草津温泉の伝統文化『時間湯』の廃止騒動について調べていたら、いつの間にか温泉文化のユニセフ無形文化遺産登録運動が始まっていたのに気付いた。結局あの町の温泉文化が今後どうなるのかがとても気になる、という話。
【きっかけ】草津温泉には『時間湯』というものがあったらしい。
2020年に全国ニュースになった草津町で起きた元町議の性被害告発とリコール投票の件を、個人的にネットで調べていたところ、どうやらそのトラブルは『時間湯』と呼ばれる、草津温泉で利用されていた独自の入浴方法が原因らしいという話があることを知りました。
2017年10月の記事です。 引用『草津温泉の共同浴場前を通ると、「揃って3分~」「オーッ!」という掛け声が聞こえてくることがあります。これが時間湯。』 わかりやすい。 時間湯とは?草津温泉の神髄が千代の湯で体験できる! | 群馬県 | トラベルjp 旅行ガイド travel.co.jp/guide/article/…
2022-05-04 09:47:18ニュース記事引用:
『「にっぽんの温泉100選」(観光経済新聞 主催)で16年連続1位に輝く 群馬県の草津温泉。
その人気温泉地に古くから伝わる伝統文化をめぐり“ある騒動”が起きている。
問題となっているのは草津温泉に伝わるといわれている「時間湯」とそれを支える「湯長」という制度。
「時間湯」とは決められた時間の間、温泉につかる入浴法である。
江戸時代末期から明治時代初期に 湯治客の間で始まったといわれ、現在では体験入浴も含めて年間約1万8000人が利用している。現在は、草津温泉にある「地蔵の湯」と「千代の湯」という2か所の施設で行われている。』
『現在、草津温泉には2人の湯長がおり、草津町の臨時職員として働いている。
その時間湯で入浴の指導や、湯治客の健康面をチェックしているのが湯長だ。』
草津温泉では元々湯治のような意味合いの『時間湯』という伝統的?な入浴法があり、最近になってそのコーチ的な存在の『湯長』という役職を廃止したらしい。 人気温泉地“草津”に異変!100年以上続く伝統文化が廃止の危機… | FNNプライムオンライン fnn.jp/articles/-/1396
2020-11-21 18:12:47草津町は、先代の町長の頃から、この100年以上続いている『時間湯』という入浴方法に対して管理責任を負うために、『湯長』を町の観光協会の臨時職員として雇っていました。
先程の記事引用にもありますが、『湯長』は、『時間湯』の利用者の健康チェックをしたり、入浴を指導したりする役目を持っているそうです。
そして、高温で有名な草津温泉のお湯を、長い板で撹拌する『湯もみ』という技術を使い、加水せずに温度を下げて入浴することを主導する役割もあるそうです。
(湯もみ自体は利用者全員で行なう入浴前の作業です)
ですが、2019年5月、町長は時間湯の危険性を指摘し、2020年4月以降の、湯長の雇用契約の更新をしない方針を決定しました。
理由は以下の通りです。
①湯長が問診をしてそれに合わせた温浴スタイルで入浴させるという一連の行為が医療行為に当たる
②“効かない病はない”と言われるくらい効果がありますと、草津温泉時間湯保存会という市民団体のHPに書かれているので、薬事法・薬機法に触れる可能性がある
③異性の湯長の前でも原則は裸で入浴しますと草津温泉時間湯保存会という市民団体のHPに書かれているので、精神的苦痛を味あわせてしまう恐れがある
参加者が男女混合のうえに湯長が異性でもお風呂に入るところを見られてしまうっていうシステムが今と合致してないのはわかる。 医療的な判断や指導をするのに資格が必要かどうかってタトゥー彫師さんの問題とかと似てるのでは…
2020-11-21 18:12:47ライフセーバーは資格必要だけどタトゥーは資格いらない。 一旦廃止された制度が、これからどうなるかは見守ったほうがいいかも。 (資格要らなくてもいい医療じゃないから悪いとかじゃなくて資産にするか負債にするかっていうレベル)
2020-12-09 18:48:05アトピー持ちだったので私も小さい頃は色んな温泉施設に沢山行かされてた。 温泉療法の一つの行方の顛末は結構気になる。
2020-12-09 18:48:06時間湯の湯長の問診が薬機法に抵触することを考察したブログ記事
記事引用:
『私としては整体師などの無免許業者が、無免許医行為を正当化するのに利用できそうな解決法は取らないでいただきたいわけである。
ズンズン運動の悲劇を繰り返さないためにも。』
引用『医師の指示の下、PTや看護師が問診や治療行為をする、という形であれば法的には問題無いと思われる。』 2019年の記事です。時間湯が医師法や薬機法に抵触するという部分の詳細解説があります。タトゥー視点もあり。 草津温泉の時間湯と問診 - びんぼっちゃまのブログ binbocchama.hatenablog.com/entry/2019/06/…
2020-12-14 19:23:27タトゥー彫師医師法違反被告事件を担当した弁護士のツイート
断食道場に入寮する際に症状など尋ねる行為は「問診」にあたるとする最高裁判例からすれば湯治客に入浴法を指導するため健康状態を尋ねる行為も「医行為」となりうる。他方で「時間湯」は温泉文化の伝統であり医師法による規制はなじまない。文化・伝統を守るための策が必要。 asahi.com/articles/ASM5Z…
2019-05-31 10:03:02【仮説】町長の3つの指摘について、個人的な解決策を考えてみる。
①『湯長』が利用者の健康状態を確認することが、本当に『医師の問診』に該当するのかどうかは、もう少し丁寧に調べた方が良かったのではないでしょうか?
