イエとムラの農地を守ることなしに農業の構造改革は進まないと言うのが筆者の主張。 だからこそ、新自由主義者はイエとムラを解体しようとしている。 イエとムラの共同体を守ることが協同組合の使命と感じます。
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遠田大亮 @DaisukeEnta

日本農業の発展論理より1/8 twitter.com/DaisukeEnta/st…

2021-08-22 06:07:44
遠田大亮 @DaisukeEnta

地力収奪作物の連作が可能となるよう土地をローテーションさせながら休閑地比率を下げる工夫の完成形態が輪栽式農法である。これが農業革命を支えた農法であり次のような作付体系となる。 飼料用カブー小麦(冬穀)ー大麦(夏穀)ー赤クローバー 野田公夫日本農業の発展論理より pic.twitter.com/mlXzingKeF

2021-05-07 06:40:53
遠田大亮 @DaisukeEnta

地力収奪作物の連作が可能となるよう土地をローテーションさせながら休閑地比率を下げる工夫の完成形態が輪栽式農法である。これが農業革命を支えた農法であり次のような作付体系となる。 飼料用カブー小麦(冬穀)ー大麦(夏穀)ー赤クローバー 野田公夫日本農業の発展論理より pic.twitter.com/mlXzingKeF

2021-05-07 06:40:53
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遠田大亮 @DaisukeEnta

日本農業の発展論理より2/8 twitter.com/DaisukeEnta/st…

2021-08-22 06:08:20
遠田大亮 @DaisukeEnta

小農化傾向を生んだのは、主要には経済的な問題、すなわち労賃の対米比率が切り上がり雇用がペイしなくなったからであるが、技術的には雇用労働よりも家族労働の生産性が高くなる傾向が強いうえ、労働節約機能をもった種々の技術改良がすすんだためである。野田公夫日本農業の発展論理より pic.twitter.com/vQ45NEmp75

2021-05-08 09:04:45
遠田大亮 @DaisukeEnta

小農化傾向を生んだのは、主要には経済的な問題、すなわち労賃の対米比率が切り上がり雇用がペイしなくなったからであるが、技術的には雇用労働よりも家族労働の生産性が高くなる傾向が強いうえ、労働節約機能をもった種々の技術改良がすすんだためである。野田公夫日本農業の発展論理より pic.twitter.com/vQ45NEmp75

2021-05-08 09:04:45
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遠田大亮 @DaisukeEnta

日本農業の発展論理より3/8 twitter.com/DaisukeEnta/st…

2021-08-22 06:08:50
遠田大亮 @DaisukeEnta

大正期に農家組合が設立された。求められているのは、「耕種農業、労働集約的農業」から「耕種副業農業、労働節約農業」へと大転換を遂げることであるが、これは個別農家だけでできることではなく、「農業の組合化」を通じてこそ可能となる。野田公夫日本農業の発展論理より pic.twitter.com/FpilGPwuAp

2021-05-09 07:23:44
遠田大亮 @DaisukeEnta

大正期に農家組合が設立された。求められているのは、「耕種農業、労働集約的農業」から「耕種副業農業、労働節約農業」へと大転換を遂げることであるが、これは個別農家だけでできることではなく、「農業の組合化」を通じてこそ可能となる。野田公夫日本農業の発展論理より pic.twitter.com/FpilGPwuAp

2021-05-09 07:23:44
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遠田大亮 @DaisukeEnta

日本農業の発展論理より4/8 twitter.com/DaisukeEnta/st…

2021-08-22 06:09:27
遠田大亮 @DaisukeEnta

卓越した育種家として工藤吉郎兵衛(山形県西田川郡京田)がいる。工藤は明治35年頃、国立試験場に先駆けて人工交配を試みており「まさに驚嘆に値する」。また育種事業に郡や市町村レベルの農会が取組むのは稀でそれが実際に機能したのは西田川郡農会のみであった。野田公夫日本農業の発展論理より pic.twitter.com/mjddhC3Qoh

2021-05-10 07:29:52
遠田大亮 @DaisukeEnta

卓越した育種家として工藤吉郎兵衛(山形県西田川郡京田)がいる。工藤は明治35年頃、国立試験場に先駆けて人工交配を試みており「まさに驚嘆に値する」。また育種事業に郡や市町村レベルの農会が取組むのは稀でそれが実際に機能したのは西田川郡農会のみであった。野田公夫日本農業の発展論理より pic.twitter.com/mjddhC3Qoh

