福田村事件にみる記憶の継承について(その２)

花びんに水をدعونا نملأ المزهرية بالماء☘️ @chokusenhikaeme

対岸にヘリ発着陸訓練場があるので、音だけやかましい。が、基本的にカラスとうんこだけです。(二度目) pic.twitter.com/sk8GlEzYzJ

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常磐道・つくばエクスプレス橋梁を過ぎた辺りで、遠目に新利根川橋が見えます。行商一行が最初に目指していた七里ｹ渡し跡です(AM11:30)。 pic.twitter.com/I41Zm2Zool

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柏市(田中村)のHPには、布施河岸に回船問屋や宿が十数軒あり、「十二支に合わせ、十二軒の家がそれぞれの日の越し番をしました」、「田中遊水地の近辺は、白馬(洪水時の濁流)が来ると恐れおののかれた」とあります。江戸幕府が関所の役割を与えていた歴史から、一行は三ツ堀に変えたのかもしれません。 pic.twitter.com/XizRZRziQO

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さて、水門まで戻って来ました。ここで、ぼくが犯した失敗について書きますが、よい子のみなさんは、まねをせず、絶対に、７号県道を使ってください。🙇‍♂️ pic.twitter.com/mUpRLAXEsW

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ぼくはうっかり、利根川の堤上を歩いてしまいました。左側では17号県道との間にある沼地を築堤嵩上げ工事中です。 pic.twitter.com/xKjo2PLaUT

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通過後、左折すれば、瀬戸を通って、麺処一心堂 の７号県道に出ます。すなおに県道を来る際は、ここを目印に右折するとわかりやすいです。下って行くと、三ツ堀の渡し跡に出ます。 pic.twitter.com/nohtPIAXwA

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あるいは、県道を一心堂を越えてさらに２ブロック進み、左手に稲荷神社があるところで県道を右折すると、事件現場の三ツ堀香取神社が突き当りに見えます。右隣の円福寺本堂の右を下って行っても、先程の渡し跡に出ます。 pic.twitter.com/CvxNtW36ln

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渡し跡のあるおまつり広場からも、ゴルフ場も普段は立ち入れません。利根川上流河川事務所の工事用道路の利用については、[→PDF ktr.mlit.go.jp/ktr_content/co… ] pic.twitter.com/wRlKkqZfpv

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昔に比べると、今は容易に立ち入れない状況にありますので、慰霊の日とかに申し込んでおくのが無難です。 pic.twitter.com/v6g7zepfJ2

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ちなみに、ぼくが最初に行きました七里が渡し跡の所が海から91kmぐらいでしたので、ゴルフ場を越えた野田市スポーツ公園辺りが100kmになります。福田第一小→福田公民館→福田郵便局で７号県道に戻り、東屋酒店で左手に先程の香取神社が見えます。 pic.twitter.com/Z0tUZbItKH

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帰路は、工事現場を左手に見て、県道の歩道側を歩きます。運河の柏側には北部クリーンセンターが見えます。７号国道から運河の野田市側サイクリング道を戻ります。(PM16:22) pic.twitter.com/NBYefxWM1r

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運河橋まで戻って来ました。(PM16:34)　救急車が酔っ払いを介抱していました。翌朝だとこんな感じです。往路としてふれあい橋を過ぎると、４枚目のような具合になるわけです。 　帰路、運河柏側の帰宅中の高校生たちの嬌声が非常によく聞こえたので、当時の三ツ堀の半鐘も案外聞こえたかも知れません。 pic.twitter.com/GHLMOzPQjm

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もっとも、沼地を時差なく駆け付けるのは不可能でしたでしょうから、やはり手ぐすね引いていた待機組が多かったと思われます。田中村の人たちは、関所の防人自尊か山狩り気分で詰め掛けたのでしょうか🤔 　(事実、栃木県は御用邸の警備として山狩りをさせました) pic.twitter.com/oJ9KmtxVp8

