メモまとめなので関係ないメモも入ってます。
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ぬまがさワタリ @numagasa

『30年にわたる観察で明らかにされたオオカミたちの本当の生活 :パイプストーン一家の興亡』読了。カナダのオオカミ一家の複雑で繊細な暮らしを、忍耐強く観察して見えてきたのは、「アルファ雄」「序列」「パック」など、従来のオオカミ固定観念をひっくり返す生き様だった。 amzn.to/3Hhccr1

2023-01-21 11:52:06
ぬまがさワタリ @numagasa

『30年にわたる観察で明らかにされたオオカミたちの本当の生活』、例えば「強いオスが"アルファ"として群れを支配する」など、なんとなく知られているオオカミ生態は、あくまで人間が観察のため囲いに閉じ込めた、非常に特殊な状況の群れの話にすぎないと指摘。開かれた自然では、より多様で複雑だと。

2023-01-21 11:57:15
ぬまがさワタリ @numagasa

『30年にわたる観察で明らかにされたオオカミたちの本当の生活』で指摘された、人間の都合で狭められた条件で動物を観察し、さらに人間社会のバイアスを当てはめて生態を結論づける…というのは、オオカミに限らず色々な領域で起こってるのかもなと思うし、だからこそ常に問い直しが必要になってくる。

2023-01-21 12:00:07
ぬまがさワタリ @numagasa

類書(判型も同じ)としては『オオカミたちの隠された生活』があり、これも読みやすく真摯な現代的オオカミ本でオススメ。『30年にわたる〜』の方は、人間社会と人の行動がオオカミに与える悪影響をより批判的に見る内容で、なかなかシビアな気分になるが。あわせて読みたい。 twitter.com/numagasa/statu…

2023-01-21 12:03:27
ぬまがさワタリ @numagasa

『オオカミたちの隠された生活』読了。6年間もテント生活をしながらオオカミの群れを観察した著者の体験を(豊富な美しい写真と共に)記す本。歴史的に人間の偏見や憎悪に晒されてきたオオカミが、いかに繊細な感情表現や豊かなコミュニケーションを行う動物かよくわかる、自然への洞察に溢れた一冊。 pic.twitter.com/UhRqYd50iT

2020-11-27 19:13:36
ぬまがさワタリ @numagasa

「アルファオス」みたいなオオカミ概念に実は人間側のバイアスがかなり入ってた…という話は『狼の群れはなぜ真剣に遊ぶのか』(これも良い本)でも取り上げられていた。実際の被害以上に膨れ上がった「恐ろしい動物」としてのイメージもまた正確な認識を妨げているんだろう。 twitter.com/numagasa/statu…

2023-01-21 12:39:18
ぬまがさワタリ @numagasa

『狼の群れはなぜ真剣に遊ぶのか』、「女性の強さ 女性とオオカミの関係」という章が面白い。オオカミの集団で(行動の意志判断など)真に決定力をもつ個体はメスであることが多い…など、研究者サイドの価値観の更新も影響してわかってきた事実も多いと。てか「ウルフウォーカーじゃん…」と思った。 pic.twitter.com/WIWaqqCbEe

2021-02-01 22:59:16
ぬまがさワタリ @numagasa

オオカミ本といえば、世界一有名なオオカミ学者の1人エリック・ツィーメンの『オオカミ その行動・生態・神話』もガチな内容で凄い。世界中のオオカミの観察結果を500ページくらいかけて語る最強のオオカミ本であり、とっつきやすい内容ではないが、いずれ読んでみてほしい… twitter.com/numagasa/statu…

2023-01-21 15:51:01
ぬまがさワタリ @numagasa

『オオカミ その行動・生態・神話』やっと読了。バイエルンの森やイタリアの山でオオカミの群れを研究した著者が、その社会行動やコミュニケーションや子育てについて物凄く詳しく語る本(500ページ超)。徹底した観察に基づき「遊び」について図示したり、複雑な動物オオカミを解き明かす迫力の一冊。 pic.twitter.com/FE6t9Xyve1

2020-12-09 22:21:40
ぬまがさワタリ @numagasa

『30年にわたる観察で明らかにされたオオカミたちの本当の生活』には、『ゆかいないきもの超図鑑』でも描いた「オオカミとカラスの共生」についても言及がある。童話みたいな関係に思えるかもだが、ちゃんとした科学的な裏付けもある。カラスを「オオカミの目」と呼んできた先住民族は正しかったのだ。 pic.twitter.com/0YI5TqAE1y

