昨夜、5月に三井化学専用鉄道(福岡県大牟田市)が廃止となる、この路線は三池炭鉱専用鉄道の一部を継承したものだ、という話を述べた。その炭鉱鉄道で使われていた電気機関車4両が、市内の三井三池炭鉱三川坑の跡地に保存されている。 pic.twitter.com/Mwh6gWPOGz
2020-03-04 23:12:32鉄道ファンの間ではこの電機4両は有名で、ご存じのフォロワーさんは多いと思うが、三井化学専用鉄道の話題を出したので、保存車両の写真も上げておきたい。これらは三池炭鉱の閉山(1997・H9)と共に引退した。撮影は2018・H30年。 pic.twitter.com/rSUXknFVn9
2020-03-04 23:14:1215t級B形5号電気機関車。1908・M41、ゼネラル エレクトリック(GE)製。国内に現存する最古級の電気機関車。 pic.twitter.com/HSksiwqja4
2020-03-04 23:17:49L型という独特の形状から「ガメ」(大牟田の方言でカメの意味)と呼ばれていた。 pic.twitter.com/UWvFSEnfMP
2020-03-04 23:19:2020t級B形5号電気機関車。1915・T4、三菱造船製。前述したシーメンス製をモデルに三菱造船が製造した。国産では最古級の電機。 pic.twitter.com/KtbtUHxBWO
2020-03-04 23:32:52なお、同型の9号・11号・12号機が三井化学専用鉄道で今も使われている。 pic.twitter.com/uDqz8cz4rL
2020-03-04 23:35:36昔、かろうじて撮った現役の12号機。化学工場は火花で爆発する危険性があるので、工場付近はパンタグラフを下ろしてバッテリーで走行する。右に半分だけ写っている車両が電源車。三井化学専用鉄道の廃止前にきちんと撮りたい。 pic.twitter.com/DFCsB7Hsrv
2020-03-04 23:41:20保存上、屋根で覆われているのはありがたい反面、車体が大きいとどうしても柱が被ってしまう。 pic.twitter.com/Q2kDtHDeoN
2020-03-04 23:50:43反対側の側面は柱が被らないものの、階段が付いている。このときは三川坑の見学時間も確保したかったので運転席はスルー。で、その後に再訪したときも内部は見ていない。こういうところで鉄道関係は中途半端なんだよね、私は。 pic.twitter.com/UED1KnEaKW
2020-03-04 23:57:23この東芝45t級電機の同型では18号・19号機が三井化学専用鉄道で稼働中だ。写真は2015年に撮った宮浦操車場の同型機で、数字は不鮮明だがおそらく18号機。 pic.twitter.com/5FS3B2LJTN
2020-03-05 00:01:53三川坑の保存電機4両は、三池炭鉱の閉山後は三井化学大牟田工場の敷地内に保存されていて、年に一度、一般公開されていた。写真はそのときの様子(撮影 2007・H19)。三川坑に移設されたのは2016・H28年。 pic.twitter.com/B1NWqICqZZ
2020-03-05 00:14:16このように三井化学大牟田工場は電気機関車への思い入れが強いので、専用鉄道の現役車両も何らかの形で保存すると思う。三川坑の空きスペースへの移設か、宮浦操車場の片隅に置くといった形になるのではないか。
2020-03-05 00:16:01