ヤチナツ氏)の「もらい事故と家族の対応」のTLを参考に。
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花びんに水を☘ @chokusenhikaeme

この名文のブログは、「例えば、立ち客が出る程度の電車に座っていたとする。そこへ妊婦が乗ってくる」で始まります。 twitter.com/kwkmcm/status/…

2023-02-26 20:04:30
旧姓かわかみ@4/23All Aboard!!代々木上原けやきホール/電子観艦式2 @kwkmcm

笹松しいたけさん(@s_sasamatsu)による有名な一節「地獄への道は善意で舗装されていて、中央分離帯には線路が敷いてあって、5分に1本千里中央行きの電車が来る」に作曲して無伴奏の男声合唱にしてみました。どうぞご笑覧ください。 pic.twitter.com/hNnMATFjTG

2022-01-03 20:30:10
花びんに水を☘ @chokusenhikaeme

“The road to Hell is paved with good intentions.” マルクスがこれをもじり、「地獄への道は善意で、天国への道は階級闘争とおれのヒゲで舗装されている」と言ったそうですが、本当でしょうかw twitter.com/s_sasamatsu/st…

2023-02-26 20:07:21
笹松しいたけ @s_sasamatsu

「地獄への道は善意で舗装されている」という言葉があるが、これは1900年までの言葉であって、昨今では若者のクルマ離れということもあり、道の真中に高速軌道が敷かれているから、「地獄への道は善意で舗装されていて、中央分離帯には線路が敷いてあって、5分に1本千里中央行きの電車が来る」

2017-09-10 22:59:30
花びんに水を☘ @chokusenhikaeme

「善意」は「共感」に置き換えられます。共感は攻撃性の燃料としても作用して、同胞感情・報復感情を醸成し、残虐行為の前駆になり得ると、ポール・ブルームは『反共感論』("Against Empathy", Harper Collins, 2016)で述べました。 「地獄への道は共感で舗装されている」。 twitter.com/sync_sync/stat…

2023-02-26 20:08:57
sync_sync @sync_sync

笹松しいたけ先生の「地獄への道は善意で舗装されていて、中央分離帯には線路が敷いてあって、5分に1本千里中央行きの電車が来る」の一文は国語の教科書に取り上げられても良い名文だが、その初出エントリの書き出しが「みなさま、よき倫理を!」というのも見逃せない。 sasamatsu.hatenablog.jp/entry/2015/06/…

2021-03-05 01:43:57
花びんに水を☘ @chokusenhikaeme

ヤチナツ氏(@11yc4)の「もらい事故と家族の対応」のTLで焦点となっている①「共感」と②「言語化」についてすこし考えてみます。 ①『反共感論』 ②『会話を哲学する』『認識的不正義』『バッド・ランゲージ』etc. twitter.com/11yc4/status/1… pic.twitter.com/7NIMSF9Agm

2023-02-26 20:12:43
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花びんに水を☘ @chokusenhikaeme

ミラーリングや寄り添うテクなどについては、学びのある集団知が多数よせられていますので。  ここでは、現今のウクライナ戦争やネット炎上に鑑みて、郷党的なバイアスを呼び込みやすい情動的共感と認知的共感との違いについてだけ触れておきます。twitter.com/m_salucoro/sta…

2023-02-26 20:49:55
水谷さるころ/「子どもにキレちゃう夫をなんとかしたい!」発売中 @m_salucoro

これね。大変正直ですね。うちの夫もそうでした。なので「そういう時は大丈夫? まず言って」とやってもらう事にしました。空手の正拳突きと同じように、最初は形からでも、段々とそのうちできるようになります。なぜなら寄り添って共感すると、相手のメンタルが安定し、関係が安定するからです。 twitter.com/syunnkoko/stat…

2023-02-25 07:23:15
花びんに水を☘ @chokusenhikaeme

峻公(@syunnkoko)さんのレスに対して、「貧困な経験を貧困に抽象化する」例とか、総称文草とか、「共感は習慣じゃない」とか様々な反応がありますが、「一体感とか帰属感は好きだからウヨったりする」の文意は、政治的党派擁護とスポーツチーム応援との類似性に敷衍できます。 twitter.com/syunnkoko/stat…

