第2話

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なみ（今日こそ一人で怪異を倒してみせなきゃ…！） ポワーン……… なみ（え？……なに……こ……れ………？ あ…れ……？あたま…が……ぼ……と…し…て………） pic.twitter.com/RKNoMitlc6

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あ……れ…………？ なんだか……くらくらで……きもち……い…い……… だ……め………たたかってる……のに……… あ……れ………？ スカート…ぬいじゃ……だめ……なのに…… おっぱいと……おまた……… スリスリしちゃ……ダメなのに……… あ………………へ…………………？ pic.twitter.com/7MQt7HxXp2

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だめ……だめ………だめ………… こ…んなの……いましちゃ……だめなのに……… いま……きもち…よくなっちゃ……だめなのに……… だめ！だめ！だめぇっ！ もっときもちよくなりたいよぉっ！！ pic.twitter.com/6cN7mOLVU5

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だめ！だめ！だめっ！だめ！だめ！だめーっ！ pic.twitter.com/t3UTu7rLys

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なみ「あっ！れ……私一体何を………」 巫女戦士「怪異にはこういう厄介な術を使う奴もいるんだから油断しちゃダメだよ」 なみ「た…たすけてくれてありがとうございます…… えっと……あなたは………」 pic.twitter.com/BV8jPB0G8v

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巫女戦士「取りあえず早くスカートはいたら？恥ずかしいでしょ？」 なみ「え………ぁ………きゃっ！」 巫女戦士「それじゃあね」 なみ（うぅ……名前を教えてもらいたかったよ……） pic.twitter.com/3O5CrzLUZn

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りう「今日から新しい指導員の人が来てくれるらしいけど…」 エリー「OH!私たちのシショ―になる人デスね！きっと優しい人デス！」 なみ（もしかしたら、昨日助けてくれたあの人かも…？） りう「あ、あの人みたいだよ」 pic.twitter.com/bj2oFrhG6G

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なみ（やっぱり昨日助けてくれた人だ） みき「私は信沢みき。今日からあなた達に色々教えることになったから」 なみ「えっと…昨日は……」 みき「じゃあ、今から町内を一周してきて。夕暮れまでに戻って来れなかったら、居残り訓練だから」 3人「…………………」 pic.twitter.com/XVaTsA3EPD

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りう「えっと…私たちの方の自己紹介は……」 みき「あなた達の顔と名前は資料でチェックしてるからいらない。さっさと走って来て」 エリー（こ…これは多分冗談デス…… 巫女戦士はみんな優しい人…鬼のような人がいるわけないデス…… こっちも冗談で返せば笑顔で返してくれるはずデース……） pic.twitter.com/G4EChQq6CG

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エリー「ムッリデース！できないデース！！」 みき「はぁっ！？」 エリー（巫女戦士にも……鬼はいたデス……） pic.twitter.com/z26JXSLjPZ

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りう「先生の巫女装束って私達のとは違うんですね」 みき「ある程度の実力が認められればオーダーメイドで作ってもらえるよ。 どういうのが戦いやすいのかって個人差あるしね」 エリー「なるほど！シショ―は露出多い方が好みなんデスね！」 みき（…………ギロリ） pic.twitter.com/xHHpuh5NWc

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ひのえ「今日から私達に監視役がつくって聞いたけど… それって…私がずっと部屋にこもってたせいなのかな…？」 もみか「まあ、それだけではないでしょうね。こちらには常時サボリの能無しがいますからね」 いのり「どっかの誰かさんが支援者様の片玉潰したせいじゃないかにゃー」 ひのえ「うぅ……」 pic.twitter.com/vqMtggpc0p

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？「初めまして、私は"七元徳"の一人、慈愛のマーテルといいます。 監視役という御役目ではありますが、あなた達とは良好な関係を築いていきたいと思っています。 分からないこと、悩み事があったら何でも相談してくださいね」 pic.twitter.com/FFoJddxQ72

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ひのえ（マーテルさんってあんな美人で優しそうなのに、七元徳っていうすごい実力を持ったシスターなんだ…… 仲良くなりたいな……） 二人「…………………」 pic.twitter.com/Xx5rWVpoMu

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ひのえ「マーテルさんって素敵な人だよね…」 いのり「ひのひのってさ…」 ひのえ「え？」 いのり「純粋だよね……」 ひのえ「えぇっ？」 もみか「分かりやすく言えば馬鹿ですね」 いのり「そゆこと」 ひのえ「ええぇぇぇぇぇぇっ！？」 pic.twitter.com/3ujBNxdiRs

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いのり「あのさ、ここってまともな団体でしょうか？」 ひのえ「えっと……全然………」 いのり「そんなとこに信頼されて偉い立場にいる人間は？」 ひのえ「まともじゃない……？」 いのり「そゆこと」 もみか「たかだか私達の監視役に七元徳のメンバーを使う理由も分かりませんしね」 pic.twitter.com/3qjd5Kd35i

