9
えすてぃ3 @ST_moutsui3

1 ○○が転勤を通告されてから、2週間が経った。 美月:○○さん、仕事終わったらご飯行きませんか? ○○:ごめん、今日用事あるんだ。 美月:…またですか。 ○○:え? pic.twitter.com/I7D8Kw7pHf

2021-03-02 11:31:03
拡大
えすてぃ3 @ST_moutsui3

2 美月:最近、いつもいつも用事がありますね。 ここのところ、○○は美月の誘いを断り続けていた。 ○○:忙しいんだから仕方ないだろ。 美月:…。 美月は明らかに不満そうな顔をしていた。 ーーー pic.twitter.com/cJzTTOtzkz

2021-03-02 11:32:32
拡大
えすてぃ3 @ST_moutsui3

3 美月:あの…これどうやってやればいいと思いますか? ○○に資料を見せる美月。 ○○:…俺にばっか聞くんじゃなくて、自分で考えないとダメだろ。 美月:考えてもわかんないから聞いてるんですけど。 pic.twitter.com/zpO33WjbCw

2021-03-02 11:33:39
拡大
えすてぃ3 @ST_moutsui3

4 ○○:たまには他の人にも聞いてみたら? 美月:…何なんですかそれ。教育係のくせに。 ○○:うるさいな、もう入社して結構経つんだから教育係なんていらないだろ。 美月:………ばか。 そう言い残し、立ち去る美月。 ○○:はぁ…。 ○○は大きくため息をついた。 ーーー pic.twitter.com/i6N2Rb2CJU

2021-03-02 11:34:20
拡大
えすてぃ3 @ST_moutsui3

5 美月:(最近の○○さん、絶対おかしい…!) 美月:(前は優しかったのに…!) 美月:…あっ。 帰り際、美月は退社しようとしている○○の姿を見つける。 美月:(用事って…何なんだろ。) 美月は○○を尾行することにした。 ーーー

2021-03-02 11:34:42
えすてぃ3 @ST_moutsui3

6 ○○:(はぁ…今日も疲れたな。) ここ数日、残業ばかりの毎日だ。 ○○:(向こう行ったら少しは楽になんのかな。) そんなことを考えながら、オートロックのボタンに手をかけたその時

2021-03-02 11:35:01
えすてぃ3 @ST_moutsui3

7 美月:用事なんて無いじゃないですか。 ○○:!? ビクッとして後ろを振り返る○○。 ○○:山下…!?お前なんでここに…。 pic.twitter.com/wVdP7rk7FI

2021-03-02 11:36:14
拡大
えすてぃ3 @ST_moutsui3

8 美月:疲れた顔してコンビニ弁当片手に家に帰ってきて…今から何か用事があるんですか? ○○:ちょっと待てよ…!ていうか、なんで俺の家知ってんだよ。 美月:会社からずっと尾行してました。 ○○:は…!?

2021-03-02 11:36:41
えすてぃ3 @ST_moutsui3

9 美月:ねぇ、どうしてですか? ○○の方に歩み寄る美月。 美月:前はすっごく優しくて、仲良くしてくれてたのに…! 美月:どうして最近そんなに冷たいんですか…? 美月:私何かしましたか…? 美月:教えてくださいよ…! ○○:…。 ーーー

2021-03-02 11:37:07
えすてぃ3 @ST_moutsui3

10 エントランスで話を続けるわけにもいかないので、○○は美月を部屋に入れた。 美月:意外と綺麗ですね、○○さんのお部屋。 ○○:……まあ、この部屋とももうすぐお別れだけどな。 美月:引っ越しでもするんですか? pic.twitter.com/wfWaOjOGxV

2021-03-02 11:38:04
拡大
えすてぃ3 @ST_moutsui3

11 ○○:…うん。転勤になったから。 美月:え……? 美月の動きが止まる。

2021-03-02 11:38:22
えすてぃ3 @ST_moutsui3

12 美月:そんなの聞いてないんですけど…。 ○○:ごめん、結構前に言われたんどけど…言い出せなかった。 美月:…いつですか? ○○:まあ、来週くらいには…。 美月:どこに…行くんですか? ○○:…福岡。 美月:……。 黙ったまま俯いてしまう美月。

2021-03-02 11:39:04
えすてぃ3 @ST_moutsui3

13 ○○:…まあ、そういうことだから。今日はもう帰っ… ○○の言葉を遮るように、美月は○○に抱きついた。 ○○:や、山下…? pic.twitter.com/FDfuea2s8e

