宝石商リチャード 考察もどきまとめ

扇 @Ohgigho

9巻感想 谷本さんと正と関係は、○○○○○○○○○○○○○ように思えてならない。 fse.tw/MPs9p#all

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9巻感想？ fse.tw/Zhdun#all

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三巻での、ほむらさんのリチャードは正義が好きなのでは、という見解は誤解ではなかったということか。 正義くんは、勝手にほむらさんの考えすぎだったと、結論づけてたけど。

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谷本さんとリチャード2人の会話、ざっくりリチャードがまとめた以上に何かやりとりがあったのではと思う。いつか、明らかになるのかな。 谷本さんは、リチャードの思いも正義の思いも気づけるだけの人のように思うので、正義くんが9巻で気づいたこともとっくに気づいてたのでは。

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谷本さんとリチャ2人の会話では、そこにも突っ込んだ話をしたのではないかと、邪推。 そして、リチャードは自分が一番正義のことを思っているという自負があったから、谷本さんが正義のことをすごく大切にしていることを知って、ちょっと見解を改めたのかなと。

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正義くんは性愛を抑圧して生きてきていて、それは生育歴の中で、実父と母親の関係から、性愛の中に色濃い暴力的な側面を感じるからだと思う。だから、谷本さんに恋はしていたけど、思春期を迎える前のようなおぼこさしかなく、全く性愛を感じさせない印象だった。

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おそらく、谷本さん以前に女の子を好きになったことはないんじゃないだろうか。女の子と付き合うことは、自分の中の男性の部分を刺激されてしまうから、正義くんにとっては、とても受け入れられないことだと思う。

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でも、正義くんは谷本さんに恋をした。それは、リチャードと出会ったからではないかと。リチャードとの出会いによって、正義くんの性愛も含めた感情が揺さぶられた。それを覆い隠すように、谷本さんに恋することで、打ち消したかったのではと妄想する。

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性愛を伴わない綺麗な恋なら受け入れられるけど、性愛を含む恋は暴力であり搾取だから受け入れてはならない。とても、対比的な関係で、バランスをとりながら、正義くんは谷本さんに恋することで、リチャードには恋をせず、性愛には蓋をする。

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そして、奇しくも谷本さんは性愛を含む恋とは距離がある人だった。だから、正義くんは安心して谷本さんに恋し続けることができた。まかりまちがっても、性愛には発展しないから。

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正義くんが谷本さんを大好きだったことは間違いないとは思うし、2人が育んだ友愛は、この9巻でとても素敵に実を結んだと思う。

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なので、恐らく、正義くんはリチャードと出会って、早い段階でいわゆる性愛も含んだ感情を抱いてしまったので怖くなった。蓋はしてるけど、漏れ出てるから、リチャにも周囲にも、ガンガン誤解されたのでは。という、妄想。

扇 @Ohgigho

9巻の、正義くんの奪ってしまうという恋愛感、実父のせいだよね。早く、気付いて欲しい、愛は奪うものじゃないと。

扇 @Ohgigho

正義くんは、どうしてもDV実父のせいで、不幸な父子関係に目が向きがちだけど、父子関係の対岸には母子関係がある。正義くんの母子関係も、決して温かい関係ではない。ヒロミさんには、ヒロミさんの事情はあったと思うけれど、正義くんはいわゆる親の愛を受けてきていない。

扇 @Ohgigho

どちらかというと、放置に近く、ヒロミさんなりに正義くんを気にかけてはいたかもしれないが、そこはかとない無関心が横たわっていたのかもしれない。何故ならヒロミさんもまた、自身の母親との関係に課題を残したままで、まだ母娘関係の娘としての部分が大きかったから。

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そんな中で正義くんの救いは、祖母だったろうと思う。ただ、祖母は愛や関心を与えてくれたけれど、その一方で重い重い秘密を正義くんに背負わせてしまう。子どもが抱えるには大きく、そして大好きな祖母は社会通念としての正義心に反する存在でもあるという十字架。

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そして、最も苦しいのは、その大きな秘密を母親にさえ打ち明けることができず、たった独りで抱えなくてはならなかったこと。ただでさえ、距離のある母親との間を、さらに引き裂くような秘密。母子関係は、この時からほぼ機能していなかったと思う。父親と母親、母親と祖母、それぞれが正義くんにとって

扇 @Ohgigho

頭を悩ませる関係であり、無条件に愛してもらうことに耽溺しておける幼少期ではなかった。悲しい。

扇 @Ohgigho

なので、正義くんがリチャードとの関係を例える時に親子関係を出してくるのは、納得できる。正義くんにとってはリチャードが、初めて無条件に近い愛を向けてくれていると感じるから。意識的よりは、無意識的に。だから、9巻のあの、発言。

