
久しぶりに #折尾駅 (福岡県北九州市)の高架化工事のレポートをお送りする。写真は筑豊本線短絡線(福北ゆたか線)の新高架ホーム(新1番・2番のりば)に切り替わる予定の部分だ。現在は未使用。撮影は2021・R3年10月末。 pic.twitter.com/oQiM0jgu6T
2021-12-01 22:51:42

新1番・2番のりばは、高架の一部が完成した時は鹿児島本線の仮線(暫定3番・4番のりば)として使われていた。その後、高架ホームが全て完成して鹿児島本線の乗り場が拡幅側にスライド(←今ココ)、空いた乗り場が筑豊本線短絡線に切り替わるという手順である。 pic.twitter.com/g1cNKREpnx
2021-12-01 22:54:08

折尾駅の切り替え手順イメージ図でいうと、現時点は下段の「3 鹿児島本線切替完了」に達していて、「4 短絡線切替完了」に向けて工事が進んでいる。短絡線の切り替え時期はおそらく2022年3月のダイヤ改正と思われる。 pic.twitter.com/i5MlrLAGql
2021-12-01 22:56:00

ところで、筑豊本線短絡線(福北ゆたか線)で折尾駅に停車する列車は鹿児島本線よりも短く、新1番・2番のりばが鹿児島本線の仮線使用時に対応した長さのままだと、短絡線切り替え後にホームがかなり余ってしまう。写真は現在の折尾駅短絡線ホームである鷹見口。 pic.twitter.com/T3tI0ljve6
2021-12-01 23:01:22

そこで、高架駅の構造上唯一の相対式ホームとなる新1番のりばだけは、鹿児島本線の仮線使用時(暫定3番のりば)は仮設で延長しておき、短絡線への切り替え時に仮設部分を撤去するという方法を採った。写真は撤去後の新1番のりば端部(陣原側)。 pic.twitter.com/ICMJc0yXTy
2021-12-01 23:03:10

鹿児島本線 暫定3番のりば閉鎖後の仮設ホーム部分。2021年3月。 pic.twitter.com/MouoECNPk3
2021-12-01 23:04:44

仮設ホーム撤去後の高架部分。腰壁の上に少し見える建物は、現在使用中の筑豊本線短絡線 鷹見口。同一の駅なのに駅舎が別という特異な構成も近々消えることになる。 pic.twitter.com/0jruK2BDc0
2021-12-01 23:14:28

仮設ホーム撤去後の折尾駅高架ホームの外観。外観については2021年9月に撮影した。 pic.twitter.com/ln0Yl54hbZ
2021-12-01 23:16:05

一方、短絡線の新2番のりば(鹿児島本線仮線の暫定4番のりば)の方は、3番のりばと島式ホームで一体的な構造なので長さが余るからといって解体できず、オーバースペックのまま短絡線に切り替わる。ミラーの位置から先が余りの部分だ。 pic.twitter.com/ncnwk5XN4u
2021-12-01 23:25:30

左:3番のりば、右:新2番のりば(現在は未使用につき番号は無地)。右側は鹿児島本線の仮線終了後、床の各種案内表示が剥がされた。この措置が “余り” であることを如実に示している。 pic.twitter.com/MPvnXwzXgB
2021-12-01 23:27:43

頭上の案内板も新2番のりば側は無地だ。乗客が誤って未使用ホームに並んだりしないようにとの配慮だろう。 pic.twitter.com/Eqn4K8caUs
2021-12-01 23:29:29

これに対して新1番のりばは立入禁止でそのような誤解がそもそも生じないからか、無地にしていない。 pic.twitter.com/LsstcgSakk
2021-12-01 23:31:35


奥が新1番のりば(筑豊短絡線 / 福北ゆたか線)、手前が3番乗り場(鹿児島本線)の駅名標。当然ながら右側の行き先(東水巻と水巻)や駅番号(JC26とJA19)が異なる。 pic.twitter.com/SF3GBq8rVY
2021-12-01 23:34:28

4番のりばから2・3番の島式ホームを通して外を見る。向こうにあった仮設ホームが撤去された上、駅前のオリオンプラザも解体されたので(一部存置=写真中央)、視界が広がって折尾駅東口のまちなみが見渡せるようになった。 pic.twitter.com/knJWElfiKR
2021-12-01 23:39:20

2・3番のりばの端部から陣原方向を見る。右の2線が切り替え予定の短絡線。このようにホーム・線路とも外観はほぼ完成状態に近い。 pic.twitter.com/LDMeJOHoic
2021-12-01 23:41:13

5・6番のりばの端部から水巻方向を見る。左の2線が切り替え予定の筑豊短絡線、中央の2線が鹿児島本線、右奥の1線が筑豊本線。鹿児島本線と筑豊本線の立体交差構造からよくここまで造り替えたなあと感慨深い。 pic.twitter.com/LxBLAB08ry
2021-12-01 23:44:10

鹿児島本線の車窓から撮影した筑豊本線 折尾トンネルの短絡線坑口。レールと架線は設置済み。 pic.twitter.com/ss8yEBZQ1f
2021-12-01 23:46:50

周囲に擁壁用のブロックを積んでいることから、露出した坑口付近を土で覆うものと思われる。あー、埋めてしまうのね。この炭鉱の斜坑口のような姿が好きだったんだけどなあ。 pic.twitter.com/LQjOhsnOeO
2021-12-01 23:48:19

昨夜の折尾駅の続き。ホームに滞在中、JR九州のD&S列車「いさぶろう・しんぺい」+「やませみ かわせみ」の編成が入ってきた。 pic.twitter.com/QvZuVS5hk7
2021-12-02 23:28:42

「いさぶろう・しんぺい」「やませみ かわせみ」とも本来は九州南部の肥薩線を走る観光列車だが、周知の通り豪雨災害による不通が続くため、現在は鹿児島本線の博多〜門司港を一体的に運行中だ。 pic.twitter.com/e5V1rqtwwa
2021-12-02 23:30:53

折尾駅に停車中の「やませみ かわせみ」の「かわせみ」の方。 pic.twitter.com/oWU1Ho8gq4
2021-12-02 23:38:10

翡翠(かわせみ)、山翡翠(やませみ)とも肥薩線の「川線」と呼ばれる区間(熊本県の八代〜人吉)を流れる球磨川に生息する鳥で、当地の自然環境を象徴する存在でもある。 pic.twitter.com/KgGFVR6aqg
2021-12-02 23:39:38

折尾駅名物、東筑軒の立ち売りのおじさんから弁当を購入するお客さん。九州でホームの立ち売りが残るのは折尾駅の他は肥薩線の人吉駅と吉松駅のみという。 pic.twitter.com/ONmuwNI99r
2021-12-02 23:41:31