スピルバーグが詰めて撮ってまたも傑作2本が誕生した。
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Taul @TaulNcCar

『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』鑑賞。政府の嘘を暴く信念の仕事映画であり、社主であるヒロインが時代と戦う女性映画だった。全編熟練の技のオンパレード。抑制かつ芳純な演技に酔い、見せ場では当時の電話や印刷の仕組みを背景に映像で語る素晴らしさ。スピルバーグ演出がまたもピークに。

2018-03-31 00:05:36
Taul @TaulNcCar

スピルバーグの早撮りというか創造力はほんと凄まじいな。『シンドラーのリスト』と『ジュラシック・パーク』のほぼ同時製作の逸話とか、今回『レディ・プレイヤー1』ポスプロ中に社会を憂い9ヶ月で撮った『ペンタゴン・ペーパーズ』とか。それ自体が感動的だしそういう時にまた傑作を生むという。

2018-04-02 21:33:14
Taul @TaulNcCar

チャップリンは「街の灯」を、花売り娘との出会いのシーンのNG342回をはじめ撮影に2年半かけた。スピルバーグは「レイダース」を4ヶ国に渡るロケを含め74日で撮り上げた。現場で作り上げていく完璧主義者と、無駄が嫌いで既に頭の中で出来上がってる早撮り派。どちらも天才か。

2013-09-24 00:06:14
Taul @TaulNcCar

『ペンタゴン・ペーパーズ』原題の「The Post」はワシントン・ポスト誌の意味だが、ひろく「新聞」ともとれるし「地位」「役職」の意味もあるのだろう。新聞という報道機関の大義の話であり、女性の地位の状況やその向上を描いており、またトップの役職についた者の決断の重要性の映画でもあった。 pic.twitter.com/WfWZkIN79M

2018-04-03 20:58:08
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Taul @TaulNcCar

『ペンタゴン・ペーパーズ』それらを大仰に叫ぶのではなく映画の技で語っていくのが本作の素晴らしさだろう。言葉が活字になり輪転が奏でる報道の勝利、法廷から出てきたキャサリンを囲む若き女性たち、電話で様々な声に耳を傾けながらも独りで決める姿。印象的な映像で語るスピルバーグの真骨頂だ。

2018-04-03 21:24:18
Taul @TaulNcCar

『ペンタゴン・ペーパーズ』脚本参加に『スポットライト』でオスカーを穫ったジョシュ・シンガー。社会派で事実の裏付けから物語る感じが強くなったのでは。感動の紙袋の場面は『スポットライト』の電話の広がりを思いだした。信念と行動によるある1点の突破から社会が変わっていく様の見事な表現。

2018-04-03 22:09:10
Taul @TaulNcCar

『ペンタゴン・ペーパーズ』はメリル・ストリープに魅了される映画でもあった。もう何度目だろう。どんなジャンル、キャラも演じ分ける名優。本作の演技はより抑制されたリッチな味わい。上流階級の主婦が男社会で生き抜く姿を場面ごとに目、声、所作を微妙に変化させ演じる。もの凄い説得性だった。

2018-04-03 22:43:38
Taul @TaulNcCar

『ペンタゴン・ペーパーズ』個人的な話だけど印刷の仕事をしてた時期もあったので印刷の仕組みの描写はアガった。デジタル化の前だったし輪転を回すやつも作ってたので。それと学生の頃新聞配達をやってたので早朝世の中に届ける姿も懐かしかった(自転車だったけど)。

2018-04-04 23:28:28
Taul @TaulNcCar

『大統領の陰謀』BS録画で鑑賞。ペンタゴン・ペーパーズの次はやはりこれ。ウォーターゲート事件を追うWaPoの若き記者。地味な取材活動も撮り方やセット、ニュース映像の使い方が抜群。全く古くない。編集もタイトでこれぞジャーナリスト魂の映画という気概が。レッドフォードの電話シーンに痺れた。 pic.twitter.com/Xbhm7HXcyY