2021-03-02 11:40:52
拡大
えすてぃ3 @ST_moutsui3

14 美月:なんでもっと早く教えてくれなかったんですか…? ○○の胸に頭を預けながら喋る美月の声は小さく震えていた。 美月:来週って…もうあとちょっとしかないじゃないすか。 ○○:…うん。

2021-03-02 11:41:22
えすてぃ3 @ST_moutsui3

15 美月:なのに、なんで嘘ついてまで、私の誘い断るんですか…? ○○:…ごめん。 美月:転勤したらもう会わなくなるから…私のことなんてどうでもよくなったんですか? ○○:それは…。 美月:私は嫌です…○○さんに会えなくなるの…。 そう言って顔を上げた美月の目には、光るものが見えた。

2021-03-02 11:42:24
えすてぃ3 @ST_moutsui3

16 ○○:…俺だって、嫌だよ。 美月:○○さん…。 ○○:本当は…言わずに消えようと思ってたんだけど、 ○○:………好きなんだ、山下のことが。

2021-03-02 11:42:57
えすてぃ3 @ST_moutsui3

17 美月:……! 驚いた表情で○○を見つめる美月。 ○○:だから…。これ以上好きにならないように、最近はわざと冷たくしてたんだ…。ごめん。

2021-03-02 11:43:27
えすてぃ3 @ST_moutsui3

18 美月:……ばか! ○○:えっ? 美月:なんで今さらそんなこと言うんですか…! ○○:…。

2021-03-02 11:43:53
えすてぃ3 @ST_moutsui3

19 美月:私だって…○○さんのことが好きです…! 美月:ずっと前から好きでした…! 美月:やっと両想いだったってわかったのに、すぐお別れなんて…。 美月:この気持ち…どうしろって言うんですか…! 自らの胸で泣く美月を、 ○○は黙って支えることしかできないのだった。 ーーー pic.twitter.com/vc1Xccdc9u

2021-03-02 11:46:01
拡大
えすてぃ3 @ST_moutsui3

20 しばらくして美月が泣き止むと、○○は美月をソファに座らせる。 ○○:…落ち着いた? 美月:……はい。 美月に飲み物を渡しながら、自らも隣に座る。 静寂に包まれながら、○○は小さく息を吐く。 pic.twitter.com/eAy0uz3Ry0

2021-03-02 11:47:06
拡大
えすてぃ3 @ST_moutsui3

21 美月:…○○さん。 ○○:ん? 美月:今日…泊まってもいいですか? ○○:え…?

2021-03-02 11:47:30
えすてぃ3 @ST_moutsui3

22 美月:私と…してくれませんか? ○○:は…!?

2021-03-02 11:47:54
えすてぃ3 @ST_moutsui3

23 そう言うと、美月はソファに座る○○と向き合うようにして○○の上に跨がる。 美月:ごめんなさい、いきなり…こんなこと。 だんだんと顔を近づける美月。

2021-03-02 11:50:00
えすてぃ3 @ST_moutsui3

24 美月:私は…○○さんとたくさん思い出を作りたい。 美月:今はもう、これしか思いつかないんです。 2人の距離がどんどんと縮まっていく。 pic.twitter.com/Sl3Bb2Uddf

2021-03-02 11:50:32
拡大
えすてぃ3 @ST_moutsui3

25 美月:嫌だったら…言ってくださいね。 ○○:…山下。 やがて、2人の距離はゼロになるのだった− ーーー pic.twitter.com/AXZw8kAM4u

2021-03-02 11:51:01
拡大
えすてぃ3 @ST_moutsui3

26 唇を交わした後、少し恥ずかしそうにはにかむ美月。 ○○:好きな人に誘われて…断る男なんていないだろ…? 美月:○○さん…/// もう1度をキスをする。 pic.twitter.com/khwlGlNq39

2021-03-02 11:52:11
拡大
えすてぃ3 @ST_moutsui3

27 見つめ合う2人。 すると、美月は○○の方に向かって腕を伸ばす。 美月:…脱がせてください♡ ○○:…山下って意外とそういう事言うんだ。 美月:ふふ、○○さんにだけ…ですよ♡ 美月の服を脱がせていく○○。 pic.twitter.com/0q1yc7ZXYN

