山奥の古い村で民俗学の学生がちょっとオカルトな目に合う話になる予定のもの。
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てすら🌗 @t_quet

伝奇物な話キャラ紹介 重藤慶心(しげふじ けいしん): 某大学歴史学科卒業生および同講師。20代後半。背が低く童顔なので若く見られる。視力が悪いのでメガネ着用。どっちかと言うとコミュ障。好奇心の赴くまま行動するせいで後輩たちが被害を被っている。自分自身にも被害が及ぶけど懲りない。

2017-02-21 03:03:25
てすら🌗 @t_quet

伝奇物な話キャラ紹介 西上航之助(にしうえ こうのすけ): 某大学歴史学科学生。20代前半。背が高くガタイがいいいわゆるスポーツマン。コミュ力高い。大らかな性格のため偏屈な人間と組んでフィールドワークに行かされることが多い。本人はそれは別に気にしてない模様。彼女持ちリア充。

2017-02-21 03:09:00
てすら🌗 @t_quet

伝奇物な話キャラ紹介 教授: 某大学歴史学科教授。50代。名前を決めてない。好奇心旺盛で自由な人。いたいけな学生をだまくらかしてフィールドワークに飛ばす極悪人。なんか問題あったら責任は取ってくれる模様。ただ後でことあるごとにからかう為にネチネチ言ってくるのでうざったい。

2017-02-21 03:17:08
てすら🌗 @t_quet

断片メモ:ちょっとココに行ってきてよ!で、飛んだ先は携帯の電波も入らないんじゃ?と思う程の山奥。そんな山奥に何があるのかと問われたら、現代では失われたまだ記録されていない文化や歴史。それを聞き取り記録し、比較分析するのが僕達の目的だ。tl.gd/nn3ub7

2016-11-09 03:13:04
てすら🌗 @t_quet

断片メモ:夜が早いこの村ではまだ20時前だというのに、話す声のトーンを落とし気味にしないと響きそうなくらい静かで、僕ら以外に誰も居ないのではと錯覚させられる。 「シゲ先輩、何か…歌が…」 西上が歯切れの悪い物言いをしながら、周りをキョロキョロと見回す。 「歌? 何処から?」

2016-11-09 03:34:29
てすら🌗 @t_quet

断片メモ:しかめっ面をしながら西上が指差したのは、ここに来たときに渡り廊下を通っただけのこの屋敷の母屋だった。 「何かいるのかなー?」 何も聞こえない僕は適当な返事を返したんだが、それが逆に後ろの長身の男を怖がらせたらしい。 「や、やめてくださいよ……」

2016-11-09 03:46:30
てすら🌗 @t_quet

断片メモ:何が来ても吹っ飛ばせそうななりをして意外なことに幽霊やらの類いが苦手らしく僕の肩をガッシリ掴んで震えている。 「気になるからちょっと見に行こうよ」 「い、嫌です……。あの!歌が聞こえるのは気のせいでした!寝ましょう先輩!」 予想通りのものすごい拒否反応だ……。

2016-11-09 03:55:32
てすら🌗 @t_quet

断片メモ:散歩に行きたくない飼い犬かのように、梃子でも動かなそうな西上を置きざりにして母屋へ向かう。後ろで先輩戻りましょうとかなんとか聞こえる声は全力で無視をした。 ーお月さん隠れりゃ………ゆらゆら……ー 母屋に入ると子供の歌う童歌が途切れ途切れに聞こえてきた。

2016-11-09 07:30:48
てすら🌗 @t_quet

断片メモ:途切れ途切れな歌声を聞きながら、思わずスマフォの時計を見る。20:14の表示。今どきの子供ならこの時間帯に起きていてもおかしくはない。けど、僕らが来た時に子供って居たか? よそ者に家族全員を紹介しなきゃいけない法は無いので単に紹介されていない家族ってだけかもしれない。

2016-11-17 16:13:40
てすら🌗 @t_quet

断片メモ:人の家を無断でうろつきまわるのはよくないと思いつつ、好奇心が抑えられず歌声の聞こえてくるであろう部屋をさぐりながら歩く。(便所の帰りに迷子、じゃ言い訳効かないよなあ…)足音を立てないようにそろりそろりと母屋の奥へと進んで行くと、ふすま一枚隔てたところから歌声が聞こえた。

