
2019年の #オープンハウスカゴシマ 会期中に去年の話をするの続きw 次は鹿児島市の近代建築編。もっとも、このときは現代建築を中心に回ったので近代建築はあまり見ていない。まずは日本瓦斯本社ビル / 旧日本水電本館(渡辺節、1931・S6、鹿児島市)。 pic.twitter.com/8KeeYjlAHD
2019-11-30 23:52:25

東京に本社がある日本瓦斯と同名だが鹿児島市の方は別会社で、1910・M43に設立された鹿児島瓦斯が創業時の名称。その後、買収等による変遷を経て、日窒系の日本水電のガス部門から1941・S16に日本瓦斯として独立した。 pic.twitter.com/UlLJ29HQkn
2019-11-30 23:53:26

この社屋はもともと日本水電の本社として建てられた。同社も「日本」と冠するものの鹿児島県をエリアとする電力会社だった。これらエネルギー会社の歴史はたいへん複雑なので詳細は略す。興味のある方はウィキペディア等で調べていただきたい。 pic.twitter.com/thgL7FbQKP
2019-11-30 23:55:34

主に関西を中心に活躍した渡辺節が、鹿児島市のような遠方で仕事をしたのは珍しいのではないか。1931・S6年の竣工ということは、彼の代表作である綿業会館(大阪市)と同年だ。 pic.twitter.com/0GKbdtrMAR
2019-11-30 23:57:24

たしか会議室だったかな。1年前で記憶が曖昧だし室名札も撮っていない。やっぱり早めにツイートしないとダメだね。 pic.twitter.com/bhfCTmromi
2019-12-01 00:04:09

大正桜秀館(設計者不詳、1918・T7頃、鹿児島市)。江戸末から明治初期に建てられた山下家住宅の、大正7年頃に増築された洋館部分とのこと。どういう経緯か分からないが今はトヨタレンタカーの敷地内に保存されている。 #オープンハウスカゴシマ pic.twitter.com/xYWASYfFja
2019-12-01 00:23:09

もともと母屋に付属する建築だったせいか、切り離された状態で見るとバランスが少々不自然に感じる。それが可愛らしくもあるが。 pic.twitter.com/c3CzPVbcfu
2019-12-01 00:31:04

2019年の #オープンハウスカゴシマ の会期が終わった日に、今更ながら去年このイベントで見た近代建築の話を続ける。といってもここからは外観のみ。鹿児島市庁舎本館(大蔵省営繕管財局、1937・S12、鹿児島市)。 pic.twitter.com/umPWDrfscY
2019-12-01 21:38:39

山形屋1号館(初期の部分は斉藤久季、1916・T5〜、鹿児島市)。地元百貨店の本店。現在の姿は近年の復元とはいえ、戦前のRC造の大規模商業建築が現役ということに驚く。地方百貨店としてはトップクラスの収益力を誇るそうだ。 pic.twitter.com/D0V7frnkRO
2019-12-01 21:41:18

大津倉庫 / マイまくら鹿児島店(右近允伊之助、1918・T7、鹿児島市)。鹿児島港には明治・大正期の石造倉庫が何棟か現役で残る。このうちオープンハウスカゴシマのリストには大津倉庫が入っている。 pic.twitter.com/aUVwPY3i7D
2019-12-01 21:42:30

リストには「大津倉庫・プティパレ」と載っているが説明不足なので補足しておくと、この倉庫の大部分は寝具店が使用し、一部(18番の扉のスペース)がプティパレという名称の多目的ホールに使われている。 pic.twitter.com/YeDpPdNbMd
2019-12-01 21:46:03

それと、オープンハウスカゴシマのリストには尚古集成館をはじめ島津家による集成館事業の建築群が入っているが、これらは世界遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産として常時公開されている。集成館事業の方は後日改めて紹介したい。 pic.twitter.com/pPYbrjMhW5
2019-12-01 21:49:42