(というわけで登山3日目、ちなみに今回の行程は全部で5日でキリマンジャロ登山の行程としては高度順応日を省略した最短ルートになります。つまるところ高山病リスクは高いです。でも5日にしたのはどっちかというと費用の問題…)
2020-05-06 18:18:09タンザニアの人達は朝昼晩をしっかり食べて、行動中は水しか飲まないって感じなんだけど、それやると僕は盛大に吐き気を催すんですよね。一緒に登ったことある人は知ってると思うけど、ぼく行動中ほっとんど食べないし飲まないから
2019-12-24 11:34:37そのかわり行動食がかなり補給のウェイトを占めてて、常にお腹の中を4割くらいにキープしてるんです。これが1番パフォーマンスでるからそうしたいんだけど、皆めっちゃご飯すすめてくる…。もちろん善意だから断るのも辛いんだけど、今回ばかりはそうも言ってられん
2019-12-24 11:37:01(自分で言うのもなんですが、登山中はかなり低燃費になるのでグミ一袋と水500ml位で一日行動しちゃうとか結構あります。その代わり下山したら山ほど食べますよ!)
2020-05-07 17:28:31(今までは何だかんだで食べてたんですが、この日は朝昼ほぼ食べずに自分のペースに戻すことに専念しました。やっぱり体調が完全に戻っていなかったんですよね。というわけで朝ごはんはこのパン1枚とスープだけです) pic.twitter.com/dVaF0CWvUy
2020-05-06 18:23:54実はこの登山一昨日から初めて五日間の行程なんですよね。でもって順調に行けばサミットに到達するのは4日目、つまり僕はクリスマスをセブンサミットの一つで迎えるはずなんですよね…メリークリスマス… pic.twitter.com/SXETtbAob1
2019-12-24 11:40:12(飯を食べてそんなくだらない事を言っている間に実は外はものすごいキレイな朝焼けをしていたそうなんですが、完全に見逃しました。どう見ても間抜けです、本当にありがとうございました)
2020-05-06 18:30:19(今考えるとこれは完全にフラグだった…。高山病の予防のためにダイアモックスという薬を服用しつつ、呼吸法に気を遣ったりしていたのですが、やっぱり慣れない高度ではちょっと油断するとあっという間に高山病になりかねません)
2020-05-06 18:36:56(ダイアモックスは一部の医院で処方をお願いすることができます。ちなみに高山病のリスクが高まる時はいくつかありますが、その一つが睡眠時だと言われています。呼吸が浅くなるからですね。その一方で寝不足もリスクが高まるということで割と八方塞がり感あるんですよね…高山病、恐ろしい…)
2020-05-07 17:34:05(昨日も到着時には天気が悪かったので今日も朝にホロンボハットの看板を撮りました。中央右にある三角屋根の建物は食堂、そしてその奥に見えているのはマウエンジ峰と呼ばれる別のピークです) pic.twitter.com/04veTHmpBW
2020-05-07 17:39:12(今日も各隊のポーターの皆さんは早起きして準備されて、早々に出発していく人もいました。僕とジョナスも割と早めに出発してできるだけゆっくり登っていくようにしました) pic.twitter.com/3rfPP0DB6r
2020-05-06 18:46:18(4700mなんだよなぁ…。ちなみに4700mがどんな場所かと言われると、地上海抜0mの気圧を1013hPa、気温を25℃とした場合、気圧は577hPa、気温は氷点下3℃とほぼ30℃近く下がります。日中はまだ暖かいのですが、さすがに夜はもうダウンウェアのようなものがないと耐えられません)
2020-05-07 17:54:33(ついでに言うと山小屋泊で小屋の中はある程度暖かいのもあってシュラフは今回持っていったイスカAir450Xのような最低使用温度が氷点下数度の物で十分耐えられるのですが、テント泊の方は冬用シュラフがないとキツイとのことでした。そりゃ外だともっと冷えますからね…)
2020-05-07 17:58:03(そしてここから電波が無くなるのでこちらで補完していきます。出発時見たホロンボハットの様子です) pic.twitter.com/2UHOda8Io8
2020-05-07 18:06:31(もうこの辺りまで来ると樹木のような植物はなく、どんどん森林限界が近くなっているのが分かります。ホロンボハットより少しあがるとAlpine Desert Zone、つまるところ砂漠地帯が待っています。そしてとうとう雲の切れ間から見えてきたのがキリマンジャロです) pic.twitter.com/4pFKvKKbJL
2020-05-06 18:51:23アプローチの途中、山頂まで見えなかったけどいきなりこれ見えたらテンション上がらずにはいられなかった pic.twitter.com/cCI97O0YzD
2019-12-25 23:32:44(ポーターの方々、自分の荷物に加えてチーム全員分の装備や調理道具、食料なども持っているのに登るのが早い早い。さすがですね) pic.twitter.com/Zdqb3xk493
