横光利一さんと亡くなった先妻 小島キミ子さん関連作品史実色々。横光さんがキミさんのお兄さんに宛てた手紙がすごすぎてはまりました。が、基本的には事実≠小説の考えで、史実は6割位が本当と思ってます。 ※何か参考にされる場合は必ず記載元作品をご覧ください。原文ママではありませんm(_ _)m
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まそほ @niuno_books

余命ネタ大嫌いだけど、“春は馬車に乗って”“花園の思想”読むと涙腺決壊する。 基本は史実≠小説だけど御本人知ると昼ドラかってくらいせつなさ倍増。 生きるために傷つけあってる夫婦がもうね…。 イメージソングはドリカムの“やさしいキスをして”かな。

2019-05-26 13:29:16
まそほ @niuno_books

最初の奥さん絡みでは織田さんと横光さん似てる。 お金無い、回りから結婚反対される、作家として目が出ない、売れだしてやっと食べていけると思ったら結婚してすぐ奥さん病気…👼 さっさと、再婚した所もね😁 まあ、生きてる人間は幸せになる権利があるから別に良いんだけどね。

2019-05-26 13:36:15
まそほ @niuno_books

♪〜この出逢いに やさしいキスを これが運命なら〜😭

2019-05-26 13:38:16
まそほ @niuno_books

花言葉って明治時代ぐらいからあったらしいけど(by wiki)横光さん知ってたのかな? 知ってたらさすが作家だし、知らなかったらすごい偶然。 意図的に出てくる真逆の意味を持つダリヤと、作品の代名詞スイートピー。 スイートピーの花言葉が…。

2019-05-26 13:43:28

「門出」「別離」「優しい思い出」「私を忘れないで」…

まそほ @niuno_books

本作った。人生初同人誌?(自分用非売品) 横光さんが病気で亡くなった奥さん、キミさんをモデルにしたのが“亡妻三部作 (春は馬車に乗って、花園の思想、蛾はどこにでもいる)”って言われてるけど、今の所6作品ある。 全集にしか入ってない2作品とお気に入り『犯罪』を入れて纏めてみました。↓ pic.twitter.com/9wT6epapF3

2019-05-28 23:13:50
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まそほ @niuno_books

時系列で並べると 『美しい家』 『慄える薔薇』 『美しい家』 『妻』aozora.gr.jp/cards/000168/f… 『春は馬車に乗って』aozora.gr.jp/cards/000168/f… 『花園の思想』aozora.gr.jp/cards/000168/f… 『蛾はどこにでもいる』aozora.gr.jp/cards/000168/f…

2019-05-28 23:22:49
まそほ @niuno_books

下記2作品は今の所青空文庫でも読めないので、誤字脱字だらけで良かったら後日載せます。 『美しい家』夫婦が新居を探す話。最後の美しいとした表現にほ~んのり歪んだ愛情を感じる。横光さん間取りの件はお友達にも話してたそうなので、奥さんが病気になったのは家のせいって本気で思ってそう。↓

2019-05-28 23:29:01
まそほ @niuno_books

『慄える薔薇』貧乏生活を嫌がる作家の夫と、貧乏は苦ではないと言う妻。 妻が貧乏を気にしないのは、自分がその程度の男だからと思ってしまう夫。夫が貧乏を気にするのは自分が居るからだと思う妻。 妻がめちゃくちゃ可愛いです。最後のシーンも可愛いです。ちなみにこの作品だけ奥さん健康です。

2019-05-28 23:39:36

作家ではなく画家でした。

まそほ @niuno_books

今日一番笑った。中山違いだったらゴメン😂 ①台上の月/中山義秀 ②③定本横光利一全集16巻 小島勗宛書簡 大好きなキミちゃんを(キミちゃんの)兄の男友達に会わせないよう極めて自然に阻止した結果①w 愛人=キミちゃん この手紙面白すぎて…そのうち青空文庫で読めます。 pic.twitter.com/BptKbmYtOv

2019-05-30 01:07:27
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まそほ @niuno_books

地位も名誉もお金も職もない男が愛だけを武器に彼女のお兄さんを説得する手紙。 原稿用紙400字詰め×11枚+12枚+α とりあえずキミちゃんのことがものすごく好き。好きすぎて他の男が狙ってるように感じる(被害妄想)二人きりの時と違って他の人が居るとキミちゃんの態度が普通になる。それが嫌。↓