2016-11-17 16:25:07
てすら🌗 @t_quet

断片メモ:ふすまを開けるかどうか逡巡して、息を潜めて耳をつけることにした。聞こえたのはさっきから歌っている歌と、テンッテンッと弾力性のありそうな物をぶつける一定のリズム。(手毬歌かな……?)月夜がどうのとか歌っているけど、抽象的すぎて正直誰が何のために歌っている歌かはわからない。

2016-11-17 16:40:43
てすら🌗 @t_quet

断片メモ:これ以上ここに居ても何もないと感じた僕は来た時と同じようにそろりそろりとその場を離れる。そして自分たちにあてがわれた部屋に戻ったら西上はぐっすり眠っていた。あんなに怖がっていたのに……解せぬ! わざわざ起こすのも面倒で僕もそのまま眠りについたのだった。

2016-11-17 16:45:16
てすら🌗 @t_quet

断片メモ:「先輩、起きてください!」肩をゆさゆさと揺らされて目を覚ますと見知らぬ部屋にここどこだ?と言いそうになり済んでのところで飲み込む。「…おは……何時?」ぼんやりした視界のまま起き上がり、眼鏡を掛ける。「8時過ぎです。朝ごはん作ってくださってるそうなので行きましょう、先輩」

2016-11-17 23:21:36
てすら🌗 @t_quet

断片メモ:「まてまて、顔洗うから」そう言って外の水道に案内させた。玄関左手の内庭側に外水道があり、勢いよく水を出すと切れるような冷たさで目が覚める。「あー、そだ。昨日の気になるってやつな」「聞きたくないですー」まだ何も言う前から拒絶される。そんなに嫌か、発端はお前だぞ……。

2017-01-18 18:23:38
てすら🌗 @t_quet

断片メモ:昨日あんなに怖がっていたのにあっけらかんと失礼なことを言う。確かに言われてみれば僕ならガラッとふすまを開けて、白々しく間違えましたぐらい言うところだ。西上が散々怖い怖いと言ってたから中てられてしまったんだろうか?もう一回機会があれば次は開けてみようと心に決める。

2017-01-27 01:11:38
てすら🌗 @t_quet

断片メモ:「ほんとオマエ失礼だなー。先輩をなんだと思ってるんだ。まあ、次は開けるよ」と、一応宣言しておく。「えぇ…人の家ウロウロするの止めましょうよ」それに対する西上の反応はこうだ。常識人ぶりやがって。そして僕らはあーだこーだとくだらない言い合いをしながら母家の中へ入っていった。

2017-01-28 03:32:45
てすら🌗 @t_quet

断片メモ:大したものは出せないけど、とはその場に居たおばさんの言葉。普段、インスタントやコンビニ弁当に頼ってる僕らには手作りってだけでありがたいんですがね。「おばさんはこの村出身なんですか?」「麓の村出身よ」西上がさっそくフィールドワークを開始している。コミュ強うらやましい。

2017-01-28 03:49:27
てすら🌗 @t_quet

断片メモ: 西上が雑談をしている間に黙々と朝食を頂く。耳だけは彼らの会話を意識して聞いておく。「へー、でも過疎化で誘致とかしないんですか?ここ」「それねぇ、元々山の上の神社を祀るための村だから。跡継ぎ居なくなったら終わりかもねえ」ああ、だから年寄りばかりなのか。って神社?

2017-01-31 03:24:15
てすら🌗 @t_quet

断片メモ: 「あの、その山の上の神社って今もあるんですか?」お手伝いさんだと言うおばさんはニコニコしながら応える。「あるわよー。この村自体が神社を管理する村だから、手入れしてるはずよ」さらにその神社がかなり古いものであること、今でも定期的に実施する祭りがあることを教えてもらった。

2017-01-31 03:41:36
てすら🌗 @t_quet

断片メモ : 「西上、今日は山登りしてもらえないか?」と、振り向くと当の言われた本人は微妙な顔をしていた。「言うと思ったんですよー。でも村の方はいいんですか?」彼はそのガタイの良さから力仕事専門に見えるが、こういった所で意外な社交性を発揮する。だからこその今回の随伴人員なんだが。

