッとした。こちらも二見文庫&sekudaさんの組み合わせだったとは…。 そして今に至ります(当日お急ぎ便)。 pic.twitter.com/xFcdNsCZGy

2022-06-29 21:06:00
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#2022年上半期の本ベスト約10冊 の感想を綴った記事は、以下の2箇所で公開中です📖 #note note.com/yamukaidesuyo/… ※note公式マガジン『【本】特集「梅雨はおうちでエンタメ三昧!」記事まとめ』と『みんなのおすすめの本 記事まとめ』に追加されました。 #カクヨム kakuyomu.jp/works/11773540… pic.twitter.com/D5puRIrReg

2022-06-28 20:34:00
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#今日買った・届いた本を紹介する 「狩場の悲劇」チェーホフ著 (中公文庫) この人が賞賛してるならきっととんでもないんだろうと思って……。果たして私は江戸川乱歩と「この本面白いね!」って思う価値観が同じなのかどうなのか。どっちでもいいので読むのが楽しみ。恋愛小説(?)が続きますねぇ。 pic.twitter.com/kz0U1wm75g

2022-06-23 18:41:56
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「わたしたちが光の速さで進めないなら」 キム・チョヨプ著(早川書房) 静かで物悲しくも心地よい、アンビエントミュージックみたいな短編集。SFにおける生死観の話が好きなので、「館内紛失」はたまらなかった。そして本のカバーを外して見える灰色に、「スペクトラム」を思い出す。 pic.twitter.com/25kWDbJP64

2022-06-22 16:29:51
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#今日買った・届いた本を紹介する 「マイ・ポリスマン」 ベサン・ロバーツ著(二見文庫) 昨日丁度、ハリー・スタイルズ刑事物に出るのか〜多才だなぁと思った所、今日立ち寄った本屋さんで偶然見かけて購入。刑事ものと言うより、ラブストーリーなのかな。本文一頁目から気になる…読むのが楽しみ。 pic.twitter.com/Zlbws2fsTJ

2022-06-10 17:06:13
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まとめたひと
矢向 亜紀 / やむかい あき @AkiYamukai

はじめまして、やむかいです。小説を書く音楽好き。小心者ゆえほぼフォロバ出来ません。| 🎉百合文芸4 pixiv賞 🎉pixivノベル大賞〜2022Autumn〜 | 活動先はリンクにて。| Just a writer, just a BIG FAN of music. I usually DON'T do F4F.