似たようなトラブルを抱えたタトゥーの件も少し調べましたが、刺青師が医師免許を取得することは現実的な解決方法ではないし伝統的な職業ならば別の道もあるという判決が出ています。
これを踏まえて『時間湯』廃止の件に関して言えば、湯治を専門にする病院や医師に相談を必ずしてから時間湯に参加するなど(もう実際にそういう状態であるらしいですが)の条件を義務付けたり、専属の医師や医療施設を町側で整えたり支援したり、町の条例で時間湯の湯長の資格について決めるなり、いろいろな存続の道を模索する方法もあるはずだと思いました。
②『お医者様でも草津の湯でも…』という文言は昔から知られている有名な都々逸やことわざですし、古典由来の文言を薬機法に抵触するから伝統文化の説明には使うな、というのはやや横暴のような気がします。
この件で指摘されている文章は、文章前後を含めて意味を考えても『効かない病は無い』と明確に謳っているわけでもありません。
③このテレビの取材画像では、湯長は男性と女性の2人がいました。なので、『異性の湯長の前でも原則は裸で入らなければならない』という状況は湯長と利用者がどうにか頑張れば改善できるのでは…?という疑問を持ちました。
そもそも町長がテレビの取材に対して答えていた理由は、「(行政とは関わりのない)市民団体のHPに書いてあったから」なんですよね…。ならばそれは市民団体に修正をお願いすれば良くない…?もしくは行政や観光協会からきちんと発信すればよくない…?という印象でした。
行政が時間湯に対して責任を負わなければならないから、ということであれば、改めて湯長の雇用主である観光協会や温泉を管理している町役場が、ほうぼうの協力を得るなどして広報やルールを整えればいいのではないでしょうか…?
【町長派の意見】2020年12月14日、黒岩町長が記者会見
リコールの前後、女性元町議を支援する団体が草津町内でデモ活動や議会の傍聴を継続しており、その支援者からの情報発信は海外にも及んでいました。
海外では日本の政治の場や職場などの男女格差に関心があり、こういった問題には厳しい目が集まっているようです。
日本外国特派員協会、いわゆる外国人記者クラブからの申し入れがあり、黒岩町長の記者会見がYouTubeのライブ配信で行われました。
その中で『時間湯』の件についても言及をしていましたので、一部抜粋します。
こちらのほうがスムーズに見られますね… 群馬・草津町の黒岩町長が会見 町議による性被害告発に見解(2020年12月14日) youtu.be/sncA-hbl9qw @YouTubeより
2020-12-14 14:04:05「近代医学では非常に危険な入浴として医学者二人から、危ないから止めたほうがいいという報告がありました」 「日本の医師法や薬機法にも抵触する疑いがあります」 「この入浴法を続けようとする元町議が関係者と共謀し…」 「改革者である町長が失脚すれば再び入浴法が復活すると画策したものです」
2020-12-14 15:18:20町長は女性元町議の告発を全くの嘘だとし、逆に名誉棄損で告訴をして争っています。
当初私がこの告発と告訴の件を聞いた時は「なんでそんな酷いことをするんだろう?」と思っていたのですが、この『町長が失脚すれば再び入浴法が復活すると画策』という発言を含めて、町長の言動を振り返ると、かなり相手の行動を敵意を込めて読んでいる人の発言だと思ったので納得がいくのですよね。
(是非はともかく)
この時点で、町では今、最大派閥の『町長派』と弱小派閥の『時間湯派』(もしくは『反町長派』)との争いが起きているのだなということが分かりました。
そして、町長は派閥をまとめていくために失態やミスが決して許されない状況で、『時間湯派』を『敵』として扱うことで仲間の結束力を高め、あえて強気な発言を繰り返すことで反対意見を許さない強権政治を行っているという状況であることを感じました。
町長は伝統的入浴法である時間湯を保護しようと思えば出来る立場だったけど『しなかった』(もしくは『積極的でなかった』)🤔。
2020-12-14 19:23:31恐らく町長は自分の目的である町の再開発を自分の思い通りのスケジュールと内容で達成させるために、敵対勢力の弱体化を目論み、その流れで『時間湯』を廃止し『湯長』の雇用契約を止めたのでしょう。
ですがこの制度の廃止は、日本温泉地域学会の意見書のように、伝統を重んじ温泉という文化を愛する人々からも批判が集まってしまうのでは…?