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いのり「取りあえず、もみもみはアイツに話しかけられても右の耳から左の耳に受け流すこと。いい？」 もみか「あなたは間違いなく騙されやすいタイプの人間ですからね」 ひのえ（本当にあの人は信用できない人なのかな… 私にはそう思えないよ……） pic.twitter.com/jvfDw8Srmg

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なみ「はあはぁっ……」 りう「なみ…大丈夫……」 みき（やっぱり、なみって子は………） みき「ほら、さっさと次の訓練始めるよ」 エリー「うぅ…やはり巫女戦士に鬼はいるデス……」 pic.twitter.com/akz4EXRlJw

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酷く泥酔していた夜、とてもひどい夢を見た。 娘のなみに似ている少女が怪物と戦う夢だ。 少女はなんど怪物に殴られ血を吐いても、僕を守ろうとしてくれた。 あれが現実だと思うとぞっとする。 これからはお酒は控えることにしようと思う pic.twitter.com/A23BvN4FEs

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みき「立川さん、あなたもう巫女戦士になるの諦めたほうがいいよ」 なみ「そんな…」 みき「昨日も一人で勝てなかったじゃない。 あの程度の怪異にすら勝てないんじゃ無駄に死ぬだけ」 なみ「うぅ……」 みき「次も誰かに助けられるようだったら強制的に辞めさせるから、そのつもりでね」 pic.twitter.com/BV2jfJugbB

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エリー「なみは強いデス！私は一度負けただけで折れたのに、なみは何度負けても折れてないデス！」 りう「この前言ってくれたみたいに3人一緒に頑張ろう」 なみ「りうちゃん、エリーちゃんありがとう！ 一人で怪異をやっつけられるようがんばるよ！」 pic.twitter.com/vp4tIfzoSk

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ひのえ（はぁっ…… また、ここに来てしまった…… もう立川さんとは会わない方がいいのに… やっぱり……早くここから立ち去ろう……） pic.twitter.com/2BdzrmIe2v

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なみ「あっ…ひのえちゃん……」 ひのえ「えええええーっ！？立川さん、その荷物なにーっ！？」 なみ「えっと…その……山ごもりをしようかと思って……」 ひのえ「や、山ごもりぃっ！？」 pic.twitter.com/NP7wfac3yb

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ひのえ「それで強くなるために山ごもりを…」 なみ「うん…… ねぇ、ひのえちゃんって邪神シスターなんだよね…」 ひのえ「うん…私たちの所ではそんな名前じゃないけれど…」 なみ「やめることはできないの……」 ひのえ「そ…それは……」 pic.twitter.com/lyskCZQm4t

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ひのえ「今はその…事情があって…だめなの…… でも…誰かを傷つけるようなことはしたくないし… しないように……頑張りたいと思っているから……」 なみ「……分かった。私、ひのえちゃんを信じるよ」 ひのえ「ありがとう立川さん…」 pic.twitter.com/tCEwY5V27r

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マーテル「もう消灯ですよ」 ひのえ「ひゃっ！」 マーテル「何処に行くのですか、ひのえさん？」 ひのえ（ど、どうしよう…見つかっちゃった…… もう私だってバレちゃってるし… 正直に言うしかないかも……） pic.twitter.com/N4HGyVXIoN

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ひのえ「えと……その………と……友達に…会いに……」 マーテル「お友達ですか……」 ひのえ「はい……その……」 マーテル「分かりました。 お友達を大切にね、ひのえさん」 ひのえ「は…はい！ありがとうございます！」 ひのえ（やっぱりマーテルさんは優しい人なんだ…） pic.twitter.com/nb4IP7nmmL

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なみ「あっ！ひのえちゃん、こっちだよー！」 ひのえ「ほんとに山ごもりしてるんだ…すごい……」 なみ「それじゃあ、私とひのえちゃんの合同特訓開始―っ！」 ひのえ「おっ…おーーーーっ…！」 pic.twitter.com/t3LRh6DZfV

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なみ「それじゃまず、組手から始めよう！」 ひのえ「う…うん……お願いします……」 なみ「えいっ！」 ひのえ「ひょえええっ！」 なみ「あ…れ…大丈夫？」 ひのえ「ご…ごめん立川さん…私…とっても弱くて……」 pic.twitter.com/hsn6rHZiY2

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なみ「でも、あの時はあんなに強かったのに…」 ひのえ「私、戦う前に術をかけてもらってて… そうしないと戦うなんてとても……」 なみ「あの時、おかしかったのはその術のせいだったんだね… …じゃあ、術がなくても強くなればいいんじゃないかな？」 ひのえ「えっ！？」 pic.twitter.com/Czr6xRCXKG

