燭三日つめつめ・3

きりはら🕯🌙 @kirihara_novel

三日月、こっち咥えてくれるかい？普段からこの味が好きだと言っているいちご味（名前が気に入らないが）のポッキーのチョコがかかっている方を向ける。三日月は首を傾げるが言われたとおりに咥えてくれた。小さな口がはむ、と咥えたところなんか恐ろしく色っぽく感じてこのまま閨かとも思ったが、

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まあとりあえず人の子が楽しんでいると噂のポッキーゲームをやってみよう。いいかい？僕がこっちを咥えるから、合図をしたらそっちから食べ進んでね。僕もやるから。小さくこくりと頷くのを見て、自分も咥えた。はじめ。少しだけ屈んで食べ進めると目が合う。ああ、潤んだ宵闇の瞳が綺麗だな…。

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見つめたままで食べ進み、三日月の腰に手を回す。もうすぐ唇が触れるという直前で三日月が思わず口を離してしまった。逃げようとするががっしりと抱き寄せているから無駄な話。どうしたの？真っ赤に染まった頬を撫でれば恥ずかしそうに俯いてしまう。三日月、僕を見て？恥ずかしい…光忠に見惚れて…

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はしたなく見つめてしもうて…。見惚れてくれてたの？僕が手袋を外しながら聞いていることに三日月は気づいていない。だってこんなに近くで旦那さまの顔を見つめるなどそんなにないではないか…。今日も凛々しいなと…その…。淑やかな僕の奥さんは、初心で、恥ずかしがり屋さんで、そしていつも

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僕を勝たせてはくれない。いつだって僕の心臓を撃ち抜いてくれる。今日も見事に撃ち抜かれてしまった。み、光忠？抱き上げて今度こそ閨に向かう。途中で口を離したから僕の勝ちだよ、三日月。あなや…。勝ったはずだけど勝った気がしないのは、仕掛けた僕が、一発で骨抜きにされちゃうからだ。

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ねえ、僕は君の心臓撃ち抜けてるかい？今日の僕はカッコよくキマってる？夜具に横たえ狩衣に手をかけながら言うと、三日月はうっとり笑った。俺の旦那さまはどんな時でもかっこよいぞ。俺の心臓はいつも痛いくらいだ。ああっもう…かなわないなぁ。僕の負けだ。花びらのような唇を塞いだら、

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甘ったるい苺の味がした。 #燭三日 #右三日スパダリ月間

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光忠、あのな、その、クリスマスプレゼントなのだが…。付き合い始めて何度目かのクリスマスイブ。大好きな光忠に何を贈ればいいのかわからず、訊いてしまう三日月。クリスマスイブは僕の部屋でふたりきりで過ごす約束でしょ？うん、だからその、プレゼント…なのだが…。俺はセンスがないから…と

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俯く三日月に、光忠は（ちょっと何なの可愛い。彼シャツ状態で訊くことなのそれ？？）と思いながらも優しく抱きしめる。僕は用意してるけど、君はしなくていいよ。しっかり予定だけは空けておいて？なれど…。プレゼントにほしいものはちゃんとあるんだ、だから当日のお楽しみだよ、とウィンク。

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クリスマスイブ。外で待ち合わせたふたり、光忠の部屋に入ってまず三日月は言葉を失う。飾られた薔薇。108本あるんだよね。後ろから抱きしめて光忠が囁く。108…。会社の女子が言っていた。108本の薔薇でプロポーズなんてきっと有り得ないけど夢だよね、と。光忠…これはまさか…。ふふ、知ってたか。

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じゃあ話は早いよね。そう言って光忠は三日月の正面に回り、自分よりも華奢な白い手にキスを落とす。左手の、薬指に。僕は君にプレゼントを用意してるって言ったよね。何を言われるか見当はついた。答える声が震える。言った、な…。そしてほしいものもあるって言ったよね？うん…。ねえ、三日月。

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僕と結婚してください。返事はYesで。それが僕へのプレゼントになるからさ。そう言って光忠はキスした指に指輪を滑らせる。いつの間に測ったのか、三日月の指にピッタリとはまった。他にどんな答えを言えばいいと言うのだ、あほう…。ぽろぽろと涙を溢しながら、三日月は抱きついた。

