カイジやグラゼニのシリーズ構成・高屋敷英夫さんについて色々追っています
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まきもgpfb @makimogpfb

それにしても、高屋敷英夫さんについて色々特集してきたけど( togetter.com/id/makimogpfbmakimogpfb2.hatenablog.com )、やはり、じゃりン子チエ(同氏脚本参加)は、きちんと今のスタイルで、いつか特集したいな(何度か書いてる)

2019-11-03 23:25:18
まきもgpfb @makimogpfb

アニメ版じゃりン子チエ、どっちみち原作と殆ど違わないのだろうけど(原作ド忠実スタイル)、テンポや区切り方、原作からの取捨選択、状況描写の追加・改変など、分析すべき事は山ほどある。特にテンポや、複数プロットを捌く技術、原作圧縮技は、じゃりン子チエで磨かれたと思っている

2019-11-03 23:29:41
まきもgpfb @makimogpfb

殆ど忘れそうになるが、高屋敷さんがよく描く「男の生きざまシリーズ」(家なき子・宝島演出、あしたのジョー2・めぞん一刻・F-エフ-・アカギ・カイジ・ワンナウツ・RAINBOW二舎六房の七人・グラゼニなどなど)に、一応じゃりン子チエのテツも入ると思うんだよね。自由だが、西萩からどこへも行けない男

2019-11-03 23:35:52
まきもgpfb @makimogpfb

ここ(西萩からどこへも行けない)が、テツの異色な所。ジョー2(最終回含む)脚本で「旅」にこだわりを見せた高屋敷さんにとっても、ここはジレンマだったのではないだろうか? 実際高屋敷さんは、テツにボクサーとしての素質がある話の脚本を担当している。つまり、テツが変わるかもしれない話。

2019-11-03 23:41:21
まきもgpfb @makimogpfb

だが、西萩が、そこに住む人々が、それを許さないかのような形で、テツのボクサー化計画は潰れる。テツをボクサーにすべく奔走したレイモンド飛田は、チエはじめ西萩の人々の非協力な態度に怒って、怒りの大演説をする。 このあたりは、高屋敷さんも大分力を入れたのではないだろうか。

2019-11-03 23:45:50
まきもgpfb @makimogpfb

どのみちテツは西萩の外には行けないし、変われないし、成長もできない。 多分高畑監督は、それで良しとし、そんなテツを羨んでいたと思う。 一方高屋敷さんは、旅立ちや豹変、成長を描くのを得意としている。この、一見対極にあるスタンスが、作品に奥行きを与えている。

2019-11-03 23:51:21
まきもgpfb @makimogpfb

この「対極」なんだが、出崎統監督と高屋敷さんも「対極」。かっこいいが寂寥感溢れる出崎統監督と、コミカルだが希望と成長を描く高屋敷さんの作風も、作品内でぶつかり合い、作品を重厚なものにしている。 高畑監督は頭がキレるから、このあたり注目した可能性もあったりして?

2019-11-03 23:57:49
まきもgpfb @makimogpfb

話をテツに戻すと、成長や覚醒、旅立ちはできなくも、西萩内で自由であるテツは、それはそれで一つの生き方を確立しているとも言える。 それもまた、「男の生きざま」。このあたりは、高屋敷さんも重要視したのかも。

2019-11-04 00:04:27