Iちゃん＠ 妄ツイ
@NOGIzaka_110618
前回 案内を終え、二人は最後に天美村の村長である七瀬の元を訪れることにした 軽い挨拶のつもりだったが、七瀬は何故か茉央を退出させ〇〇と二人で話をすることに…
2023-03-07 23:30:36
Iちゃん＠ 妄ツイ
@NOGIzaka_110618
〇〇：村長さん 七瀬：七瀬でええよ 〇〇：でも…いきなり下の名前は… 七瀬：じゃあ西野で 〇〇：西野さん… 七瀬：案外、頑固やな〜 〇〇：急には無理ですよ pic.twitter.com/JO6lrX8iJU
2023-03-07 23:30:37
拡大
Iちゃん＠ 妄ツイ
@NOGIzaka_110618
ここまで会った人すべてを呼び捨てをしていた茉央が、七瀬に対しては「村長」と呼び、さらに敬語で接していた それを見ていた〇〇がいきなり呼び捨てをするなんて、そんなハードルの高い事はできない
2023-03-07 23:30:38
Iちゃん＠ 妄ツイ
@NOGIzaka_110618
今日一日を通して確かに気になる事ばかり 天美村の人は優しかった しかし〇〇は気を許すことができなかった それは天美村の人たちの知識が乏しかったからである 電気、東京など田舎だからと言って日本にいる以上知って当然のこと それを知らないことに〇〇は不信感を抱いていた
2023-03-07 23:30:39
Iちゃん＠ 妄ツイ
@NOGIzaka_110618
〇〇：西野さん。ここは何県になるんですか？ 七瀬：場所でいったら東京やで 〇〇：でも、茉央は知らない様子でしたけど、西野さんは東京を知ってるんですね 七瀬：当たり前やん。〇〇君と同じくビルの立ち並ぶとこから来たんやから
2023-03-07 23:30:40
Iちゃん＠ 妄ツイ
@NOGIzaka_110618
〇〇：西野さんは電気を知っていますか？ 七瀬：電気なんて久しぶりに聞いたなぁ。ほら、あれやろ？うまいこと説明出来ひんけど家に流れてて明かりに使うあれやろ？ 説明が適切ではないが、〇〇には言いたいことが何となく伝わる
2023-03-07 23:30:41
Iちゃん＠ 妄ツイ
@NOGIzaka_110618
〇〇：この村の人は誰も電気を知りません。茉央は東京すら。何でですか？ 七瀬：それは私が教えてないからやな。というか教えたところで必要ないからや 〇〇：必要ないって…
2023-03-07 23:30:41
Iちゃん＠ 妄ツイ
@NOGIzaka_110618
〇〇：えーと、確か…2023年の3月1日です 七瀬：ふーん、そうなんや 〇〇：あれ？違いますか？ 七瀬：いや日付は合ってるで。でも西暦がちゃうなあ 〇〇：（は？西暦が違う？） 七瀬の言い方に混乱する〇〇
2023-03-07 23:30:43
Iちゃん＠ 妄ツイ
@NOGIzaka_110618
七瀬：今はな、長保1年の3月1日や 〇〇：ちょうほ？ pic.twitter.com/Wq2gNSz9QV
2023-03-07 23:30:43
拡大
Iちゃん＠ 妄ツイ
@NOGIzaka_110618
七瀬：正確には覚えてへんけど時代でいうと平安時代やで 〇〇：平安時代… 〇〇の頭では七瀬の言葉をそのまま理解することができないでいた
2023-03-07 23:30:44
Iちゃん＠ 妄ツイ
@NOGIzaka_110618
七瀬：ここは君が生まれるより、ずーと昔ってこと 〇〇：そんなこと… 七瀬：〇〇君はタイムスリップって知ってる？ 〇〇：はい…何となくは…時間移動のことですよね？ 七瀬：まさにそれや👉
2023-03-07 23:30:45
