時期として春の後半なので、タイトルは時系列を入れ替えて「二」とします (2022.04.01~2022.04末(穀雨末候まで)をここにまとめました) 「まとめ 一」(春前半)は https://min.togetter.com/Eq8yNng 続きは https://min.togetter.com/1YTrBna
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▼「詠酴醾」朱淑真(とびの白い花)

花神未許春歸去,故遣仙姿殿眾芳。
白玉體輕蟾魄瑩,素紗囊薄麝臍香。
夢思洛浦嬋娟態,愁記瑤臺淡淨妝。
勾引詩人清絕處,一枝和雨在東牆。

https://zh.wikisource.org/wiki/欽定古今圖書集成/博物彙編/草木典/第117卷

*酴醾(とび):トキンイバラ。白い花、一説にどぶろくの語源とも。

怪しい訳:
花の女神はまだ春の帰りを許していないので、仙女をここに遣わされるのです。
白玉のような身は軽く月の魂のように明るく、まとう透かし衣は薄く麝香のように香りたかい。
西方の洛浦にある美しき花々を夢想し、瑤台の淡く清らかな化粧を思い浮かべた。
詩人は引きつけられる、東方の世捨て人の住まう場所に降る雨と枝の清らかさに。

3月31日で終了のゆる自主5周年企画お題 @yuru5th_anniv

「詠酴醾」朱淑真 より zh.wikisource.org/wiki/%e6%ac%bd… (酴醾:とび、トキンイバラ。白い花、一説にどぶろくの語源とも) #ゆるっと5th_anniv. pic.twitter.com/ZUOv33Vw78

2022-05-01 10:01:00
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▼「織鳥詩」張何(穀雨 末候 戴勝降于桑 たいしょう くわにくだる)

季春三月裡,戴勝下桑來。
映日花冠動,迎風繡羽開。

候驚蠶事晚,織向女工裁。
旅宿依花定,輕飛遶樹回。
欲過高閣柳,更拂小庭梅。
所寄一枝在,寧憂弋者猜。

https://zh.wikisource.org/wiki/欽定古今圖書集成/博物彙編/禽蟲典/第043卷

怪しい訳文
春、三月になると、戴勝(ヤツガシラ)は桑に下りてくる。
日を浴びて花冠のような頭の羽が動いて、模様のある尾羽は美しく風に開く。
蚕の時期になっていることに気がついて驚き、女達は機織り機に向かい布を裁つ。
宿にした木の回りを巡って軽く飛び回る。
高殿の柳のそばを通り、小庭の梅を撫でたい。
一枝に止まった時にむしろ鳥を捕る者に気をつけなさい。

3月31日で終了のゆる自主5周年企画お題 @yuru5th_anniv

穀雨 末候 戴勝降于桑  (たいしょう くわにくだる) (戴勝=ヤツガシラが桑の木に止って蚕を生む…?渡りの時期と蚕の育つ時期が重なるということのようです) 「織鳥詩」張何 より zh.wikisource.org/wiki/%e6%ac%bd… #ゆるっと5th_anniv. pic.twitter.com/IGzb4iqJgc

2022-05-01 10:00:01
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▼「三月三十日題慈恩寺」 白居易 唐(黄昏と藤の花

慈恩春色今朝盡,盡日裴回倚寺門。
惆悵春歸留不得,紫藤花下漸黃昏。

https://zh.wikisource.org/wiki/三月三十日題慈恩寺

解説:
https://baike.baidu.com/item/三月三十日题慈恩寺 より機械翻訳)

作者は、この春の滞在感に満足していないのである。
一日藤の下でぐずぐずして、夕暮れに近づいてもまだ帰りたがらない。 この感慨の深さ、強さがうかがえる。
この寺は、高宗皇帝が唐の皇太子時代に、母のために建てたものである。
ここでの作者の春の思いは、春の暖かさと母の愛が一体となった春の思いの中に、作者の母への思いが巧みに配置され、それぞれの固有の意味をもっていることがわかる。

▼「清平調詞三首」李白(穀雨 末候 牡丹華 ぼたん はなさく)(両手に花)