2021-05-10 07:29:52
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遠田大亮 @DaisukeEnta

日本農業の発展論理より5/8 twitter.com/DaisukeEnta/st…

2021-08-22 06:09:51
遠田大亮 @DaisukeEnta

農地改革が遂行されたのは敗戦国とその支配下にあった地域であり戦争のもたらしたその経済的困難を引き受けるうえで農業・農村が重視され冷戦の緊張感に支えられた強力なヘゲモニーのもとで実施された点で共通している。野田公夫日本農業の発展論理より pic.twitter.com/ZYZM4vcIvF

2021-05-11 07:10:17
遠田大亮 @DaisukeEnta

農地改革が遂行されたのは敗戦国とその支配下にあった地域であり戦争のもたらしたその経済的困難を引き受けるうえで農業・農村が重視され冷戦の緊張感に支えられた強力なヘゲモニーのもとで実施された点で共通している。野田公夫日本農業の発展論理より pic.twitter.com/ZYZM4vcIvF

2021-05-11 07:10:17
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遠田大亮 @DaisukeEnta

日本農業の発展論理より6/8 twitter.com/DaisukeEnta/st…

2021-08-22 06:10:28
遠田大亮 @DaisukeEnta

農業経済学的見地から不経済性を指摘されても、農民は押し並べて自作農化へ向かった。日本農民は「イエの土地所有」と「ムラの土地保全」を同時に追求し続けて来たのである。しかし米占領軍の戦後改革はムラ結合を敵視し自作農化とムラの土地管理との連関を切断した。野田公夫日本農業の発展論理 pic.twitter.com/ZeYnaUUtFD

2021-05-12 06:42:02
遠田大亮 @DaisukeEnta

農業経済学的見地から不経済性を指摘されても、農民は押し並べて自作農化へ向かった。日本農民は「イエの土地所有」と「ムラの土地保全」を同時に追求し続けて来たのである。しかし米占領軍の戦後改革はムラ結合を敵視し自作農化とムラの土地管理との連関を切断した。野田公夫日本農業の発展論理 pic.twitter.com/ZeYnaUUtFD

2021-05-12 06:42:02
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遠田大亮 @DaisukeEnta

日本農業の発展論理より7/8 twitter.com/DaisukeEnta/st…

2021-08-22 06:11:07
遠田大亮 @DaisukeEnta

極論を承知で言えば、戦後農地改革以降、「イエとムラの農地は守る」「土地を守るとはそれを利用すること」と言う伝統的観念を声高に宣言するほうが構造改革はすすんだかもしれない。 野田公夫日本農業の発展論理より pic.twitter.com/vysqpsbsot

2021-05-13 12:35:18
遠田大亮 @DaisukeEnta

極論を承知で言えば、戦後農地改革以降、「イエとムラの農地は守る」「土地を守るとはそれを利用すること」と言う伝統的観念を声高に宣言するほうが構造改革はすすんだかもしれない。 野田公夫日本農業の発展論理より pic.twitter.com/vysqpsbsot

2021-05-13 12:35:18
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遠田大亮 @DaisukeEnta

日本農業の発展論理より8/8 twitter.com/DaisukeEnta/st…

2021-08-22 06:11:38
遠田大亮 @DaisukeEnta

楠本のいわゆる「二階建て方式」は農地の所有と利用を区別し、前者を「ムラ要するに伝統」に後者を「現代が生み出した多様な経営主体」に委ねると言う「歴史と現代を折り合わせる」ための創造的工夫であると評価しうる。野田公夫日本農業の発展論理より pic.twitter.com/cx7ZmBpdA5

2021-05-14 07:16:11
遠田大亮 @DaisukeEnta

楠本のいわゆる「二階建て方式」は農地の所有と利用を区別し、前者を「ムラ要するに伝統」に後者を「現代が生み出した多様な経営主体」に委ねると言う「歴史と現代を折り合わせる」ための創造的工夫であると評価しうる。野田公夫日本農業の発展論理より pic.twitter.com/cx7ZmBpdA5

2021-05-14 07:16:11
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まとめたひと
遠田大亮 @DaisukeEnta

農業、農政、農協等“農”に関してのツィートが多いです。 (個人的には)GHQの占領政策や押し付けられた憲法を金科玉条としたままでは、日本農業はもっと衰退すると考えています。 山形県農協中央会勤務。農協監査士。明治大学法学部卒。山形県酒田市出身。 過去のツィートは、以下↓のまとめサイト(min.t)からどうぞ。