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ひのえ（確かに術をかけられずに戦えるようになれば、もう立川さんを襲うなんてことはないかもしれない……） ひのえ「でも…私に……できるかな……？」 なみ「ひのえちゃんならきっとできるよ！」 ひのえ「…ありがとう立川さん…… 私も……強くなってみせる……」 pic.twitter.com/1hKabd7CQt

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なみ「それじゃあ、この木を切ってみよう！」 ひのえ「え！？誰が……？」 なみ「ひのえちゃんが！」 ひのえ「ノ…ノコギリとか使って…」 なみ「えーっと、空手チョップで！！」 ひのえ「ええええええええーっ！？」 pic.twitter.com/0m9YNBQoAM

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ひのえ「だ…だめ…… こんなこと…私には無理だよ…… 出来るわけないよ……」 ？「そうね…あなたには出来ないわ……」 ひのえ「え……？」 pic.twitter.com/J6ZNfpprcU

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ひのえ？「でも、私ならできるわ…」 ひのえ「あ、あなたは…？」 ひのえ？「あなたは私。もう分かってるでしょう…？」 ひのえ「ちがう…あなたは術で作られた…」 ひのえ？「あれは私を出てきやすくするだけの術。 私はあなたのそばにずっといたわ…」 pic.twitter.com/hW5neKwGzY

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ひのえ「たとえそうだとしても… 誰かを傷つけるあなたなんていらない…… もう出てこないで！」 ひのえ？「ふーん…じゃあ、あなたに何ができるの？」 ひのえ「え？」 ひのえ？「ずっと他人に流されて…… この前だって死のうって心を決めてたはずなのに 結局、他人の言葉で取りやめて……」 pic.twitter.com/2XZiEes8rL

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ひのえ「それは…うぅ……」 ひのえ？「ほら、もう目をそらしちゃった… いつものパターン……」 ひのえ「………」 ひのえ？「私を頼ってよ…… あなたの望んだものを…… なんでも…引き裂いてあげる…… そのために…私がいるんだから……」 pic.twitter.com/l6jXf5jFtf

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ひのえ「う……ぅ……ん……」 なみ「すぅ…すぅー……」 ひのえ「きゃーーーっ！」 なみ「あ…ひのえちゃん……おはよう……」 ひのえ「私たち…どうして一緒にね…ねて……」 なみ「ひのえちゃんが木の下で寝てたからテントまではこんだの……迷惑だった？」 ひのえ「い…いや……ありがとう……」 pic.twitter.com/D14ygKK6mP

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なみ「はぁー…川の水ってこんなに気持ちいいんだね、ひのえちゃん！」 ひのえ「うん…そうだね……」 なみ「えへへ…ちょっと行儀悪いかな……？」 ひのえ「うん…そうだね……」 pic.twitter.com/qQZ4t5QzSx

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なみ「ひのえちゃん……」 ひのえ「ひょわああああっ！？」 なみ「えーっとこういうのをうわの空っていうんだよね？ なにかあったの？」 ひのえ「それは…その……」 pic.twitter.com/brurJz4cL3

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ひのえ「私…自分が……なにも信じられなくて……」 なみ「え？」 ひのえ「立川さんはどうして自分を信じられるの…？ 何度も負けてるらしいのに…どうして……？」 pic.twitter.com/6Zl6drkg2W

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なみ「私だって…自信なんてぜんぜんないよ…… 怪物と戦うなんて私にはできないかもって… ずっと思ってるよ……」 ひのえ「えっ？じゃあ…どうして頑張れるの……？」 pic.twitter.com/PtomHp7ubG

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パパやママは私を大切に守って育ててくれる。 幼馴染のりうちゃんには昔から世話ばかりかけてるし エリーちゃんはいつも明るく私のことをはげましてくれて… 他にもいっぱい…たくさんの人たちに…… 私って…いつも色んな人に助けてもらってばっかりなの…… pic.twitter.com/eLUSYv12Ke

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なみ「だから、私も色んな人を助けてみたいの。 私が助けられた分よりも少しでも多くなるように… そう思ったらがんばろうって思えるんだ…」 ひのえ「立川さん……」 （やっぱり立川さんはまぶしい…… 私も…立川さんみたいになれたら……） pic.twitter.com/tOfCYEtNBt

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（あの私は術で呼び出されただけなのなら… 今の私だって同じことができるはず… 大丈夫……私自身は何も信じられなくても…… できるって言ってくれた立川さんなら信じられるから！！） pic.twitter.com/ENglovAVCU

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ひのえ「………斬れた………できた………！」 なみ「やったー！！すごいよ、ひのえちゃーん！！」 ひのえ「きゃっ！立川さん…… うん……えへへへ………」 pic.twitter.com/fTu17upTse

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