#深夜の真剣140字60分一本勝負 @140onewrite 今宵もご開催、誠にありがとうございます! 誤字修正&諸事情につき、フライング投稿失礼します🙇♀️ お題:泣き虫、植木、忘れないでね 題「一周回ってかえってくるよ」 ※フィーリング100%の、湿度高め小話です。お題との親和性低め?🌳🥺 pic.twitter.com/xL7L8WAMxr
2021-09-18 21:15:46植木等を忘れないでね、と言っていたのは彼の弟子であった小松政夫さん。晩年にNHKドラマにもなった二人の関係は、父と息子のような愛情に満ちていた。独り立ちの際の泣き虫エピソードは胸にグッとくる。小松さんが仕事をしやすい様に、師匠として多方面に気を配る植木等さんの人間性が溢れている。
2021-09-18 22:01:39告げられた言葉は、ずっとずっと心に残る 「忘れないでね」 そう言われて、何年経った?五年か、十年か……もっと経ったかもしれない。もはや誰から、何に言われたのかはとっくに抜け落ちて、残ったのは言葉だけだ 「忘れないでね」 それでも私は、今日も自分に言う。忘れないでねを、忘れない為に
2021-09-18 22:02:19転校する前に思い出を作りたいと言うから、どこかに遊びに行くのだと思っていたのに、呼び出されたのは夜中の校庭だった。いたずらっぽく笑って君が取り出したのは、小さな植木。月明かりの中、その上に、君の涙が注がれる。大丈夫、忘れっこない。この、名も知らぬ木を見るたびに、必ず君を思い出す。 pic.twitter.com/h9u81ey8Ys
2021-09-18 22:03:54君はとても泣き虫だった。 僕はそんな君を慰めていた。小さい頃の話だ。 「忘れないでね」 植木に隠れた場所で君と最後にあった日、 泣きじゃくりながら君はそういう。 あれから十年は経過して、 泣き虫だった君は、僕の元に来たけれど、 「樹木葬がいいって伝言を聞いたよ」 灰になっていた。
2021-09-18 22:04:23それでも、ただ君に、 #140字小説 #深夜の真剣140字60分一本勝負 (@140onewrite) pic.twitter.com/wAswNIHEb3
2021-09-18 22:04:44「やーい、泣き虫!」今日も植木の陰にしゃがみ込む。泣きたい訳じゃないのに、すぐ涙が出ちゃう。なんでからかうの?ぽたぽたと地面に吸い込まれた悲しみが、土の色を濃くする。あれ?芽が出てる。初めて見た。可愛い。私の涙で大きくなってね。ちょっと触ってみた。「忘れないでね」小さく聞こえた。
2021-09-18 22:05:52#深夜の真剣140字60分一本勝負 @140onewrite 第177回お題「泣き虫」 挑戦させていただきました! 一部実話ともいえるかな?楽しく書きました🤗 また「推し事」できるときがくるといいね🍀 #140字小説 #140SS #140字SS #一次創作 #夢小説 #ネームレス夢小説 pic.twitter.com/caa2L6AqJY
2021-09-18 22:08:38#深夜の真剣140字60分一本勝負 @140onewrite 第177回お題「忘れないでね」 挑戦させていただきました! 手癖全開で楽しく書けました✨ 機会があればまた挑戦したいですね💪☺️ #140字小説 #140SS #140字SS #一次創作 #夢小説 #ネームレス夢小説 pic.twitter.com/kLBXZoA7kp
2021-09-18 22:09:51絶好の卒業日和だった。長年多くの小学生を見送ってきた『私』は、今日で廃校となる。校庭には100人にも満たない全校生徒が植樹のために集められていた。腕白な子供も今日は泣き虫だ。取り壊されることの決まってる私の証は植木しか残らない。 それでもどうか、ここで笑っていた日々を忘れないでね。
2021-09-18 22:10:34趣味は植木。君は笑って、盆栽を見せる。へぇ、渋い趣味だね。それから何度も、盆栽を抱えて会いに来る。ある春の日。君がくれたのは花。もう待てなくなったと、君は言う。花言葉は別れ。その花は、庭の片隅で毎年花を咲かせる。もう一つの花言葉を知ったのは、最近になってからだ。「また会う日まで」 pic.twitter.com/cfqNKmsY75
2021-09-18 22:11:39#深夜の真剣140字60分一本勝負 @140onewrite お題: ①泣き虫 ②植木 ③忘れないでね #木槿国の物語 様々なことに手を出す画員の妻(笑) pic.twitter.com/Nyxb9kuQny
2021-09-18 22:13:41忘れないでね――彼女の言葉、なんて言ってたかな、続きが思い出せない。桜の下に死体が埋まっているなんて話し怪談で聞くけど、まさか本当に桜の下に骨を埋めてくれなんて彼女らしい。これは彼女が植樹した植木だからもしかしたら墓標のつもりだったのかな。泣き虫の俺は涙が止まらなかったよ。
2021-09-18 22:17:08小学生の耕太は、校庭の植木をながめていると同級生の絵実が話しかけてきた。絵実は、両親の仕事の都合で転校することになっている。 「あれだけ泣き虫だった耕太くんが……」 「泣き虫じゃないよ!」 「耕太くん! 私のこと、忘れないでね」 耕太と絵実は、再びこの場所で会おうと握手を交わした。
2021-09-18 22:21:12『庭のお手入れ忘れないでね』 それが母と交わした最後の言葉となった。 育てるのが簡単といわれる植物をことごとく枯らす私に母が愛情込めて育てた庭を守れるだろうか。 母を思うと涙は止まらないけれどいつまでも泣き虫ではいられない。 まずは植木に水やりしないと。 ぐいと涙を拭い立ち上がった。
2021-09-18 22:29:40#深夜の真剣140字60分一本勝負 (@140onewrite ) 第177回 お題 ①泣き虫 ②植木 ③忘れないでね pic.twitter.com/AsFHTLNAF1
2021-09-18 22:38:06#深夜の真剣140字60分一本勝負 (@140onewrite ) お題 ①泣き虫 ②植木 ③忘れないでね #twnovel #140字SS #140字小説 pic.twitter.com/7UQwYscDIe
2021-09-18 22:40:45