雲想衣裳花想容,春風拂檻露華濃。
若非羣玉山頭見,會向瑤臺月下逢。

一枝穠豔露凝香,雲雨巫山枉斷腸。
借問漢宮誰得似,可憐飛燕倚新妝。

名花傾國兩相歡,長得君王帶笑看。
觧釋春風無限恨,沈香亭北倚闌干。

https://zh.wikisource.org/wiki/清平調

解説:
https://baike.baidu.com/item/清平调词三首 より機械翻訳)

雲はあなたの妾の服に、花はあなたの姿に変わりたいのです。 あなたの妾の美しさは、香亭の春風に吹かれた露のついた牡丹のようです。
もし彼女が玉山でしか見られない浮遊妖精でないなら、瑤台の月の下でしか出会えない女神に違いない。

香露の美しい紅牡丹は、朝は雲の乙女、夕は雨の女神である呉山の女神も、むなしく比較されるだけである。
新しく化粧をした趙飛燕でさえも、彼女と比べることしかできない。

名花と美女は愛し合い、王を微笑ましく見させている。
神翔館の北側で、手すりに寄りかかりながら、王の無限の春の悲しみは、春風に流されていった。

(牡丹の項で見つけたのですが、序には「芍薬」と書いてありますね…確認不足でした。おゆるしを…)

3月31日で終了のゆる自主5周年企画お題 @yuru5th_anniv

穀雨 末候 牡丹華(ぼたん はなさく) 「清平調詞三首」李白 より zh.wikisource.org/wiki/%e5%85%a8… (牡丹と愛姫が向かい合っているところを、君主が笑って眺めている、という一場面でしょうか。両手に花とも言えそうです) #ゆるっと5th_anniv. pic.twitter.com/6RbL0eNH5l

2022-04-30 10:00:00
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▼「雜詩」〈金〉劉豫(春霞

竹塢人家瀕小谿
數枝紅杏出疎籬
門前山色帶烟重
幽鳥一聲春日遲

https://zh.wikisource.org/wiki/御定佩文齋詠物詩選_(%e5%9b%9b%e5%ba%ab%e5%85%a8%e6%9b%b8%e6%9c%ac)/%e5%8d%b7421

小さな谷川の先にある竹の桟敷のような家
生け垣から数本の枝を出した紅杏の花
門前の山はたなびく霞が重なる
小鳥の声がする、春の日暮れは緩やかだ

▼「鳩隱」明·汪應軫(穀雨 次候 鳴鳩払其羽 めいきゅう そのはねをはらう)(ハト)

鳴鳩拂其羽,四海皆陽春。
秋風起題鴂,蓬棘深藏身。

https://zh.wikisource.org/wiki/欽定古今圖書集成/博物彙編/禽蟲典/第029卷

鳩が鳴いて羽を広げる、あたりは明るい春の陽射しである。

3月31日で終了のゆる自主5周年企画お題 @yuru5th_anniv

穀雨 次候 鳴鳩払其羽 (めいきゅう そのはねをはらう) 「鳩隱」汪應軫 より zh.wikisource.org/wiki/%e6%ac%bd… #ゆるっと5th_anniv. pic.twitter.com/HH7n3eA6rg

2022-04-26 10:00:00
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▼「喜雨」 歐陽修 北宋(穀雨 次候 霜止出苗 しも やんで なえいずる)

大雨雖雱霈,隔轍分晴陰。小雨散浸淫,為潤廣且深。浸淫苟不止,利澤何窮已。無言雨大小,小雨農尤喜。宿麥已登實,新禾未抽秧。及時一日雨,終歲飽豐穰。夜響流霡霂,晨暉霽蒼涼。川原淨如洗,草木自生光。童稚喜瓜芋,耕夫望陂塘。誰云田家苦,此樂殊未央。

https://zh.wikisource.org/wiki/歐陽修集/卷004#【喜雨〈皇祐二年〉】

麥:むぎ
新禾:いね、こめ

雨の大小に何も言わないが、しとしと雨を農民は喜ぶ。
麦はまだ実りきらず、米はまだ植わっていない時期だ。
雨が十分に降れば、歳の終わりには豊かな実りがあるだろう。

▼「白牡丹」王貞白

穀雨洗纖素,裁爲白牡丹。
異香開玉合,輕粉泥銀盤。

曉貯露華濕,宵傾月魄寒。
家人淡粧罷,無語倚朱欄。

https://zh.wikisource.org/wiki/白牡丹_(%e7%8e%8b%e8%b2%9e%e7%99%bd)

