ふたりのはなし
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ヒサヒト @K_hisahito__

腐釜は「努力し続けることが出来ることは才能」でありその「才能を持つ人間こそが天才」だと考えていて、自分は絶対に届かないものだと、壊士を見て悟ってしまった人間です。そこから彼は全てを諦めていると自身に言い聞かせながらもなぜか作品を作り続けることはやめられないでいます。

2020-04-12 09:07:21
ヒサヒト @K_hisahito__

壊士は自分自身の身体に興味がない人間でした。何かを始めたら倒れるまで注力してしまう、やり始めたら全てが完結するまで終わらない、など無意識すぎる上で自分に厳しすぎました。その上に『無痛覚』の能力があり、一種の超完璧主義者になってしまいました。

2020-04-12 09:27:40
ヒサヒト @K_hisahito__

しかし、学生生活の中で腐釜光平という人物に出会い、不意の事故で壊士の身体の一部を負傷・腐食させてしまいます。これは互いに本当の事故で、壊士は適切な処置を受け、その上から手術痕が目立たぬようにタトゥーを入れました。腐釜は傷ひとつ無かった彼女を傷つけてしまったことを後悔します。

2020-04-12 09:27:42
ヒサヒト @K_hisahito__

そこから壊士は「自分の身体は自分のものだ」という認識が少しずつ芽生えます。やがて卒業に向かい、最後の作品制作にてその想いを全てぶつけた作品を作り上げます。結果として、学校で1位の評価を貰うことになりました。

2020-04-12 09:27:42
ヒサヒト @K_hisahito__

しかし実は、腐釜もほぼ同率の評価でした。しかし、彼には壊士が作品をつくる姿を見て「これが本当の努力を続けることが出来る天才」であり「自分が一生この人生のうちで届かぬ存在」なのだと確信してしまいます。

2020-04-12 09:27:43
ヒサヒト @K_hisahito__

そこから、腐釜は卒業を前に突如失踪します。壊士としては共に切磋琢磨した友人が居なくなったと聞いて酷く焦りながらも、表彰を受け取ることとなります。

2020-04-12 09:27:44
ヒサヒト @K_hisahito__

しかし壊士は、ここで傑作を生み出したと評価されましたが「私の人生ー身体は特別な何かでもなく、評価されるべきはもっと別の作品だったはず」と感じ、無責任な評価に囲まれて、自分自身の本当の存在意義を探しに生きていこうと考えるようになりました。

2020-04-12 09:27:45
ヒサヒト @K_hisahito__

でも壊士は壊士で心配というより後々HAC内で腐釜の情報が入ってきても多分受け入れるんだろうなという感じ 腐釜は壊士と再会したらうーんどうだろ 比較的無感情な感じだとは思いますがな

2020-04-12 09:34:25
ヒサヒト @K_hisahito__

ちなみに、学生生活中に腐釜と壊士は付き合ってました。学生時代最後の作品を作り始める前に、互いの為と別れました。なので結構あっさりと別れてますが、互いに仲自体は不仲になったわけではないのでその後も普通に話したり飯喰ったりしてましたよ。

2020-04-12 09:39:56
ヒサヒト @K_hisahito__

そんなあーだこーだ言うだけ言ってますが腐釜も実際は相当努力はしていたっていうめんどくさいやつ

2020-04-12 09:42:25
ヒサヒト @K_hisahito__

腐釜と壊士の共通点は「作品で気持ちを届かせたかった人に届かなかった」ってところかな

2020-04-12 09:51:52
ヒサヒト @K_hisahito__

それって1番の挫折なんだよな

2020-04-12 09:52:45