2021-03-02 11:53:04
拡大
えすてぃ3 @ST_moutsui3

28 美月:もう…そんなに見ないでください♡ ○○:綺麗だから…見惚れちゃった。 美月:もう!/// 照れたように笑う美月の下着に手をかける○○。 pic.twitter.com/PBV1eUgmHz

2021-03-02 11:53:44
拡大
えすてぃ3 @ST_moutsui3

29 ○○:いい…? 美月:…はい♡ 下着を外すと、美月の白く透き通るような肌の全てが露わになる。 ○○:綺麗だよ、美月…。 美月:えっ…! ○○は美月を抱き寄せるように引き寄せ、キスをしながら掌で胸の膨らみを愛でる。 pic.twitter.com/HEQjL4ZXhH

2021-03-02 11:54:37
拡大
えすてぃ3 @ST_moutsui3

30 美月:んん、んっ…。 ○○の首に腕を回す美月。 互いを求めるように舌を絡ませる2人。 膨らみの先端を指先で弄ぶと、美月の身体がピクンと反応する。 pic.twitter.com/P2j7oC09Vn

2021-03-02 11:55:39
拡大
えすてぃ3 @ST_moutsui3

31 美月:…/// 唇を離すと、美月は顔を赤らめていた。 美月:さっき…名前で呼んでくれましたね。/// 美月:なんか、キュンとしちゃいました…♡ そう言って目線を逸らす美月を前に、○○は美月のことしか考えられなくなっていた。 ーーー pic.twitter.com/viCU9ikWTY

2021-03-02 11:56:13
拡大
えすてぃ3 @ST_moutsui3

32 やがて、一糸纏わぬ姿になる美月。 会社では決して見ることのないその姿に、○○の興奮も高まっていた。 美月:恥ずかしいからそんなに見ちゃだめです…!/// pic.twitter.com/Ro0RUxA4p5

2021-03-02 11:57:31
拡大
えすてぃ3 @ST_moutsui3

33 ○○:何言ってんの、むちゃくちゃ綺麗だよ。 ○○:それに、すっごく可愛い。 美月:もう…///そんなに褒めても何も出ませんよ? 照れながら笑う美月。 美月:ふふ、○○さんも…脱いでください?/// ○○が頷くと、美月はカチャカチャと○○のベルトを外していく。 pic.twitter.com/Tp6a7Zybt2

2021-03-02 11:58:44
拡大
えすてぃ3 @ST_moutsui3

34 美月:ふふ、もうこんなに大きくしてる…♡ ○○:美月のせいだよ。 美月:あ、私のせいにするんだ〜。 そう言って笑いながら、美月は○○のスボンと下着を下ろしていく。 美月:ふふ♡

2021-03-02 11:59:10
えすてぃ3 @ST_moutsui3

35 ○○の股の間にしゃがみ込み、○○の“○○”に一度軽くキスをした後、パクっと咥える美月。 手や舌を使って“○○”を刺激する。 ○○:…っ! 思わず息を漏らす○○を見上げるように見つめながら、美月はニコッと笑って目を細める。 pic.twitter.com/JOkyxp55u9

2021-03-02 12:04:45
拡大
えすてぃ3 @ST_moutsui3

36 ○○の反応を見ながら、美月は○○の弱い所を見つけるとそこを重点的に攻める。 美月:気持ちいいですか? ○○:うん、すっごく…。 美月:ふふ♡だと思いました。 ○○:美月…! pic.twitter.com/IhFgynlR3G

2021-03-02 12:05:38
拡大
えすてぃ3 @ST_moutsui3

37 次の瞬間、“○○”は美月の手によっていとも簡単に屈服させられてしまう。 それでも美月は“○○”を離すことなく、放たれる精液を全て口の中で受け止める。 美月:ごちそうさま♡たくさん出ましたね♡ 全て飲み干した美月は、そう言ってニコッと笑う。 pic.twitter.com/uc6CUk65ny

2021-03-02 12:06:14
拡大
えすてぃ3 @ST_moutsui3

38 美月:でもまだまだこんなもんじゃないですよね? 美月が指先で弄ぶと、“○○”はすぐに元気を取り戻す。  美月:ふふ♡…挿れたいですか? 美月の問いに、○○はコクンと頷いた。 ーーー pic.twitter.com/tz1ayBgzIx

2021-03-02 12:07:11
拡大
えすてぃ3 @ST_moutsui3

39 ソファに座り、対面座位の格好で2人は1つになった。 美月:○○さん…/// ○○:美月…! 2人の身体がぶつかり合う音と、徐々に荒くなる息遣いが部屋に響く。