2023-02-26 21:19:10
峻公 @syunnkoko

聞きかじりの言葉で誤魔化して…るけど誤魔化してる自覚すらない。男は共感する習慣がそもそもないし、体得してないから共感行為に喜びも感じない。一体感とか帰属感は好きだからウヨったりするんですが、「すでに自分の物になった女に感情のリソースを割く喜び」を体得してない。これに尽きるんです

2023-02-23 14:44:28
花びんに水を☘ @chokusenhikaeme

情動的共感 : 感情的な同情 認知的共感 : 理性的な同情  偏向していて合理的な判断を誤らせる「バイアス」のある前者をブルームは危ぶみます。  〈特定性〉を重視し〈数的感覚が欠如〉していて〈焦点〉が著しく狭い。  抽象的な集団より、具体的な個人を〈ひいき〉します。youtu.be/lIolyblFadQ?t=…

2023-02-26 22:23:12
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花びんに水を☘ @chokusenhikaeme

心理学で〈身元のわかる犠牲者効果( Identifiable Victim Effect )〉と呼ばれるものです。  トランプ大統領は、反移民の主張をする際、サンフランシスコで不法移民に殺されたと憶測された女性「ケイト」のストーリーを好んで話しました。nbcnews.com/news/us-news/d… @nbcnews

2023-02-26 22:54:42
花びんに水を☘ @chokusenhikaeme

情動的共感から政策を決定すれば、共感を集める特定の集団をひいきした人種差別的な政策を容認しがちです。  共感のスポットライト効果の外側、共感の対象とならない敵や相手集団に対しては、共感はむしろ残虐とも思えるレベルの暴力を引き起こします。

2023-02-26 23:07:11
花びんに水を☘ @chokusenhikaeme

情動的共感によって喚起された暴力行為は、外部から「残虐」や「不当」であると評価されようと、主体的には『正義』であり『善』であり『道徳的』なのです。  「奴らは住民たちを虐殺している」という扇動は、共感への訴えが戦争擁護論としても使えることを示唆します。

2023-02-26 23:18:24
花びんに水を☘ @chokusenhikaeme

情動的共感は〈目をつぶる〉ことを選択肢としてしまい、スポットライトを限定してしまうため、自己満足と不公平を招きます。  twitter.com/pareorogas/sta…

2023-02-26 23:29:16
虫塚虫蔵@迷路'23 @pareorogas

"その結果、彼らは自らに都合よく情報を加工し、ときに捏造しながら、自らが見たいように世界を見るようになる。そこからもたらされたのが、恣意的にねじ曲げられた解釈に基づく陰謀論的な言説の数々だ。"

2023-02-25 19:29:29
花びんに水を☘ @chokusenhikaeme

残虐な人間が共感を欠くわけではありません。ヒトラーもゲーリングもプーチンも犬好きです。 twitter.com/livedoornews/s…

2023-02-26 23:37:46
ライブドアニュース @livedoornews

【芸も披露】秋田犬「ゆめ」、プーチン大統領のインタビューに登場 news.livedoor.com/article/detail… 取材スタッフに吠え始めたゆめ。同氏は、怖がるのも無理はないとしたうえで「私の警護をしているのだ」と述べた。 pic.twitter.com/iVUWFvgXgj

2016-12-15 12:51:19
花びんに水を☘ @chokusenhikaeme

情動的共感が郷党的な偏見を招く理由について、リサ・フェルドマン・バレットは、情動の形成には文化や環境が不可避的に作用するので、必然的に郷党的にならざるを得ず、そのバイアスは、メディアによってさらに増幅されると言います。リベラルでさえ、ネットでの吊し上げに加わるわけです。

2023-02-26 23:49:02
花びんに水を☘ @chokusenhikaeme

ターリ・シャーロットは、ツイッターをネットの扁桃体と呼びます。直感的に理性のフィルターをバイパスして、情動システムを呼び出すからです。  シェリー・タークルは、ネット接続は孤独からの逃避だと言います。twitter.com/pareorogas/sta…

