有斐閣、2021年 こんなんなんぼあっても良いですからね
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永太郎(ながたろう)/重永瞬 @Naga_Kyoto

内海「どうもーミルクボーイです。お願いします。」 内海「あーありがとうございますー。ね、今、『「シカゴ学派」の社会学』をいただきましたけどもね。こんなんなんぼあっても良いですからね、ありがたいですよ。いうとりますけどもね。」 pic.twitter.com/j9gCFnMHa3

2021-08-27 09:22:53
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永太郎(ながたろう)/重永瞬 @Naga_Kyoto

こちらのbotが面白かったので真似してみました twitter.com/milkboy_core_a…

2021-08-27 09:34:24
ミルクボーイ風AI漫才bot @milkboy_core_ai

駒場「うちのおかんがね、好きな[日本の交通地理学者]があるらしいんやけど、その名前をちょっと忘れたらしくてね。」 内海「好きな[日本の交通地理学者]忘れてもうて。どうなってんねんそれ。

2021-08-26 00:02:21
永太郎(ながたろう)/重永瞬 @Naga_Kyoto

ということで(?)、松本康『「シカゴ学派」の社会学』(有斐閣、2021年)を読み終えた。都市社会学史の中で「シカゴ学派」なる意識がどのように構築されてきたかを追った本。構造-機能主義や新都市社会学などの解説もかなり詳しく、それらとの対比で「シカゴ学派」が成立したことが示されている。

2021-08-27 09:35:53
永太郎(ながたろう)/重永瞬 @Naga_Kyoto

地理学から関心を持つとどうしてもバージェスから因子生態分析の流れが気になってしまうが、初期シカゴ学派のコミュニティ解体論とその批判の流れも面白く読んだ。地域の文脈効果に関する社会学の研究はもう少し勉強してみたい。

2021-08-27 09:44:08
永太郎(ながたろう)/重永瞬 @Naga_Kyoto

「質のシカゴvs量のコロンビア」というステレオタイプは、量的調査が主流であった1960年代にそのアンチテーゼとしてシカゴ学派が「発見」されたことによって後からできたもので、1920年代時点ではシカゴ学派は調査法への意識は弱く、むしろ量的手法も使うマルチメソッド性こそ特徴とのこと。

2021-08-27 09:50:00
永太郎(ながたろう)/重永瞬 @Naga_Kyoto

第五章はネオマルクス主義について。ルフェーヴルとハーヴェイは馴染みがあるものの、不勉強なものでカステルとアルチュセールの理論は今一つ飲み込めず。資本主義の作用と都市の作用を切り分けるべきというのはまあそうだと思う。

2021-08-27 09:59:25
永太郎(ながたろう)/重永瞬 @Naga_Kyoto

終章の「われわれが現代の地点から古典を読む場合、ときとして、図と地が反転するような感覚に襲われることがある」という一文は的を射た表現だなと。のちの「当たり前」を作った古典の目新しさは、主題よりもむしろ枝葉の部分にある。

2021-08-27 10:06:01
永太郎(ながたろう)/重永瞬 @Naga_Kyoto

あとはアルバート・ハンター『シンボリック・コミュニティ』の理論が面白かったです。経済的地位と家族的地位の二軸で分けた4つの地域類型がそれぞれどう移行するかを見たもの。クラッセンの都市サイクルっぽい。 画像:9.戦後シカゴ学派のコミュニティ論 rikkyo.ne.jp/~ymatsumoto/ur… pic.twitter.com/Gx31VAjSUh

2021-08-27 10:11:56
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永太郎(ながたろう)/重永瞬 @Naga_Kyoto

これ図式としては美しいけど、そんなに綺麗に当てはまるもんだろうか?(ハンターの生態学的分析の実証性についてはあまり触れられていなかった)

2021-08-27 10:16:39