
急に思い出したんですけど、わたし外国で学生してた頃に日本帰国の航空チケットを紛失したんですよ。番号も控えてなかった。余計なお金なかったし泣いてたら旦那(当時他人)が助けてくれたんですよね。$700掛るところを$35位にしてくれて、しかもそれも払ってくれた。そりゃ結婚しちゃうよね…。
2021-02-14 03:54:41
こちらでもバレンタインデーになったので、短編とか出せないかわりにこちらの続きを。ちょびっと、スレッドで。 ハッピーバレンタイン! twitter.com/Jules_FS/statu…
2021-02-14 08:43:06
この(当時他人)なんですけど、文字通り他人だったんですよ。結婚してないって意味じゃなくて、まさに「ただの知り合い」だった。チケット失くした泣き言も、彼に直接言ったわけではなく、ホームステイ先のご主人様が「ジュールちゃんこれこれこーゆー状態なんだよねー」と話したらしい(↓)
2021-02-14 08:45:32
一応虎の子は少し持っていたので「仕方ない…これを使うしか…」と覚悟を決めていたところに、「事情は聞いた。3時に迎えに行くからパスポート持って待っててくれ」というゴルゴ13な電話がかかってきまして。ほんとに3時に車で迎えに来た(↓)
2021-02-14 08:47:54
まぁ、彼はホームステイ先のご主人様の親友で、信頼はしていたので、言われるままに連れて行ってもらいました。怪しいビルに入ったトラベルエージェントのオフィスで、なんかあれよあれよという間に話つけてくれて、新品の航空券が手元に!(↓)
2021-02-14 08:50:15
当時まだ言葉が怪しかったわたしは細かいところまではよくわからず、支払いのタイミングを逃し、彼が勝手に払ってくれてた。あとになって「払いますぅぅぅ」と言っても「いや、$35だし。いいから」「いええぇぇぇわたしには$700の価値ですからぁぁあせめて35は!」となるも軽くスルー。
2021-02-14 08:53:10
おはようございます。すみません昨夜は変なところで寝落ちしました。 というか噂をすればなんとやらのご本人登場で、寝室でいそしんでいたツイッター業務は強制終了となりました/(^o^)\ 以下続き。
2021-02-14 17:00:19
すごい!ありがたい!カッコいい!と感動したものの、当時の彼は外国住み。諸事情で軍隊退役済みにもかかわらず予備役兵だったため、呼び出されて一時帰国中という真性ゴルゴ仕様。結構年上だったこともあり、その後出国してしまった彼とはしばらく音信不通でした(↓)
2021-02-14 17:05:16
そして時は経ち年末。ジングルベールジングルベール。ホームステイ先のご家族が「今年の年末は旅行に出る」ということになりまして、わたしまでついていくわけにはいかず。その頃やっとちょっと懐にも余裕ができてきたので「じゃあ、その間わたしもヨーロッパ辺りで一人旅してみようかな」と(↓)
2021-02-14 17:08:07
そうしたらホームステイ先のご主人様が「ちょっと待って。それ、○○国はどうだい?○○国行きたくない?」と妙に○○国をプッシュ。「いや…ドイツあたりがいいかなって…」「いや、○○国すごくいいから!あいつもいるからきっと案内してくれるよ!」と。あいつとは彼のことでした。(↓)
2021-02-14 17:14:32
このご主人様が勝手にチケットの手配まで手伝ってくれて(当時、インターネットこそあったものの今ほど便利ではなかった)、あれよあれよと○○国行き。まぁ素敵な街ですし、知り合いいれば安心できていいかなーと。ちなみにその時はまだ彼はホテルの予約を代行してくれるだけだと思ってた(↓)
2021-02-14 17:17:57
チケット予約も完了して、準備万端になったところで、このご主人様が彼に電話したのですね。スピーカーになってわたしにも聞こえるように。ご主人様が「聞け、このクリスマスにお前のところにジュールちゃんを送るぞ。きちんと世話しろよ!」と。えー!!今まで知らせてなかったのかい!!(↓)