2023-02-26 23:57:48
虫塚虫蔵@迷路'23 @pareorogas

ただし伊藤は、これら議論を踏まえた上で、ひろゆきのスタイルを「自己や社会の複雑さに目を向けることのない、安直で大雑把なものであり、知的な誠実さとは縁遠いもの」と批判し、その上で「ひろゆきが支持されるべきではない理由」を次のように論じた。長くなるが引用しよう。

2023-02-25 19:29:28
花びんに水を☘ @chokusenhikaeme

峻公さんは「共感って疲れるしリソース割かれるし」とレスしましたが、共感が人を疲れさせ有効な手を打てなくするのに対し、思いやりは行動を有効に起こさせられるのよという指摘もありました。  脆弱な自分を支えようとすると、他人を全的人間としてではなく、twitter.com/syunnkoko/stat…

2023-02-27 00:09:22
峻公 @syunnkoko

これはね、俺も男だからわかるけど何で男がこの態度に出るかっていうと「めんどくさいから」これだけなんですよ。共感って疲れるしリソース割かれるし、何より話聞くのが面倒だし自分の時間使いたくないの。そんで大抵の男はそこに無自覚で、言語化もできない。だから「男は論理的だから」とお仕着せの twitter.com/11yc4/status/1…

2023-02-23 14:41:36
花びんに水を☘ @chokusenhikaeme

交換可能な部品として扱い始め、他人を他人として経験できなくなります。  情動的共感に駆り立てられてレスするのではなく、理性的に集合知を考察したことで、峻公さんはアップデートする機会を得たようです。twitter.com/syunnkoko/stat…

2023-02-27 00:23:36
峻公 @syunnkoko

言葉足らずだったな。共感する習慣はある。男同士でしゃべると「それな」の連発だし。でも寄り添ってやる習慣がないんだな。寄り添うのって気恥ずかしいし何か軟弱な気がする。何よりこの手の話は「俺が攻撃されてる気がする」のが一番のネックか。こうやって言語化するのはいいね。自覚が生まれる

2023-02-23 14:59:17
花びんに水を☘ @chokusenhikaeme

②証言的正義 ▪『会話を哲学する』三木那由多, 光文社新書, 22.8.30 ▪『認識的不正義』M・Friher, 佐藤邦政監, 飯塚理恵訳, 勁草書房, 2023.2.20 ▪『バッド・ランゲージ』H・Capplen, J・Dever, 葛谷潤・杉本英太・仲宗根勝仁・中根杏樹・藤川直也訳, 勁草書房, 2022.10.20 twitter.com/Hoikushikaigai… pic.twitter.com/4qvpPXEcLc

2023-02-27 00:52:18
ひよこ@🗺️海外田舎 @Hoikushikaigai1

これ、男女差もあるけどポイントは「言語化」なんじゃないのかな。私は女だけど、言語化して話し合って分かりあうような家庭に育たず、女子グループの中では日常的な言語化と共感ができず、浮いた存在だった。どちらかといえば、男性の「めんどうくさい」の方が、女性の「共感して」より分かる。 twitter.com/syunnkoko/stat…

2023-02-24 20:30:45
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花びんに水を☘ @chokusenhikaeme

第5章、すれ違うコミュニケーション (pp.163-207)  コミュニケーション観は、話者が聞き手に情報を受け渡すバケツリレー式と捉えるか、約束事を形成するものと捉えるかで変わってきます。  どういう約束事が共有されていると認識するかという点で、話者と聞き手との間で齟齬が生じる場合があります。

2023-03-02 00:22:24
花びんに水を☘ @chokusenhikaeme

本当は約束事が共有されていないのに二人とも同じ約束事を共有していると思い込んでしまい、話者は話者の思い浮かべる約束事に、聞き手は聞き手の思い浮かべる約束事に従ってその後の言動を選ぶ、という場合です。二人が形成した気になっていた約束事が微妙にずれていた場合。 pic.twitter.com/hphBpR0hVn

2023-03-02 00:29:40
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花びんに水を☘ @chokusenhikaeme