2023-01-21 16:07:56
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地獄のホテルにお熱なkirishima(🇮🇳🇨🇳沼と🇰🇷ミュ20↑shipper @hananinakuguis7

このツリーにあるオオカミ本、みんなおすすめです。あとイエローストーンで狼が復活するまでを描いたノンフィクションの『ウルフ・ウォーズ』や『狼の群れと暮らした男』も面白かったのでぜひ✨ twitter.com/numagasa/statu…

2023-01-21 16:07:54
地獄のホテルにお熱なkirishima(🇮🇳🇨🇳沼と🇰🇷ミュ20↑shipper @hananinakuguis7

『狼の群れと暮らした男』はその名の通りオオカミ愛をきわめてしまった筆者が群れに潜り込んじゃう衝撃のノンフィクションです。読んでてそうはならんやろって何回言ったか覚えてない

2023-01-21 16:09:55
Cook⚡R/T⚡ @CookDrakeRT

うおー、ロマンだ~!! オオカミのアルファオスって、猿山のボスと同じだったのかw 「猿の群れのボス」は、人間の餌付けが作り出した利権構造のなかでの新たに発生した力関係だったって研究がありまして。野生の餌付けされていない猿の群れの根気強い追跡調査で判明したことだそうです。 twitter.com/numagasa/statu…

2023-01-21 18:02:58
Cook⚡R/T⚡ @CookDrakeRT

記憶で書いているので出典になりそうな情報はないかなと検索したら面白そうな本が見つかりました。 『ボス猿』って、ホントは存在しない? saltad.co.jp/emergence/boss… “「二ホンザルの生態」。古い本(1982年刊)ですが、とても面白い” リンク先に内容がそこそこ詳しく紹介されてます。なお未読書(^^;

2023-01-21 18:06:37
Cook⚡R/T⚡ @CookDrakeRT

利権構造って書きましたが、上のリンク先を読むと、そういう表現も違うんですね。 “私たちが「序列」と思い込んでいたのは、「多様性」の表現に過ぎない。” なかなか興味深い記事なので興味のある方は是非。

2023-01-21 18:11:18
Cook⚡規制解除(ただしいつ規制入るかわからない!) @CookDrake

@CookDrakeRT ニホンザルの生態 (講談社学術文庫) amzn.to/3GUfUGB 文庫化されているな。中古でも全然値段が落ちてないの凄いw

2023-01-21 18:08:39
ぬまがさワタリ @numagasa

『狼の群れはなぜ真剣に遊ぶのか』読了。遊びという高度な社会的コミュニケーションを通じて良い集団関係を作り上げる…といった、どこか人間にも深く通じるオオカミの色々な生態を紹介。弁護士としてのキャリアを捨てて大好きなオオカミの研究に乗り出した著者ならではの、熱いオオカミ愛に溢れた本。 pic.twitter.com/q4ct9TDmkS

2021-02-01 22:47:25
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ぬまがさワタリ @numagasa

『狼の群れはなぜ真剣に遊ぶのか』、「女性の強さ 女性とオオカミの関係」という章が面白い。オオカミの集団で(行動の意志判断など)真に決定力をもつ個体はメスであることが多い…など、研究者サイドの価値観の更新も影響してわかってきた事実も多いと。てか「ウルフウォーカーじゃん…」と思った。 pic.twitter.com/WIWaqqCbEe

2021-02-01 22:59:16
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だいず @onakasuitayohu

シートン動物記オオカミ王ロボのビアンカ好き好きロボが腑に落ちた。 twitter.com/numagasa/statu…

2021-03-28 05:25:46
ぬまがさワタリ @numagasa

せっかく大晦日なので(映画ベストはしばらくかかりそうだし)2021年に読んだ本で特に面白かった/読んで良かった私的ベスト本を紹介していきます。(ランキングとかはなく読んだ順。)リプにつなげていくので何かの参考になれば。

2021-12-31 19:12:50
ぬまがさワタリ @numagasa

『国家はなぜ衰退するのか 権力・繁栄・貧困の起源(上・下)』。国の運命を決めるのは「政治制度」…と書くと当たり前すぎるけど、搾取的な政治制度が国にどんな破滅をもたらすかを、歴史学の視点から淡々と語り尽くす怖い本(だからこそ今の日本でこそ読まれるべきかと)。 twitter.com/numagasa/statu…

