
11/14は関門海峡に架かる関門海峡の開通記念日。1973(昭和48)年の11月14日に開通した。竣工当時、日本はもちろん東洋でも最長の吊り橋だった。撮影 2018・H30年11月。 #関門橋 pic.twitter.com/azoDuGp3A1
2021-11-14 23:26:03

開通記念日というわけで関門橋の写真をアップするが、建築ファンの視点として、関門海峡の両岸にかつて存在した3件の菊竹建築と関門橋の組み合わせでお送りする。 #菊竹清訓 pic.twitter.com/9nzch3e4Ex
2021-11-14 23:27:56

建築家の菊竹清訓氏が設計した建築が関門海峡の九州側に1件、本州側に2件あった。九州・福岡県の方は高速道路のめかりパーキングエリア(PA)、本州・山口県は壇之浦パーキングエリアと火の山展望台である。すべて解体されてPAは建て替え済み。 pic.twitter.com/9QVSbGu924
2021-11-14 23:29:51

まず、めかりパーキングエリアから。めかりPAは高速道路の一部である関門橋の九州側のたもとに位置する(福岡県北九州市門司区)。竣工は関門橋と同じ1973・S48。「めかり」は漢字で「和布刈」と書く。当地の地名だ。めかりPAの写真はすべて2016・H28年11月に撮影。 pic.twitter.com/lGumXboX2Q
2021-11-14 23:31:13

めかりPA・壇之浦PAとも建築の外周をスロープがグルグルと取り巻いて屋上に通じていた。来訪者はスロープを歩くことで関門海峡の景観をシークエンスとして体験しながら屋上に至り、そこから雄大な景色を眺めるという仕掛け。 pic.twitter.com/LmtTYTZe61
2021-11-14 23:33:01

もちろんこのスロープには自動車道のイメージが重なっていただろう。高速道路のパーキングエリアとして実に秀逸なデザインだった。解体されたのが惜しまれる。現在は新しいPAの建物が完成し供用されている。 pic.twitter.com/f9UW441Aie
2021-11-14 23:34:31


屋上をもう1枚。左は換気塔、右下の壁は階段の出入り口。コルビュジエの屋上庭園っぽいよね。そもそもスロープを本格的に導入したのもコルブだし。 pic.twitter.com/jqSPv89cpC
2021-11-14 23:40:37

関門橋の下を通過するコンテナ船。右奥にめかりPA。壇之浦PAから撮影した。 pic.twitter.com/9ToVCK19DP
2021-11-14 23:44:27

次は本州側の壇之浦パーキングエリア(山口県下関市)。こちらも竣工は1973・S48。この写真はめかりPAから。壇之浦PAの写真もすべて2016・H28年11月に撮影したもの。 pic.twitter.com/pBmwXaKD2O
2021-11-14 23:53:15

壇之浦PAのスロープから見た関門橋。壇之浦側は足場が架かった状態しか撮れなかったのが残念。 pic.twitter.com/A3kuvCarjR
2021-11-14 23:54:31


関門橋の下を通過するコンテナ船。主塔の左に壇之浦PA。この写真は2017・H29年8月。 pic.twitter.com/dFEgxEt1Rb
2021-11-14 23:56:50

そして3つめの菊竹建築が本州側の「火の山」の頂上に建っていた火の山展望台である(山口県下関市)。竣工は1973・S48。老朽化のため解体済みで新しい施設ができる予定と聞くが未着工(吹きさらしの展望デッキはある)。以下すべて2014・H26年11月の撮影。 pic.twitter.com/DW2yVmxLkA
2021-11-15 00:15:21

周囲を360度眺めることに特化したデザインがユニークだった。空港の管制塔を押しつぶしたような感じ。ホテルエリアワン境港マリーナ / 旧 境港マリーナホテル(1985・S60、鳥取県境港市)の原型はコレだろうね。 pic.twitter.com/F3qkuCFRYg
2021-11-15 00:17:04