読了ー! 著者がイギリス人なのでイギリス人を美化、オランダ人を低めに書く傾向があるようには感じたけど、英蘭スパイス争奪戦の読み物としてはとても面白かった。 人死にすぎ。
2019-12-18 18:49:37オランダ人「スパイスめっちゃとれる諸島占領したったwwww」 イギリス「ナツメグの木と土持ってってシンガポールとかで育てるわ」 結果:スパイス畑の世話を怠ったオランダ占領地の収穫量・質落ちまくり、イギリスはプランテーション大成功 #まあプランテーション自体の是非はあるけど
2019-12-18 18:51:56うん、あの、面白いんだけどオランダ人側の残虐行為はわりと詳細に書きつつイギリス人のそれを流してる節はある。オランダ側からイギリスの無茶苦茶に抗議があった、って部分はいくつもあるので、イギリスも相当やらかしてるとは思う。
2019-12-18 19:00:53完全教祖マニュアル (ちくま新書) 筑摩書房 amazon.co.jp/dp/B01IT5TZBM/ 読み始めた。 「宗教的な前提を踏まえた上での論理、すなわち哲学が美しいとインテリが酔う」は笑った。わかる、酔う。
2019-12-19 09:01:03スパイス戦争、衛生環境がひたすらヤバヤバのヤバで、この点については現代に生まれたことをマジで感謝する。 虫は湧くんだよな…。予防接種とかもない時代に船旅数ヶ月の場所に行ったらそりゃ死ぬわ。
2019-12-19 10:33:39あとヨーロッパ勢も原住民勢も現代人感覚からすると倫理観が底辺ですごい。知らん船みたらとりあえず盗みをはたらく、みたいな。 人権思想って画期的だったんだな…
2019-12-19 10:35:09ハラーム(イスラムの禁止事項)に「ハラームか否か口やかましく言うのもハラーム」ってのがあって、くすっときた。学級会をむやみに起こさないハックだ。イスラム教は人間がよくわかってるあ。
2019-12-19 10:52:29まあ学級会予防ハラームは「相手もちゃんとイスラム教徒をやろうとしていると信じる」という前提があってのものなので、少なくとも現代日本社会のマナーやハラスメントとかの喧嘩に適用はできないけど。まだ殴りあいが必要な段階ですよ。
2019-12-19 10:55:24縮む世界でどう生き延びるか? (メディアファクトリー新書) KADOKAWA amazon.co.jp/dp/B00DI8TEOY 読むよー! この手の本、「生物学が地球上の生き物を対象としている以上、『空間が無限』という仮定はあり得ない(ので生物が無限に増えることはない)」とか、無意識の前提を書いてくれるから好き。
2019-12-26 08:57:05「外来生物問題でやり玉に上がるの、人間が持ち込んだ生物だけで鳥の糞とかに紛れてきたやつは問題にされないの不思議〜。元来あるべき生態系ってなーにー?(棒)」(要約) わー。昨日までテイヤールの話読んでたからなぜか某宗教が思い浮かぶ〜。
2019-12-26 09:41:48オタク界隈でよく口にされる「棲み分け」ももともと生物学用語。 他の生き物と共存してきた生物は、ニッチをずらして互いの競争を緩和するように進化する。そのため、非常に似ているA種とB種の生物は棲み分け最前線だとかなり異なる形質をしているが、それぞれの種しかいないエリアだと似る。
2019-12-26 11:29:09BLを好むオタクとそうじゃないオタクはタグのルールによってニッチをずらし、争いを緩和している…? んにゃ、うまく当てはまらんな。オタク用語の「棲み分け」は生物学用語とは違う意味と捉えるべきだ。
2019-12-26 11:42:50ある個体群のニッチが拡大すると、個体数はドカッと増える。 試しに冬の時代以降のTRPGプレイヤー増加とかをあてはめると楽しい。 ・オンセ環境の整備によるニッチ拡大 ・動画投稿による繁殖 ・ベースになるオタク人口の増加(卵にあたるのか環境にあたるのか?)