2021-02-14 17:21:51
彼は受話器の先の外国でかーなーりー長い時間、沈黙してました。(まままずい…すでに知っているものとばかり…。いきなり年末にたいして知りもしないアジア人送り込まれて超迷惑なはず…)とガタブルしておりました。数分後、彼はものすごい勢いで爆笑しました。「冗談だろう?」と。すすすすすみませ
2021-02-14 17:24:37
しかしチケット買っちゃったものは買っちゃったし、ネットで色々情報仕入れてもう行く気満々だったわたしは恥を忍んで「よろしくおねがいしますーー!(号泣)」。まだホテル予約してくれたり、まぁ、1日くらいはどっか観光付き合ってくれるかな、程度の認識だったので(↓)
2021-02-14 17:27:51
そして数日後、○○国某空港に降り立ったわたしを待っていたのは彼だったのでした…。ま、まぁ、空港にお迎えくらいはアリ!?まだクリスマス当日じゃないし、ホテルまでは案内してくれるのかも!!?!と、色々近状などお話しながら空港から市内へ連れて行ってもらいました(↓)
2021-02-14 17:32:32
ホテル、彼の家の近くだとステイ先ご主人様に聞いていたので。今考えるとこの人に全部仕組まれていました()。で到着したというので車降りても、そこは閑静な住宅街。ホテルは影も形もない…。 「あ、あのぅ…。わたしのホテルはどこに…」 ゴロゴロスーツケースを運んでくれる彼の背中に震える声。
2021-02-14 17:35:55
この時やっと、我々は色々仕組まれていることに気がつきました。そう、ご主人様はジュールを泊めてやってくれと言っていたのです! わたしがそれを知らなかったと分かると、紳士な彼はホテルを探しまくってくれましたが、いかんせんクリスマス…どこもフルブッキング…
2021-02-14 17:38:12
唯一見つけた場所はインド人の経営する場末な感じのホテル…。「こんなところに女の子ひとりで泊めさせられない」と結局家にとんぼ返り…。そしてわたしの運命の一週間がはじまったのでした。続きはご想像にお任せします!(終)
2021-02-14 17:40:51第二部。

リクエストをたくさん(当社比)いただきまして、この先までもうちょっと…お届けいたします! 「オメーの惚気話なんて聞きたくねえよ」という皆様におきましては(全くその通りでございます)華麗にスルーお願いいたします🙏 身バレ防止で伏せ字&微妙に時期をずらしたりしてあります。 twitter.com/Jules_FS/statu…
2021-02-17 05:06:21
ついに彼のお家に入ることになったジュール。小綺麗なワンルームでした。はい、もう一度言います。広くはあるのですが…こう…構造的に…ワンルームでした。「心配しなくても俺はソファで寝るから」。あああああ!どこかの小説で見たようなシーン!!しかし自分の身に降りかかってくるとなると!(↓)
2021-02-17 05:11:37
申し訳なさすぎるこの展開!!とりあえず荷物を運びお茶を出してくれると、彼はおもむろにステイ先のご主人に凸電話を開始。めっちゃ怒鳴っておりました。ひひひひぃぃぃすみませ…(号泣(↓)
2021-02-17 05:14:32
ここからの時系列はちょっと記憶的に曖昧なのですが、とりあえず三日目まではホテルを探し続けてくれました。一応成人していたとはいえギリギリでしたし…まぁ…ゴニョゴニョ。四日目、いつかこのツイッターでも呟いたことのある例の決め台詞が来たのでした。(↓)
2021-02-17 05:19:03
もし一線を越えるなら、将来を考えてくれ、的なあれですね。しかし小娘ジュールはそれを「外国人の誘い文句ってすごいな!!」と斜め上すぎる方向に受け取り、それがその後、ちょっとした波乱を呼ぶことに。(↓)
2021-02-17 05:24:21