会話に参加する人たちは、それぞれ自分が思っていた約束事に従って相手を非難したり、約束事を提示し直したりを互いにやりあうことになります。  具体的な約束事に関しては齟齬を来たしつつも、〈約束事が形成されていることにしよう〉という約束事には従って、その齟齬をどうにか調停しようとします

2023-03-02 00:37:57
花びんに水を☘ @chokusenhikaeme

その調停の際には、互いの言い分を確認して中間的な落とし所を探したり、どちらかが一方的に相手の言い分を受け入れ妥協したり、「コミュニケーションになっていなかったんだね」と確認し合うことで、〈約束事が形成されていることにしよう〉という約束事を撤回することに同意するかもしれません。

2023-03-02 00:42:31
花びんに水を☘ @chokusenhikaeme

〈この発言を受け取ることでもって、二人の間には何らかの約束事が形成されたことになる〉という約束事の提案も行うという場合、前者の約束事を「内容レベル」、後者の約束事を「メタレベル」と呼びます。  互いに自分の理解の仕方を開陳し合うやり取りというのは、二人がメタレベルの約束事に従って

2023-03-02 00:47:27
花びんに水を☘ @chokusenhikaeme

内容レベルでのすれ違いを解消し、きちんと約束事を締結することへと方向づけられます。  「正解」というものは決まっておらず、話者と聞き手との間での交渉によって何が「正解」と見なされるのかが相互的に調整されていくという見方です。twitter.com/m_salucoro/sta…

2023-03-02 00:58:18
水谷さるころ/「子どもにキレちゃう夫をなんとかしたい!」発売中 @m_salucoro

寄り添いはできるようになると、長期的に相手からもケアが返ってくるメリットがあります。できないと信頼関係が損なわれて最終的に関係が破綻し、孤独に陥ります。そもそも何のためにペアになったのか。共感して寄り添い、信頼関係を築いた方が結果的には「めんどくさい」事から解放されます。

2023-02-25 07:23:15
花びんに水を☘ @chokusenhikaeme

けれどあるときに、そのコミュニケーションの時点では話者の念頭になかったような事態が起こり、その想定外の事態に対してどう振る舞うのかが約束事に照らして適切なのかという点で、話者と聞き手の間で齟齬が生じます。  聞き手の態度ゆえの話しづらさ。 pic.twitter.com/Oc3E2Yzj0Y

2023-03-02 01:05:48
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花びんに水を☘ @chokusenhikaeme

約束事がなされた時点で話者が想定してさえいなかったような事態が起き、話者と聞き手でその場面への約束事への従い方に関する判断がずれたという状況です。  問題は、このずれに直面したときに、二人がどのように調整し、ずれを解消していくかということなのです。twitter.com/onara_kusamaru…

2023-03-02 01:11:32
りーちゃん @onara_kusamaru

@k_riberfatima @syunnkoko この、自分は共感スキルがない&パートナーがスキルあるタイプで、円満に行くためには、相手に我慢させるより自分がスキルを学ぶ方が上手く行くと思います。 相手に我慢させる場合、漫画のように「もう期待しないと心に決めたのに話してしまった」と毎回失望させる結果となるような気がします。

2023-02-24 16:09:19
花びんに水を☘ @chokusenhikaeme

多くの人(男)にとって、自分が何の疑問も持たずに行っていたコミュニケーションによって生まれた約束事を撤回するのは難しいことです。自分はずっと、その約束事を自明視して行動してきたのに、そうした行動指針の間違いを認めるわけですから。twitter.com/Hoikushikaigai…

2023-03-02 01:24:18
ひよこ@🗺️海外田舎 @Hoikushikaigai1

@nonchim_0613 日本はおしゃべりな男性はダメってイメージもありますよね。男は黙って背中を見せろ、みたいな。女性も奥ゆかしさが好まれるし、「言語化」に消極的な社会だなと思います。イヤイヤ幼児も言語化すると落ち着くし、すごく使えるのですけどね。言語化。

2023-02-25 09:15:32
花びんに水を☘ @chokusenhikaeme

そうした足場の揺らぐような不安を受け入れるのは辛いことです。でも自分の行動指針が揺らぐことよりも、眼の前にいる相手が大事ならそうします。眼の前にいる相手との関係においては、ときに勇気を出してそれを撤回することこそが、何よりも誠実な選択になることがあります。twitter.com/keppangiku/sta…

