同志カルロ・ゼン@〆切が苦手さんによる、人間自分の気持ちを言語化するのって必ずしも得意ではなく、なんとか言語化する際に使用する言語は馴染みのある共通言語を活用しがちで、それを共有していない人々とは摩擦が生まれがちという趣旨の連続ツイート

同志カルロ・ゼン@〆切が苦手 @sonzaix

SNSなんかでは特にそうなんでしょうけど、人間、自分の気持ちを言語化するのって、必ずしも得意ではなく、なんとか言語化する際に使用する言語は馴染みのある共通言語を活用しがちで、それを共有していない人々に対して、どのように理解され、或いは受容されるかはこれまた難しい問題ですよね。

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SNSというか、Twitterの場合、文字数の制約がある為、どうしてもジャーゴンの便利さに依存しがちで……とか書いた時点で既に『ジャーゴン』という単語は共通の理解にあるというか、ある種の価値観を共有することを前提にしているという何とも言えないジレンマもあるわけでありまして……

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相互理解の上で難しいなぁとなるの、『句読点』のようなもの一つとっても打ち言葉とそれ以外みたいなのがあるとか、相手との距離感に関する一般的な感覚の差とか、まぁ、色々と『文化だなぁ』というのがあるんですが、言語資本と規範（どの語り口が望ましいか）も暗号になってる気がするんですよね。

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聞き手に適応した語り口ができることも言語資本の一部と思うのですが、一般的な教養（一般という定義の範囲を巡る見解の相違を乗り越えるとして）を伴うことは言語資本の前提みたいなところもあって、『意味を理解して、自らの意図や考えを説明する』能力＋『ある種のお約束を知っている』前提ですよね

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あるグループや集団の間では『敬意ある態度／言説』が、別のグループや集団では『敬意ない態度／言説』と受け取られる単語等がある事例を知っていても、中々、難しいですよね(´・ω・｀) マナー講師撲滅運動じゃないんですけど、ある集団での明確なコードが、別の集団では意味不明だったりするわけで。

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不安をSNSで語る人、或いは単純によくわからないことに対する漠然とした不安をツイートする際、そこに明確な『生々しい攻撃的な意図』をツイートする当人が込めていなくても、ある集団ではそれが自己への明確な攻撃のシグナルと受け取られる（そして、それが必ずしも過剰反応ではない）場合、大変だ。

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同質性の高い人とばかりつるむとか、同質性のスパイラルに陥るとかいろいろ言われるSNSなんですけども、やっぱり、『普段は接点がない／あまり意識することのない』集団の言説を目の当たりにする機会そのものも生まれているわけで、そうなるともう摩擦がなぁ……とはなります_(┐「ε:)_

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価値観をアップデートせよという言説、『アップデート』って単語が苦手なんですよね。 『僕の価値観はバージョン1で、貴方の価値観はバージョン２だから、貴方のものに合わせますね』とする前に、『貴方も昔は僕と完全に同じバージョン１の価値観だったんですか？　全てにおいて？』となってしまう。

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そこで『全てにおいて同じ』であれば、なるほど、アップデート以外の選択肢はないなと思えるはずなんです。 ただ現状だと、『知見を最新のものにアップデートしてください』に感じる『知識は新しい研究水準を反映すべきだね』と同じ水準での納得は難しい(´・ω・｀) 知識と価値観って、別のものだし。

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勿論、規範として『公正であること』や『公平であること』が重視されることは望ましいと感じるのですが、そのために単一の聖典を奉じない奴は善良なる司牧権力への許されざる挑戦者だ！　みたいな安易な構図は危険だなぁ、とは。 明確に合意した規範へ、その合意を無視する形での行動もダメですが。

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でも、これ、確認を一個一個丁寧にやってくのは、とても根気がいることで、知ってるフレームやら価値観やらをつい適用したくなるのはもう人間の癖というか、ダメなところというか、そういうものだよねがあって、やってるときに当人が自覚してないことの方が多いだけに、そりゃ揉めるよなとしか。

同志カルロ・ゼン@〆切が苦手 @sonzaix

考えてツイートしろよっていう時、ツイートって考えてやるものだっけ？　となるのもあるし、どうすりゃええんですかね、これ、ほんと。