春の優しい雨が細い白い糸を洗って、その布を裁って作ったような白い牡丹の花だ。
玉の花びらが開いてとてもいい匂いがし、銀の盤にうすく花しべの花粉がついている(または、うすく紅の色が差している)。
暁には露を溜めてしっとりと湿り、宵には傾く月のようにも白い。
女性が薄化粧をして、無言で朱色の欄干に持たれている(ようだ)。

3月31日で終了のゆる自主5周年企画お題 @yuru5th_anniv

「白牡丹」王貞白 より zh.wikisource.org/wiki/%e7%99%bd… (日本の七十二候では穀雨 末候に「牡丹華(ぼたんはなさく)」がありますが、少し早めに。俗に「穀雨看牡丹,立夏觀芍藥」とも言うようです) #ゆるっと5th_anniv. pic.twitter.com/zyDuLPG9L9

2022-04-21 10:01:00
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▼「詠虹〈一作虹蜺〉」董思恭(穀雨 初候 萍始生 うきくさ はじめてしょうず)

春暮萍生早,日落雨飛餘。
橫彩分長漢,倒色媚清渠。
梁前朝影出,橋上晚光舒。
願逐旌旗轉,飄飄侍直廬。

https://zh.wikisource.org/wiki/詠虹_(%e8%91%a3%e6%80%9d%e6%81%ad)

春の暮れに早くも水草が生えている。夕方の雨が散っている。
空には天の河のように虹が架かり、水路の水面に鮮やかに逆さまに映っている。

▼「和文與可洋州園亭三十詠 寒蘆港」蘇軾・北宋(穀雨 初候 葭始生 あしはじめてしょうず)

溶溶晴港漾春暉,蘆筍生時柳絮飛
還有江南風物否?桃花流水鮆魚肥。 

https://zh.wikisource.org/wiki/和文與可洋川園池三十首·寒蘆港

解説:
https://baike.baidu.com/item/寒芦港 より機械翻訳)
波の流れる冷たい葦の港、晴れた日の春の輝き、葦の新芽が初めて生まれ、綿毛を持ったやなぎの種子が優しくはためく時です。 あの場所には、江南の美しい風景があるのだろうか。 桃の花は赤く、水は青く、魚はよく育っている。

3月31日で終了のゆる自主5周年企画お題 @yuru5th_anniv

穀雨 初候 葭始生(あし はじめてしょうず) 「和文與可洋川園池三十首·寒蘆港」蘇軾 より zh.wikisource.org/wiki/%e6%ac%bd… #ゆるっと5th_anniv. pic.twitter.com/JMeJM4YMRy

2022-04-20 10:01:00
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▼「謝中上人寄茶」 齊已(穀雨 新茶

春山榖雨前 併手摘芳煙
緑嫩難盈籠 清和易晚天

且招鄰院客 試指落花泉
地逺勞相寄 無来又隔年

https://zh.wikisource.org/wiki/御定全唐詩_(%e5%9b%9b%e5%ba%ab%e5%85%a8%e6%9b%b8%e6%9c%ac)/%e5%8d%b7840#%E8%AC%9D%E4%B8%AD%E4%B8%8A%E4%BA%BA%E5%AF%84%E8%8C%B6

解説:
https://baike.baidu.com/item/谢中上人寄茶 より機械翻訳)
春の山では、雨が降る前に茶農家が忙しく手を動かし、香り高いお茶を摘んでいます。
竹籠に入れる新茶は少なく、山の澄んだ風景を楽しむには、簡単に夕方になってしまう。
落花の水で作ったこの新茶を、ご近所の方々をお誘いして味わわせてください。
この春のお茶を遠方から送ってくれたことに感謝します。そうでなければ、もう一年待たないと飲めなかったでしょうから!