2019-05-30 01:19:30
まそほ @niuno_books

だから君も君の友達も居ない時を狙ってキミちゃんに逢いに行くけど許してほしい。 気持ちはすごく分かるけど、横光青年、有効打が全く説得力のない「幸せにするから」だけで、こんな長い手紙もらったお兄さんに同情する反面、ここまで書かれたらキミちゃん嬉しいだろうなと思う。

2019-05-30 01:30:28
まそほ @niuno_books

病みっぷりと耽溺っぷりがすごくて、この手紙読んだら、自分を不幸にするのも、幸福にするのも愛しい人なんだなと思ったわ。 3通目が途中で紛失してるけどすごく長そうww多分夜中に一気に書いた手紙ww

2019-05-30 01:35:57
まそほ @niuno_books

『美しい家』横光利一  privatter.net/p/4616935 『慄える薔薇』横光利一 privatter.net/p/4616940 ★旧仮名旧漢字を新仮名新漢字にしています。誤字脱字誤変換多々あると思います。 絶対転載しないで下さい。あなたが恥をかきます。 きちんとしたのが読みたい方は全集を。今現在青空文庫未収録。

2019-05-30 20:00:54
まそほ @niuno_books

『春は馬車に乗って』〜例え小説でも、(入籍できないから)「死んだら私の骨の行き場がないんだわ」という妻に、気休めでも安心する言葉をかけられなかった夫ってのが哀しいな。 小説なんであれですが…。

2019-06-01 19:38:01
まそほ @niuno_books

自由婚姻は旧民法なら男子は30歳以上、女子は25歳以上で可能だったらしいけど、キミちゃん亡くなったの満年齢なら21歳だしね。(wikiの年齢23歳は数え年だよね?)

2019-06-01 19:42:53
まそほ @niuno_books

身内が有名人になると、自分の書いた手紙や日記をさらされるの気の毒と思いつつ読ませてもらった。 恋するキミちゃん15歳の日記が可愛い。 原本どこにあるんだろう? 横光利一 (新潮日本文学アルバム) 新潮社 amazon.co.jp/dp/4106206471/…

2019-06-03 09:52:44
まそほ @niuno_books

横光作品だらだら読んでる『慄える薔薇』『鼻を賭けた夫婦』『表現派の役者』 『春馬車〜』で感じた男女の会話の噛み合わなさがふんだんにでてるw 基本的に男の方が意図的に外してる感じがしてちょっとイラってする反面、女に同情してしまう。 でも3作品とも言い争ってるようで相思相愛なのよ。

2019-06-08 10:22:08
まそほ @niuno_books

やっぱり表現が面白い。わかるようなわからないようなw “何だか後ろで言っている。聞いたが最後、負ける種類の言葉に相違ない。” “悲しみの情緒が天空にまで染まり上がった。” 『表現派の役者』の最後の一行大好き。

2019-06-08 10:30:09
まそほ @niuno_books

定本横光利一全集 14巻 『朝から晩まで』 大正14年〜15年 12月28日 妻女高熱にして、朝から晩まで氷嚢の口ばかり開けたり閉めたり。 … 12月31日 病人自身、12月中に死ぬに違いなしと言っていたため、この月の狼狽馬鹿にならず。 … ↓

2019-06-08 10:48:52
まそほ @niuno_books

1月元旦 起きて海を拜しに行く。…帰れば妻女、床の中にてうららかに、 「新年おめでとうございます。今年も宜しく看病して下さいませ。」と言う。 興趣哀れなれば、「良し」と答える。 横光さんキミちゃんの看病で凄く大変な状況だけど、ちょっと悲しくも微笑ましい。 キミちゃん亡くなるのは6月。

2019-06-08 10:54:06
まそほ @niuno_books

全部読んだわけではないけれど(主に大正期)、横光さんはちょっと不思議でキラキラした表現に隠れがちだけど、自分の自信のなさから来る周りへの不信感、疑心、自虐的な闇がたま~に見え隠れする。 文学の神様なんて呼ばれて全部手に入れた後でも、このうっすら闇は残ってるのかな?