2023-03-02 01:30:01
たらい @keppangiku

そう!そう!そーう! 私もそう思う! 私も言語化できてなかったけど、ダンナがあまりにも酷いので「一体何が起きてるんだ!?」と彼の中を覗こうとして結果私の中を覗くことになって、私の心の言語化が進んだ。 ダンナ自身の言語化がなかなか進まないのは私や他者を覗こうとしないからだな、きっと。 twitter.com/Hoikushikaigai…

2023-02-25 10:23:04
花びんに水を☘ @chokusenhikaeme

コミュニケーションがすれ違っているとき、話者と聞き手は約束事を再確認したり、互いに自分の方針を示したり、相手の方針を批判したりしながら、自分たちがどういう約束事に従っているのかということについての摺り合わせをし、軌道修正を図ることになります。twitter.com/Hoikushikaigai…

2023-03-02 01:35:11
ひよこ@🗺️海外田舎 @Hoikushikaigai1

日本では子供がNOと言えば「目上(歳上)に逆らうな」と片付けられることが多い。保育園や学校で喧嘩すると、日本では「ゴメンで両成敗」が多い。同じ場面で、海外は「言葉で言いなさい」と指導し、大人はたどたどしい言葉を拾って「~したかったんだね?」と言語化して、子供はそれを真似て、次からは

2023-02-24 20:39:33
花びんに水を☘ @chokusenhikaeme

話者と聞き手の相互調整で方針を決めていくというのは、両者の間に極端な力の差があった場合には、どのように方針が決まるかに関して一方が圧倒的に有利になる可能性がある、ということでもあります。twitter.com/Hoikushikaigai…

2023-03-02 01:38:15
ひよこ@🗺️海外田舎 @Hoikushikaigai1

手を出すよりも「自分はこうしたい」と言って相手に分かってもらおうとする。バ○やア○という言葉で罵るのも禁止。相手にイライラする気持ちも「自分は~が嫌だから辞めて欲しい」と伝える。周りも言語化できていれば、それが自分だけの身勝手な要求だったり、相手も気づいてなかったとか、

2023-02-24 20:43:10
花びんに水を☘ @chokusenhikaeme

コミュニケーションでうまく約束事が形成されていないということがあらわになり、それに関して相互調整も試みたものの、結局その調整に失敗し、いずれの人も譲らなかった場合に何が起こるでしょうか。twitter.com/Hoikushikaigai…

2023-03-02 01:42:05
ひよこ@🗺️海外田舎 @Hoikushikaigai1

相手も止めたいけど止められない事情があるとかが分かり、皆で言語化すれば、じゃあこうしたらいいんじゃない?と折衷案が出せる子も出てくる。 モラハラとかいじめとか人種差別とか、結局全部「言語化」問題だと思うのね。元夫はモラハラだったけど、海外育ちでも親からDVを受けて言語化できない環境

2023-02-24 20:46:00
花びんに水を☘ @chokusenhikaeme

「コミュニケーションができなかった」で終わることも多いですが、〈それで終わらない場合〉もあります。  人はときにその会話に直接には参加していない人々に向けて、そこでどのようなコミュニケーションがなされたのかを自分の視点から語り、twitter.com/Hoikushikaigai…

2023-03-02 01:54:41
ひよこ@🗺️海外田舎 @Hoikushikaigai1

で育ち、おしゃべりだったけど、自分の気持ちの言語化や共感は苦手だった。男児は世界共通、話すのが苦手だし、発達障害や愛着障害の特性でもあるけれど、そういう障害がなければ、男性であっても言語化やコミュ力は幼児期からの訓練で、ある程度は伸ばせると思う。

2023-02-24 20:49:50
花びんに水を☘ @chokusenhikaeme

どの参加者が想定している約束事を実際にあったものと見なすかということを、いわば外側から固めていくことがあります。  当人同士の摺り合わせを抜きにして、どういった約束事が形成されたのかを決定しようとする場合です。  フリッカーは、社会的マイノリティはtwitter.com/nonchim_0613/s…