この草津町は確かに温泉で有名な場所ですが、一つの『伝統』を、『観光事業』の活性化の観点や私的な理由で潰そうと考えることは、他の(町長が守りたいほうの)『伝統』や『観光事業』もドミノ倒しのように論理が破綻してしまうのでは…?
…と、私は思いました。
【元町議と時間湯の関係】2020年12月18日、元町議が記者会見
町長からの性被害を告発しリコールで失職した女性元町議が、町長の時と同様に、日本外人特派員協会の施設で記者会見を行いました。
記者からの質問の中に『時間湯』関連のものがありましたので一部抜粋します。
群馬・草津町の新井元町議が会見 町長からの性被害を告発(2020年12月18日) youtu.be/bkX3gcNhjQA @YouTubeより
2020-12-18 17:40:19質問「時間湯との関わりは?」 解答(意訳)「私は全く関係ありません。関与もしていない」
2020-12-19 17:43:39質問(意訳)「①県知事に対する『時間湯の復活を検討するならこの告発をしない』という旨のメールを送った件について」 解答(意訳)「町長には、私とライターが組んで県知事にメールを送ったと思われているが、私はライターが送った経緯すら知らず、全く関与していない。」(配布資料有り)
2020-12-20 00:20:36『時間湯との関わりは無い』というのは、『今は関係が無い』という、いわゆるごはん論法ではないかと思いました。
少し調べただけでも、過去に彼女自身が『時間湯』の利用者だったことが分かりますし、議会でも『時間湯』や共同浴場の事について当事者目線の政策を提案するなどの発言をしていたようです。
町議会の中で『時間湯』の廃止に反対していたのは、この女性元町議ともう一人の男性議員だけでした。
ニュースで話題になった性被害告発の件は、町長派の視点から邪推して見れば、『時間湯』の廃止という最大の危機的な状況になった『時間湯派』が、『町長を失脚させる』という最大の目的を手っ取り早く果たすために町長のスキャンダルを暴き、事件を『捏造』した…ということなのでしょうね。
そして、その告発の前段階である『県知事へのメール』は、群馬県知事への『時間湯』保護の要求という名の『脅迫』…という印象です。
これがなぜ群馬県知事へ向けたのか、当時は分からなかったのですが、現在の群馬県知事は草津町出身で、よく「草津温泉を贔屓している」という噂すら出るほどに観光重視の政策を取っています。
町長は知事選挙の時も町全体で選挙運動を支援したようで、だいぶ仲が良いというのは公然と知られている話のようです。
『ボスに言われたら町長も従うだろう』という目論見でメールを送ったようなのですが…これは明らかに『町長の顔に泥を塗っている』ので逆効果ですよね…
時間湯派は、町の問題を県のスキャンダルにしようとして、作戦失敗しているのです。
そして当時、時間湯派のライターが発売した電子書籍の中で告発した女性元町議自身も、時間湯派の拙速な動きやパニック(もしくはヒステリー)に翻弄されて、半ば自分の意志ではない部分で行動していた/しているのでは…?と不安になりました。
【時間湯の危険性】高温浴のリスク
『時間湯』は50℃前後の高温の温泉に数分間入浴するというものです。
一般的に、お風呂のお湯の温度が42℃以上の時は『高温浴』と呼ばれ、入浴すると交感神経が活発になり肉体や精神が高揚する作用があるようです。
しかし、一方で、その入浴直後には急激な血圧の上昇がみられることがあるようです。
42℃以上の「熱いお湯」に入浴するのはいいのか悪いのか?(東京銭湯)
記事引用:
『平成16年3月に報告された『銭湯における温熱効果の予防医学的意義に関する研究』に収載された論文「入浴と各種生体機能」(北海道大学保健管理センター・大塚吉則氏)によれば、「水温が38℃以上になると心拍数、心拍出量などが増加してくる。末梢循環系では、血流量や血流速度が増加、42℃以上の高温浴は交感神経を緊張させる作用がある。高温浴は精神的にも肉体的にも活動的な状態を作り出す。10分間42℃の湯に浸かると、血圧は入浴直後から上昇し始めて、20〜40くらい増加する。これは熱い湯による刺激で交感神経が興奮して血管を収縮させ、急に血圧を上げてしまうからである。脈拍は40拍ほど、体温も2℃ほど上昇してくる。したがって、高血圧症、動脈硬化症の患者や高齢者ではこのような高温浴は避けるべきである」とあります。』
