
『夏の暑さと儚さと』 やっと更新します。 イメージとしては、現代版浦島太郎というべきでしょうか。 ぜひ、浦島太郎を想像しながら読んでいただくと、より楽しめるかと思います。よろしくお願いします。 pic.twitter.com/TR864cHTNU
2018-08-23 22:09:07

part2 暑い暑いって言ってると暑く感じるんだよって、よく言われたことあるけど、 でも、暑いんだから仕方ない。 逆にこのくそ暑い中、寒い寒いって言ってる方があたまおかしい奴だと思われるよ…。
2018-08-23 22:11:24
part3 今年は、例年より暑いってテレビで言ってたな。 今の気温は… すぐ近くの温度計は37度を指していた。
2018-08-23 22:11:44
part4 俺:あちぃなぁ… そんな俺は高校生。 こんな平日の昼間っからなにしてるって? 1人で海ですよ。ええ。 平日の昼間に海ってヤンキーなの?って思われると、思うけど、そうじゃなくて今日は創立記念日というやつで学校が休みらしい。 pic.twitter.com/6JAYx6OYJH
2018-08-23 22:12:29

part5 暇すぎたから海に来たけど平日だし、 本当に誰もいない。 ただ砂浜に寝転がってるだけ。 俺:ん…? 俺は自分のちょうど目の前に 何かを見つけた。
2018-08-23 22:12:56
part7 俺は立ち上がって、その亀の元に向かった。 その亀は穴にハマって抜け出せなくなっている。 いつからかわからないが、この暑さだ。 カメは心做しか苦しそうな顔をしている。
2018-08-23 22:16:02
part8 俺:大丈夫だからな、よいしょ! 【ズボッ】 俺:よーし!抜けた! よしよし。お前も1人なのか? カメ:……… 俺:まぁ話すわけねーよな。 ちょっと待ってろ、海まで連れてってやる。 pic.twitter.com/tDWR97qULR
2018-08-23 22:16:44

part9 俺はその亀を抱えて、海まで持っていき 離してやった。カメは泳ぎだし、一旦振り返って、海の底に消えていった。 でも、その時の俺はまだわからなかった。 このカメを助けた事によって、 あんなことが起こるなんて……。 pic.twitter.com/SdtRbnl5oG
2018-08-23 22:18:22

part10 俺:俺もかーえろっ 俺はもう、すぐに家に帰った。 やはり家は、エアコンが効いていて涼しい。 俺:うはぁー、やっぱり家だな!
2018-08-23 22:19:11
part11 そして、そのまま爆睡したらしい。 起きたら次の日の朝だった。 今日は土曜日。 母親:もう仕事行くからねー! 俺:ほーい また今日も1人。 俺:暇だなぁ…
2018-08-23 22:19:56
part12 【ピンポーン】 時間はまだ朝の8時半。 宅急便、そんなに仕事早いのか? 俺:宅急便にしては早くねーか? 誰だよ朝から…!
2018-08-23 22:20:28
part14 ??:どうも。はじめまして。 大きい目、白くとても綺麗で透明な肌 そして、サラサラな長い髪。 とても小さな顔。それでいてスタイル抜群。 なによりいい匂いがする。 pic.twitter.com/cea9w8vUel
2018-08-23 22:22:17

part15 そして、一番、目に付くのは その豪華で綺麗なドレスだ。 一般人が着れるようなものではないだろう。 その美しい女性は深々と頭を下げて 挨拶をしてくれた。 なんか俺も釣られてお辞儀をした。 pic.twitter.com/aggbFQ9jaa
2018-08-23 22:23:12