2021-03-02 12:07:34
えすてぃ3 @ST_moutsui3

40 美月:んん、あっ…、んっ! 美月の中からクチュクチュといういやらしい音が聞こえる。 だんだんと動きが激しくなっていく。 “○○”に身体を揺さぶられ、奥まで突き上げられる美月の身体を快楽が襲う。 pic.twitter.com/SCKtgIaw79

2021-03-02 12:08:19
拡大
えすてぃ3 @ST_moutsui3

41 美月:ん!あっ…!あんっ…!! 美月の身体がビクビクッと震える。 全身に力が入り、“○○”を激しく締め付けながら美月は○○にもたれ掛かるように抱きつく。 ○○:イッちゃった? コクンと頷く美月。 pic.twitter.com/B2RQ5OBe5l

2021-03-02 12:09:19
拡大
えすてぃ3 @ST_moutsui3

42 美月:でも…もっと欲しいです♡/// 耳元でそう囁かれた○○は、美月をソファに寝かせ今度は正常位で美月を突く。 美月:は、激し…!んん!♡ああっ!!♡ ○○:もっと欲しいって言ったろ…? 美月:はい…♡/// 一度頂点に達したばかりの美月の中を、“○○”は容赦なく突き上げる。 pic.twitter.com/B8jKLos3At

2021-03-02 12:11:01
拡大
えすてぃ3 @ST_moutsui3

43 ○○は美月に覆いかぶさるように身体を倒し、唇を求める。 それに応えるように、美月は舌を絡ませる。 2箇所同時に繋がった2人は、互いに互いの快楽を高め合うかのように、お互いを愛し合う。 pic.twitter.com/aUjmpvuAyA

2021-03-02 12:11:39
拡大
えすてぃ3 @ST_moutsui3

44 美月:〜〜〜っ!/// やがて再び美月が頂点に達する。 美月:はぁ、はぁ…私、おかしくなりそう…/// ○○:おかしく…なっちゃえよ…! 美月:んぁ、ん!だめ…!○○さ、ん!ああっ…!! 頂点に達しながらも容赦なく“○○”に突かれる美月の身体は、休む間もなく強制的に頂点へと導かれる。 pic.twitter.com/WGRQWdTZZF

2021-03-02 12:12:23
拡大
えすてぃ3 @ST_moutsui3

45 ○○:お、俺も…イキそ…! イッた余韻でビクビクと震える美月の真っ白なお腹に、大量の白濁液が飛散していった。 ーーー

2021-03-02 12:12:47
えすてぃ3 @ST_moutsui3

46 その後、シャワーを浴びた2人はぼんやりと深夜のテレビ番組を眺めていた。 美月:はぁ…。 ○○:どうしたんだよ、溜息なんかついて。 美月:えっちしてる時は忘れてたのに…思い出しちゃいました。 pic.twitter.com/xx4ZaeSzCt

2021-03-02 12:13:34
拡大
えすてぃ3 @ST_moutsui3

47 恐らく転勤のことだろう。 美月:どうにかならないんですか? ○○:無理に決まってるだろ。 美月:それにしても福岡って…遠すぎますよ。 ○○:たしかにな。 pic.twitter.com/2Zyb6sW85l

2021-03-02 12:14:45
拡大
えすてぃ3 @ST_moutsui3

48 美月:はぁ…寂しいな。 ○○:そんなこと言うなよ。こっちまで寂しくなるだろ。 美月:ねぇ…もう1回忘れさせてくれませんか…? そう言って○○の手を握る美月。 pic.twitter.com/FFBhz1VP40

2021-03-02 12:15:29
拡大
えすてぃ3 @ST_moutsui3

49 ○○:もう1回でいいの? 美月:え…? ○○:俺は…朝まででもいいけど。 美月:…ふふ、臨むところです♡ 2人にとっての夜は、まだまだ始まったばかりなのだった‐ ーーー

2021-03-02 12:15:46
えすてぃ3 @ST_moutsui3

50 ○○が福岡に来て、2ヶ月が経った。 ○○:(場所が変わっても残業ばっかだなー…。) ○○:(もう…くったくただよ。) ○○:(こんな時はラーメンでも食って帰るか。)

2021-03-02 12:17:14
9
まとめたひと
えすてぃ2 @ST_moutsui2

@ST_moutsui のサブアカウント。基本的に中編更新時のツイートにしか使いません。というわけでフォローは非推奨。