少数者のための作品
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Aya Nishitani 西谷史 @ayanakajima3

小説『女神転生』は、女神イザナミを中心とする天界の神々が主人公。 一方、神も悪魔も混然一体となった『真・女神転生』の世界には、出雲神話に連なる男性的でパワフルな世界を感じる。まさに平将門公は、出雲神話のオオナムチに連なる存在だ。両方があってこその、日本の神話体系だと思う。 pic.twitter.com/7I4EgxJjbf

2022-03-29 08:01:43
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Aya Nishitani 西谷史 @ayanakajima3

こんなこともあった1/3 この作品は、出版されたときから拒否反応の多い作品だった。私の母校で、後輩がこのシリーズの感想文を書いたら、「こういう悪書を読んではいけない」といわれたこともあった。先生も、後輩も私が卒業生だと知らなかったという。ただ、この作品にすがる人も多かった。 つづく pic.twitter.com/iNbCozVMtT

2022-03-29 21:47:12
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Aya Nishitani 西谷史 @ayanakajima3

こんなこともあった2/3 当時は、「東京都〇〇市 西谷史」で手紙が届いたので、郵便局がダンボール箱に手紙を入れて配達してくれたものだ。多くが、学校の人間関係で悩んでいる子たちだった。「読んで、死んじゃいけないと思った」という子が多かった。中島の死を見た後でね。 pic.twitter.com/flUQIUeeFI

2022-03-29 21:48:22
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Aya Nishitani 西谷史 @ayanakajima3

こんなこともあった3/3 そういう意味でも、第3巻で中島朱実は死ななければならなかった。それで救われたという読者が多いので、私は自分の作品を否定するわけにはいかない。もっとも、否定したい人の気持ちはわかる。この作品は、少数者のための少数者の作品なのです。 pic.twitter.com/KjKSPyv6jS

2022-03-29 21:49:57
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Aya Nishitani 西谷史 @ayanakajima3

『女神転生』一巻だけで発行部数は20万部。『魔都の戦士』『転生の終焉』もそう見劣りしない数が出ている。 大ベストセラーとはいえないが、一般に思われているより多いのでは? 80年代という時代でなければ生まれないコンテンツだし、その時代に必要な人がこの本を読んでくれたのだろう。 pic.twitter.com/WLBK1HCmL6

2022-03-29 21:56:41
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Aya Nishitani 西谷史 @ayanakajima3

小説のDDSについて多くの人が呟いたことで、ハッキリ認識できた。 この作品が「好き」という人には、この作品が必要だった人がいるということ。そして「嫌い」という人は、その「必要」という感覚はわからないようだということ。決して「嫌い」な人に文句を言っているのではないです。

2022-03-30 14:02:59

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