高屋敷さん担当作の中で、グラゼニの夏之介みたいに顔面アドバンテージが無いけど内面がかっこいい/かっこよくなるキャラって、宝島(演出参加)のジム(私は可愛いと思うが)以来かなー、高屋敷さん的には久々のタイプの主人公ではないだろうか。厳密には、MASTERキートン(脚本参加)のキートンもか?
2019-11-07 23:01:26MASTERキートンのキートンも、グラゼニの夏之介も、美形ではないが内面が「プロ」で「大人」で「誇り」がある点では共通してるなあと。 高屋敷さんの(脚本的な)傑作回が飛び出したのも、この2作(MASTERキートンは8話、グラゼニは17話)。
2019-11-07 23:06:14前書いた、 MASTERキートン8話(高屋敷さん脚本)についてのブログ記事: makimogpfb2.hatenablog.com/entry/2017/09/… グラゼニ(同氏シリーズ構成・全話脚本)17話についてのブログ記事: makimogpfb2.hatenablog.com/entry/2019/04/…
2019-11-07 23:12:42よく考えたらどちらも、キャラの顔面アドバンテージもないし、劇的な状況でもない。 MASTERキートンの場合は電話で身代金交渉してるだけ、グラゼニの場合はラジオスタジオで喋ってるだけ。 それでも飽きさせず、面白い作りになっている。この「アドバンテージ」が無い所からの作劇が凄いというか。
2019-11-07 23:21:05おまけに、どちらも(顔面アドバンテージが無い所から)キャラの掘り下げにも取りかかっている。MASTERキートンの場合はキートンの義理人情の厚さとプロフェッショナルぶりを、グラゼニの場合は夏之介の内心と負けず嫌いさ、徳永の優しさをよく表している。
2019-11-07 23:28:29更に言うなら、グラゼニ17話は、前書いたが終盤のアニオリパートで、徳永と夏之介の結びつきを強化しており、原作の、(アニメ化範囲から)ずっと後の展開である、出世して×××になった徳永と夏之介の、より密接な関係を示唆してもいる。このあたりは(いい意味で)恐ろしいところ。
2019-11-07 23:38:17あと、MASTERキートン8話もグラゼニ17話も、風が吹く→空を映すという終わり方。このあたりも、奇しくも共通していてゾクッとくる。 両作の関係性を見ていくのも面白い。
2019-11-07 23:47:33