緑の人・加藤AZUKI氏、新型コロナウイルスCOVID-19は「ヒトの信じる気持ち」を悪用したウイルスと言えんこともないかもしれない、という連続ツイート

加藤AZUKI @azukiglg

そういやコロナ禍って、宗教的儀式や集会、宗教（信仰）的習慣、社会形成に基づくライフスタイルが感染を拡大させた側面があるので、「ヒトの信じる気持ち」を悪用したウイルスと言えんこともない。かもしれない。

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アメリカで爆発的に拡大したのは、「大統領選挙というアメリカ人総出の宗教行事」の結果だしなー。韓国のケースもだけど、「人が集まる（ｎの集約）」「大規模な集会（１対ｎ）」「小規模な集会（飲食コミュニケーション）」とか。

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日本人はその大多数が敗戦を経て信仰に悪感情を植えられ「無宗教」を自覚自負してるから、「宗教、信仰とそれに裏打ちされた生活」というのが想像しにくいかもだけど、「神に統治されている社会」とかでなくても、統治の根拠や手段のひとつとして宗教・信仰が有効活用されてるのは依然多そう。

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まして、抗いがたい大規模な災害が起きたとき、統治手段として信仰が息づいてる社会では、「赦しを乞うために神に縋る」とか、「同じ考えで赦しを乞う人々が、【同じ場所に集まり同じ作法でそれをする】｣とか起きるから、「感染条件の密集」も起きやすく。

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そんで死者が出れば社会を形成するヒトの世界では、大抵それぞれ何らかの方法で弔いが行われる。この弔いという習慣には、よほどの例外がない限り、親類縁者が集まり、非常時であっても集まらなければ不義理になって社会から遮断されかねず、そこで次のクラスタが(ry

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その意味で、「社会的行動」「社会の秩序維持（統治）手段としての信仰」「弔いなどの儀式的機会（娯楽ではないから忌避しにくい）」が感染を広める原因のひとつにはなってたのかも。「儀礼儀式という、コミュニティの参加者に参加を強いる、秩序維持のための習慣」もが利用された、みたいな。

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もし、人類が「社会を形成しない」「個として生存し群れを作らない」「助け合わない」「コミュニティの形成に信仰（儀式）への順応や参加強制を行わない」とかいう、「同族と縄張りを共有しない生物」だったら、ここまでの接触感染の機会はそうそうなかっただろうし。生殖と育児のときくらいか。

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先にも触れたように敗戦後から日本人は「信仰」にポジティブなイメージを抱かなくなったし、オウム真理教の事件などを経て「昔ながらのはまだそれぞれの好きずきでいいんだろうが、新興と付くようなものはみんなカルト」という認識を強めた。

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加えて、ムスリム系国家の過激さに対する印象がよくないこともあって、「宗教・信仰に近付くのは悪」という意識がどこかにあるような気はする。

加藤AZUKI @azukiglg

結婚式で教会行ったり、葬式で寺に行って盆に墓参りして正月に神社に初詣行ったりするのに、「ライフスタイルが信仰に規定される」っていうのにはどうにも忌避感を感じてるのではなかろうかと。

加藤AZUKI @azukiglg

ヒトが個としてのみ存在するのでなく、夫婦、家族、親族、部族、村落・集落、市町村、国……というコミュニティの積み上げで社会を形成する生物なのだとして、まあ他の巣の群れと交易をする蜂や蟻みたいな感じで。

加藤AZUKI @azukiglg

段々拡大していく社会にあっては、利害の衝突は避けられないし群れをひとつの群れとして瓦解させないようにしながら方向性を共有させていく（秩序を維持して命令を強制する）には、やはりどうあっても「共通のルールとそれに従う強制力」は必要になる。

加藤AZUKI @azukiglg

そこで、統治のための手段、政治手法として宗教が発明され発達したんじゃろなあ、と。ヒトが集まらないなら利害衝突を解決する必要もないから、「誰の考えに皆を従わせ、それを強制する正当性を捻り出すか」は考えなくて済む。

加藤AZUKI @azukiglg

群れを作り、社会的生物になり、社会を制御する必要（不満を封じ込め慰撫する）から統治手段としての宗教が、「強制を正当化する御神体」とセットで発達し、御神体を奉じる信仰組織に階位序列が生じ、寄付やら寄進やらの徴税システムが生まれ……