2017-02-17 02:52:41
てすら🌗 @t_quet

断片メモ : 「良くは無いけどさ」前へ向き直り、あてがわれた部屋へ向かいながら今日のスケジュールを確認する。「力仕事は僕向きじゃない。あと、写真も頼んだ」「先輩、貧弱ですもんねえ。写真は神社だけでいいっすか?」余計な一言かましながら確認をしてくるのはいつものことだがムカつく。

2017-02-17 03:01:51
てすら🌗 @t_quet

断片メモ : 「建築様式と周辺の地形が分かるように。あと僕は貧弱じゃない普通だ」部屋に戻り、僕の荷物からカメラを渡す。「わっかりましたー。準備出来次第向かいまーす」緩い返事とともに渡されたカメラを首に掛け、二人で寝起きするには少々広い部屋に荷物を広げ始めた。

2017-02-17 03:21:54
てすら🌗 @t_quet

断片メモ : 確認すべきことをまとめたら、まずはここの当主(と言えばいいのかな?)に話を聞くことにした。ここの村の成り立ちと昔話に詳しい人を教えてもらうためだ。西上ほどコミュ力がある訳じゃないので、まあほどほどに。彼の「村の方はいいんですか?」と言うのはそういうことだ。

2017-02-21 02:11:48
てすら🌗 @t_quet

断片メモ : 当主には事前に時間を取ってほしいとお願いしていたので簡単だ。割とにこやかに話は出来た……と思う。ただ一つを除いては。「ええと、あと、村に独自に伝わる歌ってありますか?」この話題を出した瞬間に「歌…ですか?」と訝し気な表情で言われてしまった。聞かなきゃ良かったか?

2017-02-21 02:21:39
てすら🌗 @t_quet

断片メモ : 「山頂に神社があるって聞いて、神へ奉納する舞や歌があるんじゃないかと思ったのですが。神事で外には教えられないって話なら済みません」慌てて取り繕うように言い訳をする。「ああ…確かにありますけど仰る通り外部の人間に教えるものではないのと、なにぶん古いものでして」

2017-02-21 02:26:32
てすら🌗 @t_quet

断片メモ : 古いから正確には伝わっていない、分からないと言いたいのだろう。「そうですか。それは失礼しました」聞かれたくないようなのでこの話題は打ち切ることにする。これ自体は昨日の夜のあの歌が気になって思いついて聞いたものだから本来する質問では無かったので聞けなくてもよしとした。

2017-02-21 02:31:31
てすら🌗 @t_quet

断片メモ : 「それじゃあ、ひとまずこれで。ご協力ありがとうございます」「いいえ、こんなのでもお役に立てば」ここで聞けなかった分は別の人を紹介してもらったので明日は西上と手分けしてやることになるだろう。「ああ、そういえば」僕を引き留めるように声を掛けられたので思わずまた座る。

2017-02-21 02:39:29
てすら🌗 @t_quet

断片メモ : 「神社ですが、建物の修繕もままならなくて、危険な状態ですので近寄らないようにお願いしますね」修繕費が無くて朽ち果てるに任せているってのはよくある話だ。「そうなんですね。せっかくだから拝見させてもらおうかと思ったのですが」当主は苦笑いをしながら済みませんと頭を下げる。

2017-02-21 02:45:10
てすら🌗 @t_quet

断片メモ : 頭を下げられると食い下がる訳にはいかないので「残念ですが、分かりました近寄らないようにします」と答え、この場を辞する。言われたの僕であってアイツじゃないからセーフセーフとトンチをかましながら部屋へ戻ると、意外なことに西上が既に戻っていた。「あっ、先輩遅かったっすね」

2017-02-21 02:51:28
てすら🌗 @t_quet

断片メモ : 「そっちが早すぎ。そんなに近かったっけ?」西上が渡してくるデジカメを受け取り電源を入れる。村のスタート地点から道なりに適度に写真を撮っているようだ。何気に仕事が細かいなコイツ。画像データをざっと見たところ、山頂、神社への道はそれなりに整備されているようだ。