2021-12-31 19:17:44
ぬまがさワタリ @numagasa

『国家はなぜ衰退するのか 権力・繁栄・貧困の起源』読了。「貧しい国と豊かな国の差は何なのか」という問いの答えは「政治制度」だと語る。特権階級が富と権力を独占し、弱った庶民を搾取する「収奪的制度」の国は(一時は繁栄しても)必ず傾く…と歴史的実例と共に説く、まさに"今"に深く刺さる本。 pic.twitter.com/FKJN8iGXkK

2021-04-24 23:19:56
ぬまがさワタリ @numagasa

『狼の群れはなぜ真剣に遊ぶのか』。全くの門外漢から一念発起してオオカミの群れの研究を始めた著者が、その複雑で奥深い世界に没頭していく。「遊び」の章をはじめ、人間がオオカミに被せてきた様々なイメージ(≒偏見)を一枚ずつ脱がせていくような、愛に溢れた動物本。 twitter.com/numagasa/statu…

2021-12-31 19:30:26
ぬまがさワタリ @numagasa

フランス・ドゥ・ヴァール『ママ、最後の抱擁──わたしたちに動物の情動がわかるのか』。「情動」をテーマに動物(人間含む)の心と体の繋がりに関して深く掘り下げていく本。動物を語る際、今後も繰り返し引用することになりそう。今年1冊だけベスト選ぶなら本書にします。 twitter.com/numagasa/statu…

2021-12-31 19:39:51
ぬまがさワタリ @numagasa

『ママ、最後の抱擁――わたしたちに動物の情動がわかるのか』読了。動物の行動を決める要因として「本能」ばかりが注目されるが、体と深く結びつき、人の知性とも切り離せない「情動(emotion)」が動物にとっても極めて重要だと語る。動物への偏見を崩しつつ人間への理解を深める、今年のベスト本候補。 pic.twitter.com/Z6Z2IAtukL

2021-03-07 23:10:57
ぬまがさワタリ @numagasa

田上孝一『はじめての動物倫理学』。その名の通り、動物倫理学に関する入門書。ビーガニズムのような動物倫理が安易に嘲笑されがちな昨今(それだけ無視できないテーマになってきたとも言えるけど)、倫理学全般の理論的な骨組みから丁寧に解説する本書が広く読まれてほしい。 twitter.com/numagasa/statu…

2021-12-31 20:16:18
ぬまがさワタリ @numagasa

『はじめての動物倫理学』読了。動物+倫理…という一般に馴染みの薄い、しかし急速に重要性が強まっている概念について、基本的な議論を学べる一冊。肉食や動物実験などは特に身近で繊細なテーマなので、衝動的に反発する人もいそうだが、まずは(ざっくりでも)知ることが大事。特に動物好きは必読。 pic.twitter.com/NOYt43OwKz

2021-04-10 20:51:09
ぬまがさワタリ @numagasa

『スティーブン・ユニバース』がきっかけで読み始め、ちょうど昨日読み終わった大災害SF小説『第五の季節』もたいへん面白かったのでベスト本にあげとこう。まだ3部作の1冊めだが、3作全部ヒューゴー賞とったそうなので(すげーな)きっと続きも面白いのでしょう…楽しみ。 amazon.co.jp/dp/4488784011/…

2021-12-31 20:42:21
おきさやか(Sayaka OKI) @okisayaka

脳神経科学に部分的に触れる内容だが、私の知る限りあの領域は「自然」という言葉を使うのにとても慎重である。難しい議論であるからだ。全体としてこの記事には、科学と社会が交錯する対象を扱う際の前提知識がいささか欠けているようにみえる s-scrap.com/4978

2021-04-08 23:42:54
おきさやか(Sayaka OKI) @okisayaka

特にマンスプレイニングとASDをつなげるかのような記述をするべきではないだろう。色々まずい。一見同じようにみえる「相手の感情を考えずに一方的に話し続ける」現象でも、目の前の相手との関係性に応じて、何種類かの分類が必要だろう。

2021-04-08 23:42:54
おきさやか(Sayaka OKI) @okisayaka

バロン=コーエンに依拠するとされる「自閉症とアスペルガー症候群」の記述には疑問がある。ASDと定型発達者の相互理解には確かに難しさがあるが、ASD同士であれば比較的わかり合えるとの研究もある。いずれにせよ慎重さが必要な話。 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25852514/

2021-04-08 23:42:54
おきさやか(Sayaka OKI) @okisayaka

女性の具体的な物事に対する関心、男性の抽象的な学問への関心について言及しているが、これはルソーの『エミール』における記述にもある、いわゆる男女補完説。西洋近代固有のイデオロギーかもしれないので慎重な取り扱いが必要。この言説のために数学や物理を志す女性が心理的な障壁を感じてきた。