まぁ、とにかくこの辺は端折りまして、一週間が去りステイ先に帰国することになりました。わたしを待ち受けていたホストマザーの最初の一言は「どう?彼、ゲイじゃなかったでしょ!?」でした…。過去に女の子紹介しても興味示さなかったそうで…。わたしはリトマス試験紙か!(↓)
2021-02-17 05:29:40
ここからはじまるのは、恋愛小説的にカテゴライズ名をつけると「両片思いの超遠距離恋愛」でしょうか。毎日電話で話したし、ステイ先ご主人にまで毎日のように探り電話が入ったそうで「いままで年に一回くらいしか連絡してこなかったくせに…」とぼやいておりました。(↓)
2021-02-17 05:33:42
そんな感じで半年ほどでステイも終わり、日本に帰国することに。しばらくは外国人の来るビジネスイベントなどのコンパニオン兼通訳的なことをして生活しておりました。お金できた時に二度ほど、また○○国に行きました。仕事の事情があって彼は来られなかったので(↓)
2021-02-17 05:39:18
そんな時、元ステイ先の例のご主人から電話が来ました。「ねえ、ジュールちゃん、奴のことどう思ってるの?」って。「元々俺がプッシュしといてなんだけど、本気じゃないならはっきり振ってやってよ。可哀想だから」と。(↓)
2021-02-17 05:41:48
実はですね、わたしは○○国に行って彼と住みたかったんですよ。それで日本帰国したらすぐワーホリ応募したんですけど、落ちちゃいまして。すでに一度留学した身だし、お金なんてない。行くとしても観光ビザで三ヶ月後には出国しなくちゃだし、働けないから貯金なんてすぐ底をつく…(↓)
2021-02-17 05:44:30
彼に泣きつけばなんとかしてくれたんでしょう。わかってたけど、それは嫌だった。ホスト先ご主人の電話でわたしもう泣いちゃって、事情を説明しました。そうしたらご主人はしばらく黙って「俺が教えたって言っちゃダメだよ」と、なぜか彼の仕事とその収入について教えてくれました。(↓)
2021-02-17 05:46:46
別に実は隠れ億万長者だった!とかいう展開じゃないですよ(笑)。でも、まぁ、堅実なものだったと申しておきましょう。「だから頼ればいいんだよ。別にジュールちゃんが稼げなくてもあいつは困らないから」と。(↓)
2021-02-17 05:48:32
恋しさもあって、それから数日悩んだあと、その月のお給料を全部使って航空チケットを買いました。そして「○日○時着のフライトで行くから」というフザけたメールを彼に送り、飛行機に飛び乗ったのでした。(↓)
2021-02-17 05:50:43
これではまだドラマが十分盛り上がらない!とでも運命の神は思ったのでしょうか。冬でした。このフライトは北欧経由だったのですが、豪雪で着陸不能になりまして。当初の目的地とは違うストックホルムで下ろされて一晩ホテルで夜を明かす羽目に。(↓)
2021-02-17 05:54:20
まだスマフォのない時代です(歳がバレる)。携帯はありましたがこれでする国際電話の高いこと!!残高振り絞って1分ほど彼に連絡を取りましたが「ストックホルムにいるけど心配しないで」というような内容で、そりゃ…あなた…(↓)
2021-02-17 05:57:14
空港での再会については…ここでは省略します。とにかく彼のお家につきまして、事情を説明しました。わたしだって一緒に住みたいけど、外国人のわたしがこの国に住む方法は少ない。今できるのは学生ビザくらいだけど、学校に払うお金もないし、学生ビザじゃ働けない…って。(↓)
2021-02-17 06:15:13
ここで説明しますと、ひとつ、それ以外にも方法はありました。結婚です。ビザが必要だから結婚しちゃう国際カップルは多いです。それについて否定も批判もしません。現実だから。でもわたしは(少なくともこの時点では)どうしてもそれをしたくなくて、それだけは黙っていました。(↓)
2021-02-17 06:16:50
そうしたら彼は笑って、「そんなことだったのか」と。君はまだ若いし(ほぼ11歳差)、便利なホテル代わりなのかと思ってたよ、って。冗談でしょうけど、そういう不安もあったんでしょう。結局、わたしは再び学生として○○国に住むことになったのでした。(↓)