2019-12-26 12:56:44はーん。進化のメカニズムは、「遺伝・変化・選択を示す情報伝達系なら何にでも当てはめられる」ので宇宙生物もこの条件に合致していれば同じメカニズムが使えるらしい。
2019-12-26 13:36:05膨らむ・不安定な世界では、短期間の間にどれだけ個体数を増やせた方が適応的。なので短寿命・多産。 縮む・安定した世界では新個体を迎える余地が少ないので下手に産むより今生きてるのが長く生きた方が適応的。長寿命・少産。
2019-12-26 18:20:54twitter.com/harimarin/stat… 各生物は膨らむ世界適応の形質(r)と縮む世界適応の形質(K)の間のどこかのポジションにある、というのがr-K選択理論 twitter.com/harimarin/stat…
2019-12-26 18:37:57rに向く環境もKに向く環境も常に地球上のどこかにはあり、それが生物多様性を生み出している。 それは経済でも同じなのでは?拡大急成長に囚われず、Kの戦略にも目を向けたら?というのが著者の主張。
2019-12-26 18:44:14図説 ヨーロッパ服飾史 (ふくろうの本/世界の歴史) 河出書房新社 amazon.co.jp/dp/4309761402/ 読むぞー!目次の時点でなんか楽しい
2019-12-27 08:54:16風花雪月ベレトス先生のこの着こなし(腕を袖に通さず肩口から出す)は、13世紀のコットのラフな着方がモデルか? 当時はボタンがなかったので、脱ぎ着のたびに袖を縫い合わせていたらしい。着物の半襟つけみたいだ。 pic.twitter.com/w6WfQjIU0c
2019-12-27 08:59:2016世紀のブラゲット(男性の股間を詰め物でモッコリさせるスタイル)、現代人からするとヘンタイダー!感がすごい。 pic.twitter.com/wMW1dpz9fg
2019-12-27 09:06:51男性向け女性向けで服職人がはっきり分かれたのは18世紀ごろ。体にフィットする仕立て(テーラーリング)が進み、要求技術が高度になったので両立しなくなった。
2019-12-27 09:19:2719世紀にクソデカくなったクリノリン(膨らんだスカート)の風刺画で「エスコートしようにもスカートが邪魔で腕が届かねえよ!」みたいなのがあるの草。
2019-12-27 09:27:06百貨店の誕生でモードが庶民の手にも渡るようになると、ガチ富裕層の衣服がオートクチュールに遷移。 はーん。そういう理由でオートクチュールの歴史は19世紀半ば以降なのか。
2019-12-27 09:30:062020年
ヴァニタスとは「この世のものはすべて虚しく朽ち果てていく」という教訓のことで、髑髏や宝飾類、花等がモチーフになる。書物も髑髏等と組み合わさるとヴァニタスになる。 …右手に頭蓋骨の化石、左手に聖書ってかんじのテイヤールの生き様はだいぶヴァニタスでは?
2020-01-01 15:51:25読了ー!半分は絵なのでサックリ読める。各モチーフについて端的にまとまってて、悪く言えば薄いけど入門には良し。続編もあるから今度借りてこよう。
2020-01-01 21:14:29分類思考の世界 なぜヒトは万物を「種」に分けるのか (講談社現代新書) 講談社 amazon.co.jp/dp/B00E3N05FU/ 読むぞ〜。 この本を借りた直接のきっかけは神父と頭蓋骨にリンネの分類法が紹介されてたからです。
2020-01-03 11:18:41カモノハシをどの系統に分類していいのかわからなくて人間が困ってもそれはカモノハシが悪いわけではない。 自分の創作物が既存BL定義から外れていてもそれはry
2020-01-03 19:33:39「同じである」というのはどういうことか。仔猫と成猫は見た目は違うしなんなら構成細胞もたぶん違うが同じ個体とみなされるしかわいい。
2020-01-06 08:44:25