2020-05-07 17:40:43(ここは道中にある休憩ポイント。中央奥の方にヘリポートが見えますが、ここから搬送された場合かなり高額の費用が発生するそうです…お世話になりたくはないですね) pic.twitter.com/Ssdv7aCs5F
2020-05-06 18:54:34(しばらく歩くといよいよ砂漠エリアに入ります。広大なスケールすぎて凄いとしか言いようがないです。左上に見えるのがキリマンジャロの裾野ですね) pic.twitter.com/uJpGbV3K4w
2020-05-06 19:03:25ポーターのジョセフ、英語は喋れないんだけど僕の荷物担いで色々気配りしてくれるとても良い人です pic.twitter.com/gxHjllKfwN
2019-12-25 23:23:49このホロンボハットからギボハットまでの間はアルパインデザート、つまり砂漠なんだけどもうここが最高にお気に入りになった pic.twitter.com/55LR8wB2ye
2019-12-25 23:36:21(THE SADDLEという場所は鞍部、つまり山と山の間の部分をを指していて、ここで言う鞍部は所謂キリマンジャロと呼ばれるキボ峰とその隣のマウエンジ峰の間の部分になります。キボ峰は一般の人でも登れますが、マウエンジ峰は国の許可がないと登れないそうです)
2020-05-06 19:09:49(そのマウエンジ峰がこれ。雲で少し分かりづらいですが、かなり切り立った山になっていて、なるほど普通の装備じゃ登れないなという険しい山です) pic.twitter.com/GVwV5Lxb12
2020-05-06 19:11:46(生き物もわずかしかいない過酷な環境です。その中を一歩ずつ山小屋へと歩いていきます) pic.twitter.com/ccTshqus4V
2020-05-06 19:13:33(真ん中に見える緑の屋根の場所が今日の目的地、ギボハットです。標高4700m…) pic.twitter.com/o9rk7bn0DO
2020-05-06 19:16:07(もう見えてるのに全然着かないんですよねコレが…とにかくこの砂漠エリアは広大で、歩いても歩いても近づいている気がしないです) pic.twitter.com/c6mVhz9qKO
2020-05-07 18:00:38(本当に広くてここが標高4000m以上なのか?と思えてきてしまいます。アメリカにこういう景色ありそうじゃないですか?) pic.twitter.com/bC05UTTEG2
2020-05-07 18:03:00(しかしポーターの人、結構な数の人がこうやって頭の上に荷物を載せているんだけどどうやってバランスを取っているのか不思議ですね…) pic.twitter.com/tIFItWmhjU
2020-05-06 19:21:43(お昼過ぎ、ギボハットに到着!気圧も標高も完全に未知の世界です) pic.twitter.com/8aD6NGKib0
2020-05-06 19:23:21(ちなみに看板の奥にテントがいくつか見えますが、このギボハットまで来ると僕が今回登ってきたマラングルートとは別の登山口から来たルートと合流する形になっています。マラングルート以外は基本的にテント泊なのですが、テント泊で1週間以上行動するルートもあり凄いなと思うばかりです…)
2020-05-07 17:46:06(早い夕食、この日はパスタでした。味付けはおいしかったんですが、麺がボッソボソになっててちょっとかなしい…。とはいえこんな標高でこれが食べられるというのはとても恵まれていると思います。Pauloありがとう…!) pic.twitter.com/4x0CJbvyny
2020-05-06 19:26:41(あとかぼちゃのスープとか。これもおいしかったですね!ここまで来た段階でほぼ消化器系は治っていて、この時点での体調がこの登山中では最も良かったです。つまるところアタックに際して申し分ない、といったところ) pic.twitter.com/GdgqR0GSha
2020-05-07 17:48:04(パルスオキシメータもこの通り。今考えるとかなりいい数値出てると思いますが、呼吸が浅くなると一瞬で下がっていくので寝るに寝られませんでした…) pic.twitter.com/gWjB11tBAG
2020-05-07 18:10:30(ここに来ていきなりパルスオキシメータの話が出てきたので補足すると、これは血中の酸素飽和度(SpO2)と脈拍数を測定するためのもので赤血球に含まれるヘモグロビンの何%に酸素が結合しているかを測ることができる道具です)
2020-05-07 18:12:35(健康な人が標高の低い場所にいる限りは、この酸素飽和度はほぼ90%台後半の値を示しますが、器官系の何らかの病気や高山病にかかったりするとこの数値が一気に下がってしまい、血中酸素が足りない状態になってしまいます)
2020-05-07 18:14:05(今回登山中は昼食以外の朝夕の食事後はこれを使って毎回数値を測っていました。ギボハット位の高度まで来るとこの数値が70%台まで低下して高山病状態になる人も多い中何とか維持できているのは出発前に何度か低酸素トレーニングで得た知見のおかげかなと思います)
2020-05-07 19:20:05