3月31日で終了のゆる自主5周年企画お題 @yuru5th_anniv

穀雨(こくう) :「穀物の成長を助ける雨のこと」wiki 「謝中上人寄茶」齊已 より zh.wikisource.org/wiki/%e5%be%a1… (穀雨は茶摘みの季節だったようです) #ゆるっと5th_anniv. pic.twitter.com/ecRY8Yq3GF

2022-04-20 10:00:01
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▼「」戴叔倫

歷歷愁心亂,迢迢獨長夜。
春帆江上雨,曉鏡鬢邊霜。
啼鳥雲山靜,落花溪水香。
家人亦念我,與汝黯相忘。

機械翻訳:
様々に心乱れる、長い長い一人の夜。
春の帆、川に降る雨、暁の鏡に映る鬢の霜。
鳥の鳴き声がする、靄のかかる山は静かで、谷を流れ下る花が香るようだ。
家族もまた、私を恋しがって痛ましい思いをしているだろう。

▼「相和歌辭 春江花月夜」 張若虛(春の昇月

春江潮水連海平,海上明月共潮生。
灩灩隨波千萬裏,何處春江無月明。

江流宛轉繞芳甸,月照花林皆似霰。
空裏流霜不覺飛,汀上白沙看不見。
江天一色無纖塵。皎皎空中孤月輪。

卷21_24
https://ctext.org/text.pl?node=113071&if=gb

解説:(https://baike.baidu.com/item/春江花月夜/1701 より機械翻訳)
春になると、川の潮は勢いよく海に合流し、海からは潮と一緒に出てくるように明るい月が昇る。
月光は波とともに何百万キロにもわたって輝き、どこの場所でも春の河に明るい月光が差さないところはない。

3月31日で終了のゆる自主5周年企画お題 @yuru5th_anniv

訂正しました: 「春江花月夜」張若虛 より ctext.org/quantangshi/21… (繁体字表記の原文のサイトを見つけました) #ゆるっと5th_anniv. pic.twitter.com/uAbxjAhANd

2022-04-24 10:14:14
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▼「田園雨後贈鄰人」錢起・唐(清明 末候 虹始見 にじ はじめてあらわる)

安排常任性,偃臥晚開戶。
樵客荷蓑歸,向來春山雨。
殘雲虹未落,返景霞初吐。

時鳥鳴村墟,新泉繞林圃。
堯年尚恬泊,鄰里成太古。
室邇人遂遙,相思怨芳杜。

https://zh.wikisource.org/wiki/田園雨後贈鄰人

木こりが雨具を着て帰ってきた、向こうから来る春とともに山に雨が降った。
雨雲は残っているが虹がかかっている、霞が初めて吐かれたように景色をただよっている。
(虹=龍と重ねられるので「吐く」)

▼「詠池上棃花」齊・王融(梨の花

翻階沒細草,集水間踈萍,
芳春照流雪,深夕映繁星。

https://zh.wikisource.org/wiki/廣羣芳譜/卷027

解説:(https://baike.baidu.com/item/咏池上梨花/20632231 より機械翻訳)
この詩は、早春の、細かい草が段差を覆う程度で、まばらな雑草が水面の間を流れている風景を描写しています。 春の日差しが雪の層を照らし、夜更けの空に星が少し映るが、それは雪でも星でもなく、池のほとりに咲く梨の花である。 詩全体が斬新で、明快で、生々しい比較である。

3月31日で終了のゆる自主5周年企画お題 @yuru5th_anniv

「詠池上棃花」王融 より zh.wikisource.org/wiki/%e5%bb%a3… (梨花:白さが雪に例えられる花、陽気のいい頃に咲くので、涼やかなイメージを持たれるようです) #ゆるっと5th_anniv. pic.twitter.com/x3RdipjDaI