2017-02-21 03:33:02
てすら🌗 @t_quet

断片メモ : 雑草だらけかと思いきや、定期的に手入れしてる痕跡がある。「あ、それ建物も結構綺麗だったんすよー。珍しいっすねえ」と、神社の画像を指さしながら。見ると本当にしっかり修繕しているようで、ここに神主が住んでいてもおかしくないぐらいの作りの建物だった。

2017-02-21 03:47:45
てすら🌗 @t_quet

断片メモ : 僕はおもむろにスマフォを引き寄せ、メモ帳にこう書きこんで西上に渡す『これを黙って読んでくれ。①神社には行くなと釘をさされた ②行き帰りに誰かに会ったりしたか? ③神社に行ったことは黙っておけ』訝し気な表情で画面を見ていた彼はなにがしかを入力して僕に返してくる。

2017-02-21 03:55:22
てすら🌗 @t_quet

断片メモ : 『①そーゆーことは早く教えてくださいよヽ(`Д´)ノ ②帰りにお手伝いのおばさんに会って神社行ってきたこと言っちゃいました(・ω<) ③もう無理ですー(>_<)』顔文字に若干イラっとしつつ、神社の件は特に罰則がある訳じゃないからそのまま黙っておくことにした。

2017-02-21 04:02:59
てすら🌗 @t_quet

断片メモ : 『実際の画像と話に聞いた神社の状態が相違している。よほど立ち入ってほしくないように思える。』またメモ帳に入力して見せ、頷いたのを確認して内容を消した。何故こんな方法で会話しているのか自分でもよく分からないが、内密にしなければいけない。そんな気がしただけだったんだ。

2017-02-22 03:27:24
てすら🌗 @t_quet

断片メモ : 「触っちゃいけないところに障っちゃった感じっすか?」眉間にしわを寄せ首をかしげているけど、お前それ考えてるポーズだけだろ。「でもなあ……地雷を既に踏んでる可能性もあるんだよなあ」と言った瞬間、スッと僕から離れて部屋の端へ。それ、もう遅いと思うんだ。

2017-02-24 09:30:12
てすら🌗 @t_quet

断片メモ : 「おい、午後の打ち合わせするんだから」部屋の端で僕を不審げに見てくる西上に声をかけると、ジロッと睨んできた。「だから嫌だったんですよー、オレ。シゲ先輩と一緒だとおかしなこと起こるから」そう言いながら、渋々といった感じで元の場所に戻ってきたので話を戻す。

2017-03-15 05:32:16
てすら🌗 @t_quet

断片メモ : 思ったより聞ける人数が居たので結構カツカツなスケジュールで分担していく。「やっぱ若者居ないんすよねえ」西上が準備をしながらポロリと零す。「こんな山奥じゃあなあ。このまま朽ち果てていくようなものだろうな」だからこそ消える前にと僕らがここに居るわけだが。

2017-03-15 19:29:39
てすら🌗 @t_quet

断片メモ : 「それじゃ、行くか」「はーい」母屋を通り外に出て二手に分かれた。僕がまず行くべき所は村の奥、神社へ向かう山道に近い家だ。道すがらになんとなしに家々の様子を眺める。さっき話していたように若者が居るような感じでは無い。手入れが行き届いていなさそうな家が多いからだ。

2017-03-17 02:52:38
てすら🌗 @t_quet

断片メモ : 老婆(雪絵さんと言うそうだ)に案内されて家の奥へ。「お一人で住んでるんですか?大変ですねぇ」「残ったのがわしだけじゃからのう、ようようやっていけるうちはここが一番じゃ」慣れている家が良いってことだろう。老化とは変化についていけなくなることだとも言うし。

2017-04-10 02:55:14
てすら🌗 @t_quet

断片メモ : 終始雪絵さんのペースに合わせていたら、聞きたいことの半分も聞けずにタイムアップが近づいてきてしまった。内容精査後に再度聞き取りすることを覚悟しつつ、ふと、神社のことが気になり聞いてみた。「たいしたもんはありゃせんよ、みこさまも今の代が最後になるじゃろうしのう」

2017-06-10 02:19:50
てすら🌗 @t_quet

断片メモ : そう言ったきり雪絵さんは黙ってしまった。これ以上は何も聞き出せなさそうだ。「今日はお話ありがとうございました。またお伺いするかもしれませんので、またよろしくお願いします」僕が辞去の言葉を述べながら立ち上がると、雪絵さんはニコリと笑い僕を玄関まで見送ってくれた。

2017-06-10 02:21:11
てすら🌗 @t_quet

断片メモ : 次の家への道すがら、さっきの雪絵さんの「みこさま」について考えていた。普通“みこ”と言われたら、巫(かんなぎ)に女(おんな)と書く巫女な訳だが、西上が神社を見に行った時にそれらしき人物の報告を受けていない。たまたま不在だったのか?祭事の時だけ村の外から来るのか?

