グラゼニ・カイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんについて、色々担当作を追っています。
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まきもgpfb @makimogpfb

よし、無料配信期間中にabemaビデオでグラゼニ13~18話を見返したぞ。 何回も見てるが飽きないなあ、特に高屋敷さんの脚本作でも傑作の部類に入る17話は(ラジオスタジオで喋ってるだけなのに面白い回)。 構成としても、16話で泣かせ、17話で笑わせ/ほっこりさせ、18話で再度泣かせ…と2期はエモい

2019-08-22 02:43:48
まきもgpfb @makimogpfb

それもこれも、1期1話からのキャラクターの掘り下げ・キャラクター性の積み上げがあったればこそ。 これがあるから、2期のエモい展開に、より心が揺さぶられる。カイジ(同じく高屋敷さんシリーズ構成・脚本)もそうなんだよな、1期があるから2期の感動がある。

2019-08-22 02:46:54
まきもgpfb @makimogpfb

ほんとさ、カイジ1~2期を立て続けに見ると(前にニコであった)、どうにかなっちゃう程の胸熱感があるんだわ。 グラゼニも、ここらへん一緒。高屋敷さんの構成・脚本技術の高さ・しっかりさを感じる。 アラウンド70にして更に傑作が飛び出すあたりも、本当に同氏の担当作追ってきてよかったわ

2019-08-22 02:52:25
まきもgpfb @makimogpfb

数年前、はじめの一歩3期沢村戦3本の脚本も、あしたのジョー2最終3本(同じく高屋敷さん脚本)と重なってきて、なおかつそれを超える技術を見れて、凄みを通り越して恐ろしさを覚えたけど、これでキレイに引退しちゃうのでは…という危惧もあった。そこに来てDAYS5本、グラゼニ24本の脚本という…

2019-08-22 02:57:46
まきもgpfb @makimogpfb

まさかまさかの、私的には大収穫な展開になって、更にF-エフ-(高屋敷さんシリーズ構成・全話脚本)も見て感想全話書けて、ちょっと出来すぎなんじゃないかと思えちゃうわけだが、まだまだ新作を見たいという思いも強くなっちゃって。グラゼニであんだけの健在・アップグレードぶりを見ちゃうとなあ。

2019-08-22 03:04:02
まきもgpfb @makimogpfb

そういう意味では、どうかお身体に気をつけて、城山・雪室さんのように高齢でも超超現役を目指してほしかったり。高屋敷さんは、どうやら2年周期で新作が出るか出ないか…ていうスタイルかな。どうもカイジ3期は絶望的のようだが、グラゼニ3期はどうかなあ。全く別の新作も見てみたい思いもあるが。

2019-08-22 03:10:27
まきもgpfb @makimogpfb

まあとにかく、年を経ても「最新作がピーク」であるという状態がどんだけ大変で凄いことか。「あしたのジョー2の最終回の脚本の人」で知名度が止まってもおかしくないのに、カイジどころか、もはや今は「グラゼニのシリーズ構成・全話脚本の人」になっている。こうなったら、もう一発期待してしまう

2019-08-22 03:17:37
まきもgpfb @makimogpfb

カイジの時で還暦、ワンナウツやRAINBOW二舎六房(シリーズ構成が見事)、カイジ2期が60代、70代突入してグラゼニ(脚本数が高屋敷さんキャリア内2位)…となっていて、還暦あたりで何らかのピークを迎えている。デビューが20代なのに…年齢ごとに作品を分析してみても面白いかもしれないなあ。

2019-08-22 03:27:25

グラゼニ17話について、前書いたブログ記事:
http://makimogpfb2.hatenablog.com/entry/2019/04/10/095344
私のブログの、グラゼニについての記事一覧:
http://makimogpfb2.hatenablog.com/archive/category/#グラゼニ

まきもgpfb @makimogpfb

ちょっと、高屋敷英夫さんの年齢ごとのピークを考えてみる。 まず20代。デビュー作があしたのジョー1脚本(無記名)として、1972年(当時25歳)に、ど根性ガエル演出助手(実質話数演出)を担当しており、個性を発揮している(野球経験を活かした野球回や、母性愛や仲間愛の強調など)。