加藤AZUKI @azukiglg

って考えれば、ヒトが社会的生物である以上、宗教・信仰の発生は不可分だったのだなあ、と思えてくる。 その後、「神の法」と「神」を分離して、「最上位を神ではなく法にする」とか、「信仰と法を切り離す」とかして、宗教・信仰から神を切り捨てたものが【政治】になった、みたいな。

加藤AZUKI @azukiglg

日本は「政教分離」が強く（人工的に）推し進められた結果、「教え（神・宗教・信仰）」のほうは「政治に仇為す悪しきもの」として隔離されてしまい、それらに近付くのも忌避感を持たれるようになってしまったのでは、とかなんとか。 「人の群れを御する知恵」を嫌ってしまったというか。

加藤AZUKI @azukiglg

振り返ってみると、宗教・信仰と社会（政治）が近しい（そして密集した社会を形成する）地域が打撃を受けた、と言えなくもないかな、って。 中国は、「実際の犠牲を正確に報告していない疑惑」は消えないものの、「宗教・信仰を社会の制御手段に近づけない」っていう方針維持してる点が違うかな。

加藤AZUKI @azukiglg

前述したようにアメリカにおいて、「大統領選挙」は４年に一度の【国を挙げての宗教行事】だとは思っていてｗ 思想信条を巡る集会をあれだけ密に、不定期に路上でもあちこちでも繰り広げてた訳で（2020年はBLMもあったし）、まあああなるよな、て。

加藤AZUKI @azukiglg

ヒトが社会を形成するのは競合する天敵との生存競争で都合が良かったからで、三次産業が大きく発達したのは「一次・二次産業の合理化省力化で余る人手（と余暇）を吸収する受け皿が必要になった」から、だとする。

加藤AZUKI @azukiglg

日本の建築物の耐震設計が、他国のそれを比べてハンパなく高いとされているのは、ひっきりなしにそこそこの規模の地震が起きるから。M7以上とかはさておき、日本国内ではM5、震度5強程度だとそうそう家は壊れないし死人も出ないけど、同規模の地震は他国なら町が瓦解することもあるレベル。

加藤AZUKI @azukiglg

これら、日本における耐震建築の一般化は、「ヒトとして群れて密集して社会を形成することは辞めないが、ヒトの力で発生を抑止制御できない、避けられない必ず起きる地震に対して、起きても壊れないように対処する」ことを社会が選んだ結果で、一種の生存順応かな、と。

加藤AZUKI @azukiglg

コロナ禍が「いつか去る」のでなく、「繰り返し変異して収まらず、常に存在し常に共存を強いられる存在」になるのだとしたら、やはりこれを踏まえて「コロナ以前には戻らないライフスタイルの変質」は起きる。一過性になってるテレワークとか、酒類提供時間の制限とかもそれ。

加藤AZUKI @azukiglg

「コロナ禍はいつか終わって以前の生活に戻れる」のでなく、「終わらずこのまま定着して、生活習慣そのものが変質する」ということになったとき、信仰で形成維持されてる社会と、社会秩序の維持に信仰を持ち込んでない社会は、それぞれどのように対応してくんじゃろ、というのが短期的には興味深い。

加藤AZUKI @azukiglg

日本は「神様が（教会が）そういったからそうする」って社会じゃないし、かといって「政府がそういったから絶対服従」って社会でもない。神を信じない無宗教と政府に対する反骨精神のどちらもが【善】になってて、ムラ社会とか同調圧力とか嫌って【個人の意志】を最上位に置こうとする。

加藤AZUKI @azukiglg

コロナ禍では「社会性が仇になって感染拡大した」というのは確かにあるけど、「生活様式そのものを変えよう、ワクチンを打とうという社会的圧力」そのものが、感染防止を後押しした側面もある。

加藤AZUKI @azukiglg

「社会の恩恵は受けたいが、個人の自由は優先させたい」みたいなの、かなり都合のいい考え方っぽく見えるけど、たぶん日本では一番支持されやすそうｗ 「社会の恩恵を受けつつ、政府や社会の圧力には従わない」というやり方で、どこまでコロナ共存社会でやっていけるのかは、気になるとこではあるな。