2つ目に、高温浴は、温度や刺激などが、人間の体内のホルモンや自律神経に働きかけることにより、乱れた生体機能を整える作用・『温水療法の総合的生体調整作用』が注目されているようです。
その作用にはメリットもある一方で、群馬大学医学部附属病院草津分院の院長であり温泉医学を専門にしている久保田一雄氏の論文では、時間湯では副交感神経が刺激され過ぎるのが危険であるという指摘をしています。
論文引用:
『時間湯に入湯すると快感が得られ、病み付きになる人も少なくない。その原因は血漿βエンドルフィンの一過性の上昇によると考えられる2)。私たちは時間湯が止められなくなった21歳のアトピー性皮膚炎の女性例を経験し、実際、彼女の血漿中にβエンドルフィンの増加を確認した4)。』
確かに、むやみやらたに希望者全員が安全に利用できるものでは無いという事が分かります。
医者と旅館がいい感じにコラボしてアトピーやその他皮膚病関連の温泉療法を町を挙げて推奨する方向性は無かったのかと思って探ってたけど、お医者さんの論文でベータエンドルフィンが出るし中毒で止められなくなった20代女性がいます、とか言われるとあっこれむりかも…って思った次第です。
2020-12-15 17:08:18個人的に勉強させてもらっているアカウントの人が、高温泉の入り方について言及されていた。 高温浴は賛否両論だけど民間レベルになると『ガチ口伝』が一般的なのですよね。 日本人はお風呂が好きだけど、そこの知識をみんな持ってるわけじゃないなというのを自覚しました。 twitter.com/onsen_wonderfu…
2022-02-08 08:07:00誕生日にHP更新。時間湯・高温泉の入浴体験を記しました。hitoshiozawa526.travel.coocan.jp/5jikan-yutaike…草津温泉の一部人だけ「湯長制度は安全だ」と言う。よそで年配者に「危ないから注意して入るように」とノウハウを教わった。#時間湯 #高温泉 #土地の年配者 #各地で教わる #そもそも危険な温度 #橋下徹 #問題解決の授業 pic.twitter.com/CSaGbUbJ6X
2021-05-26 22:22:15時間湯の湯長制度についても言及されている。 記事引用『―――湯長制度は絶対安全なので事故は起こらない。 という対応は論理的に入らない。なぜならば、 ―――今までうちは火災を起こしていない。だから火災保険を解約しよう。 という論理と同じだからである。』 ここの部分しっくりきました。
2022-02-08 08:07:01【温泉ビジネス?】温泉に関わる資格
『湯長』は人から人に伝えられる知識の集合であって、『資格』ではない…だからこそ、死亡事故の訴訟リスクも可能性としてあり得る現代においては、観光協会という第三セクターの組織に属してもらうことによって、責任を担保してもらっていたのでしょう。
では、『湯長』というのが代替の無い伝統的な資格であるとして、温泉に関わる資格で、『湯長』に準ずるような、入浴指導が可能なレベルの資格があるのだろうか?という疑問が浮かびました。
引用『温泉活用の専門家である「温泉利用指導者」ならびに「温泉入浴指導員」の養成講習会を実施しています。』 こういう資格もあるのかぁ。 温泉関連講習 | 日本健康開発財団 jph-ri.or.jp/guide/index.ht…
2020-12-15 07:54:30なんか温泉関係の資格…いっぱいある… (思ったよりあった…) 講座案内 onsenhyakkaten.com/onsen/license/
2021-01-19 15:06:34温泉百貨店と温泉地域学会から入れる温泉観光士&温シェルジェの養成講座 onsenchiiki.web.fc2.com/RSA7.html
2021-01-19 15:27:53他にも、
日本温泉保養士や…
日本温泉保養士協会公式サイト
『温泉ソムリエ』や…
温泉ソムリエ公式サイト
『温泉マイスター』など…
別府温泉地球発物館 温泉マイスターについて
たくさんの温泉の知識や健康的な入浴に関する資格があるのだと気付きました。
気になった方はこちらのサイトもチェックしてみてください。
らくらく湯旅 温泉に関する資格とは?温泉好き必見の「温泉資格」をチェック!