2018-04-05 21:50:03
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Taul @TaulNcCar

『ペンタゴン・ペーパーズ』の『大統領の陰謀』へのアメリカ映画史を巡るようなバトンタッチはほんと粋だった。

2018-04-12 00:14:47
Taul @TaulNcCar

神様に会えた方、サインをもらえた方、おめでとうございます。 雰囲気を味わせてもらって、いよいよ明日。 pic.twitter.com/ulNUngK1fD

2018-04-19 22:49:43
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Taul @TaulNcCar

『レディ・プレイヤー1』2D字幕で鑑賞。見終わって自分の年と今が何年だったか分からなくる程。CGでキャラ満載なのに見やすくノレるのはスピルバーグの活劇が体に染み込んでるからだろうか。あの独特のワクワク感と温かさの映画のマジックに包まれる。悪役の感じもいい。単純に最高に楽しかった。

2018-04-21 12:02:27
Taul @TaulNcCar

『レディ・プレイヤー1』IMAX3D字幕。2回目で余裕が出たのとエキスポレーザーの底力で完全に映画の世界に没入。オアシスを遊び倒す。キャラも一杯発見だ。フィクションの力と逃げてはいけないリアル。遺書のようなメッセージには感涙。でもまだまだ楽しませてくれる筈。スピルバーグに感謝。#twcn

2018-04-22 00:39:01
Taul @TaulNcCar

『レディ・プレイヤー1』スピルバーグエンタメの集大成みたいな作品なんだけど、CGアクションやVRという点では『タンタンの冒険』と『BFG』を思い出した。ちょっと合わなかった2本なんだけどこれで救われるような感じも。スピルバーグのような天才でもやはり経験が大事と思い、そこも感動した点。

2018-04-22 03:00:52
Taul @TaulNcCar

『レディ・プレイヤー1』ではゼメキスのことを思った。関係する点も多く彼はどう思い、彼ならどう描いたかと。『ロジャー・ラビット』での実写とアニメの融合からCG、3Dへの取り組みも早く本格的で、虚実や時空を超える作家性もあってる。とにかくゼメキスには楽しさ満載の映画もまた撮ってほしいな。

2018-04-24 22:35:12
Taul @TaulNcCar

『レディ・プレイヤー1』はノーランに監督打診があったらしいけど、インセプションっぽさがあったので成る程と。現在のかたちで良かったけどノーランが撮って、逆に『インターステラー』がスピルバーグのままだったらの興味も。両作品になごりを感じるのはお互いリスペクトしてわざとかも知れないな。

2018-04-24 23:22:19
Taul @TaulNcCar

『レディ・プレイヤー1』でのキューブリック作品へのダイブ。変わった趣向で今までにない感覚が味わえた。『A.I.』のこともあり造詣が深い監督への思い入れと、スピルバーグのホラー作家の部分に火がついた感じも。許されない場合もあると思うが、あういう試みはまたあっても面白いかも知れない。

2018-04-25 00:14:49
Taul @TaulNcCar

そう言えば学生の時スピルバーグを讃える下手クソなラジオ番組を書いて作ったなあ。「拝啓スピルバーグ様。貴方の映画を見て僕は、海に入るのが怖くなり、秘宝を探す旅に出たくなり、宇宙の友を信じるようになりました。貴方は空想を現実のように見せてくれる魔術師...」みたいな。今も同じ気持ちだ。

2018-04-23 23:30:28
Taul @TaulNcCar

『ペンタゴン・ペーパーズ』2回目鑑賞。やはりアクション映画。人物が動きカメラが追い劇伴が流れドライブしていく心地良さ。主人公の決断はどんな戦闘シーンよりスリリングだし、仕事の連携はまるでスポーツのようにワクワクする。そしてその軸には報道魂と闘う女性のドラマがしっかりある。最高だ。

2018-05-04 21:51:12
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まとめたひと
Taul @TaulNcCar

タウルと申します。映画がたまらなく好きな映画アカウント。見た映画の感想なんかをつぶやいてます。