part16 俺:えっ、と…その… ??:突然すみません。○○さんですか? 俺:えっ、あ、多分そうです 自分でも何言ってるかわからなかった。 ○○さんですか?って聞かれて、 多分そうですってなんだよ。
2018-08-23 22:24:13
part17 ??:私、梅澤美波っていいます。 俺:それで、梅澤さんが俺になんの… あ、とりあえず入ってください。 美波:あ、大丈夫ですよ! すぐ終わります! 俺:あ、そすか 美波:昨日のこと、覚えていますか? 俺:昨日…? 美波:この子の事です。
2018-08-23 22:25:17
part18 梅澤さんの後ろから出てきたのは、昨日俺が助けたカメだった。 美波:この子から、○○さんに命を助けてもらったと教えて貰ったんです 俺:……? 俺の頭では理解できない。
2018-08-23 22:25:52
part19 美波:ふふっ、不思議って顔してますね!☺️さ!行きましょう!! 俺:い、行くってどこへ! 美波:いいからいいから!ほら! 美波さんは俺の手を握って笑った。 俺:(か、可愛いかも…) pic.twitter.com/l6n1DbwYm3
2018-08-23 22:29:16

part20 美波さんに連れられ、街を走る 俺:み、美波さん!どこへ行くんですか! 美波:さ!ここです! 突然俺たちの周りを白い光が包んだ。 そして、すぐ、見たこともない別の世界へきた。 pic.twitter.com/gSBTUqJZoV
2018-08-23 22:30:36

part21 俺:こ、ここは…! 美波:私の国です! 俺:す、すげぇ… ここは海の底? いや、森の奥深く? それとも、俺が全く知らないどこか? なんか見たことの無いものが沢山あるな。
2018-08-23 22:37:47
part22 俺:俺が住んでる世界とは違う! すげぇーー!!! 【ピーーー!!】 俺:な、なんだ!? ゾロゾロゾロ。 なんか人が出てきた。 俺:ここにも人間はいるんだな!😶
2018-08-23 22:38:30
part23 警察:誰だ!よそ者が勝手に入るな! 俺:え、あ?警察さんなの!? 1回落ち着いて周りを見回してみる。 俺:あれ、俺、これ、やばいやつ? 明らかに全員俺を狙ってるよな…? 警察:捕まえろ!! 俺:えーー!待って待って!!😧
2018-08-23 22:39:19
part24 美波:待ちなさい!! その言葉と同時に警察さんは全員ビタっと止まった。 美波:大事なお客さんになにをするの! 失礼でしょう!彼はカメを助けた○○さんですよ!! 警察の人の様子が明らかに変わった。 pic.twitter.com/vzQh0jXmwx
2018-08-23 22:40:56

part25 警察:こ、これは!○○さんでしたか!! 私共のご無礼をお許しください… 俺:え?あ、いや全然気にしてないから大丈夫っすよ 警察:おお!なんてお優しい方なんだ! 俺:(すげー手のひら返し…)
2018-08-23 22:41:38
part26 美波:○○さん、行きましょう? 美波さんは再び俺の手を握って歩き出した。そして、一番高く大きい城に入っていった。 美波さんはその1番上に進んだ。 俺:み、美波さん… 美波:どうしたんですか? 俺:あの…美波さんって…どういう… 美波:あ、申し遅れました…
2018-08-23 22:42:54
part27 「私はこの国の女王の梅澤美波です。」 pic.twitter.com/SCGdeUnphv
2018-08-23 22:44:53

part28 カメ:姫様!私のご紹介も! 俺:ひ、姫!? って、カメが喋ったァァァァァ!!!! 美波:そうです、私はこの国の姫なんです 俺:あの、そ、そうなんですね… pic.twitter.com/DpkC2Y8SHy
2018-08-23 22:46:33


part29 なるほど、だからさっきも 警察がいうことを聞いたのか…フラッ 【バタン】 俺は衝撃が大きすぎて倒れた。
2018-08-23 22:47:23
part30 ーーーー 俺:んん… 美波:あ、○○さん! 俺:んーー!よく寝た!😁 美波:良かった…元気で… 俺:俺は元気しかないんで!! pic.twitter.com/o0h6a5dPRr
2018-08-23 22:50:28

part31 美波:あの、○○さん 俺:は、はい!! 美波:固くならないで! 敬語じゃなくて大丈夫ですよ 俺:じゃあ、美波さんも!! 美波:はい!☺️ 俺:よし!美波さん! 美波:はい! 俺:一緒に出かけよう! 美波:もちろん!😆 pic.twitter.com/CoHw93dnQZ
2018-08-23 22:51:58

