言論の自由ではなく、言論からの自由、すなわち気に入らない言論からの自由が認められるべきだと考える人が増えている。しかし、知的快適さは権利ではない。
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tarafuku10 @tarafuku10

動画『言論の自由は不快ですか?』を訳してみた。言論の自由ではなく、言論からの自由、すなわち気に入らない言論からの自由が認められるべきだと考える人が増えている。しかし、知的快適さは権利ではない。FIREのグレッグ・ルキアノフが説明します。2015年8月公開の動画。(訳は以下スレッドで↓) pic.twitter.com/uxNLGGPBOQ

2020-08-31 17:40:32
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tarafuku10 @tarafuku10

言論の自由。自分自身の表現する能力。これは大切な考えであり、大切な考えであるべきだ。西側の自由な民主主義社会に生きているほとんどの人々は、それが基本的な人権だと考えている。人々は、それを求めて戦い、命を落とした人もいた。しかし、私たちは今それを失おうとしているのかもしれない。 pic.twitter.com/bN6AjX22fQ

2020-08-31 17:40:58
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tarafuku10 @tarafuku10

言論の自由を脅かしているのは外部の敵ではない。その脅威は内部から来ている。言論の自由ではなく、言論からの自由、すなわち気に入らない言論からの自由が認められるべきだという世代が育っているのである。これは、多元主義と民主主義に対する脅威だ。 pic.twitter.com/jcc7MPhe3f

2020-08-31 17:41:15
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tarafuku10 @tarafuku10

ヨーロッパでは既に、“感受性に基づく“ 検閲により、憎悪が含まれると見なされた表現はもとより、誰かを傷つけると見なされただけの表現すら禁じられようとしている。また、宗教、特にイスラム教への批判も封じ込められようとしている。 pic.twitter.com/PK1joM4gj6

2020-08-31 17:41:35
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tarafuku10 @tarafuku10

しかし、アメリカでも、権利章典における憲法の強力な保護があるにもかかわらず、ポリティカル・コレクトネスとも呼ばれる言論抑圧が勢いを増しつつある。この傾向は、特にアメリカの大学において顕著である。将来のリーダーを育成し、言論が最も自由であると考えられている場所にもかかわらずである。 pic.twitter.com/uT89Y0VMAa

2020-08-31 17:41:53
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tarafuku10 @tarafuku10

大学キャンパスにおいて非常に厳しいスピーチ・コードが採用されるのは、例外ではなく標準となった。私が所属する組織、FIRE (教育機関における個人の権利のための基金) の研究によれば、公立大学の54%と私立大学の59%で、ポリティカル・コレクトネスのスピーチ・コードが学生に対して課されている。 pic.twitter.com/eY0Czv6NFr

2020-08-31 17:42:10
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そして、教育省の最近のガイドラインにより、今後数年間ですべての大学でスポーチ・コードが採用される可能性がある。 状況がどれほど悪いのか説明しよう。 pic.twitter.com/Tbb0il9KpZ

2020-08-31 17:42:26
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tarafuku10 @tarafuku10

2013年の憲法制定記念日に、カリフォルニアの公立大のキャンパスで、叙勲された退役軍人でもある学生が、憲法を印刷した紙を学友に配布しようとしたところ、学校に止められた。大学は、イデオロギーに基づいて反対したのではない。これは、歯止めのきかなくなった官僚的態度が生んだ言論の制限である。 pic.twitter.com/BoVH1A74GK

2020-08-31 17:42:43
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tarafuku10 @tarafuku10

同じ日、同じ州にある別の大学の学生は、ちっぽけな「フリー・スピーチ・ゾーン」以外の場所では国家安全保障局の監視プログラムについて反対することは許されないと通告された。「フリー・スピーチ・ゾーン」は、面積にしてキャンパス全体の 1.37% にしかすぎない。 pic.twitter.com/0LYDRA8AYN

2020-08-31 17:42:58
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tarafuku10 @tarafuku10

数か月後、ハワイの大学生は、学校のフリー・スピーチ・ゾーン以外では、憲法を配布することも、国家安全保障局の政策に反対することもできないと通告された。FIRE はこうした学校を裁判に訴えたが、裁判に訴えなければならなかったという事実こそが、状況がいかにひどいかを物語っている。 pic.twitter.com/yzKXnOm76g

2020-08-31 17:43:34
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tarafuku10 @tarafuku10

最近では、学生や彼らに同調する教授陣が手を組み、気に入らない意見を持つ講演者をキャンパスから締め出そうとする。FIRE では、これを「招待取り消しの季節」と呼んでいる。もっとも、この季節は1年中続いているのだが。 pic.twitter.com/KZZWSTYrEE

2020-08-31 17:43:53
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tarafuku10 @tarafuku10

2009年以降、学生や教授陣の間で、気に入らない講演者の招待を取り消そうとする動きが高まっている。招待を取り消された講演者には、元国務長官のコンドリーザ・ライス、ソマリア生まれのフェミニストで、イスラム教批判で知られるアヤーン・ヒルシ・アリ、… pic.twitter.com/0iWk9S1FIT