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俺から改めてプレゼントをさせてもらう。え？俺のこの先の人生を全部…プレゼントさせておくれ。それでよいか？泣きながら笑う美しいひとに、光忠は笑う。これ以上ないプレゼントだ。ありがとう、一生大事にするよ。ふふ、可愛がっておくれ。もちろん、任せて。もう一人きりの部屋に帰ることも

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なくなる。きっとこうなることは、最初から決まっていたのだ。だって、光忠の腕の中は三日月の身体がぴったりおさまるようにできているのだもの。これから先も、ずっと。 Merry Christmas🎄 #燭三日 #右三日スパダリ月間

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よお三日月！初夢はみられたかい？2日の朝餉のために大広間でかち合った鶴丸から訊かれ、ああ、みたぞ。一富士に鷹…とはいかなんだが。と三日月が返す。なあ光忠、あれは夢だったのかな、俺がそなたの上にまたがっ…もが。あははっ鶴さん貞ちゃんが待ってるよ？？三日月の口を塞いだ光忠を見て

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大体を察した鶴丸。昨夜離れに行かなくてよかったと胸をなでおろす。もうっ何をするのだ光忠。そなたの腕の中は夢心地であったと言いたかったのに。あれは夢だったのか？現か？…え、そうだったの？あ、うん。僕も夢心地だったよ、でも昨夜のことは現だよ。忘れないでね？…あいわかった…。おい君達、

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俺もいることを忘れないでほしいんだが？ああすまぬ。元はつるからの問いであったな。まあ初夢はみておらぬが、毎夜のように夢心地ゆえ、俺にはめでたい夢などなくとも…あーしゃ！まんま！先に入って小狐丸に構われていた初月がかかさまが来ないのに焦れたのか脚に抱きついてきた。はっはっわかった。

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すまぬな、先に行く。初月を抱き上げて朝餉の席につこうとしている三日月を見送って、鶴丸は光忠の背を叩いた。光坊、聞いたか。光坊の腕の中は夢心地だから、めでたい夢なんかなくてもいいとさ。うん…鶴さん、聞いた。よかったな。うん。滲んだ涙を拭い、光忠は笑う。夢なら覚めてしまうから、

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僕達の幸せは現なんだってこと、もっと自覚してもらわなくっちゃね。僕、今年は更に三日月を幸せにするよ。もちろんういちゃんも。鶴さん、僕の今年の抱負、覚えてて。ああ、任しておけ。…三日月を、頼んだぜ。任されたよ！…三日月、ういちゃん、僕も一緒に食べるよー。三日月を追いかけた

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光忠の背中に、鶴丸は呟く。君達が幸せに笑ってくれてたら、俺だって幸せなんだぜ？ 賑やかな朝餉の時間が始まる。 #燭三日 #右三日スパダリ月間

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光忠、なあ旦那さま…。普段なら寝入ってしまうと朝まで起きない三日月が珍しく真夜中に光忠を揺り起こす。ん…どうしたの、眠れない？起こされたことを怒りもせずに光忠は三日月の頭を撫でる。小腹がすいた…。きゅる、と三日月の腹が音を立てる。なんとはしたない…。俯く三日月の愛らしさに覚醒した

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光忠は起き上がると綿入れを羽織らせた。明日出そうと思ってたけど、内緒だよ？そう言いながら厨まで手を引いて連れて行く。冷蔵庫の音が静かに響くだけの静寂の中、鍋に入れたものを温める光忠の背に抱きついておとなしく待つ。ふたりきりの夜の中。頬ずりをした背中はつい今しがた三日月が爪を

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立てた場所。みつただ…。こぉら、厨でキスしたくなっちゃうからそんな甘えた声で呼ばないの。めっ。と言いながらも光忠は湯呑みを取りに行くついでに三日月の額にキスを落とす。ばか…。優しい光忠はどれだけ自分を甘やかすつもりなのか。はい、どうぞ。コトリと目の前に置かれた湯呑みには、甘酒が。

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寒くなると三日月が飲みたがるから、今年はたくさん作ったんだ。明日のおやつにでもと思ってたけど、三日月には特別だよ？そう言って隣に座る。旦那さま、膝がよい。人目がなければ三日月はどこまでも甘えただ。そうなるようにさんざん甘やかしてきたのだ。光忠の思惑通りである。熱いから気をつけて？