扇 @Ohgigho

初めて得た、親の愛に近い、深い愛を失うのは、どれ程の恐怖だったかと思う。 カトリーヌさんの８巻での、リチャは自分がしてもらえなかったように、親が子にするようなことをするのが嬉しいというのも、そういうこと。リチャは、色んなことを正義くんより、分かって

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その上で、正義くんに愛を送っている。

扇 @Ohgigho

そして、正義くんとヒロミさんの関係も、まだこれからなんだと思う。 祖母のことを母親と正義くんが、共有できたというのは、本当に親子関係にとっての大きな一歩ではあったけど、それをリチャが促したというのが、本当に胸熱だけど！

扇 @Ohgigho

でも、正義くんの成長のペースより、ヒロミさんのペースは年齢的にも経験的にもゆっくりなんじゃないか。８巻で、お母さんと正義くんは呼びたいと、ヒロミという戦友ではなく、自分のただ一人の母親として向き合おうとしたけれど、

扇 @Ohgigho

ヒロミさんは、それをかわしている。ヒロミさんの歳で、変化を受け入れるのは大変だろうと思うけど、中田さんというパートナーに支えてもらいながら、進んでいけるといいのにな。 中田さんが日本に戻ってきたので、ヒロミさんには、まず夫婦関係に向き合う必要があるんだろうけど。

扇 @Ohgigho

はー、幼少期の正義くんは、色んな理不尽に対する怒りを持ちながら、それを抑圧して生きてきたと思う。空手は発散にはなるけど、根本は解決せず、どんどんと澱のようにたまったのでは。

扇 @Ohgigho

なので、あのタンザナイトの後、ホテル暮らしの期間に、アンガーマネジメントを習ったということは、ずっと抑圧してきた怒りが吹き出してしまって、コントロールできなくなってしまっていたということ。 正義くんから、そこらへんの詳細は語られないけど。本当に大変だったのではないかな。

扇 @Ohgigho

💎商は愛と再生の物語なんだなぁ

扇 @Ohgigho

自分の全てを投げ出してしまうことは、相手のためを思っているようで、それで相手がどう思うかなんて考えていない。自分が傷つくことで、相手が傷つくという視点がない。自分はどうなってもいいから、あなたは幸せにではなく、あなたと一緒に幸せになりたいが正解。たぶん、リチャは、そういう気持ち。

扇 @Ohgigho

どこかで幸せでいてくれたらではなく、自分と一緒に幸せになろうと、自信を持って正義くんが言える日がきてらいいな。 そう思うと、2部に入ってからの正義くんは、成長してきてるように思う。

扇 @Ohgigho

タンザナイトでリチャードが言った、「わたしはあなたに嘘はつきません」という言葉を踏まえると、ブリティッシュジョークにしたあの言葉は、ジョークではなく本心だった説、濃厚。

扇 @Ohgigho

１巻の早い段階からリチャは正義に一目惚れに近い恋をしたのではないか。 穂村氏やその他エトラに訪れた人が感じたことは、外れてはおらず、リからの矢印はしっかりと出ていた。あれだけの人が、二人の間の空気をそうだと勘違いするということは、単に正義の迂闊な発言というだけではないと思うの

扇 @Ohgigho

あの、金魚が真っぷたつになった件もあるし。 でも、リチャにはリチャの事情で大切な人を作るわけにはいかなかった。いつ姿を消してもいいように。

扇 @Ohgigho

正義に惹かれる思いと惹かれてはいけない思いが、ずっと葛藤してて。正義が谷本さんとうまくいけば、これ以上、惹かれることはなく、諦められるかもしれないと願ってた。3巻の別れは、リチャの中ではアデューだった。切ない、リチャ😭

扇 @Ohgigho

リチャは最初に恋に落ちて、年月とともに正義くんへの愛を育てていったのかも、と思うと、萌えしぬ。恋心から、リチャはスタートして、4巻で愛に華麗に変化していった。どんどん美しくなるリチャードの秘密、土台には正義くんへの恋心があるから。

扇 @Ohgigho

シンハライト読み返してたら、何でしょう色々感じるところが。深読みしすぎかもしれないけど、お姉さんの値切りを応援する正義くん、「昔のおまえと縁があった」と言ってる。「昔、おまえと縁があった」じゃなく。「昔のおまえ」つまり、「今のおまえ」と違うということ。