part33 俺:おお!昼とは違う雰囲気! 美波:この街は、昼より夜の方が活発なの! 夜景がすごく綺麗なんだ! 俺:俺、夜の雰囲気の方が好きかも! あ!美波さん!あの店入ろう! pic.twitter.com/5gSklQIdVr
2018-08-23 22:53:32

part34 俺は美波さんを色んなところに連れ回した。 連れ回したって言ったら変だな🤔 バカだからまともな表現出来ないけどわかりやすくいうと、 美波さんといろんな所を歩き回った。 あれ?これであってるよね🤔
2018-08-23 22:54:30
part35 俺:美波さん、大丈夫? 美波:うん!○○さんと一緒だとすごく楽しい! 2人の指は自然と絡まっていった。 そしてそれはしばらく離れることは無かった。
2018-08-23 22:55:47
part36 ふとした瞬間に見せるその笑顔。 好きになる理由には十分だった。 それから俺たちはずっと一緒にいた。 色んなことを忘れ、時間をも忘れ、 すごく楽しい時を過ごした。
2018-08-23 22:56:40
part38 美波:あの○○さん… 俺:ん? 美波:私… pic.twitter.com/onMQDdYmz6
2018-08-23 22:57:58

part39 『○○さんのこと、好きになっちゃったみたいなんです…』 pic.twitter.com/3jrxY9DCQ6
2018-08-23 22:59:10

part40 (訂正版) 俺:えっ… 彼女は、はっきりとそう言った。 恥ずかしさなのか、下唇を噛みながら。
2018-08-23 23:05:09
part41 美波:急にごめんなさい! 違う世界の姫がこんなこと言って…😅 困るよね…! すみません!突然こんな馬鹿なこと… 美波さんは立ち上がり、部屋から出て行こうとした。 俺は咄嗟に手を取り、引き止めた。 pic.twitter.com/Xf0ZCdbXAE
2018-08-23 23:02:34

part42 俺:待ってください。 【ギュッ】 そして後ろから抱きしめた。 俺:俺も、美波さんのこと大好きです、ごめんなさい。でも気持ち抑えられないです。
2018-08-23 23:03:30
part43 美波さんが、泣きながら震える声を発した。 美波:ほんと…?😢 俺:ほんとです。 美波:私でいいの?😢 俺:美波さんがいいんだ。 美波:ありがとう…😭 pic.twitter.com/sOf3Whgb4d
2018-08-23 23:07:12

part45 俺:大好きです。 美波:嬉しい…☺️ 俺:俺もだよ! 美波:ねぇ、もう1回…お願い…! 俺:うん 💏 pic.twitter.com/Hs4CkjGfpM
2018-08-23 23:08:39

part46 俺たちは幸せに包まれた。 けど「幸せは長くは続かない」という言葉通り、俺はある重大なことに気づいてしまった……。 俺はもう長い間も元の世界に帰ってなかった。 何年ほどいただろうか。 現実世界ならもう大学生?
2018-08-23 23:09:58
part47 けど、その事は美波さんには言えずにいた。 そして今日も。 美波:どうしたの? 俺:い、いや!なんでもない! さ!今日もどっか行こ! 美波:うん! pic.twitter.com/ao6gHiTVFn
2018-08-23 23:12:07

part48 けど、その日は全然笑えていなかったらしい。 美波さんが何回も声をかけてくれた。 美波:ねぇ…私と一緒にいるのつまらない? 俺:な、何を言ってんだよ! すげぇ幸せだよ!美波さんとずっと一緒にいたいよ! 美波:だって、笑ってないんだもん… 笑ってない○○さん、初めてだから…😢 pic.twitter.com/Wm5OaB2Wvu
2018-08-23 23:20:06

part49 俺は、美波さんをここまで心配させてしまったのか……。何をしてるんだ俺は。 もっとしっかりしないと。 俺:美波さんごめん… 美波:もう… 俺:ち、違う!! 俺は咄嗟に大声を出してしまった。
2018-08-23 23:20:55