戦後完成のM丙型未成船
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天翔 @Tensyofleet

陸軍特殊船M丙型未成船、ときつ丸。M丙型は本来熊野丸のように飛行甲板を持つが、持たないM甲型相当に変更されたものの、進水を待たずして工事中止となって終戦を迎えている。戦後工事を再開し、1947(昭和22)年6月に貨客船として竣工した。 pic.twitter.com/aXGn63culL

2022-02-05 21:32:04
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天翔 @Tensyofleet

旅客1等55名3等1,342名、9,553総トンの本船の主機関は、戦標甲50型1号蒸気タービン2基である。本来計1万馬力の出力を持つ筈だが、計画で2,700馬力と著しく低くなっている。主缶は熊野丸と同じであれば戦標改21号水管缶3基の筈だが、減らされていたのかもしれない。 pic.twitter.com/2tfOVpu0SL

2022-02-05 21:40:36
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天翔 @Tensyofleet

本船の寿命は短く、朝鮮特需真っ最中の1951(昭和26)年に解体されている。船舶明細書の数字を信じるなら、速力12ノットで燃料消費が日量70トン(石油?)と非常に悪く、かなり不経済な船であったようだ。 pic.twitter.com/45mRcMAoTO

2022-02-05 21:47:41
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天翔 @Tensyofleet

日立の記録では、1947(昭和22)年6月30日竣工で4,500馬力、試運転速力12.1ノット。その後貨客船に改造着工47年10月、完成同12月となっている。

2022-02-05 21:50:46
天翔 @Tensyofleet

伝聞ながら、ときつ丸を見学した記録が残っている。 cruise-ferry.main.jp/%e5%90%8d%e8%8… pic.twitter.com/7msOGCgc5I

2022-02-05 21:53:56
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天翔 @Tensyofleet

甲型の摩耶山丸の図面(省略あり)。ときつ丸は船首の上甲板が1層高くなって、船首楼甲板と同レベルになっているが、3等の大部屋は元設計の兵員用の部屋を当てたのだろう。全通していた筈の舟艇搭載用の中甲板はどうなっていたのだろうか。 twitter.com/Tensyofleet/st…

2022-02-05 22:09:00
天翔 @Tensyofleet

JACAR(アジア歴史資料センター)Ref.C14020235500より、一般配置図其の1。陸軍特殊船麻耶山丸の一般配置図。9枚を切った貼ったしているのでズレなどはご容赦。 pic.twitter.com/GPDGXUqxYv

2016-03-19 15:13:30