扇 @Ohgigho

何かリチャード自身に転機や変化があったのではと、思わされる言葉選び。昔とは、もう違う、今のおまえ。それが意味することは、まだ分からないけど、正義くんはそれをすごく感じている(無意識的にだけど)。妹さんが、リチャードのことを何と言っていたか正義が気にするあたりも、

扇 @Ohgigho

俺の知らない時期の昔のリチャードについて知りたい、という若干の嫉妬とか、俺は今のリチャを知っているという余裕もありつつ、様々な正義くんの内面が想像できてしまった。きっと、変化はリチャだけでなく、正義くんにも起こっている。今のおれ、になってる。

扇 @Ohgigho

親戚についても、考えるけど、今の登場人物で正義くんの親戚に該当する人はいないから、これから出る予定のデボラ関係か、それとも今の登場人物の中で関係性が変化する人がいるのか。今から、全くの新キャラ登場はないと思うけど。シンハライト、なにかミスリードがまだありそう。

扇 @Ohgigho

シンハライト時点でも決定的に2人の関係が変わっているわけではないけれど、お姉さんから見る2人の様子は、パートナーという言葉がピッタリの2人だったんだろう。

扇 @Ohgigho

公務員試験は正義くんにとっての区切りで、それをクリアすることがリチャードに相応しい自分へ近づいていることの自信にもなるのかもしれない。 正義くんが宝石商にならなかったとしても、リチャードが帰ってくるところはいつも正義くんのところ、また逆もしかり、となるといいな。

扇 @Ohgigho

そうすれば、相手のいる場所が自分のあるべき場所であり、異邦人だった2人の居場所になる。

扇 @Ohgigho

💎商10巻の冒頭、リチャードのモノローグには、ついに正義くんとの出会いについてリチャがどう感じていたかが入ると思ってるのですが、本当にドキドキする。一目惚れ(！？)の瞬間、リチャが何を考えてたかが、リチャの言葉になってたら、冒頭で死んでしまう

扇 @Ohgigho

正義くんは美しいものを撮っているけど、リチャードの写真はその中にはない。関係性からくる遠慮かと思ってたけど、8巻でパノラマを撮ったときにあえてリチャを外してることから、正義くんは細心の注意で、リチャを写真に撮らないようにしている。その理由について、色々と考える。

扇 @Ohgigho

リチャの美しさは風景のように切り取れるものと思っていない、正義くんにとっては流動的で一時も目を離せないし、目を閉じていてもあせない、五感で感じてこそのリチャードなのかな、とか。本物が好きすぎる説。

扇 @Ohgigho

我々読者が知らない間に「あなたに会えて嬉しい」「今日も世界一きれいだ」が2人のお約束になっていたから、またもや知らない間に、ハグとデコチューも再会したときのお約束になってるかも、と思いついてから、動悸が…

扇 @Ohgigho

世界に馴染めなかった自分を理解しようとしてくれた家族同然の身内に裏切られ、やっと魂を預けていいと思えた婚約者とは別離し、手を伸ばそうとしてくれた助手とも傷つけあい、流れ着いた異国の地での最低の一日の終わりに、リチャードは正義くんに出会ったのです。次は、と、思った。

扇 @Ohgigho

ヴィンスは、リチャードにとっての正義くんのようになりたかった。でも自分は失敗してしまった。正義くんを見ていると、自分のように失敗して欲しくない気持ちと、その位置にいるのはどうして自分ではないのかという気持ちが入り交じるのかな。本当はリチャードの魂を預かれる存在になりたかった。

扇 @Ohgigho

リチャードをめぐる正義とヴィンスのトライアングル、好みです👍️ヴィンスの視点になると、すごく切ない。8巻で、正義がヴィンスに自分を重ねるところとか、何ともいえない気持ちになる。リチャードとヴィンスの、あったかもしれない未来。でも、ヴィは優しいから、自分でなくともと思ってる。

扇 @Ohgigho

カトリーヌママンに「あなたではない誰かと愛を誓ったとしても」と、言われた時に正義くんそこ見事にスルーだったので、リチャの代わりに私がショックを受けたのですが、今思えば、マンガ的表現の耳パタンで、聞くのすら拒否してたんじゃないの？

扇 @Ohgigho

リチャードと正義くんの再会時のお約束のやり取り、正義くんはいつの間にかという認識だけど、リチャードは意図的にやっていると思ってる。あれは、リチャードの確認作業で、正義くんの一番美しいが、まだ自分であるのかどうかを確かめる作業ではないか。