Iちゃん＠ 妄ツイ
@NOGIzaka_110618
タイムスリップ 通常の時間の流れから離れて未来や過去に移動する現象のこと 長保とは300年近く続いた平安時代の中期から後期に呼ばれた年号のことで、西暦でいうと999年〜1004年のことを指している そんな大昔の時代に何故か〇〇は来ていたのだ
2023-03-07 23:30:45
Iちゃん＠ 妄ツイ
@NOGIzaka_110618
〇〇：西野さんも未来から？ 七瀬：そうやで。今から20年前。私がまだ15歳の時やった 七瀬は自分の過去を話してくれた
2023-03-07 23:30:46
Iちゃん＠ 妄ツイ
@NOGIzaka_110618
暑い夏の日のこと 七瀬は友達数人と海水浴に来ていた。この砂浜は綺麗な場所にも関わらず、大きくメディアに取り上げるような場所ではなかった なのでこの日は七瀬たち以外の利用者は一人も居なかった
2023-03-07 23:30:46
Iちゃん＠ 妄ツイ
@NOGIzaka_110618
友達と楽しく泳いでいたら、突然七瀬ともう一人の子の足に何かが巻きついた感触が起こった そしてそのまま海底に引っ張られる 沈んでいく自分の足元を見るが何も付いていない。触ろうとするが何も感触がない しかし、どんどんと沈んでいく
2023-03-07 23:30:47
Iちゃん＠ 妄ツイ
@NOGIzaka_110618
そして大量の水を飲み二人は意識を手放してしまった 七瀬：そして気がついたら、この時代に来ていた 〇〇：なるほど…
2023-03-07 23:30:47
Iちゃん＠ 妄ツイ
@NOGIzaka_110618
七瀬：そこから色々あってね。孤児だった子供と出会って、5年後の20歳の時にその子たちと一緒に村を作ったの 七瀬：そしてできたのが天美村
2023-03-07 23:30:48
Iちゃん＠ 妄ツイ
@NOGIzaka_110618
〇〇：じゃあ茉央たちは孤児… 七瀬：そう、あの子たちに親はおらへんで 七瀬：あの子たちは私のことを本物の母のように思ってくれてる。茉央なんて特に懐いてたから関西弁がうつってもうてね 〇〇：（だから茉央は関西弁だったのか…） pic.twitter.com/yPQwT8rK9P
2023-03-07 23:30:49
拡大
Iちゃん＠ 妄ツイ
@NOGIzaka_110618
七瀬：君はどうやってここに来たん？ 〇〇：俺は〜 今度は〇〇が自分の経緯を説明した 七瀬：へ〜、私の時と全然違うんやね
2023-03-07 23:30:49
Iちゃん＠ 妄ツイ
@NOGIzaka_110618
〇〇：ここから現代に帰る方法はあるんですか？ 七瀬：さあ？私も最初の頃は探してたんやけど、結局分からへんかったなぁ 〇〇：そうですか…戻りたくはないんですか？
2023-03-07 23:30:50
Iちゃん＠ 妄ツイ
@NOGIzaka_110618
七瀬：ぜんぜん。私は天美村の村長やで。今とあの時じゃ背負ってる物の数が違うわ 七瀬：今の話聞いてて〇〇君も帰る必要ないんやない？ 〇〇：… 確かに帰ったところで、自分が今まで通りの生活を送れる保証はない 七瀬の言葉を否定できない〇〇だった
2023-03-07 23:30:50
Iちゃん＠ 妄ツイ
@NOGIzaka_110618
七瀬：結構話したなぁ。もう話は終わりにしよ 〇〇：でも、まだ聞きたいことが… 七瀬：外で茉央が待ってるんやから、また今度な〜 〇〇：…はい。失礼します 〇〇はこうして七瀬の部屋を退出した pic.twitter.com/D4mSligJYq
2023-03-07 23:30:52
拡大