2021-02-17 06:21:09
彼はもっといいとこ行っていいよと言ってくれたけど、見つけられる中で一番安い語学学校を探してそこに登録して、それでビザを得ました。わたしがなんだかんだと4カ国後が喋れるようになったのは、こんな経緯があったのです😁
2021-02-17 06:22:53
すみません、長々と……。ここまでです! 本当はまたここからが長いけど!! 次話「📡お呼び出しはいつも突然❤️『一緒に来てくれないか』at 紛🔥争🔥地域💥」はまた来週❤️(嘘です)
2021-02-17 06:32:56第三部、出会い編。

深夜のテンション再びで、続き…というか番外編。出会った日と、航空券事件(?)のことを少し。 例によって例のごとく、ただの惚気話ですので、「うっせー黙れ」という方におかれましては、まったくその通りでございますので華麗にスルーお願いいたします🙏 twitter.com/Jules_FS/statu…
2021-03-12 07:03:15
まず最初に。出会った日については、ホストファミリーの奥さんとご主人の証言、そして彼がのちのちに白状したことに基づいているので微妙に彼視点です。なぜならコロナビール一本でベロンベロンに酔っぱらえる下戸ジュールはこの日、ワインを一杯飲んでいたのです。つまり…あんまり覚えていない!
2021-03-12 07:05:26
その日、わたしのホストファミリーではご家族の誕生日があり、小さなパーティーを開いていました。乾杯があり、わたしはワインを一杯飲みました。おかげでかなり陽気だったようです。ふらりとパーティーの途中から現れた黒髪にチョコレート色の瞳のナイスガイに、にこにこ軽食を勧めたそうです(↓)
2021-03-12 07:10:55
これが彼でした。ちょうどその前日、住んでいる○○国から諸事情()で三週間ほどの予定で帰国したばかり。誕生日と聞いて挨拶がてらにやってきたそうです。ご主人と話して、お祝いの言葉を残したらすぐ帰るつもりだったそうです。しかし、見慣れない日本人小娘がウロチョロしています。(↓)
2021-03-12 07:16:36
「あれはジュールちゃんだよ。数ヶ月前から預かってるんだ。いい子だよ。可愛いだろ」というようなことを、ご主人は彼に耳打ちしたそうです。ちなみに可愛い云々はただのお世辞です。「気になるなら声かけてみれば?」とご主人はすすめたそうですが、彼はずっと距離を取っていました。(↓)
2021-03-12 07:22:08
酔っ払いジュールは陽気なジュールです。他にもお客さんがいましたし、こんなこと言ったらツイッター界から抹殺されるかもしれませんが、当時のジュールはまだ若く、それなりにモテました。確かこの日もくっついて回ってくる同年代の男の子がいたと思います。そんなわけで誘われたりはしませんでした。
2021-03-12 07:28:48
ただ、ひとつだけ。庭のバルコニーで大人みんなで歓談している時に、めちゃくちゃ視線を感じてそちらに目を向けると彼がいました。ほとんど会話しなかったけど、「この国はどうだい?」と聞かれて、「とても楽しいです!みんな優しくて好きです」と答えたら優しく微笑んでくれたのを覚えています。
2021-03-12 07:31:47
ご主人はさんざん「どう?どう?」とすすめたそうですが(オイ!)、三週間後には外国に戻る身ですし、11年の歳の差もあるし、「こんな子がいるんだな」と甘酸っぱい思いでパーティーには最後まで残ったものの結局その日は帰ってしまいました。
2021-03-12 07:36:31
そして数日が過ぎ、わたしは部屋の整理中に日本帰国用に持っていた一年有効のオープンチケットを紛失したことに気がつきました。ひー!! 半泣きでホストファミリーに告白しました。どうにかしてもらおうとは思ってなかったけど、お宅内を探したかったので(子供の悪戯かもだから)。
2021-03-12 07:40:22