2023-03-02 02:03:51
ponz🐱⚔️* ᵐᵉᵉᵗ ᴬᵍᵘˢᵗ ᴰ ⁱⁿ ˢᵘᵐᵐᵉʳ @nonchim_0613

私もジェンダー論をテーマに卒論書きましたが、言語化能力にヒントがあると思いコミュニケーションに着目して論理を展開させました。不当な差別を受けることが少ない&有害な男らしさによって抑圧されるため、自らの思いや経験を語る機会が少ない。よって言語化能力が低下する、との見立てです。 twitter.com/Hoikushikaigai…

2023-02-25 02:22:20
花びんに水を☘ @chokusenhikaeme

そのマイノリティ性ゆえに、同じ条件のもとでは知識の主体としての能力をマジョリティに比べて疑われやすくなる傾向があるといいます。(「証言的不正義」)  人はしばしば周囲の人達に自分たちのコミュニケーションがどのようなものであったかを語り、外側から約束事を確認させようとします。

2023-03-02 02:13:37
花びんに水を☘ @chokusenhikaeme

その際、一方がその社会においてマイノリティに当たるなら、それはその人にとって不利に働くことが多いと考えられます。  コミュニケーションがすれ違った場合の摺り合わせは、当事者同士の間で済ませる場合にも、周囲の人間への訴えかけがなされる場合にも、会話参加者同士の力関係や社会的位置に

2023-03-02 03:10:40
花びんに水を☘ @chokusenhikaeme

影響されることになります。力が弱い者は当事者同士の交渉で不利になるし、社会的マイノリティは周囲への訴えかけで不利になるでしょう。  コミニュケーションによってつくられた約束事を一方にとって都合のいいように捻じ曲げてしまうコミュニケーション的暴力を、「意味の占有」と呼びます。

2023-03-02 03:14:53
花びんに水を☘ @chokusenhikaeme

発話がどのような意味を持っているのかの決定権を独り占めし、相手が口出しできないようにしたうえで、自分の都合の良いように捻じ曲げた約束事に相手を服従させます。  意味の占有は周囲に高い地位の人がいればいるほど、そして利用できる社会制度が多ければ多いほど実行しやすくなります。

2023-03-02 03:21:14
花びんに水を☘ @chokusenhikaeme

(p.207) 誰かの差別の訴えとされるものが、あなたにはどうも要領を得ない、不合理な発言に感じられるとき、その訴えが意味の占有によって捻じ曲げられてしまっている可能性、そしてあなた自身が意味の占有者による働きかけの対象として利用されている可能性を意識するようにすることが大切です。 pic.twitter.com/gTCPYIn2Nd

2023-03-02 03:27:06
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花びんに水を☘ @chokusenhikaeme

(フリッカー, 前掲書, p.ⅵ)  シュクラーが指摘するように、哲学は正義について雄弁に語るが、不正義に対してほとんど何も語らない。正義に焦点を当てることで、正義が常態であり、不正義は不幸な逸脱であるという印象が生まれる。  だが不正義が常態である場合がある。 pic.twitter.com/QQK6UXIuHZ

2023-03-02 13:13:14
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花びんに水を☘ @chokusenhikaeme

(p.1- ) 本書は、際立って認識的な種類の不正義が存在するという考えについて探究する。  証言的不正義 ( testimonial injustice ) が生じるのは、聞き手が、偏見のせいで話し手の言葉に与える信用性 ( credibility ) を過度に低くしてしまう時である。

2023-03-02 13:31:41
花びんに水を☘ @chokusenhikaeme

解釈的不正義 ( hermeneutical injustice ) が生じるのは、人々が自分たちの社会的経験を意味づける際に、集団的な解釈資源にあるギャップのせいで不公正な仕方で不利に立場に立たされてしまう時である。  証言的不正義の一例は、警官が特定の人々を、その人々が黒人であるがゆえに信じない場合だろう

2023-03-02 13:37:17
花びんに水を☘ @chokusenhikaeme

解釈的不正義の一例は、セクハラという、必要不可欠な概念がまだ存在しない文化において人々がハラスメントに苦しんでいる場合だろう。  証言的不正義は信用性の調整における偏見によって引き起こされ、解釈的不正義は集団的な解釈資源の調整における構造的偏見によって引き起こされるといえる。 pic.twitter.com/BEg2455aXw