2019-08-22 22:08:05
まきもgpfb @makimogpfb

20代ピークは、やはり演出・脚本参加した元祖天才バカボンだと思う(28才まわり)。演出本数が多いことに加え、とにかく35B話の脚本作が、とにかく目を引く。 詳しくは、数年前に書いた: togetter.com/li/840996

2019-08-22 22:15:03
まきもgpfb @makimogpfb

30代に入ると、家なき子や宝島といった名作の演出(最終回含む)を担当するようになる。 あしたのジョー2最終回の脚本は、高屋敷さんにとってかなりの重要地点であると、ほぼ確信できる(知名度もある)。 ピークとしては、ジョー2とほぼ同年代だが、じゃりン子チエ(脚本)だと思う。

2019-08-22 22:23:59
まきもgpfb @makimogpfb

出崎兄弟の影響が色濃いところに、高畑監督系のテクニックが加わり、高屋敷さんの「脚本」が非常に計算高いものになっていく。これは後のシリーズ構成作品の、精密な構成計算にも連なる。 高畑監督は「字コンテ」が上手いらしいが、高屋敷さんの、映像に訴える「脚本」は、ここで強化されたのでは?

2019-08-22 22:29:30
まきもgpfb @makimogpfb

40代に入ると、シリーズ構成としても、脚本としても傑作の部類であるF-エフ-のシリーズ構成・全話脚本を手がける。いきなりピーク。 ピークは持続し、おにいさまへ…(脚本・シリーズ構成陣)では、原作に全然ないオリジナルストーリーの脚本を何本も書いており、オリジナリティの高さも見せた。

2019-08-22 22:35:10
まきもgpfb @makimogpfb

参考: 私のブログの、 ・F-エフ-に関する記事一覧: makimogpfb2.hatenablog.com/archive/catego… ・おにいさまへ…に関する記事一覧: makimogpfb2.hatenablog.com/archive/catego…

2019-08-22 22:37:34
まきもgpfb @makimogpfb

50代になると、大人向けも色々担当するようになる。陽だまりの樹や花田少年史の脚本もよかったが、やはりここは(福本作品ファンとしては)、ピークとしてアカギ(シリーズ構成・脚本)を挙げたい。最初と最後をキッチリ決めた上で、自らのテーマを練り込んでおく「恐ろしさ」があり、凄みを感じる。

2019-08-22 22:45:31
まきもgpfb @makimogpfb

さて、60代。還暦ピッタリでカイジである。ここでピークと言いたい所だが(重要地点なのは間違いない)、更なるピークはワンナウツ(シリーズ構成・脚本)だと思う。これもアカギと同じく、未完の原作をキッチリ終わらせた他、独自テーマを潜ませる仕掛けも実に巧妙。

2019-08-22 22:50:57
まきもgpfb @makimogpfb

前に書いた通り、高屋敷さんの60代での仕事は尋常じゃない。 ワンナウツ後、RAINBOW二舎六房の七人の脚本・シリーズ構成も見事だったほか、私がどはまりした、カイジ2期(シリーズ構成・脚本)も60代の仕事。ピークが何回もある気がする。

2019-08-22 22:54:50
まきもgpfb @makimogpfb

そして70代に突入してグラゼニ(シリーズ構成・全話脚本)である。高屋敷さんのキャリアの中で、F-エフ-(連続31本)に次ぐ本数(連続24本)を書いたのも驚きだが、構成や仕掛けも見事だし、脚本作としての傑作も増えた(17話など)。いきなりピークが来ている。こうなったら、今後も期待してしまうのだが。

2019-08-22 23:00:36
まきもgpfb @makimogpfb

こうやって書いていくと、(記名での)演出初出が、ど根性ガエルの野球回で、60代ピーク(の一つ)がワンナウツ(シリーズ構成・脚本)で、70代にして豪腕を見せたのがグラゼニ(シリーズ構成・全話脚本)…と、野球つながり。 やはり高屋敷さんが愛して止まない野球は、作品づくりでも重要なのかもしれない。

2019-08-22 23:06:02
まきもgpfb @makimogpfb

一方で、デビュー作が、あしたのジョー脚本(無記名)なだけあり、高屋敷さんの作品にはボクシング要素がふんだんにある。 なんとなくだが、ボクシングにしても野球にしても、頭を使う駆け引きが好きなのかもしれない。それが、アカギやカイジに繋がっていくのでは…などと考えると面白い。

2019-08-22 23:10:49