『現代の社会人類学2儀礼と交換の行為』読後感想
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あいな😷育児垢🍥 @aina_lovemall

借りてきたよー 『現代の社会人類学2 儀礼と交換の行為』 編者:伊藤亜人・関本照夫・船曳健夫 発行所:財団法人東京大学出版会 1987年10月10日初版 念仏講は社会人類学の分野なのか… pic.twitter.com/MUXY5ZGa1K

2022-05-16 23:11:09
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期限延長して頑張って読んだんだけど、これはたぶん私の読みたかった念仏講ではないのでは…?と思いながら読んでたので首を傾げすぎて痛い、みたいな感じ。 名前は「念仏講」だけどもその活動としては葬儀と総会であって念仏を唱える集まりではないという現代社会の集落の中の自助グループ概念。

2022-05-31 23:36:42
あいな😷育児垢🍥 @aina_lovemall

まずこの本のサブタイトルが『儀礼と交換』なので、ここに掲載されている論文の話は『何かを犠牲にして何かを得ているグループ』について話してるんですよね。で、この話に取り上げられた現代的念仏講は農作業とかの共同作業が必要とされなくなった時代でも生きている共同体の概念なんだねーって話。

2022-05-31 23:47:56
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最初に読んだ話がフィリピンの密林に住んでる部族の結婚式における儀礼の話で、花嫁と交換するための豚をあと一匹追加で用意するかと揉めているそこへ部族のリーダー的存在が大きな肥えた豚を連れて颯爽と登場…という展開に、まるでカラオケボックスの部屋を間違えた感覚になった。社会人類学深いな…

2022-05-31 23:47:56
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スペインの都市民俗の話。スペインって田舎は過疎化がめっちゃ進んでて活気が無い村が多いらしいんだけど、昔の都市国家概念をずっとインストールしっぱなので村と言えども何もないわけではなく都市機能を充分備えている村になりがちなんだって。『ピカレスク』はヤンキーっぽいよな…と思った。

2022-06-01 00:19:19
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中米のグアテマラの『極めて原住民性の強い共同体』の話。毎年交代のリーダーは祭事の金銭的物理的負担がめちゃくちゃ大きくてしんどいけどほぼ強制で合議によって持ち回りシステムになっているらしい。『儀礼と還元』っていうか『破壊』でしょ、って書いてる人が自身で突っ込んでいる。

2022-06-01 00:19:19
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バングラデシュの定期市の話やネパールの農村の話は、カースト制度が軸になっていて面白そうな話だったんだけど私の頭では理解がしきれなかったや。残念。定期市ではカーストランク内でゆるい競争市場が生まれているとか、カーストがあることによって分業できている、とかそういうの。

2022-06-01 00:19:19
あいな😷育児垢🍥 @aina_lovemall

P.160引用『いずれのタイプの定期市においても、その存続に寄与している重要な要素は、農村の多数を占める農民・農業労働世帯の余剰労働力から析出した零細な商人層である。いいかえれば、そのような形で村落にとどまることが、未だ充分に労働力を吸収する条件を備えていない都市への人口流出を、あ→

2022-06-01 00:19:20
あいな😷育児垢🍥 @aina_lovemall

→る程度まで押さえていると見ることもできるかもしれない。』 (「バングラデシュ農民社会の定期市」鹿野勝彦) 『彼方の事情と此方の事情を取り付ける』役割である『商人』が定期市のなかで収まっていることで一定のお金が周辺の村々だけでぐるぐるする仕組み。 答え合わせできたな。

2022-06-01 00:19:20
あいな😷育児垢🍥 @aina_lovemall

コレジャナイと思いつつ結構読んだよ…頑張った。 (あと普通に話が難しくて頭に入ってこないのとかもあった)

2022-06-01 00:21:48