2022-04-13 10:00:00
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▼「澤漆」(雀など)

雩婁農曰澤漆大戟漢以來皆以為一物李時珍據土宿本草以為卽貓兒眼睛草此草於端午熬膏敷百疾皆效非碌碌無短長者諺曰誤食貓眼活不能晚殊不然然亦無入飲劑者觀其花葉俱綠不處污穢生先衆草收共來□雖賦性非純而飾貌殊雅夫伯趙以知時而司至桑扈以驅雀而正農非美鳥也迎貓為其食田鼠迎虎為其食田豕非仁獸也有益於民則紀之耳聖人論人之功無貶詞論人之過無恕詞於其所不知蓋闕如也
https://zh.wikisource.org/wiki/植物名實圖考_(%e9%81%93%e5%85%89%e5%88%bb%e6%9c%ac)/%e7%ac%ac%e4%ba%8c%e5%8d%81%e5%9b%9b%e5%8d%b7/%e6%be%a4%e6%bc%86

▼「詩經」<鄘風鶉奔>(清明 次候 田鼠化為鴽 でんそ けして うずらとなる)

「鶉之奔奔」,鵲之疆疆。
〈朱注〉《鶉䳺屬》,奔奔疆疆,居有常匹,飛則相隨之貌。

https://zh.wikisource.org/wiki/欽定古今圖書集成/博物彙編/禽蟲典/第038卷

(「詩経‐鄘風・鶉之奔奔」の「鶉之奔奔、鵲之彊彊」により、元来、鳥の雌雄の仲のよいことをいう語だが、この詩が、衛の宣公の未亡人宣姜の不倫をそしる詩と解されているところから) 鳥の雌雄、転じて、男女の関係が乱れて定まらないさま。)
https://kotobank.jp/word/奔奔-385949

ツイート中の表記が間違っていました、申し訳ありません。
正しくは上記のとおり「詩經 鄘風鶉奔」です。

3月31日で終了のゆる自主5周年企画お題 @yuru5th_anniv

清明 次候 田鼠化為鴽 (でんそ けして うずらとなる) (田鼠=もぐら説と野ネズミ説があるようです、暖かくなり潜んでいた生き物が姿を見せるようになる意でしょうか。ウズラとカササギのお題でどうぞ) 「題畫鵪鶉」于慎行 より zh.wikisource.org/wiki/%e6%ac%bd… #ゆるっと5th_anniv. pic.twitter.com/rjHL0XITgG

2022-04-11 10:00:01
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▼「荊州歌二首」劉禹錫(ピクニック)

其一
渚宮楊柳暗,麥城朝雉飛。
可憐踏青伴,乘暖著輕衣。

其二
今日好南風,商旅相催發。
沙頭檣竿上,始見春江闊。

https://zh.wikisource.org/wiki/荊州歌二首

参考: https://baike.baidu.com/item/杂曲歌辞·荆州乐二首/12625436

▼「詠湖中鴈」沈約(清明 次候 鴻雁北 こうがん きたへかえる)

白水滿春塘,旅鴈每迴翔。
唼流牽弱藻,斂翮帶餘霜。
群浮動輕浪,單汎逐孤光。
懸飛竟不下,亂起未成行。
刷羽同搖漾,一舉還故鄉。

こうがん きたへかえる/春の池は水をたたえている、渡り鳥が飛んで旋回している(そろそろ北へ帰っていくのだなぁ )

https://zh.wikisource.org/wiki/欽定古今圖書集成/博物彙編/禽蟲典/第016卷

▼「日本文學史」謝六逸

到春日的野外,去摘紫雲英的我,戀著郊外,竟夜忘歸了。」(「日本文學史」謝六逸 より)
 ↓ ↓
「春の野に 菫摘みにと 来し吾ぞ 野をなつかしみ 一夜寝にける  山部赤人」

https://zh.wikisource.org/wiki/日本文學史#(三)萬葉集

3月31日で終了のゆる自主5周年企画お題 @yuru5th_anniv

「日本文學史」謝六逸 より zh.wikisource.org/wiki/%e6%97%a5… (万葉集からの一首を訳されたものです。元の歌は何でしょうか。答えは後ほど) #ゆるっと5th_anniv. pic.twitter.com/QTeITWkvvJ