『温泉観光士』とは
温泉観光士は、日本温泉地域学会が認定している資格で、毎年草津温泉で講座が開催されていました。(過去形なのは後述します)
温泉の成分等基礎知識、医学的分野、化学的分野だけではなく、歴史的・観光的・文化的視点で温泉の知識を身につけることができる資格です。
温泉地で講座を行うので野外実習など実際に温泉に触れながら資格取得ができます。
講座は3日間で、その後行われる試験に合格すれば認定されるそうです。
なんかよくわからないんだけども、温シェルジェは、熱海学というのを温泉観光士にプラスした熱海の温泉の専門家って感じのやつなのね。 温泉観光士は一昨年までに16回も草津で開催してるのね。
2021-01-19 15:40:31温泉観光士の講座、各地で行われてて大変興味深いんだけど、他の地域では講座の終わりの方にそっと地熱発電の話も挟んでくるのに、草津ではやってなくて趣旨一貫しててほんわかしてしまった。マジで地熱発電嫌いなんだな。
2021-01-19 15:48:29草津町の町長が温泉観光士の講座の挨拶来てる写真あったよ。 町長っていう肩書だと、ちょっと挨拶してあとは知らん、っていうシチュエーションとか、この人主催団体の責任者なのでHPに載せるツーショット写真を1枚だけお願いしますとかその後和やかに1回だけ握手したりとか、まぁ色々ありそうだよね。
2021-01-19 15:52:43草津温泉の温泉観光士は時間湯も講座の内容にしっかり入ってる。 湯長が指導している写真あり。
2021-01-19 15:54:31ただし他の3万ぐらいする(認定料込)資格と違って、この草津の温泉観光士は1万円、ただし顎足枕別。 割と良心的で、講師へのお礼と会場代ぐらいだなーっていう気はするけど、じゃあ1年に50人程度温泉観光士が増えていく事で草津町に何のメリットがあるの?っていう。(ある気がする)
2021-01-19 16:38:59『温泉資格』はビジネス…なのかな?
私が思ったよりも温泉に関する資格はたくさんあり、温泉マイスターのように、温泉地自らが資格制度を作って認定している事例もあることが分かりました。
資格を取得するために、温泉が好きな人たちが集まり、温泉知識の共有や伝達、温泉の将来や希望について話し合える場ができ、3日間必ず宿泊し飲食するという仕組みは、極上体験であると同時に収入源であるという風に考えることができます。
資格取得のために来ているのですから、取得に不利なマナーの悪い行為はしないでしょうし、取得後は温泉地のことを周りにたくさん宣伝してくれる広告塔にもなってくれるでしょう。(本人は無意識でしょうが)
そういった『良質な観光客』と思われる人たちが定期的に来てくれることは、町にとっても大変貴重でな事なのではないでしょうか…?
『 温泉療法医』とは
記事引用
『正しい温泉・気候・物理療養指導を行えるよう教育研修会全課程を修了し、当学会入会年より3年を経て、認定を受けた医師を指します。』
『温泉療法専門医は、療法医より上位の資格となります。
温泉療法医認定より2年以上を経て(最短で学会会員歴5年以上)、専門医試験に合格した上で専門医取得条件を満たして認定を受けた医師を指します。』
引用『ドイツ・フランス・イタリアなどをはじめとするヨーロッパ諸国では、各温泉地に温泉の専門医が常駐し、その指導のもとに温泉療養が行われているのが通常です。』 ええ…そうなんだ。 欧州は温泉=医療の意識が強いのかしら。 温泉療法医について | 日本温泉協会 spa.or.jp/onsen/547/
2020-12-24 14:26:53温泉療法専門医の教育研修施設認定を受けた医療機関や温泉療法医・温泉療法専門医を知ることができる日本温泉気候物理医学会のホームページはこちらです。 onki.jp
2022-01-24 11:10:39