2019-06-08 23:47:47
まそほ @niuno_books

“僕は非常にそれは不可思議なほど非常に君の妹を愛してきた。この感情を持った者こそ、天下に於いて不幸なものはなく、幸福なものはないと云うことは、人間の歴史に於いて絶えず示されているのは分かっている。” 定本横光利一全集 16巻 p45 “幸福”だけにしなかった所が名言だ。

2019-06-09 21:57:41
まそほ @niuno_books

横光利一⁄セレナード。 作品のチョイスが素敵。 月夜、草の中、幸福の散布、頭ならびに腹、セレナード、表現派の役者、青い石を拾ってから、街の底、園、鼻を賭けた夫婦、美しい家、火の点いた煙草、盲腸、七階の運動、機械、薔薇、榛名。 青空文庫入ってないのが多いよ。 amazon.co.jp/dp/4779125324/… pic.twitter.com/bh8PP03ut8

2019-06-10 23:01:25
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まそほ @niuno_books

一行除いて全部会話みたいな話もあるのでご安心?下さい。 今の所一番面白かったのが『青い石を拾ってから』 脚色してあるだろうけど、(横光さんの)お父さんが亡くなったので京城まで行く話。 母と骨を迎えに行ったら家にはお金が無かった。 帰国するために父がお金を貸していた所から取り立てする↓ pic.twitter.com/po680GBK8h

2019-06-10 23:51:02
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まそほ @niuno_books

羽目になるんだけど、その家の主も病気で死にかけてて…やっとお金が手に入り帰国できたら今度は姪が死にかけてて…。 主人公の生活費は姪の父(姉の夫)が立て替えてくれていた。今度は取り立てたお金を姉の夫に返したら自分は無一文に…。 お金は稼げない、でも自分は健全なふりをして↓

2019-06-11 00:07:35
まそほ @niuno_books

生きていかないと行けないのが読んでて本当に辛い。これと『街の底』を読んだら横光さんのドン底時代が分かります。 どこまで事実か分からなけど、キミちゃんに「お金がないから結婚できない」って書いたら「あなたの不幸は私の不幸」って返事が来たのは本当。全集16巻

2019-06-11 00:13:06

『青い石を拾ってから』と『小島勗宛書簡』を読み比べると、キミちゃん(K子)の返事を受け取ってから上京したかどうか違いが分かる。

まそほ @niuno_books

某日記に出てきた『山彦/黄金杯』ってなんだろうと思って調べたらドイツ文学だった。しかも訳は森鴎外さん(゚∀゚)岩波の全集に入ってるぽい。

2019-06-11 23:58:23
まそほ @niuno_books

ついでに某手紙に出てくるストリンドベリって誰?と思って調べたらスウェーデンの作家だった。 青空文庫に入ってる訳は森さんと有島さん(゚∀゚) すごいな文豪…。

2019-06-12 00:08:45
まそほ @niuno_books

横光利一 亡妻作品『美しい家』『慄える薔薇』『妻』『春は馬車に乗って』『花園の思想』に出てくる植物をまとめてみた。 上3つは同じ家だとよく分かる。 たくさん花が出てきそうな『春は~』が妻の肺の象徴ダリヤと、妻が病床で見ていた松、作品の代名詞スイートピーの3つだけ。意外。 pic.twitter.com/lZXdVBb4Zq

2019-06-18 23:48:24
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まそほ @niuno_books

『美しい家』『慄える薔薇』『妻』が中野の家 『春は馬車に乗って』が療養先の葉山の家 『花園の思想』が湘南サナトリウム かな。

2019-06-18 23:50:24
まそほ @niuno_books

横光利一さんの死別した先妻 小島キミ/君子さんの日記。満年齢でキミちゃん15~16歳。横光さん23歳。横光さん夏の帰省で2ヶ月ほどのお別れ。 好きな人が居なくなって泣いてるの可愛い♪例によって誤字脱字誤変換あると思われます。転載なさらぬよう…。 privatter.net/p/4681864 @niuno_booksから

2019-06-20 00:17:09
まそほ @niuno_books

届いた。載ってた。確認した。 多分初出以外では載ってない最後の6行で、“彼”が心の中で妻の名前を呼んで泣いてた……。 なんで消したんだろう……? pic.twitter.com/qqIDu1jbSM

2019-06-21 00:17:12
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まそほ @niuno_books

確認できたのは1冊のみだけど、良人のみならず嫁も文才があったのか。それで“うまい”につながるのね。 良人が先に逝ってたら何か本を書いたかもね。それはそれで読んでみたかった(^.^)

2019-06-22 21:38:06

大正10年(当時15歳)4月発行の『白鳩』に掌編が載ってる。結婚後に内職と称し童話を書いていたらしい(横光姉談)