2021-04-08 23:42:55
おきさやか(Sayaka OKI) @okisayaka

なお、「自然」概念については、他の方も呟いておられたように、ダナ・ハラウェイなどフェミニスト科学論に蓄積がある。21世紀の現在、「自然」とあと「本能」も留保なしには簡単に使えない用語になっていることは是非認識していただきたい。

2021-04-08 23:42:55
西江仁德「新・動物記」シリーズ @hitonarunishie

ハラウェイはちゃんと読めていないので偉そうなことは言えないけど、ハラウェイが霊長類学者を批判したくなったポイントはよくわかるし、霊長類学者がそれを逆に批判したり無視したりした気持ちもわかる。そして霊長類学者の「シルバーバックたち」にはたぶん全然響いていない。

2022-03-11 22:19:59
西江仁德「新・動物記」シリーズ @hitonarunishie

ただ、伴侶種以降のハラウェイがやろうとしていたことは、霊長類学者にとってはむしろ親和性の高いことのように思うし、そこが全然霊長類学者や動物研究者に響いていないのは解せない。バーバラ・スマッツを繰り返し引用している部分などは、動物研究者にとってはまさに勝手知ったることばかりなのに。

2022-03-11 22:19:59
西江仁德「新・動物記」シリーズ @hitonarunishie

動物やその環境に身を浸す経験ではずっと先んじていたはずなのに、ハラウェイのように深く考えてはこなかったのは動物研究者の知的怠慢だと思うけど、その重なっている部分でハラウェイと「マジメに遊ぶ」ことはできたはずだと思うし、今からでもできると思っている。

2022-03-11 22:19:59
西江仁德「新・動物記」シリーズ @hitonarunishie

動物とどうやって向き合っているのかを書いてもらう『新・動物記』の企画もその一つなのだが、「動物への応答—能力」は動物研究者はつねに直面している問題なので、みんなハラウェイを(『新・動物記』も!)読んで「あやとり」したらいいと思う。僕もがんばって読んでまた応答する。

2022-03-11 22:19:59
逆卷 しとね @_pilate

@hitonarunishie 霊長類を代表してご参加いただきありがとうございました。本当に霊長類分野わかっていないので、ハラウェイの問いの射程を捕捉しきれてはおらず、また一霊長類としていろいろご意見ください。

2022-03-11 23:13:12
西江仁德「新・動物記」シリーズ @hitonarunishie

@_pilate いやいや、みんな霊長類ですから笑。僕も霊長類学の系譜(とくにアメリカの)をきちんと追えていなかったり忘れているところも多いので、もうちょっとちゃんと復習しながらヨロヨロついていきたいと思います。伴侶種の話は動物研究にもハマると思うんですけどね〜まぁぼちぼちがんばります。

2022-03-11 23:19:12
kumatarouguma @kumatarouguma

人文書院さんどうもありがとうございます。また出版でご縁があることを! twitter.com/jimbunshoin/st…

2022-05-16 19:07:50
人文書院 @jimbunshoin

2000年に勁草書房から刊行された檜垣立哉先生の初の単著『ベルクソンの哲学』が講談社学術文庫になりました。bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0… pic.twitter.com/9uOZ7D3Nx8

2022-05-16 12:44:27
kumatarouguma @kumatarouguma

日本語としては、あらんことを、だな。

2022-05-16 20:08:35
kumatarouguma @kumatarouguma

ゼミは動物論第二部でハラウェイ 猿と女とサイボーグなんだけど有名なわりに読まれていないなという印象の本。基本的に科学とりわけ霊長類科学がイデオロギー反映をしているという事実を結構ねちっこく示すのだけどハラウェイのいいところは、自分も生物学者のフェミニストであり、生物学的本質主義

2022-05-17 00:50:22
kumatarouguma @kumatarouguma

をイデオロギー的に批判するんだけど自分も生物学者であるという部分は必ずあり、科学自身が(特に人間の「本性」を知るための霊長類科学が)人間の社会イデオロギーの投影なんだけど、しかしそれ以外の科学が何かとも明言できず、またその科学と社会とが循環するように描かれていて、一方的な批判で

2022-05-17 00:52:04
kumatarouguma @kumatarouguma

はないところだとおもう。人間本性を、とりわけ性差の起源や家族の起源を探るために霊長類研究をすることがイデオロギー的なことはある意味で当たり前であり、その「偏向」を批判するんだけど、しかし同時に科学自身が突きつけてくる何かの力はハラウェイはまったく否定しない。サイボーグフェミニズム