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ふぅふぅと少し冷ましてから一口。美味しい…。ぽろりと出た感想は光忠を喜ばせる。美味しい？よかった。あったまったらまた眠れるよ。明日は非番だしゆっくりしようね。あい…。言っている間にうとうとし始める。そりゃあさっきまであんなに激しく動いていたんだから眠いよね…。やらかした張本人は

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他人事のように呟いて湯呑みを洗い、愛しいひとを抱き上げた。明日は雪になりそうだなぁ。きっと雪うさぎを欲しがるだろうから、がんばって作らなきゃね。幸せそうな寝顔。この美しく可愛らしい最愛のひとが幸せならばそれでいい。君の幸せが、僕の幸せなんだよ、三日月。そっと布団に横たえて自分も

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隣に潜り込む。温まった身体を苦しくない程度に抱きしめて、光忠ももう一度目を閉じた。 #燭三日 #右三日スパダリ月間

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今日のきりはら本丸の燭三日 雨に降られる。小雨だからと傘を差さずに駅まで走る。子供みたいに笑う貴方の、水の粒の乗った長い睫毛がきらきらして綺麗だと思った。 #今日の二人はなにしてる shindanmaker.com/831289 同期を置き去りにし、先輩をごぼう抜きにして入社数年で部長にまで昇進した彼と、

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彼が課長の時に配属され、その彼の背中を追いかけて成績を上げ続けてもうすぐ課長の椅子に座る僕。僕の一目惚れで始まった恋は、告げられないまま育ち続けている。最初は優秀な彼に期待される存在になろうと必死で。時折見せてくれる優しさに勘違いしそうになって。どうしたらもっと僕を見てくれる

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だろうかとなお一層身嗜みにも気をつけて。何かを変えると敏く気づいてくれるのがたまらなく嬉しくて。今日だって、香水変えたのか？前のよりお前に合ってるぞ、とさり気なく言ってくれた。浮かれていたと、思ってくれていい。だから仕方ないと思うんだ。客先に行った帰り、このまま直帰しようと

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言われた。帰る方向は一緒だから（カッコよくリサーチ済みだよ）、そのまま駅に向かってた。雨が降り出したけど小雨だからいいかと彼が言い、そのまま走り出す。追いかける僕の目に飛び込んできたのは、こんなに愉快なのは久しぶりだ、と子どもみたいに笑ってはしゃぐ彼の姿。瞬きしたら音がしそうな

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長い睫毛に雨の雫がのってキラキラしてて。ああ、可愛い、綺麗だ、愛してる…そう思ったらもう無理だった。仕方ないだろう、抱きしめてしまうのは。長船？どうした？彼は嫌がることも抗うこともなく、僕を気遣う言葉を投げてくる。三条三日月、君が好きだ。今すぐ僕のものになって。ああ、カッコ悪い。

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なんたる無様な告白だろう。振られるな、と思ったのに。腕の中の彼は真っ赤だった。え…？三条…部長…？い、今すぐは…無理だなぁ…。こんな、公道の真ん中で…。はは…。彼は明らかに戸惑い、取り乱していた。…車を拾うてくれ、長船…。俺に都合のいい夢でないことを早く理解したい…。え、三条…？

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俺の部屋で、よいな？それが答えだった。 口に出してみなければわからないものだとよくわかった。それがカッコ悪くても。だけど今僕の腕の中で眠る彼が、光忠はいつも格好良くて、誰かに取られやしないかと不安だったと言ってくれたから。さっきも格好良かったって。なので結果オーライ、かな。

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両想いだったことに気づけてなかったのだけは、カッコ悪かったなって思ってるけど、ね。 #燭三日

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きりはら本丸の燭三日は壁に押しやりながら熱い吐息を吹き掛け、含んだ氷を渡しあいながらキスをする。 #キスの仕方 shindanmaker.com/866117 あつっ…。バレンタインだからと作ってくれたホットチョコレート。熱いから気をつけてね？とマグカップを渡されたのに。一口目で火傷してしまった。

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大丈夫かい？火傷した？マグカップをそっと取り上げ、心配そうに覗き込んでくるので舌を火傷したのだとチラリと舌を見せる。ん…と頬を撫でて背後の冷蔵庫から氷を出した光忠は冷やそうね、可愛い口を開けて？と言うのでおずおず開けると氷を自分の口に入れてそのままキスしてきた。んんん…。