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〈感想まとめ〉 (1)運河駅からの推奨ルートは、運河交流館にレンタサイクルがあります。 　最短ルートでは、つくばエクスプレスの柏たなか駅西口からキャンパス駅方面へ歩いて、７号県道に出たら右折、そのまま運河を渡り直進する方がわかりやすいでしょう。(東屋酒店or麺処一心堂で右折) pic.twitter.com/WMz9nFmHIv

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(2) 半鐘は、田中村(柏市)側では、船戸・山高野・大青田ぐらいまでは聞こえたと思われます。加村(流山市)の東深井でも聞こえたかも知れません。🧵

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(3) 三ツ堀の渡しの川面から常磐道の橋梁が見えます。　七里ケ渡し [ 土方歳三も会津を目指して渡りました ] まで間道一刻64町里ほどで、当時の人の視力なら関東３弁天の賑わいは遠目に映ったかも知れません。布施・戸頭間は関所でしたので、野木崎・舟戸・高野・大室・米ノ井・野々井村には pic.twitter.com/8qj1c1cTYw

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不正に旅人を渡す未公認の渡船場がかなりあったとのことです。この三ツ堀の渡しの越し賃交渉も、足元を見る船頭側が、値をつり上げるための威迫として「半鐘を鳴らすぞ」と脅したのではないでしょうか。却って周囲の火に油を注ぐ結末に至ってしまった。そんな気がします。

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(3) 三ツ堀の渡しの川面から常磐道の橋梁が見えます。　七里ケ渡し [ 土方歳三も会津を目指して渡りました ] まで間道一刻64町里ほどで、当時の人の視力なら関東三弁天の賑わいは遠目に映ったかも知れません。布施・戸頭間は関所でしたので、野木崎・舟戸・高野・大室・米ノ井・野々井村には pic.twitter.com/NzhjT8Ou3C

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不正に旅人を渡す未公認の渡船場がかなりあったとのことです。この三ツ堀の渡しの越し賃交渉も、足元を見る船頭側が、値をつり上げるための威迫として「半鐘を鳴らすぞ」と脅したのではないでしょうか。却って周囲の火に油を注ぐ結末に至ってしまった。そんな気がします。

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#福田村事件外伝② 〈感想(4)〉 一行が渡ろうとした三ツ堀の渡しの対岸は守谷市で、鬼怒川を遡ると常総市国生(岡田郡国生村)。ネイティブ茨木弁で1910（明治43）年、東京朝日新聞に連載された長塚節の農民文学『土』は、内田吐夢監督が1939（昭和14）年に映画化、ヴェネツィア国際映画祭へ出品された。 pic.twitter.com/KcwRVBQmwH

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夏目漱石『「土」に就て』 　「土」の中に出て来る人物は、最も貧しい百姓である。教育もなければ品格もなければ、たゞ土の上に生み付けられて、土と共に成長した蛆同様に憐れな百姓の生活である。

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悲劇は恐ろしいに違いない。けれども普通の悲劇のうちには悲しい以外に何かの償ひがあるので、讀者は涙の犠牲を喜ぶのである。が、「土」に至っては涙さへ出されない苦しさである。雨の降らない代わりに生涯照りつこない天気と同じ苦痛である。

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たゞ土の下へ心が沈む丈で、人情から云つても道義心から云つても、殆んど此壓迫の賠償として何物も與へられてゐない。たゞ土を掘り下げて暗い中へ落ちて行く丈である。「土」を讀むものは、屹度自分も泥の中を引き摺られるやうな氣がするだらう。余もさう云ふ感じがした。

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余の娘が年頃になつて、音樂會がどうだの、帝國座がどうだのと云ひ募る時分になつたら、余は是非此「 土」を讀ましたいと思つて居る。 　參考の爲だから、世間を知る爲だから、知つて己れの人格の上に暗い恐ろしい影を反射させる爲だから我慢して讀めと忠告したいと思つて居る。