FEARさんから発売された日常ホラーTRPG「スクリームハイスクール」の雑感です。 興味がある方はぜひ参考にしてください。
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会長閣下 @kaityouhimegami

■スクリームハイスクール雑感  FEARさんから出た新作日常ホラーRPG「スクリームハイスクール」、だいたい読んだので軽く雑感を。  このゲームは、ざっくり言うと現代日本の高校生が、怪異や呪いによって起こった事件に遭遇し、最終的には事件を解決して日常へ戻ろう!という感じ。

2019-08-05 21:01:28
会長閣下 @kaityouhimegami

そんで特徴的なのが、PC全員シナリオ開始時から呪われてて、シナリオ中怖い目にあったり怪異に触れたりするとその呪いがどんどん溜まっていく。 呪いが溜まるとPCの体に異変が起こって、怪異と話せるようになったり、怪異や呪いに詳しくなったりして、呪いを受けすぎると怪異と同じになってしまう

2019-08-05 21:01:28
会長閣下 @kaityouhimegami

PCが受けている呪いを「呪縛」、それによってPCに起こる異変を「呪障」と言って、これがこのシステムの大きな特徴。 シナリオ中、事件を調べ、怪異と関わることでどんどん引き返せなくなっていくPCたちみたいなのがルール化されてて面白い。 こういうのはあまりなかった気がしますな。

2019-08-05 21:03:52
会長閣下 @kaityouhimegami

「呪障」は、シナリオ毎に設定することができて、怪異の声が聞こえるようになり、体が透けていって怪異と自分が近くなっていくみたいなのを表現することもできるし、猫の呪いでPCの体がどんどん猫になったりとかもできる。 異変の内容も自由に設定できるので、わりと幅広いシナリオが作れそう。

2019-08-05 21:06:20
会長閣下 @kaityouhimegami

後、個人的に面白いと思ったのが、怪異と対面するクライマックス的なシーンで行う「克服判定」。 このゲーム、PCが強くないので、正直戦闘に向いてないPCが半分以上になると思われ。 戦闘で怪異を倒すこともできなくはないんだけど、果てしない泥仕合になるか2~3人やられそう。

2019-08-05 21:12:23
会長閣下 @kaityouhimegami

そこで戦闘以外での解決方法として「克服判定」がある。 ざっくり言うと、怪異を封印する判定とか、サメがくわえてるガスボンベに信号弾を当てる判定とかそういうので、怪異を撃退するための判定。 で、判定を行うのは1人になるので他のPC何するねんという話になるんだけど、そこが面白くできてる。

2019-08-05 21:12:23
会長閣下 @kaityouhimegami

「克服判定」をやらないPCは何するかというと、怪異の邪魔したり、怪異の注意を引いて自分を攻撃させたり、怪異を退ける「克服判定」の成功率を上げるためにサポートする。 「このやろう!こっちだ!」とたいまつ振って怪異の注意を引きつけたり、叫びながら怪異にタックルして動きを止めたりする。

2019-08-05 21:15:37
会長閣下 @kaityouhimegami

これがたぶん面白い。 怪異に話しかけてサポートしたり、思い出の品みたいなのを渡したりとか、サポートは色々ありつつPLの発想で色々試みることができて、克服判定しない人も暇はしなさそう。 克服判定の内容も、「殺人鬼を谷に落とす」とか「車のエンジンをかける」とか色々できそう。

2019-08-05 21:19:31
会長閣下 @kaityouhimegami

シナリオ作る上で決めないといけないのが「呪障」と「克服判定」なので、慣れたらシナリオ作るの楽そうだなと思いますな。 ルルブにあるシナリオにもハンドアウトないし、シナリオ進行もけっこうルール化されててそんなに迷うことなく進みそう。 FEARさんのホラーRPG!って感じでした。

2019-08-05 21:24:19
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まとめたひと
会長閣下 @kaityouhimegami

京都のTRPGコンベンションF-CONのスタッフで会長閣下と申します。 ↓でシナリオ公開しています。 ルールブックなどのお手伝いをさせていただく時は、「葱山 会(ねぎやま かい)」の名前で載っております。 mail:kaityouhimegami@gmail.com