2020-08-31 17:44:11
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tarafuku10 @tarafuku10

…国際通貨基金(IMF) 専務理事のクリスティーヌ・ラガルドなどがいる。そしてこれは、招待取り消しの問題の目に見える部分でしかない。保守系の講演者が大学に招かれることはほとんどない。招いたところで、後で招待を取り消さなければならないからだ。 pic.twitter.com/hJAr4MDSN1

2020-08-31 17:44:24
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tarafuku10 @tarafuku10

言論に対する最新の脅威は、いわゆる「トリガー警告」である。これは、否定的な感情を引き起こす可能性のある何かを読んだり、聞いたりする前に、学生に提示される警告のことである。 pic.twitter.com/UvmNhpCPam

2020-08-31 17:44:38
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tarafuku10 @tarafuku10

2014年のニューヨーク・タイムズには、「虐待的で女性蔑視の暴力を描写するさまざまなシーン」が含まれているという理由で、アメリカの古典小説である『華麗なるギャツビー』に対して「トリガー警告」を要求するラトガーズ大学の学生の記事が掲載された。 pic.twitter.com/dKCRXhnpTZ

2020-08-31 17:44:52
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tarafuku10 @tarafuku10

最近、オーバリン大学は、厄介なトピックを避け、「教室をより安全にする」ための手段としてトリガー警告を取り入れることを教授陣に強く奨励するという方針を採用しようとした。 pic.twitter.com/4NaFXBfyXy

2020-08-31 17:45:06
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tarafuku10 @tarafuku10

「安全」という言葉は、基本的に「常に快適に感じる権利」という意味に成り下がった。全国の大学キャンパスで、トリガー警告を導入するようにとの要求が高まっている。 pic.twitter.com/GgCshFO6HH

2020-08-31 17:45:21
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tarafuku10 @tarafuku10

さらに、「マイクロ・アグレッション」が含まれていないか言論を精査するように奨励する学術的理論が人気を博していることも、状況の悪化に拍車をかけている。マイクロ・アグレッションとは、人種的に無神経な表現、階級差別的な表現、性差別的な表現、またはポリティカル・コレクトネスに沿わないと… pic.twitter.com/8UuLiFUsU4

2020-08-31 17:45:39
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tarafuku10 @tarafuku10

…見なされる可能性のあるあらゆる表現を指す。大学が学生たちに言論を取り締まるように教えているのは明らかである。 これは、私たちが必要とするものとはまったく逆のものである。私たちの社会は率直さを必要としている。そのためには言論の自由が必要だ。言論からの自由ではなく。 pic.twitter.com/GLIKMYiKZN

2020-08-31 17:46:01
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tarafuku10 @tarafuku10

知的な快適さは権利ではない。これからも権利として認められるべきではない。私たちが言論の自由を求めているのならば。それは、生き残るための自由なのだ。 教育機関における個人の権利のための基金 (FIRE) のグレッグ・ルキアノフでした。(了) 動画: youtube.com/watch?v=9vVohG… pic.twitter.com/uX78CPT9XC

2020-08-31 17:47:43
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【参照】 治部れんげ准教授の提唱する「見たくないものに触れない権利」

「月曜日のたわわ」全面広告を日経新聞が掲載。専門家が指摘する3つの問題点とは?
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_624f8d37e4b066ecde03f5b7

手嶋海嶺(ゆっくり生命体) @TeshimaKairei

『月曜日のたわわ』に、治部れんげ准教授が「3つの問題点」を指摘。 特にたわわ広告は「有害なジェンダーステレオタイプを肯定する」「先進的なイギリスでは許されない」との趣旨だけど……。 実はその論は破綻している。 徹底的に分析してみたわ! @TeshimaKairei #note note.com/teshima_kairei…

2022-04-10 11:55:02
リンク note(ノート) 『月曜日のたわわ』の3つ問題点?~「専門家」の論を批判する~|手嶋海嶺|note ゆっくりしていってね!!!! 『月曜日のたわわ』の広告が日経新聞に掲載された件がまだまだ話題になっているわ。 先日、ハフィントンポスト日本版に、次の記事が公開されたわ。 「月曜日のたわわ」全面広告を日経新聞が掲載。専門家が指摘する3つの問題点とは? メディアが抱えるジェンダー問題に詳しい専門家は「性的な表現に触れたくない人の権利を守れていない上、成人男性による未成年の少 www.huffingtonpost.jp 「専門家」として呼ばれた東京工業大学の治部れんげ准教授は、今回の全面広告について、記事の中で 8 users
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まとめたひと
YANAMi🦊M1921 @yyposi918

全ブロ砲乱射しがち◆萌えて腐ってる◆自認はおたくというよりフェミニスト◆著書 http://amzn.to/2PdZphe◆Skeb http://skeb.jp/@yyposi918◆絵倉庫http://yanayana-co.tumblr.com◆長文 http://note.com/yanami

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