2022-04-09 10:00:00
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▼「杏花六首」宋 王禹偁(桃の紅と杏の白と)

 紅芳紫萼怯春寒,蓓蕾粘枝密作團,記得觀燈鳳樓上,百條銀燭淚闌干。
 暖映垂楊曲檻邊,一堆紅雪罩春烟,春來自得風流伴,榆莢休拋買笑錢。
 桃紅梨白欲爭春,素態嬌姿雨未勻,日暮墻頭試回首,不施朱粉是東鄰。
 長愁風雨暗離披,醉繞吟看得幾時,只有流鶯偏趁意,夜來偷宿最繁枝。
 登龍曾入少年塲,錫宴瓊林醉御觴,爭戴滿頭紅爛漫,至今猶雜桂枝香。
 陌上紛披枝上稀,多情猶解撲人衣,雙成灑道迎王母,十里濛濛絳雪飛。

https://zh.wikisource.org/wiki/廣羣芳譜/卷025

▼「桐花」元稹(清明 初候 桐始華 きり はじめて はなさく)

朧月上山館,紫桐垂好陰。
可惜暗澹色,無人知此心。

舜沒蒼梧野,鳳歸丹穴岑。
遺落在人世,光華那復深。
年年怨春意,不競桃杏林。
唯占清明後,牡丹還復侵。
況此空館閉,云誰恣幽尋。
徒煩鳥噪集,不語山嶔岑。
滿院青苔地,一樹蓮花簪。
自開還自落,暗芳終暗沈。

https://zh.wikisource.org/wiki/桐花

解説:https://baike.baidu.com/item/桐花/23406831
(機械翻訳)
山亭に霞む月が昇った、それを背景に紫色の桐の花が陰を垂れている。
その暗くてうつくしい色を知る人がいないのは残念でならない。

▼「賦得燕燕于飛」明·劉基(清明 初候 玄鳥至 つばめきたる)

小院百花香,輕簾雙燕翔。
影隨春陌近,聲入午風長。

趁蝶迴雕砌,銜花赴彩梁。
空閨朝復暮,徒切畫眉傷。

https://zh.wikisource.org/wiki/欽定古今圖書集成/博物彙編/禽蟲典/第025卷

▼「清明」 黃庭堅

佳節清明桃李笑 野田荒隴紙生愁
雷驚天地龍蛇蟄 雨足郊原草木柔
人乞祭餘驕妾婦 士甘焚死不公侯
賢愚千載知誰是 滿眼蓬蒿共一坵

https://zh.wikisource.org/wiki/清明_(%e9%bb%83%e5%ba%ad%e5%a0%85)

解説:
「この詩の風景描写や心情の表現は、すべて対比によって成り立っている。 桃の花と不毛の塚、賢い斉人と愚かな斉人と潔斎の対比だけでなく、春の自然の高揚した風景と人生の無味乾燥な荒涼とした風景との対比が鮮明である。」
https://baike.baidu.com/item/清明/8417638 より機械翻訳

3月31日で終了のゆる自主5周年企画お題 @yuru5th_anniv

清明(せいめい) :「万物が清々しく明るく美しいころ。」wiki 「清明」黃庭堅 より zh.wikisource.org/wiki/%e6%b8%85… #ゆるっと5th_anniv. pic.twitter.com/MLG3pupfF9

2022-04-05 10:00:01
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▼「折枝花贈行」元稹(花を贈る、君が私を思い出してくれるようにと)

櫻桃花下送君時,一寸春心逐折枝。
別後相思最多處,千株萬片繞林垂。

https://zh.wikisource.org/wiki/全唐詩/卷413#折枝花贈行

桜の下に君を送っていく時、花の枝を少し折って渡した。
別れたあとにこの花を見たら、私を思い出してくれるように。
今この花はどこでだって咲いているから(いつも私を思ってくれるだろうと願いを込めて。)

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