2023-03-02 13:42:04
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花びんに水を☘ @chokusenhikaeme

これから議論される倫理的特徴は、認識的な相互交流における社会的な力( social power )の作用から生じるため、その特徴を明らかにすることは、認識実践の政治性( politics )を明るみに出すことでもある。 (p.3) 理性というカテゴリーそのものへの懐疑、および、理性を権力( power )作用に還元しよう

2023-03-02 13:51:43
花びんに水を☘ @chokusenhikaeme

とする傾向は、「権力は、合理的主体としての私たちが取る行動にどのように影響を及ぼしているのか」という、私たちがまさに問うべき問題を実際には先回りして封じてしまう。そのせいで、私たちが理由に基づいて思考することと、単に権力関係が私たちの思考に作用しているにすぎないこととの区別が

2023-03-02 13:55:15
花びんに水を☘ @chokusenhikaeme

消え去る、あるいは、少なくともその区別が見えにくくなる。 (p.4) 私たち人間の従事する実践を社会的に位置づけられたものとして説明するということは、〈認識実践への〉参加者を社会的な力関係を捨象して捉えるのではなく、他者との相互の力関係のうちにあり、社会的タイプとして行動する人々として

2023-03-02 14:00:19
花びんに水を☘ @chokusenhikaeme

捉える、ということである。 (p.5) 権力とは他者の行為をコントロールする、社会的に位置づけられた能力のことである。  アイデンティティの力( identity power )とは、特定の権力作用に巻き込まれている人々の社会的アイデンティティについての、社会的イメージ上で共有された見方に直接依存して

2023-03-02 14:05:15
花びんに水を☘ @chokusenhikaeme

いる社会的な力の形態の一つである。  他者のことを社会的タイプゆえに偏見の目で見てしまうことを、アイデンティティに対する偏見( identity prejudice )とすると、アイデンティティに対する偏見のせいで生じる、信用性の不足として、証言的不正義は定義される。

2023-03-02 14:11:09
花びんに水を☘ @chokusenhikaeme

(p.6) 日常の場面で偏見が入り込む時には、偏見的ステレオタイプが認識的に負荷のある( epistemically loaded )社会的知覚を歪めるという仕方で入り込む。  どのような認識的不正義も、知識の主体( subject of knowledge )として〈人々の〉もつ能力に関して不正を犯すことであり、したがって、

2023-03-02 14:19:52
花びんに水を☘ @chokusenhikaeme

人間の価値にとって本質的な能力に関して不正を犯すことである。  証言的不正義は、聞き手が情報提供者( informant )としての話し手が持つ能力に関してその話し手に対して不正を犯す、というものだ。この不正で人々が被る一次被害( primary harm )は本質的な不正義であると主張したい。

2023-03-02 14:26:16
花びんに水を☘ @chokusenhikaeme

この害が深刻になると、〈被害者の〉十全な自己発達を阻害することがあり、その被害者は、文字通り本当の自分( who they are )になるのを妨げられるだろう。 (p.7) 個人としては偏見に満ちた信念を持っていなくても、私たちがそこで話し手の信用性判断を行わなくてはならない社会の雰囲気には、

2023-03-02 14:31:44
花びんに水を☘ @chokusenhikaeme

信用性判断を狂わす恐れのある多くの偏見があちらこちらに否応なく散らばっている。  有徳な聞き手とは、第一義的には、信用性判断における偏見の影響を信頼性の高い仕方で修正することに成功する人のことを意味するのでなければならない。twitter.com/chokusenhikaem…

2023-03-02 14:35:33
花びんに水を☘ @chokusenhikaeme

(折々のことば・2660)  共通世界がそもそも存在するのは、その遠近法が多様である場合だけだ。  世界は、相互に隔離された〈私〉の視点や、社会の画一的な視点からしか見られなくなると、バラバラになって崩壊する。asahi.com/articles/DA3S1…

2023-03-01 14:29:59