2017-06-10 02:30:30
てすら🌗 @t_quet

断片メモ: 思考が堂々巡りな状態のまま次の家に着いてしまったので切り替える。また次の家でもなんとなしに神社のことを聞いてみると「神社はボロボロだし、そこのお祭りのことはよく知らないんだ」と、神社の状態を知っている僕からしたらあからさまに話題を避けられたとしか思えない返答だった。

2017-06-10 02:53:14
てすら🌗 @t_quet

断片メモ: この後の2軒も同様に神社と祭事について聞いたんたが、一様に「神社はボロボロ、祭事はよく知らない」と言われてしまった。一度気になると突っ走る傾向のある僕としては、何としてもこの謎を解決しないと帰れないような気がしてならなかった。そして悶々としたまま帰途につく。

2017-06-28 04:13:10
てすら🌗 @t_quet

断片メモ: 今度は僕の方が早かったらしく、部屋に西上は居なかった。記憶が鮮明なうちに記録をまとめ始める。音声データは有るのだけど、無機質なデータだけでは汲み取れないニュアンスを補完するため、僕らの目と耳を通した所感を書き出していく。これもアナログでやっていく。

2017-07-26 03:08:33
てすら🌗 @t_quet

断片メモ: 聞き取りをまとめていくと、やはり例の場所に関することだけが突っ込んで話を聞けていないのが気になってしまう。「あー、内田連れてくれば良かった……」内田は『歴史学科の詐欺師』とやや不名誉な呼び方をされている学部生で、なぜか彼に掛かるとあらゆる話が引き出されてしまうのだ。

2017-07-26 03:24:22
てすら🌗 @t_quet

断片メモ: 西上が戻ってきていないのを確認した僕は、デイパックにハイキングに必要そうな物を詰めて例の場所へ行くことにした。西上と入れ違いになるが、暗くなる前に確認がしたかった為、気にせず出ることにした。僕の突拍子も無い行動は慣れているだろうから何とかしてくれるだろう。

2017-08-11 04:02:22
てすら🌗 @t_quet

断片メモ: カメラのデータを見ながら山頂を目指す。午後イチに話を聞いた雪絵さん家を通り過ぎさらに奥へ。そこを突き進んでいくと開けた場所が現れ山頂までまっすぐ整備された道が現れた。「これは……」地雷を踏みに行く自覚はあるが、確かめないと後悔するような気がするのだ。ただの勘だが。

2017-08-11 04:14:24
てすら🌗 @t_quet

断片メモ: 山頂までの道は分岐することなく道なりに進めば目的地まで行けるようだ。いびつな石段を上がりながら周囲を観察する。石段の脇には等間隔で細い鉄の棒、そこにロープが巻きつけられている。おそらく簡易的な手すりなのだろう。土が露出した部分を踏むとツルリと滑りそうになる。

2017-08-17 02:01:55
てすら🌗 @t_quet

断片メモ: 「うわ、あぶね」滑りそうになったのをすんでのところで踏みとどまり、その後はなるべく土が露出した部分は踏まないようにして進む。山頂までどれくらいかと見上げれば、左右から鬱蒼と茂った木々が石段に影を落としていた。「夏は涼しそうだなあ」誰ともなく呟くが、ここには僕独りだ。

2017-08-17 02:38:46
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まとめたひと
てすら🌗 @t_quet

Jリーグ(JEF千葉,SC相模原)/ モタスポ(F1)/ FGO(ボイジャー!)/ from ARGONAVIS(Argonavis推し) / ログホラ(カラシンさんかわいいよカラシンさん!)/ 盾勇 / 馬骨 / NHKクラスタ / 猫は旅にでました。探さないでください。