まそほ @niuno_books

今日は横光さんの先妻キミさん/君子さんの命日なので、読むのは『花園の思想』なのですが、一連の作品に“花”という文字と花の種類(果物、木などを除く)が何回出てくるのか数えてみた。 aozora.gr.jp/cards/000168/c…

2019-06-24 00:10:41
まそほ @niuno_books

『美しい家』   花=11 薔薇7 葡萄 苺 菊1 山茶花1  桜桃  百合6 おいらん草1 =16 『慄える薔薇』   花=18 薔薇15 葡萄 苺 糸菊1 白菊2 山茶花1 無花果 芒 ダリヤ2 茶の木 罌粟2 フリージア2 スイートピー2 菜の花(菜)2 チューリップ2 =31

2019-06-24 00:14:06
まそほ @niuno_books

『妻』  花=12 薔薇1 葡萄 無花果 韮の花1 栗 葱 =2 『春は馬車に乗って』  花=9 ダリヤ3 松 スイートピー1 =4

2019-06-24 00:20:57
まそほ @niuno_books

『花園の思想』  花=1+83 百合7 ヘリオトロープ2 矢車草3 シネラリヤ1  ヒヤシンス1 マーガレット5 雛罌粟4 芍薬3 桜草1 =27 花=134+品名としての花=80=214 『花園の思想』だけで111回 愛妻を言葉の花束であの世に送ったんだろうね。 ちなみに初出とその後の本では最後が違う。

2019-06-24 00:24:12
まそほ @niuno_books

一連の亡妻作品で妻の名前(君坊⁄キーボー=キミ子⁄君子)が出てきたのはこの作品のみ。 彼⁄良人=横光さんは今読める本編では妻の名前を読んでいない。 削除されたのは彼が心の中で妻の名前を呼んで泣いた部分。 何故消したか色々想像できるけど、真相はご本人のみが知る。 pic.twitter.com/bV4pBh1rIW

2019-06-24 00:47:57
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まそほ @niuno_books

ついでに言葉としての花々も数えてみた。 twitter.com/niuno_books/st…

2019-06-24 10:41:00
まそほ @niuno_books

丙午1906年(明治39年)生まれなら1926年(大正15年)没で6月24日までに誕生日が来れば満20歳 それ以降なら19歳。何れにせよ数え年で21歳。 『蛾はどこにでもいる』で良人が21歳と言ってるのは数え年で間違いない。 まぁ若いね……。

2019-06-25 00:01:45

丙午の生まれで縁起が悪いと横光母が結婚に反対したそうなので1906年(3月7日)生まれで間違い無し。1926年6月24日没 満20歳。
wikiが間違っている。

2021年現在 wikiの年齢が訂正されているけど、その他の部分が小説を事実と解釈している感のある、井上謙の本が元なのであまり信用しないほうがいい。

まそほ @niuno_books

昭和45年の名古屋の新聞に詩人 佐藤一英さんの談話が載ってるんだけど(記事を書いたのは記者)、その中に横光さんキミさん結婚(内縁)の経緯がざっくり書いてある。 48年位前の話なのでこれも錯誤があるし、記者も大袈裟に書いてる気がしなくもないけど…… 横光が恋をした相手は同級生 小島勗の妹。↓

2019-07-02 08:40:26
まそほ @niuno_books

この君子という妹が素晴らしい美人で、(早稲田)英文科の憧れの的(当時、小島家には推定3〜4人は姉妹が居たのでキミちゃん一人を指していないと思われる)。だからみんな小島の家に集まって歓談する習慣があった。 例のすったもんだがあって、横光が二人の仲を取り持ってくれ(というより兄説得して)と↓

2019-07-02 08:48:12
まそほ @niuno_books

頼むので兄説得しに行ったが首を縦に振らず、仕方がないのでキミちゃんに気持ちを確かめたら好きと言う。 「では君ちゃん、横光の所に家出しなさい」で家出して妻になったと。(原文ママに非ず)

2019-07-02 08:54:46
まそほ @niuno_books

私がこの記事で一番納得して笑ったのは『』で書かれた佐藤さん御本人の言葉であろう↓

2019-07-02 09:02:39
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まとめたひと
まそほ @niuno_books

調べもの大好きなオタク。何かに描き残してあるからといって100%真実だとは思っていないし、自分の言ってる事が100%真実だとも思っていない。他人が調べたものを鼻息荒く自分が見てきた真実のように言う人は大嫌い。