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氷が入ってくる。あ、冷たい…思う間もなく光忠の舌が口内を探るように撫でてまた氷を奪っていく。は、ぁ…。何度も繰り返して氷が溶けてしまう頃には壁と光忠に挟まれて、もう自分の身体も溶けてしまった。もっと…。息も絶え絶えで縋りついたら、続きはベッドでね、と身体が浮いた。 #燭三日

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きりはら本丸の燭三日へのお題は ・静まり返った部屋で ・閉じ込められて ・キスをしながら ・コスチュームプレイ です。アンケートでみんなが見たいものを聞いてみましょう shindanmaker.com/590587 一番多かったものをスレッドで軽くやります。

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決選投票

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んっ…ふ…。エレベーターの中、噛み付くようなキスをされた。ここにはカメラだってついているのに…そう一瞬だけ過ぎったけれど。光忠はカメラに背を向けて三日月を隠すように抱きしめている。ああ、こんな時さえ光忠は自分を守ってくれるのだ。そう思ったらひどく嬉しくなって。三日月の小さな舌を

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追いかけてくる光忠の舌を甘噛みした。ん…。光忠のくぐもった声がして、反応をもらえたようで心が沸き立つ。キスひとつでというけれど。愛する光忠からもらうキスなら、頬でも額でも鼻の頭でも嬉しい。長く触れていられるように、光忠が息つぎの瞬間をちょっとだけくれるからそのタイミングだけは

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逃さないように…。んん…ぁ…。エレベーターがふたりの住まうフロアに辿り着く。ここを出るともう光忠は何一つ我慢しない。三日月をお姫さま抱っこで抱えあげるとそのままドアに向かう。三日月は夢中で光忠の髪に指を入れながら、もう片方の手で光忠の胸ポケットを探る。電子キーをひっぱり出して

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ボタンを押せば、ドアが解錠された音。行き先はもちろんベッドルームだ。最初の頃は愛されることに慣れなくて、恥ずかしくて。光忠に渡された電子キーを取り落としたことだってある。光忠のジャケットの裾を掴んで後から入ることから始まったこの恋も、手を繋いで入る、時折キスを交わしながら入る、

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抱えられたまま入る、そして今では抱えられたままキスしながら入るまでになった。全部全部、光忠が教えてくれた。触れていたい、キスしていたい、抱き合っていたい、繋がっていたい。何もかも光忠がくれた感情だ。眠りにつきかけた時にそう言ったら、僕がそうしたくなるって、君が教えてくれたんだよ。

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そう言って、光忠が優しくおやすみのキスをくれた。僕の三日月。君は僕のすべてだ。いつものおまじないと一緒に。おやすみ、いい夢を…。囁く声は、夜の静寂に消えていった。 #燭三日 #右三日スパダリ月間

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きりはら本丸の燭三日の場合：ぽかぽか陽気にまどろみながらふたりで一緒に洗濯物をたたんで、愛しそうにおでこを寄せ合いました。 #ほのぼのなふたり shindanmaker.com/715149 お揃いのパジャマ、光忠が三日月を拭いてくれるバスタオル、シャツ…。おひさまの匂いがするな、とバスタオルに顔を埋めて

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ふにゃりと笑ったら、光忠がシーツを広げて三日月に被せた。光忠？ふふ、可愛い。おひさまの匂いのお姫さまだ。見上げてくるあどけない顔。額にそっとキスを落として、それとも花嫁さんかな。なっ…あ…。こつん、と額を合わせて光忠は笑う。結婚しよう、三日月。あい。日だまりのプロポーズ。#燭三日

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え？雪？クライアント先から戻る途中、今年は花見に行けそうにないからと見かけた河川敷をのんびり歩いていたら、桜吹雪に雪が混じって舞っていた。ああ、なんて綺麗なんだろう。彼と一緒に見れたらどんなにいいかな…。そう思ってスマホを手にしてカメラに切り替えた途端、目の前の光景に唖然とする。

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今日は確か午後からは取締役会の後はそのまま帰ると言っていたはずの恋人が、桜の下でコートを翻しているではないか。夜空色の髪に桜を纏い、雪の向こうで微笑んでいた。遅いぞ、光忠。凍えてしまうかと思うたわ。え？どうしてここに…取締役会は？慌てて駆け寄れば三日月は笑う。あんなもの10分も