2022-05-17 00:53:44
kumatarouguma @kumatarouguma

だからそうに決まってもいるんだが、そりゃそうだなとおもう。しかしこの本が書かれた時期のアメリカでの女性の学者って場とターにせよスピヴァクにせよハラウェイにせよもう「現代思想の歴史の中のひと」になったけど本当に優秀ですよね。日本は何だったの?と素直におもう。自分も含めて。理論ですよ

2022-05-17 00:55:00
kumatarouguma @kumatarouguma

バグっている部分、バトラーです。

2022-05-17 01:15:17
kumatarouguma @kumatarouguma

ハラウェイよんでいて、無数にさまざまな学者の言説を腑分けするんだけど、まずもってそれがフーコー的な振る舞いであるのと(科学史だからフーコーなんだよな)、そのなかでヤーキーズという、調べれば有名なんだけどほとんど知らなかったアメリカの動物行動学者を凄く重視していることが面白かった

2022-05-17 00:56:18
kumatarouguma @kumatarouguma

第三章は特にヤーキーズの議論と、これは有名なウィルソン社会生物学の対比をもってくるんだけど、1930年代ろ1960年代以降の時代性、有機体としての個体の問題と遺伝子プールとしての集団の問題を論じるところ、ひとこともでてこないけど、フーコーの規律訓育権力と生政治を絶対に下敷きにしているなと

2022-05-17 00:58:22
kumatarouguma @kumatarouguma

で、有機体組織で社会を考え、そこでの性的行動の優位性を、膨大な資金を集めてその弟子とアカゲザル実験をやったりして実証している。ハラウェイのおもしろいところは、その実験自身に家父長的的偏向があるとけちをつけるんだけどハラウェイももともとはそっち側(実験側)の人間だということ。

2022-05-17 01:01:22
kumatarouguma @kumatarouguma

ウィルソンの社会生物学(集団)あまりに有名になったけど、その前史で対立するヤーキーズ的な個体の有機体生理学論てもう少し踏まえられてもいいし、もちろんここにハラウェイはフロイトマルクスをかませてくるので、まあ、そりゃそうだよなとおもう。

2022-05-17 01:02:59
kumatarouguma @kumatarouguma

まだ三分の一なんだけど、ともあれハラウェイは動物行動学でフーコーの性の歴史をやろうとしているのだろうなという感覚は(その資料の膨大な集め方やざくっとした整理も含めて)そうおもった、こういうの書けるのって(それでもちろん世界思想になりうるのって)日本人いないんだよね男性も女性もなく

2022-05-17 01:07:02
kumatarouguma @kumatarouguma

今別件で人類学と哲学関係の編著も用意しているんだけど、レヴィ=ストロースが、それこそアメリカのボアズとかフランスのモースとか縦断しつつ、自然と文化の境界線について考えていることと、ここでハラウェイがとくに1930年代を強調するのは霊長類学とか動物行動学の発展がもっている意義を

2022-05-17 01:09:59
kumatarouguma @kumatarouguma

本当に「系譜学的」に捉え直すこととはかさなるが、これ人類学側も不十分だし、動物行動学の批判的系譜学なんて日本では誰もやらないんだろうなとおもう。科学哲学の一部でやっているひといるんだろうか。ヤーキーズはハラウェイで覚えました。このひとかなり重要です。

2022-05-17 01:14:45
kumatarouguma @kumatarouguma

あとこれをみるとこれ資本主義的な人員管理システムの研究という命題はあれ、アメリカは巨大な金を学者にかけて、アカゲザル研究とか性科学研究(攻撃性・優位性とか)やっていたのは本当に凄いなとおもう。アメリカのこの時代の金のかけ方と学問をみていると日本は本当に属国なんだなとおもうよ。

2022-05-17 01:17:38
kumatarouguma @kumatarouguma

愛の病 一択だと思うぞ。確信がある。一言でaikoの音楽全てを表現している。 twitter.com/onecolor_/stat…

2022-05-17 03:36:40
一色黎明 @onecolor_

何気なく聞かれた「aikoの中で何が一番いい曲?」の答えをずっと考えている

2022-05-16 23:49:27
kumatarouguma @kumatarouguma

aiko 愛の病 2000年前後 「桜の木の下」一曲め。衝撃。 youtube.com/watch?v=p3Yln9…

2022-05-17 03:45:36
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